抱いてたセフレに抱かれた話

ずー子

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おまけ(攻視点)

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 目が大きくて、ちょっとつり目で、いつもどこか得意げで。なんでもそつなくこなして、要領よく生きている。メディアやSNSで可愛い猫を見る度に、制服のブレザーに身を包んだ海琉のことを思い出す。可愛くて、可愛さだけで飼い主を翻弄するような、猫みたいなあいつ。なのに、こちらの想いなんて、どんな想いを抱いていたかなんて、ちっとも考えない。
『なぁ、陸。お願い?』
 上目遣いでそう言われたら、断ることなんて出来ない。生意気だし、悪戯ばっかするし、俺の言うことなんか全然聞きもしない。だけど、俺はそんな海琉が可愛くて仕方がなかった。初めは自覚なんてしてなかった。ただ、俺の隣にはいつだって海琉がいて、それが当たり前だった。
 高校生だった。深夜のコインランドリーで、くるくる回るシーツを眺めながら待っていると、海琉が『なあ見て』とスマホ画面を突き出してきた。茶色いふわふわの猫が上目遣いでこちらを見ている。
『なんかさーオレに似てるって言われた。どう?かわいくね?なぁ?かわいいだろ??』
『そうか?』
 そんな俺の気のない返事に、海琉はムッとした顔をしたが、俺はそれを無視した。
『お前って本当に真面目でおもしろくねーの。ま、後腐れもしなさそうだけどさ』
『……別に』
 素直に可愛いと認めてしまうのも癪で、つい素っ気ない態度を取ってしまう。そんな俺の態度に、ますます機嫌を損ねた海琉は、ぷくっと頬を膨らませてそっぽを向いてしまった。可愛い。心のなかに変なさざなみが起きる。
『可愛い』
 心の声が小さな声量で呟いてこぼれ落ちた。
『…は?』
 海琉が驚いたように俺を見たので、俺は慌てて顔を背けた。
『猫が』
『あーはいはい。ま、可愛いよな?コイツ』
 そう言って海琉は笑った。ああ、やっぱり可愛い。本人には決して言えないけれど。
 海琉のアイコンは暫くその猫の写真だった。俺は見る度にこのやり取りを思い出すのだろう。さっきまでの行為で見せた海琉の気持ちよさそうな顔と共に。そんな予感だけははっきりとしていた。
『りーく?どうした?』
『……なんでもない』
 俺はそう言って海琉から視線を外した。可愛いとか、好きだとか、言えない。言えっこない。
 後腐れのない方がいいと、海琉はよく言っていた。あれだけ人から好かれるくせに、重いのは苦手なのだと言っていた。
『ま、陸のそういうとこ、オレは結構好きだぜ?』
 オレのこと好きにならない人がいい。その方が気楽でいい。そう言われる度に、心の中に苦いものが広がる。本心なんて伝えられない。そんな資格は俺にはない。ただのクラスメイト。そう自分に言い聞かせて蓋をするしかなかったのだ。
***
 さて、あれから数年。偶然の再会から隙だらけの海琉を抱き、想いを告げてから1ヶ月。海琉はまるで昔からそうだったかのように俺の日常にするりと入り込んでいた。
「…あのさ、陸」
「なんだ?」
 海琉の肩を抱いたまま、俺はスマホの画面で猫の写真を見ていた。ソファ、でかいの買っておいて正解だった。
「いや、あれ…何?」
 海琉は恐る恐る床に鎮座した紙袋を指さした。パッケージには丸みを帯びた物体が描かれ、レンズがこちらを向いている。俺は「あー……」と呟いた。
「カメラだ」
「いや、それはわかるけど……なんであんなのあんの?」
 海琉は嫌な予感からか不安そうに俺を見上げた。ああもう可愛いな!心の叫びを堪えながら、俺は海琉を抱き寄せるとその髪にキスをした。
