30 / 51
30 選択肢
しおりを挟む
「これで分かったか?ニコル。魔力持ちだから偉いのではないんだ。魔力持ちの魔法使いのニコルより、アーニャの方が王族に相応しい能力と実力がある。アーニャは、既に外交に携わっていて、他国との繋がりを強固なものにして友好関係を築いている。次期王妃は……アーニャ以外は有り得ない。」
「なん……で………私は…聖女なのよね?勝手に召喚なんてしておいて……聖女にはなれないとか…挙句……魔力無しの女にも劣るとか………ラノベ定番なら、聖女はヒューゴと結婚でしょう!?」
お兄様の断言に、お姉様ではなく、清水さんが大声で叫んだ。清水さんの言いたい事が、分からない訳じゃない。勝手に召喚されて聖女にされた被害者なのだから。でも、だからと言って、お兄様が婚約者を捨てて清水さんと結婚しなければならない理由にはならない。そんな事が現実に行われたら……きっと、この国は本当に終わってしまう。
「ラノベ定番か……この世界は、ラノベ定番が…全く通じない世界なんだよなぁ……可哀想に……」
リュウさんが遠い目をして呟いたかと思うと、最後には“可哀想に”と言いながら笑っている。
「そこは大丈夫よ。貴方は日本に還れるから。」
「え?日本…還れる?」
「そうよ。選ばせてあげるわ。これから隣国の魔法使いの元で必死に訓練をして聖女になるか、このまま日本に還るか──。聖女も嫌、日本に還るのも嫌と言うなら……2年程は私が面倒を見てあげるから、その間にこの世界の事を学び、自立してこの世界で自分で働きながら生きていく事。勿論、補償として、イーレンからいくらかのお金を受けられるようにはしてもらえるわ。」
「えー…俺が、あの子の面倒を見るのか?ホントに……年寄りになってもこの扱いか……清々しいな!」
どうやら、ミヤ様が告げたその条件はリュウさんも知らなかったようで、げんなりした顔をしている。
日本に還すのは、ハルさんだろう。
そのハルさんは、未だミヤ様の横で空気と化したままだけど。
「平民として…生きていくと言う事?」
「そうよ。貴方が日本に還る事を選ばず、聖女の訓練も受けないと言うのなら、平民として生きていくしかないわ。その平民が嫌なら、日本に還りなさい。」
「勝手に……召喚しておいて……随分と酷い話よね!」
「だから、言ってるでしょう?日本に還れると。異世界で思い通りに行かずに文句を言うのなら還りなさい。それで、キレイサッパリ元通りよ。元通りになれば、文句はないでしょう?今すぐ、ここで、日本に還してあげるわ。」
「それは……吉岡さん…“ブルーナ”でしたっけ?アイツも、一緒に日本に還るって事?」
「貴方も…本当に馬鹿なのね?ブルーナ王女は、このイーレン王国の第二王女なのだから、もう日本には戻らないわ。ブルーナ王女は、こちらの世界で…これからはきっと、幸せになれるでしょうね。」
ふふっ─と、ミヤ様が私と、私の後ろに控えているセオ君に視線を向けて微笑む。その横で、ハルさんもニコニコしているのが……何とも恥ずかしいけど嬉しい。
「ブルーナが……これから幸せになる?それは…それだけは有り得ない。ブルーナは王族でありながら無能で、15年も行方をくらませていたのよ?ブルーナこそ……罪を償うべき者でしょう!」
お姉様がそう叫ぶのと同時に、私に向かって攻撃魔法を放った。
ヤバい!!─とギュッと目を瞑って衝撃に備える──
「───???」
でも、いつまで経っても、その攻撃魔法の衝撃は無く、勿論痛みも全く無い。
「大丈夫。あのお馬鹿レベルの魔法なら、ブルーナ様に掠り傷一つ付く事はないから。」
どうなっているのか?と、ゆるゆると目を開けると、リュウさんが私にコッソリと耳打ちして来た。そう言えば、ハルさんも同じ事を言っていたなぁ─と思い、服の上からネックレスに触れると、何となく、そのネックレスが温かくなっている様な気がした。
「何で!私の魔法が効かないの!?─っ!?」
更に私に魔法を仕掛けようとしたのか、両手を前に出したお姉様は、そのまま動きを止めた。
「お前……本当にいい加減にしろよ?ここは、王太子宮で、しかも、このメンバーの前で攻撃魔法を使って……赦されるとでも思っているのか?」
少し前まで、ミヤ様とのやり取りを愉しそうに見ていたリュウさんが、一瞬にしてピリピリとした空気を纏ってお姉様を見据えている。
