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パワハラ上司にいびられている最中におしっこしたくなった新入社員は
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「おはようございます」
9時30分になる10分前。部長が部屋に入ってくる。
「昨日は勝手に帰って申し訳ありません。今日は始業前に掃除を済ませました。もう一度、仕事をさせていただけませんか?」
「っはぁー…ほんっとに懲りないな。まあいい、これだ」
「これ…」
ずっしりと積み上がったファイルの山。
「これが終わるまで席を立つな」
昨日とは打って変わった量。
「分かりました!ありがとうございます!」
でも、久しぶりにパソコンに向き合える、それが嬉しくて仕方がなかった。
「っふー…」
久しぶりにしたからか、やっぱり鈍っている。でも、部長は何にも言ってこないから、落ち着いて進めることができる。
(少し休憩…)
腕を伸ばして席を立つ。
「おい、どこ行くんだ」
今日何も言ってこなかった部長が、初めて俺につっかかってきた。
「あの、お手洗いに…」
「っはぁー…まだ1時間だぞ?どこまでできたんだ」
「…ここまでです」
「遅い」
「申し訳ありません…戻ってきたら再会します」
「できない奴は集中力もゴミなのか。そうやってすぐにサボる癖が着いているんじゃないのか?」
「ちがいます、俺はただ、」
「とにかくダメだ!せめて黄色いファイルは終わらせろ」
「そんな、」
「分かったな!?」
怒鳴られて、口を閉じる。朝は軽かった体がまた、重い。胃が、痛い。
「…はい」
「っ…」
(トイレいきたい…)
席を立つことを許されないまま、20分が過ぎた。膀胱がむずむずして、落ち着かない。このファイルを終わらせるとなると、少なくとも1時間はかかる。最後にトイレに行ったのは、ゴミを捨てに行った時。でも朝飲んだ味噌汁と、シャワー上がりの水、コーヒー代わりに飲んだお茶が一回の排尿で解消されるわけがない。着々と、お腹の下に溜まっている。
太ももをもじもじさせて、足を何度もさする。頭の中の資料の文字が、だんだんおしっこに塗り替えられていく。
(ここの表計算して、この報告書、これだけで20分はかかる…といれ、といれ、)
足をぴっちり閉じてるのも辛くて、普段組まない足を何度も組み替える。
お腹がぱんぱんで、鈍く痛む。意図してなくても尻が動いてしまうくらいに。
(も…限界…)
前がひくついて、穴にその液体が詰まっている。椅子の上でへっぴり腰で、膝を重ねあわせて、ギリギリ保っている状態。
(ほんとに、でそう、漏れる、おしっこおしっこおしっこ…)
きゅぅぅぅぅ…
「っ~~~!!」
モジモジモジモジっ…
温かくなるパンツ。こんなところで漏らすなんてシャレにならない。前をぎゅうううう、と握る。
「あ…」
両隣の先輩が、チラチラとこちらを見ていた。慌ててその手を外し、申し訳程度にズボンを引っ張る。恥ずかしい。
(もう、無理…)
漏らすよりはマシだ。そもそも仕事中にトイレに行ってはいけないなんてルールはない。正直に言って、行かせてもらおう。
早足で部長のデスクに向かう。膝を擦り合わせながら、ズボンを極限まで引っ張りあげながら。そして問う。
「部長、トイレに行ってもよろしいでしょうか」
まるで小学生が授業中のトイレの許しを乞うみたいに。
9時30分になる10分前。部長が部屋に入ってくる。
「昨日は勝手に帰って申し訳ありません。今日は始業前に掃除を済ませました。もう一度、仕事をさせていただけませんか?」
「っはぁー…ほんっとに懲りないな。まあいい、これだ」
「これ…」
ずっしりと積み上がったファイルの山。
「これが終わるまで席を立つな」
昨日とは打って変わった量。
「分かりました!ありがとうございます!」
でも、久しぶりにパソコンに向き合える、それが嬉しくて仕方がなかった。
「っふー…」
久しぶりにしたからか、やっぱり鈍っている。でも、部長は何にも言ってこないから、落ち着いて進めることができる。
(少し休憩…)
腕を伸ばして席を立つ。
「おい、どこ行くんだ」
今日何も言ってこなかった部長が、初めて俺につっかかってきた。
「あの、お手洗いに…」
「っはぁー…まだ1時間だぞ?どこまでできたんだ」
「…ここまでです」
「遅い」
「申し訳ありません…戻ってきたら再会します」
「できない奴は集中力もゴミなのか。そうやってすぐにサボる癖が着いているんじゃないのか?」
「ちがいます、俺はただ、」
「とにかくダメだ!せめて黄色いファイルは終わらせろ」
「そんな、」
「分かったな!?」
怒鳴られて、口を閉じる。朝は軽かった体がまた、重い。胃が、痛い。
「…はい」
「っ…」
(トイレいきたい…)
席を立つことを許されないまま、20分が過ぎた。膀胱がむずむずして、落ち着かない。このファイルを終わらせるとなると、少なくとも1時間はかかる。最後にトイレに行ったのは、ゴミを捨てに行った時。でも朝飲んだ味噌汁と、シャワー上がりの水、コーヒー代わりに飲んだお茶が一回の排尿で解消されるわけがない。着々と、お腹の下に溜まっている。
太ももをもじもじさせて、足を何度もさする。頭の中の資料の文字が、だんだんおしっこに塗り替えられていく。
(ここの表計算して、この報告書、これだけで20分はかかる…といれ、といれ、)
足をぴっちり閉じてるのも辛くて、普段組まない足を何度も組み替える。
お腹がぱんぱんで、鈍く痛む。意図してなくても尻が動いてしまうくらいに。
(も…限界…)
前がひくついて、穴にその液体が詰まっている。椅子の上でへっぴり腰で、膝を重ねあわせて、ギリギリ保っている状態。
(ほんとに、でそう、漏れる、おしっこおしっこおしっこ…)
きゅぅぅぅぅ…
「っ~~~!!」
モジモジモジモジっ…
温かくなるパンツ。こんなところで漏らすなんてシャレにならない。前をぎゅうううう、と握る。
「あ…」
両隣の先輩が、チラチラとこちらを見ていた。慌ててその手を外し、申し訳程度にズボンを引っ張る。恥ずかしい。
(もう、無理…)
漏らすよりはマシだ。そもそも仕事中にトイレに行ってはいけないなんてルールはない。正直に言って、行かせてもらおう。
早足で部長のデスクに向かう。膝を擦り合わせながら、ズボンを極限まで引っ張りあげながら。そして問う。
「部長、トイレに行ってもよろしいでしょうか」
まるで小学生が授業中のトイレの許しを乞うみたいに。
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