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48 シルヴィの願い
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ウォーランド王国パルヴァン辺境地にやって来てから1週間。エディオルさんとセオ君は、3日前から仕事復帰し、毎日魔法陣を使って登城している。
日中の私は、この世界やウォーランド王国について、ハルさん付きの侍女のルディさんに色々と教えてもらっている。
ハルさんは?と言うと、私の為にパルヴァンに居てくれているが、薬師として、毎日ポーション作りやポーションの研究をしていて、お昼過ぎ迄会える事は殆どなかった。それでも、ティータイムの時には必ず一緒に過ごしてくれて、その時にはセオ君の事を色々話してくれた。
一番驚いたのは、セオ君に今迄彼女と言う存在が1人も居なかったと言う事だった。
父親のエディオルさんとは違い、男女分け隔てなく笑顔で対応する為、モテない事は無いのだけど、擦り寄って来る令嬢が居ても、うまく笑顔で躱してキッチリ距離を取って行動していたそうだ。
「エディオル様の場合は、“氷の騎士”なんて呼ばれていて、秋波を飛ばして来る令嬢方にも氷の視線を向けてましたけどね。」
と言ったのはリディさん。
ー想像できるー
「ただ、ハル様には笑顔か微笑みか蕩けた目しか向けないので、私達には“氷の騎士”の意味が全く分かりませんでしたけどね。」
と言ったのはルナさん。
ー想像できるし、実際目の当たりにしたよねー
「ハル様はハル様で天然で可愛さを振りまくから、エディオル様も大変でしたけどね。」
ーそれも想像できるなぁ…無自覚にエディオルさんを煽って、自分がダメージ受ける…みたいな?ー
「ルナさん!リディさん!わっ…私の事はいいんです!」
真っ赤な顔でむぅっ─と怒ってる?ハルさんは、可愛いしかない。ルナさんとリディさんと私の3人は、そんなハルさんをニコニコしながら見ていた。
「ん?」
その時、ハルさんが何かに反応したかと思うと、そこにはネージュさんとシルヴィが居た。
シルヴィはパルヴァンに来てから、邸の奥にあるパルヴァンの森で過ごす事が多い。何でも、魔素がたくさんあり、魔獣にとっては居心地が良いらしい。この1週間で、更に15年前の状態よりも良くなったそうだ。
ハルさんが、テーブルの上にある私の手に、手を重ねてくれた。
『ハル様、こんにちは。』
「シルヴィ、こんにちは。すっかり元気になったね。」
『はい。お陰様で、本来の自分以上になりました。本当に、ありがとうございます。』
「ふふっ。シルヴィは、本当にお利口さんだよね」
と、ハルさんがシルヴィの頭をワシャワシャと撫で回す。その時のシルヴィは、やっぱり背筋を綺麗にピンッと伸ばして微動だにしないけど、目だけはとても嬉しそうに細められている。
そんなシルヴィの様子を、私とネージュさんは笑うのを我慢しながら見ている。
そう。シルヴィは、色んな意味でハルさんには弱いのだ。
シルヴィの姿勢や態度や言葉遣いがやたら良いのは、同じ魔獣でも別格のフェンリルが居るからだと思っていたけど、実は……シルヴィにとって、ハルさんが一番ヤバい存在らしく、危機感や嫌悪感は全く無いのだけど、本能が反応してしまい、ハルさんの近くに来ると自然と“借りてきた猫”状態になってしまうらしい。
『何とも面白い…可愛らしいハティだろう?』
と、ニヤッ─と笑いながらネージュさんが教えてくれた。
『あの…ハル様。少し相談したい事があるのですが……』
「ん?何?」
シルヴィは、私をチラッと一瞥した後、またハルさんに視線を戻した。
『俺は……セオドアと名を交わしたいと思ってます。』
******
魔獣ハティは、そこそこ…結構なレベルの魔獣らしい。そのハティであるシルヴィが、セオ君と名を交わしたい─と言う事は、セオ君の魔力も相当なモノだと言う事。チートな魔法使いのハルさんの子供だからだろうか?
