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平日の昼間なので人通りは少ないが、それでもすれ違う人の視線は気になるらしい。司は、落ち着かないのか時折不安げに栄之助を見つめる。
「ねえ……やっぱりこの格好恥ずかしいよ…」
ほっそりした司の足をミニスカとニーハイが包んでいる。その可愛らしい姿に栄之助は思わず笑ってしまった。
「似合ってるって」
「絶対嘘じゃん……」
司は頬を膨らませるとそっぽを向いた。しかし本気で怒ってはいないようで、すぐに栄之助の隣に並んで歩き始める。その様子はまるで恋人同士のようだった。司はどう見ても女の子にしか見えない。それもとびきりの美少女だ。すれ違う男たちが振り返るのも無理はないだろう。
栄之助は優越感に浸りながら司の肩を抱くと、そのままホテルへと向かった。
***
「んっ♡あんっ♡♡ああぁん♡♡♡」
二人はホテルに着き部屋に入るなりベッドへ直行した。そしてお互いに服を脱がし合いながら濃厚なキスを交わす。栄之助が首筋を舐め上げると司は身体を震わせたが、嫌がっている様子はない。むしろ積極的に舌を絡めてくる。
「は、昨日の今日でこれかよ?エロ過ぎ」
栄之助はそう言って笑うと、司の胸を揉みしだいた。平らだが柔らかい感触に興奮が高まっていく。乳首を摘み上げると司は甘い声を上げた。
「あんっ♡やだぁ……おっぱいダメェ♡♡」
「嘘つけ、気持ち良さそうな顔してるくせに」
そう言ってさらに強く刺激を与えると、司は身体を仰け反らせて喘いだ。しかしすぐに物足りなくなってきたのか足をそっと開いて栄之助を誘惑する。栄之助はニヤリと笑うと再び司を押し倒した。そして今度は下半身へと手を伸ばす。
「ひゃあんっ♡♡♡」
突然の強い刺激に司は悲鳴を上げた。スカートを持ち上げてむき出しにした尻をパンツ越しに揉む。勿論下着も栄之助の準備したものだ。服も下着も全て、自分が選んだもの。独占欲が満たされ、ゾクゾクした快楽が走る。
「あぅっ♡もう、栄之助のバカ、えっち!♡」
司は栄之助を睨みつけたが、涙目で言われても迫力がないどころか逆効果だ。むしろ栄之助の加虐心を煽るだけである。
「はいはい、いいから黙って感じてろ」
「やぁん……栄之助のいじわるぅうう」
司の言葉を無視して栄之助は愛撫を続ける。
「デートだって言ってたのにぃ…僕楽しみにしてたのにぃ…」
「お前が可愛すぎるのが悪いんだよ」
栄之助はそう言うと、宥めるようにキスしてやった。「はー…はー…♡」と涙目で肩で息をする司に興奮が募っていく。
「司、かわいい…たまんねぇ…」
「うあっ、ひゃっ…!?」
ぐっと抱き寄せ密着させる。その間もレースのパンティの中に忍ばせた指で司のアナルを刺激する。柔らかい尻の感触を手のひらで楽しみながら、司の反応を見て楽しんでいた。
「んっ♡ふっ……ぁう♡」
司は顔を真っ赤にして身悶える。栄之助はその様子を見て満足げに微笑む。小さな司のペニスはレースの下着を押し上げ、勃ち上がっていた。栄之助はそこに手を伸ばし優しく揉み込む。
「ひゃっ!?やだっ…やめ…」
司がいやいやと首を振るが栄之助は手を緩めない。それどころかますます激しく動かし始めた。先端から先走りが溢れ出し、下着を濡らしていく。
