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巻き込まれた異世界の聖女
しおりを挟むこの大陸は、歪みの地を囲むように10の国がある。
その歪みの地から見て北側に位置しているのが、我が国ーアルム王国である。
私ーフロイドーは、そのアルム王国で魔導師長を務めている。
今から3年程前、大地の女神であるリーデンブルク様から神託が下された。
『異世界より、聖女を召喚する』
聖女を召喚する─と言う事は、歪みの大地にある歪みが後数年で大きくなり、魔物達が溢れ出て来ると言う事だ。大地の女神の力を持ってしても、魔物達を完璧には閉じ込める事ができなかった。その歪みを直す為に、異世界から聖女が召喚される。
ーまるで、人攫いのようだなー
と思う。ただ、不思議と召喚された聖女様達は、必ず浄化を終えるとこの世界で幸せになるのだ。愛し合う者と結婚をして、穏やかな余生を過ごしていた。
もともと、こちらの世界に馴染むような者が選ばれているのかもしれない。
ーそれならば…私が気に病む必要も無いかー
と、この時の私は、そんな風に思っていた。
神託が下されてから3年後、王城全体が重苦しい魔力に覆われた。
瑠璃宮殿内にある召喚の間を、金色の光が辺り一面を覆い、それは、目が開けていられない程の眩しさだった。そうして、暫くしてその光が落ち着くと─
黒い髪に黒い瞳をした、まだ幼さの残る若い女性が立っていた。
周りに居た数名の魔導師達は、初めて見る召喚や異世界の聖女様に、とても興奮して喜んでいる。
そんな中で、その女性は驚く事も怖がる事もなく、ただ静かにそこに立っていた。
今思えば、彼女は…その時にはもう────
召喚された聖女様の名前はータナハシ=ミナー18歳。幼いように見えて、成人していたと言う事には驚いたが、元の世界には婚約者が居た─と言う事には、王太子殿下をはじめ、国王両陛下も驚いていた。
過去の文献を見ても、過去に召喚された聖女様が、元の世界に恋人や婚約者が居たと言う事がなかったのだ。今迄の聖女様は、必ずこの世界で幸せになったのだ。
そんな驚きもあったが、当の本人─ミナ様は泣くことも嘆く事もなく、聖女としての訓練をこなし、聖女としてのレベルを上げて行った。ミナ様は、いつも笑顔だった。
「ミナ様、今日はここ迄にしましょう。」
「分かりました。フロイド様、今日もご指導、ありがとうございました。」
ミナ様は、いつものように笑顔でペコリと頭を下げてお礼を言う。
「ミナ様が頭を下げる必要はありませんよ。逆に、こちらが頭を下げなければいけないのですから…。」
これは事実だ。必ず幸せになると言っても、こちらの都合で勝手に召喚しておいて、この世界の歪みを浄化してもらうのだ。ミナ様が頭を下げる必要なんてないのだ。
「それでも、態々時間を作って指導をしてくれている訳ですから…。その事に対してのお礼ですから。」
と、いつもそう言って、はにかむように笑うミナ様は、とても可愛らしいな─と思う。
ついつい、その笑顔を目で追うようになっていた。
私は魔導師長ではあるが、もとはただの平民で、5年前に婚約者だった彼女に浮気されて捨てられて…そのまま相手も出来ずに30歳になった。そして、ミナ様は18歳。元の世界には……愛する婚約者が居た。
今でも、その婚約者を想っているのだろう。時折、ミナ様はここではない…何処か遠くを見ている事がある。その時の顔が…儚く…とても綺麗なのだ。その顔を見ると、私の胸が少しだけ傷んだ。
ミナ様が召喚されてから1年後、浄化の旅が始まった。
同行メンバーは、魔導師長である私を含め、見目の良い独身貴族で、武に長けている者達だ。この浄化の旅で聖女様と助け合いながら仲を深め、浄化の旅を終え帰国後に結婚─となるように。聖女様が、幸せになる為に。
私には魔導師長と言うモノ以外には、何もない。貴族でも無いし後ろ盾も無い。見た目も至って普通で─私が、ミナ様に選ばれる事はないだろう。ならば、せめて…この旅の間だけでも、ミナ様を想う事だけは…許してもらおう。
そうして、過去の文献通り、大地の女神、リーデンブルク様の加護を受けているミナ様は、掠り傷一つ付かずに浄化のを終えた。歪みの浄化を終えた瞬間、歪みの地が金色の光で溢れて、気が付いた時には歪みの地にやって来る前に居た国の港に立っていた。
