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❋新しい未来へ❋
閑話ー報告ー
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フィリベールとイヴとの“竜族の蜜月”迄、後1週間と言う日の竜王の執務室には、宰相のアラールとニノンが居る。
俺が1ヶ月不在となる為、前もっての執務や事務処理などに追われる日々を過ごしている。これまた忙し過ぎて、起きているイヴにはあまり会えてはいないが、蜜月の事を思うと…それ程苦痛ではない。寧ろ、次にイヴに会える時の楽しみが増えるようで、会えない時間も楽しいとさえ思っている。
そんな忙しく執務をこなしているとオーウェンがやって来た。
「陛下が蜜月に入る前に─と思って、報告しに来ました」
「あぁ…そうだな。どうでも良いと言えばどうでも良い事だが……先に聞いておこう」
「陛下、素直に言い過ぎですからね?」
と、オーウェンが苦笑しながら上げた報告内容は、処罰した4人のその後だ。
トワイアルの元国王と王妃──
最西端の辺境地にある監獄で、狂い竜の世話を毎日させられている。その世話と言うのは狂い竜が部屋中にばら撒く汚物の掃除から始まる。そして、狂い竜を治す為の研究も行われている為、その手伝いも含まれているが……その手伝いの方が大変なのだ。狂い竜は枷を嵌められてはいるが、自身が傷付いてでも暴れる為、その暴れまくる竜の囮になり、その隙に研究者が狂い竜からサンプルを取ったり薬を投与したりするのだ。囮になる2人は、毎度泣き叫び逃げ回っているそうだ。怪我も絶える事が無いが、致命傷になるような怪我は一度もした事はないそうだ。食事は基本1回だが、囮がうまく成功した日はもう1食出るらしく、その為に頑張っているようだ。
ー何とも生命力の強い者達だな……ー
兎に角、その2人はまだまだ元気なようだ。
ハロルド──
ハロルドの目の前で、ジュリエンヌを二度、狂い竜に噛み付かせた後、阿呆も一度、狂い竜に噛み付かせ、気を失った状態のまま、戒律の厳しい修道院へと送られた。その修道院は、竜王国唯一の男性だけの修道院だ。特に、その院長が大の女性嫌いで、男であっても中性的な綺麗な顔をしている者を毛嫌いする傾向にある。阿呆はソレに、ドンピシャなのだ。
それ故に、何かにつけて院長から呼び出しをくらい、矯正されていたそうだが、あまりにもおとなしく従うそうで、院長も少し飽きたようで、今では1日中部屋で独りで過ごす日々を送っているそうだ。
あの阿呆は、トルトニアの王太子メレディスと最後に会った後から、少しずつ変わっていったような気がする。兄……元兄からの最後の言葉で何かが変わったのかも知れないが…今更な事だ。あの修道院から出られる事はない。
ー過去四度の記憶を背負ったまま過ごせばいいー
ジュリエンヌ──
狂い竜に二度噛み付かれたジュリエンヌ。一度目で既に精神はおかしくなっていた。それを二度食らうと、更に異常になった。食事を3食キッチリ食べる日もあれば、食べずに放り投げたりする日もあり、夜は震えて蹲り殆ど寝ていないそうだ。
寝て目が覚めると目の前に狂い竜が居る
おちおち寝る事もできないのだろう。
ー自分は、四度もイヴにしたくせにー
そう考えると、本当にイヴは、独りでよく頑張った─頑張ってくれたんだと…更に愛おしさが増す。
「罪を理解させる為に、元王女にも過去の記憶を戻させたりはしないんですか?」
「ん?あの馬鹿女にか?それだけはしない」
確かに、阿呆には過去の記憶を戻したが、アレはあくまでも、イヴが四度も自分を殺させた本人を選ぶ事はないと言う事を分からせる為に戻しただけだ。
それに───