「あ、だめっ♡漏れちゃう♡」
「漏らせばいいじゃん」
「やだぁっ!恥ずかしいよぉ…!」
司は涙目で訴えるが、煽るだけで逆効果だ。栄之助は自分のソレを司のパンティ越しに押し付けた。
「やっ!?栄之助の、なんか当たってるぅ!」
「当ててんだよ」
栄之助はそう言うと何度も押し付けるように腰を動かした。
「んぅ…♡おっきくなってる…んん…」
司は無意識のうちに自分から腰を動かしていた。その様子を見て栄之助が笑う。
「はは、ちっちぇちんぽも勃ってんじゃん」
「う、うるさい…お尻揉むなよぉ…♡」
司は恥ずかしそうに身を捩るが、栄之助は逃さないとばかりに腰を引き寄せた。
「尻揉まれるの好きなくせに。エッロい顔晒してんなよ」
「だ、だってぇ……栄之助の手つきがやらしいんだもん……」
司は頰を染めて俯いた。どうやら本当に感じているらしい。栄之助はまたも司を虐めたくてたまらなくなった。
「んん…♡栄之助だっておちんちん勃ってるくせに……」
司は栄之助の股間に手を伸ばすと、服の上から優しく撫で上げた。栄之助はピクリと反応しながらも余裕の表情を見せる。
「お前よりデカいからな」
「うぐ……」
司が悔しそうにしていると、栄之助は司の身体を抱き起こし自分の上に乗せた。そして自分は寝転ぶ形になる。ちょうど司が栄之助の上に座っている格好だ。スカートのせいで中は見えないが尻に当たる感触が生々しい。司は頰を赤く染めながらも、恐る恐るといった感じで栄之助のものの上へと身体を動かす。細い腰を支えてやると、ゆっくりと促す。
「挿れられんだろ?」
「うん……できるかなぁ」
司は不安げに栄之助を見つめた。栄之助は司の尻を掴むと、アナルを撫でてやった。
「んっ……♡」
司はぴくりと身体を震わせると、ゆっくりと腰を落とし始めた。栄之助はその様子をじっと見つめている。自然と息が荒くなるのがわかる。
(あー…マジで可愛すぎんだろ…ぷるぷる震えて健気で……)
栄之助は今すぐにでも突き上げたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。もう少しこの絶景を堪能していたい。前髪からは汗がぽたりと溢れ、長い睫毛で覆われた瞳は情欲に濡れている。ピンク色の唇が半開きになり、そこから覗く赤い舌が艶めかしい。白い頰は上気しており、羞恥のせいか耳まで赤く染まっていた。
「んっ♡んんぅ…」
「オイオイ、触ってるだけで腰砕けんなよ?俺のチンコ挿れてくんねーの?」
「やっ、だってぇ……」
司が泣きそうな顔で訴えかけると、栄之助はニヤリと笑った。
「仕方ねーな……手伝ってやるよ」
「ひゃあんっ!?」
栄之助はそう言うと、司の下着の中へと手を滑り込ませた。そしてアナルの周りを焦らすように刺激する。司はその刺激に耐えられず、がくりと崩れ落ちた。
「もうだめぇ……」
「おいおい、頑張れよ」
栄之助は楽しげに言うと、再び指を動かし始める。二本の指で押し開くように穴を広げると、そこに自分のペニスをぴと♡とくっつけた。
「あ、あ……」
司は期待に満ちた眼差しで栄之助を見つめる。
「おら、腰おろせ」
「うん……」