ふと、隣に居るミナ様に視線を向けると、私の視線に気付いたミナ様が私の方へと向き──
「これで、無事に終わりましたね。無事に浄化できたのは、フロイド様のお蔭です。ありがとうございました。」
と、ミナ様はやっぱり笑顔で頭を下げた。
ー愛おしいー
ーミナ様を…私の手で幸せにしたいー
素直に、そう思った。私が選ばれるのかは分からない。分からないが、気持ちを伝えるのは許されるだろうか。
私の横で、静かに歪みの地の方を見つめているミナ様は、やっぱり…とても綺麗だった。
それから、3日程掛けて転移魔法を使いながらアルム王国迄帰って来た。そのまま国王両陛下から労いの言葉と感謝の言葉を頂き、その日はそのまま解散となり、翌日の夜に祝賀会が開かれる事になった。
解散とは言え、私とミナ様が戻るのは同じ瑠璃宮殿にある部屋だ。その為、私はミナ様と一緒にゆっくりとした足取りで瑠璃宮殿へと向かう。部屋に辿り着く迄、お互いに何も話す事はなかったが、それが気不味い訳では無く、心地の良い沈黙だった。
「フロイド様、本当に…ありがとうございました。今日はこれから、ゆっくり休んで下さいね。それでは─」
「ミナ様も──お疲れ様でした。」
私は、ミナ様の言葉を遮る様にして話し掛けた。
「あの──ミナ様。明日の祝賀会の後で良いのですが……少しだげ、お時間を…いただけますか?」
「──祝賀会の…後に…ですか?」
「はい。本当に…少しで良いんです。」
ミナ様は、一瞬少し困った様に私から視線を逸した後、もう一度私に視線を合わせて
「あまり…時間が遅くならなければ……。」
「勿論。遅くなったら…また改めてで良いです。ありがとうございます。それでは…おやすみなさい。」
「──おやすみ…なさい。」
その時の私は、時間を作ってくれると言ってくれた事が嬉しくて、ミナ様がどんな顔をしていたかは──見えていなかった。
翌日の祝賀会は、盛大に執り行われた。
私を含め、同行メンバー達は代わる代わる色んな貴族や令嬢達に囲まれた。聖女ミナ様はと言うと、国王両陛下と王太子殿下と並び座っていて、次から次へと色んな貴族からの挨拶を笑顔で受けていた。その笑顔は、とても晴れやかな笑顔だった。
だから、私は安心したのだ。
ミナ様も、この世界で幸せになるだろう─と。
その幸せが、私と共に有れば嬉しいな─と。最悪、私とでもなくても良い。その笑顔が二度と曇らぬように─ミナ様が幸せになれば───
祝賀会は、予定よりも長い時間行われた為、気が付けばミナ様は自室へと下がってしまっていた。
それでも─と思い、ミナ様の部屋迄行き、少し遠慮がちにノックをしてみる。やはり、返事はなかった。もう、日付も変わって暫く経っているのだ。もう、寝てしまっているのだろう。その、ミナ様の部屋の扉にそっと手を当てて
「また明日──ミナ様の笑顔を見せて下さいね。」
そう呟いてから、私も自室へと戻った。
「─────え?今……何て?」
「ミナ様が……お亡くなりに……なりました。」
翌日、魔導師の1人が真っ青な顔をして私の部屋へとやって来た。
「亡くなった?誰が?」
「──聖女…ミナ様です…。」
「──っ!?」
「魔導師長様!?」
何を言っているの分からず、私は自分で確かめる為にミナ様の部屋へと走って行った。
「ミナ様!」
ミナ様の部屋に入ると、そこには王太子殿下が居た。その王太子殿下が見つめている先には───
ベットの上に、まるで眠っているだけの様な…穏やかな顔をしたミナ様が居た。
「ミナ…さま?」
ヨロヨロと近付く私に、王太子殿下が2通の手紙を差し出す。
「ミナ様が…書いた手紙のようだ。」
それを受け取り中身を見てみると、1通目の手紙は読めなかった。アルム王国─いや、この世界の文字ではない字で書かれていたからだ。それはまた後で─と元に戻し、2通目を開けると
召還された時は絶望したけど、この国の人達の優しさで前を向く事ができました。浄化と結界の張り直しができて良かった。そして、この世界で生きていけるような気がしていました。
でも、ゆっくりする時間が出来ると、自分の世界の事を思い出してしまう。そして、婚約者の存在。私は、どうしても彼を…諦める事も忘れる事もできなかった。もう、彼の元には還れないのに…彼の横に自分ではない誰かが立っていると思うと苦しくなる。その事に…私は耐える事ができません。
優しくしていただき、ありがとうございました。
フロイド様、ありがとうございました。