「お前用。見守りカメラ」
「……へ?」
 海琉は驚いたように目を見開いた。その反応に俺は思わず笑ってしまう。
「女の子達と修羅場になって泣きついてきただろ?心配なんだよ、お前の場合」
「陸…」
 海琉が困ったような表情を浮かべた。俺は苦笑する。
「何かあったら困るだろ」
「……でもカメラって…なんかやなんだけど」
「まあそう言うなよ」
 俺は苦笑しながら言った。だが、海琉のよく回る口は黙りそうにない。
「だってアレ、ペットに留守番させてる時に使うやつだろ?お前アレ仕事中に見たりすんの?オレのこと気になって仕事になんなかったりしねぇの?あ、話しかけてやろうか?『りーく♡早く帰って来て♡』とか」
「ぶっ…!お前、言い方!」
 俺は思わず吹き出す。海琉は悪戯っぽい笑みを浮かべた。くそ、やっぱり可愛い。
「あーあ。お前もっとあっさり執着とかしないタイプだと思ってた。カメラつけるとか相当じゃん。束縛系?」
「…そうかもな」
 俺は素直に認めた。あの頃とは違う。意地を張っていても大事なものは手に入らない。それならば、ちゃんと伝えて、必死に手を伸ばすしかないのだと、あの離れた期間に嫌ってほどわからされた。
「ま、いいけどさ」
 海琉は呆れたように言った。
「で?今日はどうする?泊まっていくのか?」
 俺は海琉の髪を撫でながら尋ねた。海琉は気持ち良さそうに目を細めると俺の胸に頭を預けてくる。
「ん……泊まる……」
「そうか」
 俺はそう言って海琉を抱き締めたままソファーに倒れ込んで、そのままキスをする。舌を絡めて、何度も角度を変えながら深くしていく。海琉が苦しそうに身動ぎするけれど、俺は構わずに海琉の口内を貪った。
「んっ……ふっ……」
 海琉の口から甘い吐息が漏れる。海琉の手が俺の頭に回されて、くしゃくしゃと髪を撫でられる。それが心地よくて目を細めた。
「りく……」
 潤んだ瞳で見つめられると堪らない気持ちになる。俺は海琉のシャツに手をかけた。すると海琉がその手を掴んで制止してくる。
「……なんだ?」
 俺が尋ねると、海琉は気まずそうに俯いた。耳が赤く染まっているのが見える。可愛いなと思いながら眺めていると、やがて意を決したように口を開いた。
「えっと……さ」
「ああ」
「その……オレ、久々で…その…」
 珍しくしおらしい海琉の物言いに、俺は首を傾げた。
「だから……その……」
 海琉は恥ずかしそうに目を伏せた。そして消え入りそうな声で呟く。
「お前と、めちゃめちゃセックスしてぇ気分、なんだけど…」
「っ!」
 ぐっと下半身に熱が集まるのがわかって、俺は思わず息を飲む。
「お前……それわざとか?」
「さぁ?どうだろう、な?」
 俺の動揺が分かったからか、海琉は少しだけ余裕のあるようなフリをする。だけど、その頬は赤いし、触れているところから伝わる鼓動は早くて、海琉の緊張が伝わってくる。くそ。煽られまくってチンポが痛くなってきた。
「いいのか?嫌だって言っても止めてやれないぜ?」
「……上等じゃん」
 俺は海琉の服に手をかけた。そのまま脱がせていく。白く滑らかな肌が現れて、思わず喉を鳴らしてしまった。飢えているのは俺も同じだ。なんなら海琉より俺の方が飢えている自信すらある。
「いいぜ」
 俺はニヤリと笑って言った。
「お望み通り、めちゃくちゃ抱いてやるよ」
***
「んっ…んっ…んあっ!」
 かつて汚してしまったシーツと同じ色のそれの上で、俺はバックから海琉を犯していた。喘ぐ海琉の声と俺の荒い呼吸だけの世界。それが幸せで、嬉しくて、そして狂おしいほどに憎らしい。
「んっ!あっ!」
 海琉の体は、相変わらず白くてきめ細かい肌をしていて、体も柔らかい。だけど少しだけ肉がついて柔らかくなった気がした。あの猫のように気まぐれなところは変わらないし、俺は振り回されっぱなしだ。でもその自由奔放さが愛しくて仕方がないのだ。
「りく…も、やめ…っ!激しすぎ……っ!ああっ!」
「なんでだよ?気持ちイイんだろ?」
 俺は海琉を揺さぶりながら問いかけた。しかし、海琉は枕に顔を埋めたまま首を横に振るだけだった。
「こんなん、気持ち、よくなんかねぇし…!」
「あ?嘘つくんじゃねーよ」
 俺は海琉の細い腰を強く掴むと激しく抽挿を繰り返した。すると、海琉がビクビクと体を震わせる。
「あっ、やっ、やだっ!そこダメっ!」
「ここ?」
 俺は海琉の好きなところをグリグリと刺激してやる。逃げようと必死に枕を掴んで、強すぎる快楽から逃げようとする海琉。でも俺は逃さない。
「あっ!ああっ!」
 激しくピストンする度に、ローションと俺の精液で泡立った結合部がくちゃくちゃと粘着質な音を立てる。ああ、エロい。もっとこの声を聞きたい。もっともっと犯したい…!そんな欲望がどんどん膨れ上がっていくのがわかる。
『りーく?オレのこと、好き?』
 脳裏に高校生時代の海琉がイタズラっぽく微笑んでいる。あの時の俺は素直じゃなくて『…別に』としか言えなかった。でも今なら言える。
「好きだ、海琉」
 好きだ。ヤりたい。思いきり、抱いて犯して啼かせて俺のものなんだって、みんなに見せつけてやりたかった。
 もう逃がしたりしない。もう二度と離さない。俺は海琉の腰を強く掴むと、スパートをかけた。海琉の中は熱くて柔らかくて、うねるように俺のものを締め付けてくる。最高だ。あまりの気持ち良さにすぐに持ってかれそうになるけど、まだダメだ。もっと欲しいんだ、お前が。
「あっ!ああっ!やぁあ…!」
 猫みたいにのけぞって、ビクビクと体を痙攣させる。すげぇエロい。こんなにエロくてよく他の男に手ぇ出されなかったなと思う。まあ、誰にも触らせねぇけど。
「あっ!りく……っ!」
 俺の動きに合わせて腰を振る海琉は、もう完全に理性を失っているようだった。快楽に溺れて蕩けきった顔はとても可愛くて、俺はますます興奮してしまう。やっと手に入れた。俺だけの海琉。
「海琉」
「んっ……」
 顎を掴んで、もう何度目かもわからないキスを交わす。舌を絡めると、海琉もそれに応えるように舌を伸ばしてくるのが可愛い。
「ん、ふぅっ……んっ」
 キスをしながら乳首を摘むとキュッとナカが締まる。海琉の弱いところを集中的に責めると、すぐに蕩けきった顔になる。本当にわかりやすい奴だ。
「りく……」
 とろんとした目で俺を見上げてくる海琉。可愛いなと思うと同時に、苛つきもした。もっと早く素直になっていたら、離れることもなかったのに。
 不甲斐ない過去の自分を振り切るように、俺は海琉を抱き寄せると、今度は正常位に向きを変えてやる。無防備な海琉の姿が目の前に晒された。
「あっ……」
 恥ずかしげに頬を染める海琉が可愛くて、それだけでムラムラしてしまう。
「恥ずかしいのか?」
「う、うるせ…お前だって余裕ねぇくせに…」
「それはそうだな。好きなやつがこんな可愛い顔してたら興奮するに決まってる」
「っ!」
 俺のストレートな物言いに、海琉の顔が真っ赤に染まった。
「おま…本当、よくそんなこと言えるな……」
 恥ずかしそうに震える海琉の頭の先にキスしながら俺は笑う。
「ガキじゃねぇんだから、意地はっても仕方ねぇだろ?エロくて可愛いぜ?海琉」
「っ!」
 俺が耳元で囁いてやると、海琉の体がビクッと震えた。
「…ほんっと、調子くるう……」
 そう言って顔を背ける海琉は、耳まで真っ赤になっている。気を良くした俺はそのまま海琉の足を持ち上げると、再びナカに挿入する。俺しか知らない海琉のそこは、熱くて狭くて最高に気持ちいい。
「んっ!ああっ!」
