49 / 51
49 アルギュロス
しおりを挟む
お茶の時間が終わると、ハルさんと一緒に裏庭にある薬草を育てているスペースへとやって来た。薬師のハルさんのお手伝いをしているのだ。
勿論、薬草の事などは全く分からないから、先ずは薬草の名前を覚えたり、ポーション作りの簡単な作業のお手伝いをしている。
当たり前だけど、日本では理数系だったけど、この世界では殆ど通用しない。
今日も実物を見ながら薬草の説明を聞いていると、側で日向ぼっこをしていたネージュさんが『帰って来たな』と呟いた。「誰が?」と思いながら辺りを見回すと─
「あ、セオ君……と………ハルさん!?」
「ん?」
何故か、セオ君の横には……ハルさんそっくりの美少女が居て、更にその美少女の足元には黒色のモフモフが居た。
「あ、セオおかえりなさい。ヴィー、どうしてここに?」
「あ、お母様!」
“ヴィー”、“お母様”─と言う事は……セオ君の妹!?
シルバーブロントのフワフワの髪に、水色の瞳。ハルさんにそっくりだ。そのヴィーさんがハルさんに抱きつき、黒色のモフモフも嬉しそうに、ハルさんの足にスリスリと頬を寄せている。
「ブルーナ、ただいま。」
「あ、セオ君、おかえりなさい。えっと…妹さん?」
「うん、そう。妹のヴィオラと、ヴィオラと名を交わしているネロだ。」
“ネロ”─ネージュさんとノアさんの子供で、フェンリルだったよね!?
「あ、貴方がお兄様の婚約者のブルーナ様!?私、ヴィオラ=マーレンと言います。」
「はい。私はブルーナ=リスタリアと言います。宜しくお願いします。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。ただ、私、隣国に嫁いでいるから、普段はあまりここには帰って来れないんですけどね。」
何でも、ヴィオラさんは、隣国の王太子に嫁いで行った、ウォーランド王国の王女様付きの侍女をしていて、ヴィオラさん自身も、隣国の騎士団長と結婚しているそうだ。
兄のセオ君に婚約者ができたと言う事で、仕事が休みの今日、私に会いに来てくれたそうだ。旦那様であるシリウスさんは、どうしても休みが合わず来れなかったそうで、また改めて連れて来ますと言われた。
『私、ネロなの。ブルーナ、よろしくなの!』
と、尻尾をフリフリさせているのはフェンリルのネロさん。黒色の綺麗な毛並みのモフモフ。正直、可愛いしかない。
「ん?」
そこで、私の視界に入って来たのがシルヴィ。勿論、ハルさんが居るから、ピンッとした背筋のお座りなのだけど、尻尾が少しだけユラユラとしていて、その視線は真っ直ぐにネロさんに向けられている。
ーあれ?シルヴィにも……春が来た?ー
『ん?魔獣なの?』
ネロさんがシルヴィに気付き、トコトコとシルヴィに近寄っていく。ネロさんがシルヴィに近寄るほど、シルヴィの尻尾が更にユラユラと揺れる。
ーシルヴィにも、可愛らしいところがあったんだなぁー
そんな2頭のやり取りをニコニコと見ていると
「俺の方を見て欲しいんだけど?」
「───っ!?」
セオ君にグイッ─と腰を引き寄せられ、耳元で色気たっぷりに呟かれた。
「うーん……もっと俺を見てもらえるように頑張らないと駄目なのか……」
「えっ?ちがっ─見てるから!大丈夫!そんなに頑張らなくても大丈夫!」
「そう?」
くくっ─と、楽しそうに笑ってから、私の頭に軽くキスをするセオ君は……やっぱり甘かった。
「お母様……お兄様って……」
「うん。ディ─お父様に近いかもしれないね?」
「“近い”じゃなくて、同じだよね?」
「「……………」」
“溺愛”
ハルを溺愛するエディオルを見て育ったセオドアは、母の苦労を一番理解して、時には母を助ける事もあった。ただ、逆に、その溺愛が普通だった環境で育って来たとも言える。と言う事は、ある意味、溺愛に抵抗が無い─言う事だ。
「えっと……お兄様に、“ほどほどに”と……言わないとね……」
「うーん……分かってくれるかなぁ?」
ー無理だよねー
ハルとヴィオラは心の中でソッと呟き、セオドアとブルーナの2人を見つめた。
******
「俺の名はセオドア=カルザイン。お前の名は─“アルギュロス”」
それから、セオ君とシルヴィ改め─アルギュロスは、ハルさんを介して無事に名を交わす事ができた。
「小さい頃から、魔獣と名を交わす事に憧れがあったんだ。」
エディオルさんもハルさんもヴィオラさんも魔獣と名を交わしていて、自分だけが交わしていないと言う事が、ずっとコンプレックス?みたいなものになっていたそうだ。
魔獣と名を交わすと言う事事態が稀で、コンプレックスに感じる必要は無いと解っていても、どうしても劣等感を抱いてしまっていたそうだ。
