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 それからというもの、栄之助は司を部屋に呼びつけては身体を重ねていった。距離を置かれた分を取り戻すように。
 司は、最初は抵抗していたものの、今ではすっかり絆されている。表向きには、クラスメイトにセックスしている動画を撮られたのを脅しに使われ、栄之助にいいようにされている。
「はぁ……んぅっ……」
 司の後孔は栄之助のものを根元まで呑み込んでいた。何度も繰り返し行われている行為によってすっかり慣らされてしまっている。
「んっ……んぁっ……」
 栄之助が腰を動かす度に甘い吐息が漏れる。最初は嫌悪感しかなかったはずなのに、今では満たされるような快感を感じるようになってしまった自分が恐ろしい。
「気持ち良いか?」
「んっ……き、気持ちよくなんかないっ……!」
「嘘つくなよ?乳首もちんぽもビンビンにしてんじゃん」
 栄之助はそう言うと、司の乳首を摘む。その瞬間、身体の中を甘い電流が流れたような感覚に襲われた。思わず甘い声が出る。
「あぁっ!やっ……んぅっ……」
「可愛い声出すよなー?素質あるよお前」
「そんなわけなっ……ふぁあんっ!」
 栄之助が腰の動きを止めずに司のものに触れた。既に硬く張り詰めており、先走りでぐちゃぐちゃになっている。下着も愛らしい女性用のものだ。ふわふわのスカートの裾を捲られると白い尻が露わになる。栄之助はその感触を楽しむように揉みしだいた。
「あぁんっ……だめぇっ……」
「なにがダメなの?こんなに喜んでるくせに」
「ひぃいっ!?」
 栄之助が腰を動かすと、司は目を見開いて悲鳴をあげた。その瞬間、アナルがきゅうっと締まる。
「はっ……すげえ締め付け……っ」
「んぅう…」
「尻も胸も揉むと気持ちよさそーな声出すし、意外とMっ気あんのかもな?」
「やだっ……そんなことないもん……」
 司は目に涙を浮かべて首を振る。栄之助はそんな司の反応を楽しむようにアナルを責め続けた。
「生意気。身体はこんなに素直なのにな」
「んぅっ……ふぁっ……」
 栄之助が抽挿を繰り返す度に結合部からはいやらしい水音が響いてくる。その音を聞く度に羞恥心が込み上げてきた。しかしそれ以上に気持ちが良くて何も考えられなくなる。司は無意識のうちに自ら腰を動かしていた。
「なに?自分から動いてんじゃん」
「ち、違うもん……」
「ふーん?」
 栄之助は意地の悪い笑みを浮かべると、司の腕を掴んで引き寄せる。その拍子に更に奥まで押し込まれてしまい、司は悲鳴を上げた。そのまま激しいピストン運動が始まる。
「あぁっ!だめぇえっ!」
「ダメじゃなくて良いだろの?」
「んぅっ……いいっ……気持ちいいよぉお……!」
 司は蕩けた表情で答える。栄之助は満足げに微笑むと、ラストスパートをかけた。ぱんっぱんっという肌同士がぶつかる音が部屋に響く。
「あぁあっ!激しっ……壊れちゃぅうっ!」
「いいじゃん、壊してやる」
 俺と同じように、と言われ司はゾクゾクとした感覚に襲われた。それと同時に中に入っているものをぎゅうっと締め付けてしまう。栄之助は苦しそうに顔を歪めると、司の耳元で囁いた。
「っく……出すぞ」
「はぅう…♡僕も、またイッちゃうっ……♡」
 司が限界を訴えると、栄之助はラストスパートをかけるように腰の動きを速めた。司の尻穴が捲れ上がり結合部から液体が飛び散る。やがて栄之助はぶるりと身震いすると、司の中にたっぷりと精液を流し込んだ。それと同時に司も達する。
「ああぁっ♡熱いのきたぁっ♡」
「はぁ……ほんっとエロいよな……」
 栄之助はため息をつくと、ゆっくりと自身を引き抜く。それから司のアナルに指を突き立てた。するとそこからどろりと白濁が流れ出てくる。
「ひゃうっ♡」
「すっげー出てる。そんなに良かった?」
「そ、そんなこと……」
 司は恥ずかしそうに目を逸らしたが、その態度が肯定していることを示していた。栄之助は楽しげに笑うと、再び司を抱き寄せる。
「生意気なくせにエロくて可愛い。最高だわお前」
「……栄之助はおっぱいあるギャルの方が好きなんじゃないの…?」
「はは、何お前、ヤキモチ?」
 栄之助は愉快そうに笑うと、司の胸を揉みしだいた。柔らかい感触を楽しむように手を動かしていく。
「んぅっ……違うもん……」
「嘘つけ。本当は俺のこと好きなんだろ?な?」
 栄之助が耳元で囁くと、司はビクッと肩を震わせた。そして潤んだ瞳で見上げてくる。その目は期待に満ちていた。栄之助はその反応に気を良くすると、優しく微笑む。そして甘く蕩けるような声色で言った。
「セフレと話してるとこ見て嫉妬してたってワケか…なんだよ、カワイイとこあんじゃん」
「っ……!」
 図星をつかれて司は頬を染める。そんな司を見て栄之助はクツクツと笑った。司の顎を掴んでこちらを向かせる。そのまま口付けると、舌を差し込む。
「んぅうっ……んっ……」
「んっ……はぁ……」
 長いキスを終えると、栄之助は司の頬に触れる。司は物欲しげな表情を見せたが、それを無視して今度は額にキスを落とした。そして耳元で囁く。
「言ったろ…?何年お前のことばっか、考えてたと思ってんだ。初恋も精通も嫉妬も全部、お前が初めてだよ」
「っ……!」
「だから責任取れよ?一生離れられないくらいに堕としてやる」
 俺の人生狂わせた責任、取ってもらうからな?と言って栄之助は司を抱きしめる。司は泣きそうになるのを必死に堪えていた。
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