「俺と………偽ではあるが、恋仲になった記憶を戻すとか………有り得ない。それこそ……気持ち悪い……」
「「「なるほど………」」」
偽とは言え……キスすらしてはいないが、それなりの……スキンシップは………取っていた………思い出しただけでも腹立たしくて気持ち悪くなる。そんな記憶をあの馬鹿女とまた共有するなど───死んだ方がマシだ。
ーイヴが居るから死なないけどな!ー
それに、記憶を戻せば、“古代龍の言葉”を知ってしまう──と言う事にもなる。それだけは避けなければならない。古代龍の言葉は、黒龍と番だけが知っていれば良いモノなのだ。
ーあぁ…イヴに…起きているイヴに会いたいなー
「取り敢えず、元王女もそれなりに元気そうです。後2回は…どうしますか?」
「暫く……間を空ける。めでたい時に、嫌な事はしたくないし、馬鹿女の話を耳にもしたくないからな」
「分かりました」
蜜月に入り、本当の意味での番になる時に、馬鹿女の事など考える事は勿論の事、話を聞く事すら嫌だ。イヴの事だけを考えていたい。それこそ、イヴにも俺の事だけを考えて……見ていてもらいたい。
ー早く蜜月の日にならないだろうか…ー
「陛下……男達からは誰も言いませんから、女の私から言わせていただきますけど………」
「ん?何だ?ニノン。」
「エヴェリーナ様は、陛下の竜心と共鳴はしてますが、それでもか弱い人間ですから、竜力オバケな体力馬鹿の陛下の基準に合わせないで下さい。」
「竜力オバケ……体力馬鹿………」
「エヴェリーナ様は所謂、半竜半人みたいな状態ですから、普通に受け入れるだけでも、かなりの負担になりますから。エヴェリーナ様を愛していると言うのなら……加減の努力をして下さい」
「加減の……努力…………」
ー人生最大級の難しい案件ではないだろうか?ー
それから暫くニノンからの忠告は続いたが、守れそうにないなぁ……と思い、軽く聞き流した。
そんなニノンの忠告を、ちゃんと聞いておけば良かった─と思う事になるとは、この時の俺は予想すらしていなかった。
❋エールを頂き、ありがとうございます❋
(ノ*>∀<)ノ*.゚・:*
俺が1ヶ月不在となる為、前もっての執務や事務処理などに追われる日々を過ごしている。これまた忙し過ぎて、起きているイヴにはあまり会えてはいないが、蜜月の事を思うと…それ程苦痛ではない。寧ろ、次にイヴに会える時の楽しみが増えるようで、会えない時間も楽しいとさえ思っている。
そんな忙しく執務をこなしているとオーウェンがやって来た。
「陛下が蜜月に入る前に─と思って、報告しに来ました」
「あぁ…そうだな。どうでも良いと言えばどうでも良い事だが……先に聞いておこう」
「陛下、素直に言い過ぎですからね?」
と、オーウェンが苦笑しながら上げた報告内容は、処罰した4人のその後だ。
トワイアルの元国王と王妃──
最西端の辺境地にある監獄で、狂い竜の世話を毎日させられている。その世話と言うのは狂い竜が部屋中にばら撒く汚物の掃除から始まる。そして、狂い竜を治す為の研究も行われている為、その手伝いも含まれているが……その手伝いの方が大変なのだ。狂い竜は枷を嵌められてはいるが、自身が傷付いてでも暴れる為、その暴れまくる竜の囮になり、その隙に研究者が狂い竜からサンプルを取ったり薬を投与したりするのだ。囮になる2人は、毎度泣き叫び逃げ回っているそうだ。怪我も絶える事が無いが、致命傷になるような怪我は一度もした事はないそうだ。食事は基本1回だが、囮がうまく成功した日はもう1食出るらしく、その為に頑張っているようだ。
ー何とも生命力の強い者達だな……ー
兎に角、その2人はまだまだ元気なようだ。
ハロルド──
ハロルドの目の前で、ジュリエンヌを二度、狂い竜に噛み付かせた後、阿呆も一度、狂い竜に噛み付かせ、気を失った状態のまま、戒律の厳しい修道院へと送られた。その修道院は、竜王国唯一の男性だけの修道院だ。特に、その院長が大の女性嫌いで、男であっても中性的な綺麗な顔をしている者を毛嫌いする傾向にある。阿呆はソレに、ドンピシャなのだ。
それ故に、何かにつけて院長から呼び出しをくらい、矯正されていたそうだが、あまりにもおとなしく従うそうで、院長も少し飽きたようで、今では1日中部屋で独りで過ごす日々を送っているそうだ。
あの阿呆は、トルトニアの王太子メレディスと最後に会った後から、少しずつ変わっていったような気がする。兄……元兄からの最後の言葉で何かが変わったのかも知れないが…今更な事だ。あの修道院から出られる事はない。
ー過去四度の記憶を背負ったまま過ごせばいいー
ジュリエンヌ──
狂い竜に二度噛み付かれたジュリエンヌ。一度目で既に精神はおかしくなっていた。それを二度食らうと、更に異常になった。食事を3食キッチリ食べる日もあれば、食べずに放り投げたりする日もあり、夜は震えて蹲り殆ど寝ていないそうだ。
寝て目が覚めると目の前に狂い竜が居る
おちおち寝る事もできないのだろう。
ー自分は、四度もイヴにしたくせにー
そう考えると、本当にイヴは、独りでよく頑張った─頑張ってくれたんだと…更に愛おしさが増す。
「罪を理解させる為に、元王女にも過去の記憶を戻させたりはしないんですか?」
「ん?あの馬鹿女にか?それだけはしない」
確かに、阿呆には過去の記憶を戻したが、アレはあくまでも、イヴが四度も自分を殺させた本人を選ぶ事はないと言う事を分からせる為に戻しただけだ。
それに───
「俺と………偽ではあるが、恋仲になった記憶を戻すとか………有り得ない。それこそ……気持ち悪い……」
「「「なるほど………」」」
偽とは言え……キスすらしてはいないが、それなりの……スキンシップは………取っていた………思い出しただけでも腹立たしくて気持ち悪くなる。そんな記憶をあの馬鹿女とまた共有するなど───死んだ方がマシだ。
ーイヴが居るから死なないけどな!ー
それに、記憶を戻せば、“古代龍の言葉”を知ってしまう──と言う事にもなる。それだけは避けなければならない。古代龍の言葉は、黒龍と番だけが知っていれば良いモノなのだ。
ーあぁ…イヴに…起きているイヴに会いたいなー
「取り敢えず、元王女もそれなりに元気そうです。後2回は…どうしますか?」
「暫く……間を空ける。めでたい時に、嫌な事はしたくないし、馬鹿女の話を耳にもしたくないからな」
「分かりました」
蜜月に入り、本当の意味での番になる時に、馬鹿女の事など考える事は勿論の事、話を聞く事すら嫌だ。イヴの事だけを考えていたい。それこそ、イヴにも俺の事だけを考えて……見ていてもらいたい。
ー早く蜜月の日にならないだろうか…ー
「陛下……男達からは誰も言いませんから、女の私から言わせていただきますけど………」
「ん?何だ?ニノン。」
「エヴェリーナ様は、陛下の竜心と共鳴はしてますが、それでもか弱い人間ですから、竜力オバケな体力馬鹿の陛下の基準に合わせないで下さい。」
「竜力オバケ……体力馬鹿………」
「エヴェリーナ様は所謂、半竜半人みたいな状態ですから、普通に受け入れるだけでも、かなりの負担になりますから。エヴェリーナ様を愛していると言うのなら……加減の努力をして下さい」
「加減の……努力…………」
ー人生最大級の難しい案件ではないだろうか?ー
それから暫くニノンからの忠告は続いたが、守れそうにないなぁ……と思い、軽く聞き流した。
そんなニノンの忠告を、ちゃんと聞いておけば良かった─と思う事になるとは、この時の俺は予想すらしていなかった。
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