兎に角、人間と魔獣が名を交わすと言う事は、本来なら滅多に行われる事は無い筈なんだけど、ハルさんが居れば、お互いの魔力の相性が合えば可能になってしまうのだ。ハルさんを介せば言葉を交わせる事ができるから。
ーハルさんが凄過ぎるー
シルヴィが、セオ君と名を交わしたい─と言ったら、ハルさんは「セオがその願いを受け入れて、お互いの魔力の相性が良かったら、私が喜んで手伝うよ?」と笑顔で答えた。
『俺がセオドアと名を交わせれば、ブルーナ、お前の事も、俺が護ってやるからな?』
「──え?」
『俺はセオドア本人とセオドアの魔力を気に入っている。そのセオドアの番はブルーナ、お前だろう?なら、俺がこれからも、ブルーナを護ってやるからな。』
「シルヴィ……ありがとう。」
ギュッと、シルヴィの首に抱きついてお礼を言うと、尻尾がユラユラと揺れていた。
ハルさんに対しては微動だにしない、その尻尾。
本当に、シルヴィはハルさんには敵わないんだなぁ─と思った事は、シルヴィには内緒にしておこう。
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
( *¯ ꒳¯*).。.:*ෆ
日中の私は、この世界やウォーランド王国について、ハルさん付きの侍女のルディさんに色々と教えてもらっている。
ハルさんは?と言うと、私の為にパルヴァンに居てくれているが、薬師として、毎日ポーション作りやポーションの研究をしていて、お昼過ぎ迄会える事は殆どなかった。それでも、ティータイムの時には必ず一緒に過ごしてくれて、その時にはセオ君の事を色々話してくれた。
一番驚いたのは、セオ君に今迄彼女と言う存在が1人も居なかったと言う事だった。
父親のエディオルさんとは違い、男女分け隔てなく笑顔で対応する為、モテない事は無いのだけど、擦り寄って来る令嬢が居ても、うまく笑顔で躱してキッチリ距離を取って行動していたそうだ。
「エディオル様の場合は、“氷の騎士”なんて呼ばれていて、秋波を飛ばして来る令嬢方にも氷の視線を向けてましたけどね。」
と言ったのはリディさん。
ー想像できるー
「ただ、ハル様には笑顔か微笑みか蕩けた目しか向けないので、私達には“氷の騎士”の意味が全く分かりませんでしたけどね。」
と言ったのはルナさん。
ー想像できるし、実際目の当たりにしたよねー
「ハル様はハル様で天然で可愛さを振りまくから、エディオル様も大変でしたけどね。」
ーそれも想像できるなぁ…無自覚にエディオルさんを煽って、自分がダメージ受ける…みたいな?ー
「ルナさん!リディさん!わっ…私の事はいいんです!」
真っ赤な顔でむぅっ─と怒ってる?ハルさんは、可愛いしかない。ルナさんとリディさんと私の3人は、そんなハルさんをニコニコしながら見ていた。
「ん?」
その時、ハルさんが何かに反応したかと思うと、そこにはネージュさんとシルヴィが居た。
シルヴィはパルヴァンに来てから、邸の奥にあるパルヴァンの森で過ごす事が多い。何でも、魔素がたくさんあり、魔獣にとっては居心地が良いらしい。この1週間で、更に15年前の状態よりも良くなったそうだ。
ハルさんが、テーブルの上にある私の手に、手を重ねてくれた。
『ハル様、こんにちは。』
「シルヴィ、こんにちは。すっかり元気になったね。」
『はい。お陰様で、本来の自分以上になりました。本当に、ありがとうございます。』
「ふふっ。シルヴィは、本当にお利口さんだよね」
と、ハルさんがシルヴィの頭をワシャワシャと撫で回す。その時のシルヴィは、やっぱり背筋を綺麗にピンッと伸ばして微動だにしないけど、目だけはとても嬉しそうに細められている。
そんなシルヴィの様子を、私とネージュさんは笑うのを我慢しながら見ている。
そう。シルヴィは、色んな意味でハルさんには弱いのだ。
シルヴィの姿勢や態度や言葉遣いがやたら良いのは、同じ魔獣でも別格のフェンリルが居るからだと思っていたけど、実は……シルヴィにとって、ハルさんが一番ヤバい存在らしく、危機感や嫌悪感は全く無いのだけど、本能が反応してしまい、ハルさんの近くに来ると自然と“借りてきた猫”状態になってしまうらしい。
『何とも面白い…可愛らしいハティだろう?』
と、ニヤッ─と笑いながらネージュさんが教えてくれた。
『あの…ハル様。少し相談したい事があるのですが……』
「ん?何?」
シルヴィは、私をチラッと一瞥した後、またハルさんに視線を戻した。
『俺は……セオドアと名を交わしたいと思ってます。』
******
魔獣ハティは、そこそこ…結構なレベルの魔獣らしい。そのハティであるシルヴィが、セオ君と名を交わしたい─と言う事は、セオ君の魔力も相当なモノだと言う事。チートな魔法使いのハルさんの子供だからだろうか?
兎に角、人間と魔獣が名を交わすと言う事は、本来なら滅多に行われる事は無い筈なんだけど、ハルさんが居れば、お互いの魔力の相性が合えば可能になってしまうのだ。ハルさんを介せば言葉を交わせる事ができるから。
ーハルさんが凄過ぎるー
シルヴィが、セオ君と名を交わしたい─と言ったら、ハルさんは「セオがその願いを受け入れて、お互いの魔力の相性が良かったら、私が喜んで手伝うよ?」と笑顔で答えた。
『俺がセオドアと名を交わせれば、ブルーナ、お前の事も、俺が護ってやるからな?』
「──え?」
『俺はセオドア本人とセオドアの魔力を気に入っている。そのセオドアの番はブルーナ、お前だろう?なら、俺がこれからも、ブルーナを護ってやるからな。』
「シルヴィ……ありがとう。」
ギュッと、シルヴィの首に抱きついてお礼を言うと、尻尾がユラユラと揺れていた。
ハルさんに対しては微動だにしない、その尻尾。
本当に、シルヴィはハルさんには敵わないんだなぁ─と思った事は、シルヴィには内緒にしておこう。
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
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