司は小さく返事をすると、ゆっくりと腰を下ろしていった。栄之助のものが徐々に飲み込まれていく。
「あ……あぁ……♡」
司の顔が快楽に染まっていくのを見て栄之助は満足そうに微笑むと、腰を揺らした。その刺激で司は身体を仰け反らせる。
「ひゃんっ!♡まだダメだっ……てぇ♡」
「まだ全部入ってねーだろ?ほら、頑張れよ」
栄之助はそう言って司の尻をぺちん♡と叩いた。司は目に涙を浮かべながら、ゆっくりと腰を落としていく。そしてついに根元まで飲み込んだ。
「あ……♡入ったぁ……♡」
司は安堵の溜息を漏らすと、栄之助の上に覆い被さった。栄之助はそんな司を抱きしめて頭を撫でる。
(あー……ほんっと可愛いなコイツ)
栄之助はそんなことを考えながら司の頰に口づけた。司は嬉しそうに目を細めると、栄之助の唇に自分のそれを重ねる。
「んぅ……ちゅっ……」
舌を差し入れると、栄之助もそれに応えた。お互いの唾液を交換し合うような濃厚な口付けを交わす。その間も栄之助は下から突き上げていた。
「あっ♡ああっ♡」
司はキスの合間に甘い声を漏らす。栄之助は司のワンピースの裾から手を入れると、胸元をまさぐり始めた。乳首を摘んでやるとビクビクと身体が震える。黒リボンとレースのミニスカワンピースは栄之助が選んだものだ。清楚なイメージにエロさがプラスされて司の魅力を引き立てている。
「んっ♡は、あっ……おっぱいダメっ♡」
司は栄之助から唇を離すとイヤイヤするように首を振った。しかし栄之助は構わず司の乳首を弄り続ける。指先で弾いたり押し潰したりする度にアナルが締まり、栄之助のものを刺激する。その刺激に耐えられず、栄之助も思わず声を上げた。
「っく…!ヤダヤダ言う割に感じまくってんじゃねーよ」
「だってぇ……栄之助に触られると気持ちよくなっちゃうんだもん……」
司は恥ずかしそうに言うと、栄之助の首筋に顔を埋めた。そして甘えるように頬擦りをする。その仕草はまるで猫のようで可愛らしいのだが、やっていることはいやらしいとしか言いようがない。
「ったく……仕方ねえな……」
栄之助は苦笑しながらも司の尻を撫で回した。すると嬉しそうに身体をくねらせる。
「あっ♡んんぅ♡」
「気持ちいいか?」
「ん…いい…♡」
(はー…たまんねぇ…マジでちんぽついてんのかよ…今までヤってきた中で一番エロくてカワイイとかありえねぇだろ…)
生意気な司を屈服させてやりたくて、栄之助は司の尻を揉みながら激しく腰を動かした。その度に司は甘い声を上げて身体を震わせる。
「あっ♡ああっ!栄之助っ♡激しっ……あんっ♡」
「はっ……マジ可愛い……」
栄之助は呟くと、さらに強く突き上げた。司は悲鳴にも似た嬌声を上げる。その声があまりにも可愛くて、栄之助は自然と舌舐めずりをしていた。司はそれに気づくと、恥ずかしげに顔を背ける。
「あんま、見ないでぇ……」
「あ?なんでだよ」
栄之助は動きを止めずに尋ねる。司は頰を染めながら答えた。
「だって……は、恥ずかしいもん……」
栄之助は思わず目を丸くしたが、すぐにニヤリと笑みを浮かべると司の顎を掴んで強引に自分の方に向かせた。
「そういうとこもかわいいって言ってんだろ?」
「う……嬉しくないし…」
(ああくそっ…!何だってこんなに゙カワイイんだよ!)