『“アルギュロス”とは、何とも雄らしい名前だな!ありがとう、セオ!あ、シルヴィと言う名も、気に入ってはいたからな?』
「……ありがとう……」
何故か、セオ君と名を交わした後、ハルさんと手を繋いでいなくても、シル─アルギュロスと会話ができるようになった。名を交わしたセオ君の番だからでは?と言う事らしい。そうして、会話できるようになって分かった事は、アルギュロスの中でのトップがハルさんで、次いでセオ君。私は、その下と言う事だった。
❋“置き場”に、アルギュロス視点のお話を投稿しました。時間がある時にでも覗いてみて下さい❋
ꕤᴗ ᴗ)⁾⁾♡
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
(*゚∀゚人゚∀゚*)♪
勿論、薬草の事などは全く分からないから、先ずは薬草の名前を覚えたり、ポーション作りの簡単な作業のお手伝いをしている。
当たり前だけど、日本では理数系だったけど、この世界では殆ど通用しない。
今日も実物を見ながら薬草の説明を聞いていると、側で日向ぼっこをしていたネージュさんが『帰って来たな』と呟いた。「誰が?」と思いながら辺りを見回すと─
「あ、セオ君……と………ハルさん!?」
「ん?」
何故か、セオ君の横には……ハルさんそっくりの美少女が居て、更にその美少女の足元には黒色のモフモフが居た。
「あ、セオおかえりなさい。ヴィー、どうしてここに?」
「あ、お母様!」
“ヴィー”、“お母様”─と言う事は……セオ君の妹!?
シルバーブロントのフワフワの髪に、水色の瞳。ハルさんにそっくりだ。そのヴィーさんがハルさんに抱きつき、黒色のモフモフも嬉しそうに、ハルさんの足にスリスリと頬を寄せている。
「ブルーナ、ただいま。」
「あ、セオ君、おかえりなさい。えっと…妹さん?」
「うん、そう。妹のヴィオラと、ヴィオラと名を交わしているネロだ。」
“ネロ”─ネージュさんとノアさんの子供で、フェンリルだったよね!?
「あ、貴方がお兄様の婚約者のブルーナ様!?私、ヴィオラ=マーレンと言います。」
「はい。私はブルーナ=リスタリアと言います。宜しくお願いします。」
「こちらこそ、宜しくお願いします。ただ、私、隣国に嫁いでいるから、普段はあまりここには帰って来れないんですけどね。」
何でも、ヴィオラさんは、隣国の王太子に嫁いで行った、ウォーランド王国の王女様付きの侍女をしていて、ヴィオラさん自身も、隣国の騎士団長と結婚しているそうだ。
兄のセオ君に婚約者ができたと言う事で、仕事が休みの今日、私に会いに来てくれたそうだ。旦那様であるシリウスさんは、どうしても休みが合わず来れなかったそうで、また改めて連れて来ますと言われた。
『私、ネロなの。ブルーナ、よろしくなの!』
と、尻尾をフリフリさせているのはフェンリルのネロさん。黒色の綺麗な毛並みのモフモフ。正直、可愛いしかない。
「ん?」
そこで、私の視界に入って来たのがシルヴィ。勿論、ハルさんが居るから、ピンッとした背筋のお座りなのだけど、尻尾が少しだけユラユラとしていて、その視線は真っ直ぐにネロさんに向けられている。
ーあれ?シルヴィにも……春が来た?ー
『ん?魔獣なの?』
ネロさんがシルヴィに気付き、トコトコとシルヴィに近寄っていく。ネロさんがシルヴィに近寄るほど、シルヴィの尻尾が更にユラユラと揺れる。
ーシルヴィにも、可愛らしいところがあったんだなぁー
そんな2頭のやり取りをニコニコと見ていると
「俺の方を見て欲しいんだけど?」
「───っ!?」
セオ君にグイッ─と腰を引き寄せられ、耳元で色気たっぷりに呟かれた。
「うーん……もっと俺を見てもらえるように頑張らないと駄目なのか……」
「えっ?ちがっ─見てるから!大丈夫!そんなに頑張らなくても大丈夫!」
「そう?」
くくっ─と、楽しそうに笑ってから、私の頭に軽くキスをするセオ君は……やっぱり甘かった。
「お母様……お兄様って……」
「うん。ディ─お父様に近いかもしれないね?」
「“近い”じゃなくて、同じだよね?」
「「……………」」
“溺愛”
ハルを溺愛するエディオルを見て育ったセオドアは、母の苦労を一番理解して、時には母を助ける事もあった。ただ、逆に、その溺愛が普通だった環境で育って来たとも言える。と言う事は、ある意味、溺愛に抵抗が無い─言う事だ。
「えっと……お兄様に、“ほどほどに”と……言わないとね……」
「うーん……分かってくれるかなぁ?」
ー無理だよねー
ハルとヴィオラは心の中でソッと呟き、セオドアとブルーナの2人を見つめた。
******
「俺の名はセオドア=カルザイン。お前の名は─“アルギュロス”」