「先に言っておく。ウォーランド王国の王太子とその側近に媚薬を盛ったのが、お前─ニコル王女の指示だった事が分かった。その媚薬を作らせたのがニコル王女だと言う事もな。幸い、ウォーランドには優秀過ぎる薬師のお陰で解毒ポーションがあったから、何も無く済んだが………お咎め無しとはいかないから。」
それでもお姉様は、そのまま動きを止めたままだ。
「残念ながら、ニコル王女は馬鹿でも王族は王族だからな…。魔力を8割抑える枷を嵌めて、残りの魔力で国中を巡り“魔力の溜まり”を回収する事。それ以外の時は、魔塔でポーション作りか、市民への奉仕活動。それに、生涯監視付きだ。」
リュウさんが言い終えると、お姉様がその場にドサッと座り込んだ。リュウさんが、お姉様の動きを止めていたのかもしれない。
「私が……枷を着けられて……平民を助ける?」
「もともと、王族とは、弱者を守るべき存在だろう。」
「………有り得ない………シルヴィ!来なさい!」
お姉様は下を向いて何かを呟いた後、バッと顔を上げると大声で叫んだ。
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
*.*⸜(*ˊᗜˋ*)⸝*.*
「なん……で………私は…聖女なのよね?勝手に召喚なんてしておいて……聖女にはなれないとか…挙句……魔力無しの女にも劣るとか………ラノベ定番なら、聖女はヒューゴと結婚でしょう!?」
お兄様の断言に、お姉様ではなく、清水さんが大声で叫んだ。清水さんの言いたい事が、分からない訳じゃない。勝手に召喚されて聖女にされた被害者なのだから。でも、だからと言って、お兄様が婚約者を捨てて清水さんと結婚しなければならない理由にはならない。そんな事が現実に行われたら……きっと、この国は本当に終わってしまう。
「ラノベ定番か……この世界は、ラノベ定番が…全く通じない世界なんだよなぁ……可哀想に……」
リュウさんが遠い目をして呟いたかと思うと、最後には“可哀想に”と言いながら笑っている。
「そこは大丈夫よ。貴方は日本に還れるから。」
「え?日本…還れる?」
「そうよ。選ばせてあげるわ。これから隣国の魔法使いの元で必死に訓練をして聖女になるか、このまま日本に還るか──。聖女も嫌、日本に還るのも嫌と言うなら……2年程は私が面倒を見てあげるから、その間にこの世界の事を学び、自立してこの世界で自分で働きながら生きていく事。勿論、補償として、イーレンからいくらかのお金を受けられるようにはしてもらえるわ。」
「えー…俺が、あの子の面倒を見るのか?ホントに……年寄りになってもこの扱いか……清々しいな!」
どうやら、ミヤ様が告げたその条件はリュウさんも知らなかったようで、げんなりした顔をしている。
日本に還すのは、ハルさんだろう。
そのハルさんは、未だミヤ様の横で空気と化したままだけど。
「平民として…生きていくと言う事?」
「そうよ。貴方が日本に還る事を選ばず、聖女の訓練も受けないと言うのなら、平民として生きていくしかないわ。その平民が嫌なら、日本に還りなさい。」
「勝手に……召喚しておいて……随分と酷い話よね!」
「だから、言ってるでしょう?日本に還れると。異世界で思い通りに行かずに文句を言うのなら還りなさい。それで、キレイサッパリ元通りよ。元通りになれば、文句はないでしょう?今すぐ、ここで、日本に還してあげるわ。」
「それは……吉岡さん…“ブルーナ”でしたっけ?アイツも、一緒に日本に還るって事?」
「貴方も…本当に馬鹿なのね?ブルーナ王女は、このイーレン王国の第二王女なのだから、もう日本には戻らないわ。ブルーナ王女は、こちらの世界で…これからはきっと、幸せになれるでしょうね。」
ふふっ─と、ミヤ様が私と、私の後ろに控えているセオ君に視線を向けて微笑む。その横で、ハルさんもニコニコしているのが……何とも恥ずかしいけど嬉しい。
「ブルーナが……これから幸せになる?それは…それだけは有り得ない。ブルーナは王族でありながら無能で、15年も行方をくらませていたのよ?ブルーナこそ……罪を償うべき者でしょう!」
お姉様がそう叫ぶのと同時に、私に向かって攻撃魔法を放った。
ヤバい!!─とギュッと目を瞑って衝撃に備える──
「───???」
でも、いつまで経っても、その攻撃魔法の衝撃は無く、勿論痛みも全く無い。
「大丈夫。あのお馬鹿レベルの魔法なら、ブルーナ様に掠り傷一つ付く事はないから。」
どうなっているのか?と、ゆるゆると目を開けると、リュウさんが私にコッソリと耳打ちして来た。そう言えば、ハルさんも同じ事を言っていたなぁ─と思い、服の上からネックレスに触れると、何となく、そのネックレスが温かくなっている様な気がした。
「何で!私の魔法が効かないの!?─っ!?」
更に私に魔法を仕掛けようとしたのか、両手を前に出したお姉様は、そのまま動きを止めた。
「お前……本当にいい加減にしろよ?ここは、王太子宮で、しかも、このメンバーの前で攻撃魔法を使って……赦されるとでも思っているのか?」
少し前まで、ミヤ様とのやり取りを愉しそうに見ていたリュウさんが、一瞬にしてピリピリとした空気を纏ってお姉様を見据えている。
「先に言っておく。ウォーランド王国の王太子とその側近に媚薬を盛ったのが、お前─ニコル王女の指示だった事が分かった。その媚薬を作らせたのがニコル王女だと言う事もな。幸い、ウォーランドには優秀過ぎる薬師のお陰で解毒ポーションがあったから、何も無く済んだが………お咎め無しとはいかないから。」
それでもお姉様は、そのまま動きを止めたままだ。
「残念ながら、ニコル王女は馬鹿でも王族は王族だからな…。魔力を8割抑える枷を嵌めて、残りの魔力で国中を巡り“魔力の溜まり”を回収する事。それ以外の時は、魔塔でポーション作りか、市民への奉仕活動。それに、生涯監視付きだ。」
リュウさんが言い終えると、お姉様がその場にドサッと座り込んだ。リュウさんが、お姉様の動きを止めていたのかもしれない。
「私が……枷を着けられて……平民を助ける?」
「もともと、王族とは、弱者を守るべき存在だろう。」
「………有り得ない………シルヴィ!来なさい!」
お姉様は下を向いて何かを呟いた後、バッと顔を上げると大声で叫んだ。
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
*.*⸜(*ˊᗜˋ*)⸝*.*
68
お気に入りに追加
786
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
王太子殿下から逃げようとしたら、もふもふ誘拐罪で逮捕されて軟禁されました!!
屋月 トム伽
恋愛
ルティナス王国の王太子殿下ヴォルフラム・ルティナス王子。銀髪に、王族には珍しい緋色の瞳を持つ彼は、容姿端麗、魔法も使える誰もが結婚したいと思える殿下。
そのヴォルフラム殿下の婚約者は、聖女と決まっていた。そして、聖女であったセリア・ブランディア伯爵令嬢が、婚約者と決められた。
それなのに、数ヶ月前から、セリアの聖女の力が不安定になっていった。そして、妹のルチアに聖女の力が顕現し始めた。
その頃から、ヴォルフラム殿下がルチアに近づき始めた。そんなある日、セリアはルチアにバルコニーから突き落とされた。
突き落とされて目覚めた時には、セリアの身体に小さな狼がいた。毛並みの良さから、逃走資金に銀色の毛を売ろうと考えていると、ヴォルフラム殿下に見つかってしまい、もふもふ誘拐罪で捕まってしまった。
その時から、ヴォルフラム殿下の離宮に軟禁されて、もふもふ誘拐罪の償いとして、聖獣様のお世話をすることになるが……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】溺愛してくれる夫と離婚なんてしたくない!〜離婚を仕向けるために義父様の配下が私に呪いをかけてきたようですが、治癒魔法で解呪します〜
よどら文鳥
恋愛
公爵家に嫁いだものの、なかなか子供が授からないミリア。
王族にとって子孫ができないことは死活問題だった。
そのため、旦那であるベイルハルトの両親からは離婚するよう圧がかかる。
ミリアもベイルハルトも離れ離れになりたくはなかった。
ミリアは治癒魔法の会得を試みて子供が授かる身体になることを決意した。
だが、治癒魔法は禁呪とも言われ、会得する前に死んでしまうことがほとんどだ。
それでもミリアはベイルハルトとずっと一緒にいたいがために治癒魔法を会得することに。
一方、ミリアに子供が授からないように呪いをかけた魔導師と、その黒幕はミリアが治癒魔法を会得しようとしていることを知って……?