栄之助は心の中で叫び声を上げた。何年も前から魅せられてきた司が、こうして自分の腕の中にいる。それだけで興奮してしまう。
(俺のものだ…もう絶対に離さねぇ……)
栄之助はそう思うと、司の身体を持ち上げるようにして体勢を変えた。いわゆる対面座位というやつだ。そしてそのまま司の唇を奪うと、舌を絡ませ合う。同時に下からも激しく突き上げた。司は苦しげに眉を寄せたが、すぐに自分からも舌を差し出してきた。お互いの唾液を交換し合いながら夢中で貪り合う。
「んっ♡ちゅっ……♡ふぁっ♡」
(ダメだ……マジで幸せすぎて死にそう……)
栄之助はそんなことを考えながら腰を動かし続けた。可愛さ余って憎さ百倍という言葉があるが、今目の前にいる司はその真逆だ。愛おしすぎてどうかなりそうだった。
「んっ♡あっ♡ああんっ♡」
(やっぱクソかわ……マジで可愛すぎるんだけど……)
栄之助は司の頰を掴むと、自分の方へと向かせた。そして潤んだ瞳でこちらを見つめてくる司をじっと眺める。
「ん……?どしたの?」
「いや、可愛すぎてどうかしちまいそうだと思って」
栄之助はそう言って微笑むと、司の頰にキスを落とした。そして耳元に口を寄せる。
「愛してるぜ、司……」
甘く低い声で囁かれると、司はぶるりと身体を震わせた。そのまま強く抱きしめられる。それと同時にペニスが最奥まで届いた感覚があった。
「あぁっ!?」
あまりの質量と衝撃に司は目を見開くが、すぐに気持ち良さげな声を上げた。栄之助は激しく抽挿を繰り返しながら、司の最奥を刺激する。
「はっ、はっ、ああっ!♡栄之助っ♡」
「司っ……」
栄之助は司の腰を掴むと、下から何度も突き上げた。そのたびに司が嬌声を上げる。しかしすぐに栄之助も限界を迎えたのか、司の身体を抱きしめて動きを止めた。
「んっ……出すぞ……受け止めろよっ……」
「うん、出して、いっぱい…♡」
司は嬉しそうに微笑むと、自ら足を絡めてきた。愛おしさで栄之助は今度こそ気が狂いそうな気持ちになる。そのまま司の最奥で射精すると、それと同時に司も達したようだ。ビクビクと身体を痙攣させると、くたりと脱力する。
「あ……♡あつい……」
栄之助は愛おしげに司の頰に口付けると、優しく頭を撫でた。司は甘えるように擦り寄ると、栄之助に抱きついたまま意識を失ってしまったようだ。その寝顔を見つめながら思う。
昔から寝てる時は天使だった。栄之助はそう思いながら司の頰に口づけた。
***
「ねえ……やっぱりこの格好恥ずかしいよ…」
ほっそりした司の足をミニスカとニーハイが包んでいる。その可愛らしい姿に栄之助は思わず笑ってしまった。
「似合ってるって」
「絶対嘘じゃん……」
司は頬を膨らませるとそっぽを向いた。しかし本気で怒ってはいないようで、すぐに栄之助の隣に並んで歩き始める。その様子はまるで恋人同士のようだった。司はどう見ても女の子にしか見えない。それもとびきりの美少女だ。すれ違う男たちが振り返るのも無理はないだろう。
栄之助は優越感に浸りながら司の肩を抱くと、そのままホテルへと向かった。
***
「んっ♡あんっ♡♡ああぁん♡♡♡」
二人はホテルに着き部屋に入るなりベッドへ直行した。そしてお互いに服を脱がし合いながら濃厚なキスを交わす。栄之助が首筋を舐め上げると司は身体を震わせたが、嫌がっている様子はない。むしろ積極的に舌を絡めてくる。
「は、昨日の今日でこれかよ?エロ過ぎ」
栄之助はそう言って笑うと、司の胸を揉みしだいた。平らだが柔らかい感触に興奮が高まっていく。乳首を摘み上げると司は甘い声を上げた。
「あんっ♡やだぁ……おっぱいダメェ♡♡」
「嘘つけ、気持ち良さそうな顔してるくせに」
そう言ってさらに強く刺激を与えると、司は身体を仰け反らせて喘いだ。しかしすぐに物足りなくなってきたのか足をそっと開いて栄之助を誘惑する。栄之助はニヤリと笑うと再び司を押し倒した。そして今度は下半身へと手を伸ばす。
「ひゃあんっ♡♡♡」
突然の強い刺激に司は悲鳴を上げた。スカートを持ち上げてむき出しにした尻をパンツ越しに揉む。勿論下着も栄之助の準備したものだ。服も下着も全て、自分が選んだもの。独占欲が満たされ、ゾクゾクした快楽が走る。
「あぅっ♡もう、栄之助のバカ、えっち!♡」
司は栄之助を睨みつけたが、涙目で言われても迫力がないどころか逆効果だ。むしろ栄之助の加虐心を煽るだけである。
「はいはい、いいから黙って感じてろ」
「やぁん……栄之助のいじわるぅうう」
司の言葉を無視して栄之助は愛撫を続ける。
「デートだって言ってたのにぃ…僕楽しみにしてたのにぃ…」
「お前が可愛すぎるのが悪いんだよ」
栄之助はそう言うと、宥めるようにキスしてやった。「はー…はー…♡」と涙目で肩で息をする司に興奮が募っていく。
「司、かわいい…たまんねぇ…」
「うあっ、ひゃっ…!?」
ぐっと抱き寄せ密着させる。その間もレースのパンティの中に忍ばせた指で司のアナルを刺激する。柔らかい尻の感触を手のひらで楽しみながら、司の反応を見て楽しんでいた。
「んっ♡ふっ……ぁう♡」
司は顔を真っ赤にして身悶える。栄之助はその様子を見て満足げに微笑む。小さな司のペニスはレースの下着を押し上げ、勃ち上がっていた。栄之助はそこに手を伸ばし優しく揉み込む。
「ひゃっ!?やだっ…やめ…」
司がいやいやと首を振るが栄之助は手を緩めない。それどころかますます激しく動かし始めた。先端から先走りが溢れ出し、下着を濡らしていく。
「あ、だめっ♡漏れちゃう♡」
「漏らせばいいじゃん」
「やだぁっ!恥ずかしいよぉ…!」
司は涙目で訴えるが、煽るだけで逆効果だ。栄之助は自分のソレを司のパンティ越しに押し付けた。
「やっ!?栄之助の、なんか当たってるぅ!」
「当ててんだよ」
栄之助はそう言うと何度も押し付けるように腰を動かした。
「んぅ…♡おっきくなってる…んん…」
司は無意識のうちに自分から腰を動かしていた。その様子を見て栄之助が笑う。
「はは、ちっちぇちんぽも勃ってんじゃん」
「う、うるさい…お尻揉むなよぉ…♡」
司は恥ずかしそうに身を捩るが、栄之助は逃さないとばかりに腰を引き寄せた。
「尻揉まれるの好きなくせに。エッロい顔晒してんなよ」
「だ、だってぇ……栄之助の手つきがやらしいんだもん……」
司は頰を染めて俯いた。どうやら本当に感じているらしい。栄之助はまたも司を虐めたくてたまらなくなった。
「んん…♡栄之助だっておちんちん勃ってるくせに……」
司は栄之助の股間に手を伸ばすと、服の上から優しく撫で上げた。栄之助はピクリと反応しながらも余裕の表情を見せる。
「お前よりデカいからな」
「うぐ……」
司が悔しそうにしていると、栄之助は司の身体を抱き起こし自分の上に乗せた。そして自分は寝転ぶ形になる。ちょうど司が栄之助の上に座っている格好だ。スカートのせいで中は見えないが尻に当たる感触が生々しい。司は頰を赤く染めながらも、恐る恐るといった感じで栄之助のものの上へと身体を動かす。細い腰を支えてやると、ゆっくりと促す。
「挿れられんだろ?」
「うん……できるかなぁ」
司は不安げに栄之助を見つめた。栄之助は司の尻を掴むと、アナルを撫でてやった。
「んっ……♡」
司はぴくりと身体を震わせると、ゆっくりと腰を落とし始めた。栄之助はその様子をじっと見つめている。自然と息が荒くなるのがわかる。
(あー…マジで可愛すぎんだろ…ぷるぷる震えて健気で……)
栄之助は今すぐにでも突き上げたい衝動に駆られたが、ぐっと堪えた。もう少しこの絶景を堪能していたい。前髪からは汗がぽたりと溢れ、長い睫毛で覆われた瞳は情欲に濡れている。ピンク色の唇が半開きになり、そこから覗く赤い舌が艶めかしい。白い頰は上気しており、羞恥のせいか耳まで赤く染まっていた。
「んっ♡んんぅ…」
「オイオイ、触ってるだけで腰砕けんなよ?俺のチンコ挿れてくんねーの?」
「やっ、だってぇ……」
司が泣きそうな顔で訴えかけると、栄之助はニヤリと笑った。
「仕方ねーな……手伝ってやるよ」
「ひゃあんっ!?」
栄之助はそう言うと、司の下着の中へと手を滑り込ませた。そしてアナルの周りを焦らすように刺激する。司はその刺激に耐えられず、がくりと崩れ落ちた。
「もうだめぇ……」
「おいおい、頑張れよ」
栄之助は楽しげに言うと、再び指を動かし始める。二本の指で押し開くように穴を広げると、そこに自分のペニスをぴと♡とくっつけた。
「あ、あ……」
司は期待に満ちた眼差しで栄之助を見つめる。
「おら、腰おろせ」
「うん……」
司は小さく返事をすると、ゆっくりと腰を下ろしていった。栄之助のものが徐々に飲み込まれていく。
「あ……あぁ……♡」
司の顔が快楽に染まっていくのを見て栄之助は満足そうに微笑むと、腰を揺らした。その刺激で司は身体を仰け反らせる。
「ひゃんっ!♡まだダメだっ……てぇ♡」
「まだ全部入ってねーだろ?ほら、頑張れよ」
栄之助はそう言って司の尻をぺちん♡と叩いた。司は目に涙を浮かべながら、ゆっくりと腰を落としていく。そしてついに根元まで飲み込んだ。
「あ……♡入ったぁ……♡」
司は安堵の溜息を漏らすと、栄之助の上に覆い被さった。栄之助はそんな司を抱きしめて頭を撫でる。
(あー……ほんっと可愛いなコイツ)
栄之助はそんなことを考えながら司の頰に口づけた。司は嬉しそうに目を細めると、栄之助の唇に自分のそれを重ねる。
「んぅ……ちゅっ……」
舌を差し入れると、栄之助もそれに応えた。お互いの唾液を交換し合うような濃厚な口付けを交わす。その間も栄之助は下から突き上げていた。
「あっ♡ああっ♡」
司はキスの合間に甘い声を漏らす。栄之助は司のワンピースの裾から手を入れると、胸元をまさぐり始めた。乳首を摘んでやるとビクビクと身体が震える。黒リボンとレースのミニスカワンピースは栄之助が選んだものだ。清楚なイメージにエロさがプラスされて司の魅力を引き立てている。
「んっ♡は、あっ……おっぱいダメっ♡」
司は栄之助から唇を離すとイヤイヤするように首を振った。しかし栄之助は構わず司の乳首を弄り続ける。指先で弾いたり押し潰したりする度にアナルが締まり、栄之助のものを刺激する。その刺激に耐えられず、栄之助も思わず声を上げた。
「っく…!ヤダヤダ言う割に感じまくってんじゃねーよ」
「だってぇ……栄之助に触られると気持ちよくなっちゃうんだもん……」
司は恥ずかしそうに言うと、栄之助の首筋に顔を埋めた。そして甘えるように頬擦りをする。その仕草はまるで猫のようで可愛らしいのだが、やっていることはいやらしいとしか言いようがない。
「ったく……仕方ねえな……」
栄之助は苦笑しながらも司の尻を撫で回した。すると嬉しそうに身体をくねらせる。
「あっ♡んんぅ♡」
「気持ちいいか?」
「ん…いい…♡」
(はー…たまんねぇ…マジでちんぽついてんのかよ…今までヤってきた中で一番エロくてカワイイとかありえねぇだろ…)
生意気な司を屈服させてやりたくて、栄之助は司の尻を揉みながら激しく腰を動かした。その度に司は甘い声を上げて身体を震わせる。
「あっ♡ああっ!栄之助っ♡激しっ……あんっ♡」
「はっ……マジ可愛い……」
栄之助は呟くと、さらに強く突き上げた。司は悲鳴にも似た嬌声を上げる。その声があまりにも可愛くて、栄之助は自然と舌舐めずりをしていた。司はそれに気づくと、恥ずかしげに顔を背ける。
「あんま、見ないでぇ……」
「あ?なんでだよ」
栄之助は動きを止めずに尋ねる。司は頰を染めながら答えた。
「だって……は、恥ずかしいもん……」
栄之助は思わず目を丸くしたが、すぐにニヤリと笑みを浮かべると司の顎を掴んで強引に自分の方に向かせた。
「そういうとこもかわいいって言ってんだろ?」
「う……嬉しくないし…」
(ああくそっ…!何だってこんなに゙カワイイんだよ!)
栄之助は心の中で叫び声を上げた。何年も前から魅せられてきた司が、こうして自分の腕の中にいる。それだけで興奮してしまう。
(俺のものだ…もう絶対に離さねぇ……)
栄之助はそう思うと、司の身体を持ち上げるようにして体勢を変えた。いわゆる対面座位というやつだ。そしてそのまま司の唇を奪うと、舌を絡ませ合う。同時に下からも激しく突き上げた。司は苦しげに眉を寄せたが、すぐに自分からも舌を差し出してきた。お互いの唾液を交換し合いながら夢中で貪り合う。
「んっ♡ちゅっ……♡ふぁっ♡」
(ダメだ……マジで幸せすぎて死にそう……)
栄之助はそんなことを考えながら腰を動かし続けた。可愛さ余って憎さ百倍という言葉があるが、今目の前にいる司はその真逆だ。愛おしすぎてどうかなりそうだった。
「んっ♡あっ♡ああんっ♡」
(やっぱクソかわ……マジで可愛すぎるんだけど……)
栄之助は司の頰を掴むと、自分の方へと向かせた。そして潤んだ瞳でこちらを見つめてくる司をじっと眺める。
「ん……?どしたの?」
「いや、可愛すぎてどうかしちまいそうだと思って」
栄之助はそう言って微笑むと、司の頰にキスを落とした。そして耳元に口を寄せる。
「愛してるぜ、司……」
甘く低い声で囁かれると、司はぶるりと身体を震わせた。そのまま強く抱きしめられる。それと同時にペニスが最奥まで届いた感覚があった。
「あぁっ!?」
あまりの質量と衝撃に司は目を見開くが、すぐに気持ち良さげな声を上げた。栄之助は激しく抽挿を繰り返しながら、司の最奥を刺激する。
「はっ、はっ、ああっ!♡栄之助っ♡」
「司っ……」
栄之助は司の腰を掴むと、下から何度も突き上げた。そのたびに司が嬌声を上げる。しかしすぐに栄之助も限界を迎えたのか、司の身体を抱きしめて動きを止めた。
「んっ……出すぞ……受け止めろよっ……」
「うん、出して、いっぱい…♡」
司は嬉しそうに微笑むと、自ら足を絡めてきた。愛おしさで栄之助は今度こそ気が狂いそうな気持ちになる。そのまま司の最奥で射精すると、それと同時に司も達したようだ。ビクビクと身体を痙攣させると、くたりと脱力する。
「あ……♡あつい……」
栄之助は愛おしげに司の頰に口付けると、優しく頭を撫でた。司は甘えるように擦り寄ると、栄之助に抱きついたまま意識を失ってしまったようだ。その寝顔を見つめながら思う。
昔から寝てる時は天使だった。栄之助はそう思いながら司の頰に口づけた。
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