永遠の顕現

桜月

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混じり合わないもの

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オレンジ色の空が黒く染る前に類は寝れる場所を確保しようと森の中を進むが身体を落ち着けそうな場所は見当たらず困り果ててた
ユキ、疲れてませんか？
私は大丈夫です、類
類自身、森育ちだから何処ででも寝れるがそれを強要したくない
類、私は焚き木を探してきます、じきに暗くなるのでここら辺で休息としましょう
類は驚いた、10もいかない少女が慣れないであろう野宿を弱音も吐かずテキパキと準備していくその姿に遠い昔のあなたを思い出した

それはまだあなたと過ごしてた日々

　ユキ、ごめん…君の大切にしていたペンダント盗賊に盗られた…
類は目をウルウルさせ泣きそうな顔で座り込みユキに謝罪をした
　 …いいわ、大丈夫よ、無いものはない、それに…類、あなたが無事で良かった
ユキはまるで何事もなかったかのように類の頭を撫で、気にしないでと言った事が脳裏によぎる
悲しいのはあなたのはずなのに僕が悲しんでしまったこと大丈夫と言わせてしまったこと
　僕はまだ、またあなたに逢えない…

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