※はじめてのショートショート投稿で、全7話完結です。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
侯爵令嬢セリーナ・マクギリウスは冷徹な鬼公爵に溺愛される。 わたくしが古の大聖女の生まれ変わり? そんなの聞いてません!!
友坂 悠
恋愛
「セリーナ・マクギリウス。貴女の魔法省への入省を許可します」
婚約破棄され修道院に入れられかけたあたしがなんとか採用されたのは国家の魔法を一手に司る魔法省。
そこであたしの前に現れたのは冷徹公爵と噂のオルファリド・グラキエスト様でした。
「君はバカか?」
あたしの話を聞いてくれた彼は開口一番そうのたまって。
ってちょっと待って。
いくらなんでもそれは言い過ぎじゃないですか!!?
⭐︎⭐︎⭐︎
「セリーナ嬢、君のこれまでの悪行、これ以上は見過ごすことはできない!」
貴族院の卒業記念パーティの会場で、茶番は起きました。
あたしの婚約者であったコーネリアス殿下。会場の真ん中をスタスタと進みあたしの前に立つと、彼はそう言い放ったのです。
「レミリア・マーベル男爵令嬢に対する数々の陰湿ないじめ。とても君は国母となるに相応しいとは思えない!」
「私、コーネリアス・ライネックの名においてここに宣言する! セリーナ・マクギリウス侯爵令嬢との婚約を破棄することを!!」
と、声を張り上げたのです。
「殿下! 待ってください! わたくしには何がなんだか。身に覚えがありません!」
周囲を見渡してみると、今まで仲良くしてくれていたはずのお友達たちも、良くしてくれていたコーネリアス殿下のお付きの人たちも、仲が良かった従兄弟のマクリアンまでもが殿下の横に立ち、あたしに非難めいた視線を送ってきているのに気がついて。
「言い逃れなど見苦しい! 証拠があるのだ。そして、ここにいる皆がそう証言をしているのだぞ!」
え?
どういうこと?
二人っきりの時に嫌味を言っただの、お茶会の場で彼女のドレスに飲み物をわざとかけただの。
彼女の私物を隠しただの、人を使って階段の踊り場から彼女を突き落とそうとしただの。
とそんな濡れ衣を着せられたあたし。
漂う黒い陰湿な気配。
そんな黒いもやが見え。
ふんわり歩いてきて殿下の横に縋り付くようにくっついて、そしてこちらを見て笑うレミリア。
「私は真実の愛を見つけた。これからはこのレミリア嬢と添い遂げてゆこうと思う」
あたしのことなんかもう忘れたかのようにレミリアに微笑むコーネリアス殿下。
背中にじっとりとつめたいものが走り、尋常でない様子に気分が悪くなったあたし。
ほんと、この先どうなっちゃうの?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
だいたい全部、聖女のせい。
荒瀬ヤヒロ
恋愛
「どうして、こんなことに……」
異世界よりやってきた聖女と出会い、王太子は変わってしまった。
いや、王太子の側近の令息達まで、変わってしまったのだ。
すでに彼らには、婚約者である令嬢達の声も届かない。
これはとある王国に降り立った聖女との出会いで見る影もなく変わってしまった男達に苦しめられる少女達の、嘆きの物語。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
聖女を騙った少女は、二度目の生を自由に生きる
夕立悠理
恋愛
ある日、聖女として異世界に召喚された美香。その国は、魔物と戦っているらしく、兵士たちを励まして欲しいと頼まれた。しかし、徐々に戦況もよくなってきたところで、魔法の力をもった本物の『聖女』様が現れてしまい、美香は、聖女を騙った罪で、処刑される。
しかし、ギロチンの刃が落とされた瞬間、時間が巻き戻り、美香が召喚された時に戻り、美香は二度目の生を得る。美香は今度は魔物の元へ行き、自由に生きることにすると、かつては敵だったはずの魔王に溺愛される。
しかし、なぜか、美香を見捨てたはずの護衛も執着してきて――。
※小説家になろう様にも投稿しています
※感想をいただけると、とても嬉しいです
※著作権は放棄してません
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
義姉でも妻になれますか? 第一王子の婚約者として育てられたのに、候補から外されました
甘い秋空
恋愛
第一王子の婚約者として育てられ、同級生の第二王子のお義姉様だったのに、候補から外されました! え? 私、今度は第二王子の義妹ちゃんになったのですか! ひと風呂浴びてスッキリしたら…… (全4巻で完結します。サービスショットがあるため、R15にさせていただきました。)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる