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二度目の帰還
密会とお知らせ
しおりを挟む*菊花視点*
『ゆかりの1歳の誕生日、おめでとうございます』
『ありがとう』
今日は、志乃様とルーファスの子─ゆかりの1歳の誕生日。下界では、志乃様の両親と弟の朋樹がお祝いにやって来て楽しそうに騒いでいる。
そして、私は千代様と一緒にお祝いを兼ねてお酒を呑んでいた─ところに、アイリーン様がやって来た。
どうやら、お祝いを言いに来たようだけれど──
『こっちの世界ででも、アレサンドルやバーミリオン達にも子が生まれたから……一度、志乃やルーファスと子達を会わせてあげられないか?と思って…千代様に相談しに来たのですが……』
ーおぉ…アイリーン様、たまには良い事を言いますね?ー
『そうね……それは……素敵な提案ね?』
『っ!なら、志乃達を────』
『勿論、こちら側からは、行かせないわよ。』
『──え?』
ニッコリ微笑む千代様とは対象的に、アイリーン様の顔は引き攣っている。
『そっちが志乃にした事…忘れた訳ではないわよね?無かった事、赦された─とも思ってはないわよね?なのに、私が、志乃をそっちに送るとでも……思って無いわよね?』
『も……勿論です!』
ーいや、アイリーン様、滅茶苦茶思ってましたよね!?ー
『なら…良かったわ。アイリーンの準備が整ったら、いつでもアレサンドル達をこちら側に受け入れてあげるから、声を掛けてちょうだい。』
『分かり…ました…』
と、アイリーン様は向こうの世界へと還って行った。
アイリーン様は、まだまだ若い女神で、神力もまだまだ大きくは無い為、一度に数人を世界を超えて転移させるのは……正直、不可能だ。否、可能ではあるけれど、その場合──また数年程、眠りに就いてしまうのだ。
そんな事になれば、また千代様が……キレる。
また彼らに会える─となれば、きっと志乃様もルーファスも喜ぶだろうけど………まだ暫くの間は無理だろう。
ーアイリーン様……志乃様の為にも頑張って下さいー
❋❋❋❋❋
再会する話を─と言うリクエストをいただいたので、その返答を兼ねたお話です。アイリーンの頑張り次第で再会できるかも!?です(笑)
ʷʷ((´艸`*))
可能になった場合は【置き場】にシレッと投稿します。
..._〆(゚▽゚*)
【置き場】に、菊花と深影の話を投稿しました。良ければ、覗いてみて下さい。
これにて、こちらは完結とさせていただきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
ꕤ.(⑉˙ᗜ˙⑉).ꕤ
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