ごめんなさい
「────何故…ミナ様が…謝るんですか?」
拙さの残る、この世界の大陸の共通語であるリーデン語で書かれていた手紙。
ミナ様が、あまりにも幸せにそうに笑っていたから、気付きもしなかった。ミナ様が泣くこともなかったから、これからもこの世界で笑って過ごして行くのだと思っていた。
いや──あの、召喚されて来たあの日。あの時。ミナ様は既に…こうする事を決めていたのかもしれない。
ただただ、この運命を静かに受け止めて…終わり方も…考えていたのかもしれない。
「ミナ様──っ!」
我慢なんて出来ずに泣いてしまった私を、王太子殿下は、何も言わずに私の背中を優しく撫でてくれた。
ミナ様は…自殺だったと思う。“思う”と言うのは─
一度落ち着こう─と言う事で、部屋の前に見張り役として王太子殿下の近衛騎士2人を残して、王太子殿下と私はミナ様の部屋から一度退室した。
それから、もう一度改めて医師を連れてミナ様の部屋へと入ると─ミナ様の遺体が失くなっていたのだ。どうなっている!?と騒いでいると、その部屋が一瞬にして眩しい光に包まれて──
『ミナの身体は、私─リーデンブルクが預かりました。』
「「リーデン…ブルク…様!?」」
『ミナの死は…私達神々の失態です。今世は間に合わなかったけれど、来世には…。ミナの事……礼を言います。ありがとう。』
声だけしか聞えないのに、圧倒されて動けない。
ーこれが、神なのかー
リーデンブルク様の声が途切れると、その眩しい光も消えてしまった。
そして、リーデンブルク様の言う通り、やはり、ベットの上にはミナ様の姿はなかった。
あれから3年─
少しずつ、私の気持ちが消化されて来た。とは言え、私がミナ様を忘れる事はないだろう。
リーデンブルク様は、“今世では間に合わなかったが、来世では─”と言っていた。なら、ミナ様は、次こそは幸せになれるのだろう。今でも、私の手で幸せにしたかったと言う気持ちには変わらないが─
ミナ様、あなたがいつか…心の底から笑って過ごせる日が来ることを…祈っています。
私は…ミナ様が─
好き──でした───────。
「それでね、どうしても…あなたと美幸の事を諦めきれなくて…自殺しちゃったけど…。で、転生?してまたあなたに会えたのに、あなたには記憶が無いどころか…愛人が居るし…」
「ゔっ───本当にすまない!!」
「しかも!美幸を置いて早死にしたとか!本当に有り得ないからね!?」
「本当にすまない!!」
私、棚橋美南ー改めーライラ=レイナイトーは、前世でも旦那であったイグニアス=レイナイト侯爵に怒りをぶつけている。
ようやく私の事を思い出したのは、私が病に侵されてからだった。
「本当に…今度こそ、私の分も…ミシュを可愛がって幸せにしてね。」
「ライラ───っ」
イグニアスは、顔をくしゃりと崩して泣き笑い?しながら私をギュッと抱きしめる。
その温もりは、とても安心のできる温もりで、自然と力が抜けていくが分かった。
ー私、ようやく還って来れたのねー
今世でもまた、コーライルを含めて4人で一緒に居られる時間は少ないかもしれないけれど、今回は愛する人達に見守られながら逝く事ができるだろう。そして、私の命が失くなる迄、私は笑って幸せに過ごす事ができるだろう。
フロイド様。あの時の約束は守れませんでしたが、私は、あなたのお蔭で笑って過ごせる事ができました。ありがとうございました。
私は今───
とても幸せです。
#補足#
ミナは結婚して出産もしていましたが、召喚されて18歳に戻っていた為、自分なりに考えて、結婚と出産はしていないけど、婚約者は居たと言う事にしました。
❋この短編と、【置き場】に投稿した”琢磨と雪“で、【初恋】は書き切った感じになります。読んで頂いた方、ありがとうございました❋
☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
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..._〆(゚▽゚*)
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₍₍ ( ˃͈ ㅿ ˂͈ ) ₎₎
どら様
ありがとうございます。
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