「海琉……」
「あっ、あんっ!やぁっ!そこっ、だめ……っ!」
 より深く、より奥へ。俺で全て満たせればいいのにと思う。
「海琉……好きだ」
「っ!」
 俺は海琉の細い腰を強く掴むと激しく抽挿を繰り返した。すると、海琉がビクビクと体を震わせる。ああ、可愛いな。本当に猫みたいだ。
「りく……」
 潤んだ瞳で見つめられると理性が飛びそうになる。もっと泣かせてやりたいし、甘やかしたいとも思うのだ。我ながら歪んでいる自覚はあるけれど止められないのだから仕方がない。
「それ…ズルい…」
 腰を掴んで抜き差しして、泣きそうな海琉の顔を必死に焼き付けようとする。
「海琉」
「や、その…そういうの…恥ずいし…」
『気楽な関係がいい』だと、『重いのは苦手』だと、そう言っていた海琉に、昔の俺は嫌というほど振り回された。
『りく?オレのこと好き?』
『……別に』
『えー、なんだよそれー!』
 そんなやり取りを何度も繰り返した。でも俺は素直じゃなかったし、海琉もそれをわかっててわざと俺の反応を試すようなことを言っていた。
 ふ、と笑うと、俺は海琉を絶頂させるため奥へ奥へと進み続ける。必死な海琉が腕を伸ばしてくるので、俺はその手を背に回させる。ぐっと距離が近づいて密着度が増した。入る角度が変わって「んあっ!」と海琉が喘ぐ。小刻みにナカを突きながら、喘ぐ海琉を抱き締める。
「あっ、んんっ!」
 海琉が甘い声で鳴くのを聞きながら、俺はラストスパートをかけた。
「あっ…りく…イク、これイッちゃ……!」
「イケよ」
 俺はそう言って海琉のモノを扱いてやる。
「ああああっ!」
 悲鳴のような声をあげて、海琉が果てた。俺も同時に果てる。どくどくと熱いものが中に注ぎ込まれていく感覚がたまらないらしく、海琉はぶるりと体を震わせていた。少し遅れて俺も自身を引き抜くと、どろりと白い液体が流れ出す。ああ、エロいな…なんて思ってしまった自分に呆れてしまう。
「大丈夫か?海琉」
「…ん、平気」
 海琉が息を整えている間に、俺はゆっくり髪を撫でてやる。汗ばんだ額はしっとりと濡れていて、前髪もぺたりと張りついていた。
「陸、お前…慣れてるよな。こういうの」
 海琉が不満げに呟く。俺は思わず苦笑した。
「まあ、お前よりはな」
「おい…なんだよ、陸のくせに…」
「なんだよ、俺のくせにって」
「…昔はオレに振り回されてたくせに…なんだよなんだよ、陸のくせに生意気」
 そう言って海琉が頬を膨らませた。幼い仕草に笑ってしまう。タオルで拭いてやりながら、俺は海琉の頬にキスをした。
「惚れたか?」
「~~っ!」
 海琉の顔が真っ赤に染まる。俺はそんな海琉の頬を撫でてやった。
「なぁ?海琉」
「……知らねぇし!ばーか!陸のばーか!」
 そう言って枕に顔を埋めてしまう。ああくそ!本当に可愛い。可愛すぎんだろ!
『なあ、りく?オレのこと、好き?』
 ああ、好きだよ。大好きだ。あの頃からずっと好きだった。
『別に』
『はいはーい。ま、いーですけど』
 素直じゃない俺の返事に、海琉が面白がって笑うその仕草すら可愛くて仕方なかった。でも素直になれなかった俺は、その先を言えずにずっと後悔し続けた。
「海琉」
「っ!な、なんだよ……」
 俺が名前を呼ぶと、海琉は驚いたように顔を上げた。その瞳には俺しか映っていないことに優越感を覚える。ああ、本当に可愛いなと思う。再会して、念願叶って海琉を抱いてから、俺はずっと浮かれている。この猫みたいな男を捕まえられたことが嬉しくて仕方がないのだ。
「愛してるよ」
 そう言ってキスをすると海琉は恥ずかしそうに目を伏せたのだった。
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