それから、セオ君とシルヴィ改め─アルギュロスは、ハルさんを介して無事に名を交わす事ができた。
「小さい頃から、魔獣と名を交わす事に憧れがあったんだ。」
エディオルさんもハルさんもヴィオラさんも魔獣と名を交わしていて、自分だけが交わしていないと言う事が、ずっとコンプレックス?みたいなものになっていたそうだ。
魔獣と名を交わすと言う事事態が稀で、コンプレックスに感じる必要は無いと解っていても、どうしても劣等感を抱いてしまっていたそうだ。
『“アルギュロス”とは、何とも雄らしい名前だな!ありがとう、セオ!あ、シルヴィと言う名も、気に入ってはいたからな?』
「……ありがとう……」
何故か、セオ君と名を交わした後、ハルさんと手を繋いでいなくても、シル─アルギュロスと会話ができるようになった。名を交わしたセオ君の番だからでは?と言う事らしい。そうして、会話できるようになって分かった事は、アルギュロスの中でのトップがハルさんで、次いでセオ君。私は、その下と言う事だった。
❋“置き場”に、アルギュロス視点のお話を投稿しました。時間がある時にでも覗いてみて下さい❋
ꕤᴗ ᴗ)⁾⁾♡
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
(*゚∀゚人゚∀゚*)♪
61
お気に入りに追加
786
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
王太子殿下から逃げようとしたら、もふもふ誘拐罪で逮捕されて軟禁されました!!
屋月 トム伽
恋愛
ルティナス王国の王太子殿下ヴォルフラム・ルティナス王子。銀髪に、王族には珍しい緋色の瞳を持つ彼は、容姿端麗、魔法も使える誰もが結婚したいと思える殿下。
そのヴォルフラム殿下の婚約者は、聖女と決まっていた。そして、聖女であったセリア・ブランディア伯爵令嬢が、婚約者と決められた。
それなのに、数ヶ月前から、セリアの聖女の力が不安定になっていった。そして、妹のルチアに聖女の力が顕現し始めた。
その頃から、ヴォルフラム殿下がルチアに近づき始めた。そんなある日、セリアはルチアにバルコニーから突き落とされた。
突き落とされて目覚めた時には、セリアの身体に小さな狼がいた。毛並みの良さから、逃走資金に銀色の毛を売ろうと考えていると、ヴォルフラム殿下に見つかってしまい、もふもふ誘拐罪で捕まってしまった。
その時から、ヴォルフラム殿下の離宮に軟禁されて、もふもふ誘拐罪の償いとして、聖獣様のお世話をすることになるが……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】溺愛してくれる夫と離婚なんてしたくない!〜離婚を仕向けるために義父様の配下が私に呪いをかけてきたようですが、治癒魔法で解呪します〜
よどら文鳥
恋愛
公爵家に嫁いだものの、なかなか子供が授からないミリア。
王族にとって子孫ができないことは死活問題だった。
そのため、旦那であるベイルハルトの両親からは離婚するよう圧がかかる。
ミリアもベイルハルトも離れ離れになりたくはなかった。
ミリアは治癒魔法の会得を試みて子供が授かる身体になることを決意した。
だが、治癒魔法は禁呪とも言われ、会得する前に死んでしまうことがほとんどだ。
それでもミリアはベイルハルトとずっと一緒にいたいがために治癒魔法を会得することに。
一方、ミリアに子供が授からないように呪いをかけた魔導師と、その黒幕はミリアが治癒魔法を会得しようとしていることを知って……?
※はじめてのショートショート投稿で、全7話完結です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
侯爵令嬢セリーナ・マクギリウスは冷徹な鬼公爵に溺愛される。 わたくしが古の大聖女の生まれ変わり? そんなの聞いてません!!
友坂 悠
恋愛
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
義姉でも妻になれますか? 第一王子の婚約者として育てられたのに、候補から外されました
甘い秋空
恋愛
第一王子の婚約者として育てられ、同級生の第二王子のお義姉様だったのに、候補から外されました! え? 私、今度は第二王子の義妹ちゃんになったのですか! ひと風呂浴びてスッキリしたら…… (全4巻で完結します。サービスショットがあるため、R15にさせていただきました。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる