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★魔獣ノア★
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❋お気に入り登録、ありがとうございます。感謝を込めて、お話を投稿しました。今回は、本編に沿ったノア視点のお話です。“ざまあ”になりますが、読み飛ばしても、本編に影響はありません(後日、本編の方では軽く説明する予定です)❋
(* ᵕᴗᵕ)⁾⁾ ꕤ
私の名前は─ノア
我が主である─エディオル=カルザイン様が付けて下さった名前です。とても気に入っています。
私の大切なモノは─番となったフェンリルのネージュと、私達の子であるフェンリルのネロ。
そして、主であるエディオル様と、その伴侶であるハル様。
ハル様は、ネージュの主であり、ネージュにとって一番大切な人である。
そのハル様に、以前言われた事──
『─私は…何があっても、誰にもネージュには指一本も触れさせるつもりはないし…ネージュにも人を傷付けさせる気はないから。あ、勿論、ノアもね。ノアは、ネージュにとってとても大切な相手だから。』
どう見ても考えても、ハル様よりも魔獣である私やネージュの方が強いのですが、私達はいつもハル様に護られています。
そんな、優しいハル様が、記憶を失いました。
その原因となった人物が……
かつて、“レフコース”だった頃にネージュを傷付けた…某国─デライト王国の王家の末裔の人間でした。
ー本当に、かの国の一族は、一体…私の愛しいネージュを何度傷付ければ気が済むのだ?ー
しかも、その馬鹿達は、ネージュを捕らえ傷を付けた。そのネージュは、大樹の中で眠りに就き傷は癒やされたが、そのせいで私達の可愛いネロが泣いたのだ。
ーあの馬鹿共を…どうしてやろうか?ー
ユラリ─と、魔獣の本能が顔を出す。
私の魔力は殆ど無い。天帝と呼ばれる存在と契約を交したのは、何代前のモノだったのかも分からない程昔の話だ。殆ど無い─とは言え…持っているモノは特殊なモノ。ソレは、代々受け継いで来たモノだ。
『──全てを…終わらせる。』
「ウォーランド王国と交友関係に有る無しに関わらず、各国に新書を送った。某国─デライト王国の末裔達が聖女に手を出したと。その為、他にもその国の者が存在していないかどうか─捜索をし、見付かれば引き渡してほしいと。」
聖女とは、この世界では何よりも大切に、何よりも護らなければいけない存在である。穢れを完璧に浄化できるのは聖女だけ。神の意志は不明だが、召喚されやって来る聖女。そんな有難くも尊い存在の聖女を傷付けたとなれば、その国がどうなるのか──全ての国の王はウォーランド王国の意思を尊重し、某国─デライト王国の末裔を探し出した。
勿論、全ての末裔が、デライト王国の再興を願っていた訳ではない。平民など、特に危険性の無い者については、その国での監視下に置かれ、危険性があると判断された場合はウォーランド王国に送られた。
「国王陛下、ノアの願いを聞いていただき、ありがとうこざいます。」
『国王陛下、ありがとうございます。』
ここは国王陛下の執務室。そこに、国王両陛下、ランバルト、聖女ミヤ、エディオル、擬人化したノアが居た。
「それで…お前が天馬のノアか?」
『はい。』
「ふむ…。本当に…ネージュ殿と言い…お前達の周りは…奇想天外な事が普通に起こっているのだな……」
国王陛下が遠い目になっている事は、スルーしておきましょう。
『それでは、今から会いに行っても宜しいでしょうか?』
「あぁ、構わない。」
『ありがとうございます。あぁ、一つ確認を…。生死は…こだわりますでしょうか?』
「「「「「………」」」」」
「あー…できればの範囲で…」
『分かりました。』
と、私はニッコリと微笑んでから執務室から出た。
「──おい、エディオル。いつも紳士的なノアだったが…あれが本性か?かなり…ヤバくないか?」
「紳士的と言っても魔獣だからな。それに、今回はネージュ殿とネロと、ハルが関わってる。相当キレてると思う。だから、ノアが自分でケリをつけたいと─言ったんだと思う。国王陛下、本当にノアに任せて良かったのでしょうか?」
「もともと、こちらで一旦預って、パルヴァンに引き渡す予定だったから特に問題は無い。寧ろ、もともとの元凶である者と被害を受けた者でのケリなら…良いのではないか?これで、ネージュ殿や亡き巫女殿の憂いが晴れればな……。」
『お前が…デライトの王族の末裔か?』
王城敷地内の奥にある、犯罪を犯した貴族などを収監しておく監視塔と呼ばれる塔の地下牢に閉じ込められているサリスを見据える。
「……だから…な…んだ?」
喉を潰されているのか、声はガラガラで小さく、何とかと言う位で聞き取れた。
『いえ、お前が……あのクズ共の末裔かどうか確認しただけですよ?本当に、クズの子はクズなんだなぁ…と…再確認しただけですから。』
「──なっ……」
『国が滅んだ時に反省し、諦めれば良かったモノを。それで終わっていれば…血だけは残せたのに。自分に何かあっても大丈夫なように…各国に王族の者を散らばせていたのは分かっている。』
「!」
私がニッコリと微笑むと、サリスはビクリッと肩を震わせた。
『私はね、同じ魔力、血を持つ者達を見分ける事ができるんですよ。お前と同じモノを持った人間を──13人見付けました。』
サリスは、ヒュッと息を呑んだ。
『その人間達からは、魔力を全て──奪い取りましたよ。』
そう告げると、サリスの顔は一気に青褪めた。
それはそうだ。“魔力を奪う=死”だからだ。でも、それは私の場合は少し違う。
天馬は主である天帝を護る為、契約を交した後、天帝の力を元にし、色々な能力を手に入れた。
その内の一つが、相手の魔力を奪う事だったのだが──。
我々天馬が相手から魔力を奪っても、相手は死なない─死ねないのだ。
本人の意思は残ったまま。死ぬ事はなく生きている。生きているから、痛みを感じるし眠気も空腹感もある。
だが、体は空っぽなのだ。
眠たくても眠れない。お腹が空いても食べれない。歩きたくても体が動かない。怪我をして出血しても、「痛い」と口にする事もできない。ただただ、そこにある人形のような存在になるのだ。周りの誰にも本当の思いを知られる事なく…苦痛を味わいながら…ゆっくりと朽ちていくのだ。死にたくてもすぐには死ねない。ただ独り、孤独に“死”の恐怖と隣り合わせに過ごすのだ。
『お前で14人。これで、王族の血は完璧に断たれる。これで、ネージュの憂いを晴らせる。ネロとハル様の分も晴らさなければいけませんね?少しでも…長生きできるように…少し体を強化しておきましょう。』
ー簡単に死んでしまわないようにー
私はニッコリと微笑んだ後、檻の向こう側に居るサリスに近付いた。
サリスを処分した後、主と蒼の邸まで帰って来た。
「俺は明日…ハルと話をするから、ノアはパルヴァンに行っても良いぞ。」
『それでは、今から…行かせてもらいますね。主も、明日は頑張って下さい。』
「ありがとう、ノア。」
主は、少し困った様な笑顔で私の頭を撫でてくれた。
ーどうか、ハル様が1日でも早く記憶が戻りますようにー
❋お…思っていた以上に、ノアが腹黒くなってしまいました❋
φ:(´◇`」∠):_
(* ᵕᴗᵕ)⁾⁾ ꕤ
私の名前は─ノア
我が主である─エディオル=カルザイン様が付けて下さった名前です。とても気に入っています。
私の大切なモノは─番となったフェンリルのネージュと、私達の子であるフェンリルのネロ。
そして、主であるエディオル様と、その伴侶であるハル様。
ハル様は、ネージュの主であり、ネージュにとって一番大切な人である。
そのハル様に、以前言われた事──
『─私は…何があっても、誰にもネージュには指一本も触れさせるつもりはないし…ネージュにも人を傷付けさせる気はないから。あ、勿論、ノアもね。ノアは、ネージュにとってとても大切な相手だから。』
どう見ても考えても、ハル様よりも魔獣である私やネージュの方が強いのですが、私達はいつもハル様に護られています。
そんな、優しいハル様が、記憶を失いました。
その原因となった人物が……
かつて、“レフコース”だった頃にネージュを傷付けた…某国─デライト王国の王家の末裔の人間でした。
ー本当に、かの国の一族は、一体…私の愛しいネージュを何度傷付ければ気が済むのだ?ー
しかも、その馬鹿達は、ネージュを捕らえ傷を付けた。そのネージュは、大樹の中で眠りに就き傷は癒やされたが、そのせいで私達の可愛いネロが泣いたのだ。
ーあの馬鹿共を…どうしてやろうか?ー
ユラリ─と、魔獣の本能が顔を出す。
私の魔力は殆ど無い。天帝と呼ばれる存在と契約を交したのは、何代前のモノだったのかも分からない程昔の話だ。殆ど無い─とは言え…持っているモノは特殊なモノ。ソレは、代々受け継いで来たモノだ。
『──全てを…終わらせる。』
「ウォーランド王国と交友関係に有る無しに関わらず、各国に新書を送った。某国─デライト王国の末裔達が聖女に手を出したと。その為、他にもその国の者が存在していないかどうか─捜索をし、見付かれば引き渡してほしいと。」
聖女とは、この世界では何よりも大切に、何よりも護らなければいけない存在である。穢れを完璧に浄化できるのは聖女だけ。神の意志は不明だが、召喚されやって来る聖女。そんな有難くも尊い存在の聖女を傷付けたとなれば、その国がどうなるのか──全ての国の王はウォーランド王国の意思を尊重し、某国─デライト王国の末裔を探し出した。
勿論、全ての末裔が、デライト王国の再興を願っていた訳ではない。平民など、特に危険性の無い者については、その国での監視下に置かれ、危険性があると判断された場合はウォーランド王国に送られた。
「国王陛下、ノアの願いを聞いていただき、ありがとうこざいます。」
『国王陛下、ありがとうございます。』
ここは国王陛下の執務室。そこに、国王両陛下、ランバルト、聖女ミヤ、エディオル、擬人化したノアが居た。
「それで…お前が天馬のノアか?」
『はい。』
「ふむ…。本当に…ネージュ殿と言い…お前達の周りは…奇想天外な事が普通に起こっているのだな……」
国王陛下が遠い目になっている事は、スルーしておきましょう。
『それでは、今から会いに行っても宜しいでしょうか?』
「あぁ、構わない。」
『ありがとうございます。あぁ、一つ確認を…。生死は…こだわりますでしょうか?』
「「「「「………」」」」」
「あー…できればの範囲で…」
『分かりました。』
と、私はニッコリと微笑んでから執務室から出た。
「──おい、エディオル。いつも紳士的なノアだったが…あれが本性か?かなり…ヤバくないか?」
「紳士的と言っても魔獣だからな。それに、今回はネージュ殿とネロと、ハルが関わってる。相当キレてると思う。だから、ノアが自分でケリをつけたいと─言ったんだと思う。国王陛下、本当にノアに任せて良かったのでしょうか?」
「もともと、こちらで一旦預って、パルヴァンに引き渡す予定だったから特に問題は無い。寧ろ、もともとの元凶である者と被害を受けた者でのケリなら…良いのではないか?これで、ネージュ殿や亡き巫女殿の憂いが晴れればな……。」
『お前が…デライトの王族の末裔か?』
王城敷地内の奥にある、犯罪を犯した貴族などを収監しておく監視塔と呼ばれる塔の地下牢に閉じ込められているサリスを見据える。
「……だから…な…んだ?」
喉を潰されているのか、声はガラガラで小さく、何とかと言う位で聞き取れた。
『いえ、お前が……あのクズ共の末裔かどうか確認しただけですよ?本当に、クズの子はクズなんだなぁ…と…再確認しただけですから。』
「──なっ……」
『国が滅んだ時に反省し、諦めれば良かったモノを。それで終わっていれば…血だけは残せたのに。自分に何かあっても大丈夫なように…各国に王族の者を散らばせていたのは分かっている。』
「!」
私がニッコリと微笑むと、サリスはビクリッと肩を震わせた。
『私はね、同じ魔力、血を持つ者達を見分ける事ができるんですよ。お前と同じモノを持った人間を──13人見付けました。』
サリスは、ヒュッと息を呑んだ。
『その人間達からは、魔力を全て──奪い取りましたよ。』
そう告げると、サリスの顔は一気に青褪めた。
それはそうだ。“魔力を奪う=死”だからだ。でも、それは私の場合は少し違う。
天馬は主である天帝を護る為、契約を交した後、天帝の力を元にし、色々な能力を手に入れた。
その内の一つが、相手の魔力を奪う事だったのだが──。
我々天馬が相手から魔力を奪っても、相手は死なない─死ねないのだ。
本人の意思は残ったまま。死ぬ事はなく生きている。生きているから、痛みを感じるし眠気も空腹感もある。
だが、体は空っぽなのだ。
眠たくても眠れない。お腹が空いても食べれない。歩きたくても体が動かない。怪我をして出血しても、「痛い」と口にする事もできない。ただただ、そこにある人形のような存在になるのだ。周りの誰にも本当の思いを知られる事なく…苦痛を味わいながら…ゆっくりと朽ちていくのだ。死にたくてもすぐには死ねない。ただ独り、孤独に“死”の恐怖と隣り合わせに過ごすのだ。
『お前で14人。これで、王族の血は完璧に断たれる。これで、ネージュの憂いを晴らせる。ネロとハル様の分も晴らさなければいけませんね?少しでも…長生きできるように…少し体を強化しておきましょう。』
ー簡単に死んでしまわないようにー
私はニッコリと微笑んだ後、檻の向こう側に居るサリスに近付いた。
サリスを処分した後、主と蒼の邸まで帰って来た。
「俺は明日…ハルと話をするから、ノアはパルヴァンに行っても良いぞ。」
『それでは、今から…行かせてもらいますね。主も、明日は頑張って下さい。』
「ありがとう、ノア。」
主は、少し困った様な笑顔で私の頭を撫でてくれた。
ーどうか、ハル様が1日でも早く記憶が戻りますようにー
❋お…思っていた以上に、ノアが腹黒くなってしまいました❋
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