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1大学生視点
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(ふぅー、つっかれた)
大学の、長ったらしくてだるい講義を終え、今日は焼きそばにしようか、なんて考えながら買った材料を持ってエントランスに入る。
エレベーターに乗るため、角を曲がるとよく見る男の子。隣の部屋に住んでいる。今年から中学生なんだなぁ、去年のランドセル姿とブカブカの制服でそう思う。
「あっ…こんにちは…」
一瞬のことだが彼は前を押さえていた。しかも、ボタンのある場所から少し遠くにいる。おそらく、うろうろと歩き回っていたのだろう。今も今とて、俺がいるから押さえられないのだろうが、チンコが浮き出るくらいにベルトをぐいぐい上げて、必死に波に耐えているのがバレバレだ。でも、ただの隣の住人が押さえててもいいよ、だなんて言うのは気まずいし、向こうも嫌だろう。
(タイミングミスったな…)
なかなか来ないエレベーター。両手でズボンを引き上げ、膝をもじもじさせている住人。なるべく見まいとかばんの奥底のケータイを取り出した。
チーン、
間抜けな音が鳴り響き、俺とその子は一緒に乗る。余裕がないのか、さっきよりも激しい足踏み。真ん中のベルトをグッと掴み、空いた片方でチンコを時折さわさわと撫で上げている。そこまでするともうバレバレなので、思いっきり押さえてもいいんじゃ…?とは思うけれどそれも彼のプライドなんだろう。でも、それよりも疑問に思ったこと。それは、
(何でいつも我慢して帰ってくるんだろう…)
大学2年の俺は、去年からこの部屋を借りている。そうなると当然、小学生の彼も知っているわけで。家が隣ということもあってか、なにかとすれ違うことが多い。そして、エレベーターで一緒になった時、3回に一度くらいの頻度で我慢しているのである。
小学生の時のランドセルを背負った彼は、もっと動きが激しかった。前を押さえるのは当たり前。両手で鷲掴みにしている時でさえあった。しゃがみこんだり立ち上がったり。ランドセルに付いている給食袋がゆらゆら揺れて、キーに付いている鈴もチリチリと鳴って。ちんこを揉み込む指先は忙しなく、そして洗練されたような早さ。到着の合図とともに、両手をモミモミする手を止めることなく走り出す。そして鍵を素早く取り出して慌てて入っていく。間に合ったのか、間に合っていないのかは俺には分からなかったが、何やかんや、彼が決壊しているところは見たことが無かった。
2階、3階…降りる場所は5階。入り口の真ん前に立っている彼の動きは控えめで、でも表情はキツそうだ。行き場の無くした手は内股を何度も何度も摩り、その経路で申し訳程度に前を触る。どんどんへっぴり腰になって、足をクロスさせて。まあ、中学生に上がったからといって、急に膀胱が大きくなるわけでもないしなぁ。
(心は大人になっているってことか)
「あっ、」
なんて年寄りじみたことを考えていると、急に聞こえた間抜けな声。その声の主は、言わずもがな。急にソコを押さえ出し、もじもじとあの懐かしいダンスをする少年の姿がそこにはあった。
大学の、長ったらしくてだるい講義を終え、今日は焼きそばにしようか、なんて考えながら買った材料を持ってエントランスに入る。
エレベーターに乗るため、角を曲がるとよく見る男の子。隣の部屋に住んでいる。今年から中学生なんだなぁ、去年のランドセル姿とブカブカの制服でそう思う。
「あっ…こんにちは…」
一瞬のことだが彼は前を押さえていた。しかも、ボタンのある場所から少し遠くにいる。おそらく、うろうろと歩き回っていたのだろう。今も今とて、俺がいるから押さえられないのだろうが、チンコが浮き出るくらいにベルトをぐいぐい上げて、必死に波に耐えているのがバレバレだ。でも、ただの隣の住人が押さえててもいいよ、だなんて言うのは気まずいし、向こうも嫌だろう。
(タイミングミスったな…)
なかなか来ないエレベーター。両手でズボンを引き上げ、膝をもじもじさせている住人。なるべく見まいとかばんの奥底のケータイを取り出した。
チーン、
間抜けな音が鳴り響き、俺とその子は一緒に乗る。余裕がないのか、さっきよりも激しい足踏み。真ん中のベルトをグッと掴み、空いた片方でチンコを時折さわさわと撫で上げている。そこまでするともうバレバレなので、思いっきり押さえてもいいんじゃ…?とは思うけれどそれも彼のプライドなんだろう。でも、それよりも疑問に思ったこと。それは、
(何でいつも我慢して帰ってくるんだろう…)
大学2年の俺は、去年からこの部屋を借りている。そうなると当然、小学生の彼も知っているわけで。家が隣ということもあってか、なにかとすれ違うことが多い。そして、エレベーターで一緒になった時、3回に一度くらいの頻度で我慢しているのである。
小学生の時のランドセルを背負った彼は、もっと動きが激しかった。前を押さえるのは当たり前。両手で鷲掴みにしている時でさえあった。しゃがみこんだり立ち上がったり。ランドセルに付いている給食袋がゆらゆら揺れて、キーに付いている鈴もチリチリと鳴って。ちんこを揉み込む指先は忙しなく、そして洗練されたような早さ。到着の合図とともに、両手をモミモミする手を止めることなく走り出す。そして鍵を素早く取り出して慌てて入っていく。間に合ったのか、間に合っていないのかは俺には分からなかったが、何やかんや、彼が決壊しているところは見たことが無かった。
2階、3階…降りる場所は5階。入り口の真ん前に立っている彼の動きは控えめで、でも表情はキツそうだ。行き場の無くした手は内股を何度も何度も摩り、その経路で申し訳程度に前を触る。どんどんへっぴり腰になって、足をクロスさせて。まあ、中学生に上がったからといって、急に膀胱が大きくなるわけでもないしなぁ。
(心は大人になっているってことか)
「あっ、」
なんて年寄りじみたことを考えていると、急に聞こえた間抜けな声。その声の主は、言わずもがな。急にソコを押さえ出し、もじもじとあの懐かしいダンスをする少年の姿がそこにはあった。
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