痴漢される高校生

こじらせた処女

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 頭痛い。いつものように後方2列目の座席に座る。止まっている間の振動さえも、響いている気がする。
(もー…つかれた…)
ぼーっとする。何かもう、全部が面倒臭い。



窓の外を眺めていると、座席が微かに揺れた。
(何で隣…)
席は腐るほど空いているというのに。
「何でバスなのぉ?」
「~、」
耳にかかった息に全身が鳥肌立つ。
「僕待ってたんだよぉ?なのに全然きてくれないから」
「ぁ、っは、」
声、出ない。太ももをなぞられて、服の間から、手を入れられて。
「っひ、や、だ、」
周りは空席だらけ。1番前の優先席にお年寄りが乗っているだけ。
「や、めて、っ、」
「筋肉ついたねぇ。あの時のぷにぷにお腹も大好きだったけど」
メガネのフレームが頭に当たったかと思えば、耳を舐められて。
「やめ、おねがい、」
かちゃかちゃとベルトを弄られて、抵抗しようにも震えて力の入らない手では意味がない。
アナウンスと共に出発しても、その手を止めることはない。こんな公衆の面前で何考えてるんだよ。誰か、乗ってきたらどうするんだ。
「あ、ボクサーだぁ。あの時はブルマだったのに。かわいいおちんちんもおっきくなったねぇ、」
太い指がにぎにぎとソコを柔く揉む。
「っ、ん、」
「感じちゃったぁ?やっぱりあっくんはかわいいねぇ」
「もぉ、やだ、から、やめて、っ、」
「照れちゃった?ごめんねぇ、」
「ちが、きもちわるい、から、」
「…は?」
気づいたら泣いていた。相変わらず声は掠れているくせに、ボロボロとでる涙で頬が温かい。
「なに、さっきなんて言った?」
「ぇ、っぁ、」
「僕の家に住んでたのは誰?僕のお金でご飯を食べてたのは?」
声が急に低くなる。ぎゅうう、ってつねられた性器が痛い。
「育ててやった『お父さん』にそんなこと言って良いの?ねぇ」
「そこっ、やだ、ぁっ、んぅ、」
「ああ、ココ?何、高校生の癖に済ませて来なかったんだ」
お腹の下あたりをグッと押さえられれば、さっきまで気にしていなかったある欲求が浮かび上がる。そういえば今日、着替えに必死になってて一度も行ってない。
「お尻に入れた時もあっくん、おしっこ漏らしたよね。あの後寝ちゃって大変だったんだから。布団洗って、覚えてない?お風呂でおちんちん、キレイキレイして」
「や、めて、おねがい、っ、」
これ以上聞きたくない。思い出したくない。
「ふーん、そんな口聞くんだ。ビッチの子供だろ?体でしか金稼げねえ癖に生意気」
「っっ、ほんとにっ、もれるっ、ぅ、」
ぴちゃぴちゃと耳元で水音がして、全身が震えて、思わず両足を閉じて捩る。触られるまで気づかなかったけど、人の手で触られたら催さないわけがない。ぞくぞくとくすぐったくて、ずしりと質量を持ったソコがキュンと疼いて、限界が近いと警告を鳴らす。
「ぱんっぱんだぁ~。もぉしーしー、出そお?」
「っっっ~、、やめっ、」
「やめなぁーい。僕のこと拒否する悪い子にはお仕置きしなきゃ」
ぐっ、ぐっ、ぐ…
「んっ、ぁ、やら、でちゃ、」
朝一の尿意ほど辛いものはない。もう、先まできている液体は、いつ暴れ出すかわからない。毛むくじゃらの手をのけようとしても、意味がないと言わんばかりにぐいぐいと押してくる。ソコを押さえようとしても、ヤツの手に阻まれる。
「っ~ん゛ん゛…っ、」
お腹苦しい。苦しくて丸めたと同時に、大きく車体が揺れた。
しぃっ…
「あっ…」
「んん?もぉ我慢できまちぇんか?おかしいなぁ、先っちょあったかいけど」
ぐりぐりぐり、
「っあっ、」
ザラザラとした指が出口を擦った。
じゅううう…
じわじわとソコが熱くなる。ここは公共の場で、トイレじゃないのに。制服も、座席のシートも汚してしまっている。
「ぁ、あぁ…」
現実なのに、夢みたい。夢だったらどれだけ良かっただろう、早く覚めてくれとも思った。
「あーあ、しちゃったねぇ、お漏らし」
ぐしょぐしょに濡れた性器を弄りながら聞こえる、一層荒い鼻息。
「っふ、ぅ、ぅ゛、」
「成長したあっくんは、果たして白いおしっこを出すことが出来るのでしょうか、っと」
「っ゛、ぅ゛ん゛っ、」
竿を扱かれ、先に刺激を与えられればどれだけ嫌でも、怖くても反応してしまう。
「よーくできまちた。あっくんのせーし、おいしー」
俺の出したモノで汚れた手をベロベロと舐めている姿。本当に無理。生理的にもう見たくなくて、目を逸らす。
「へへ、今度は僕のも、触って?」
「っやだ、やだぁ゛…」
「ふふ、嬉し過ぎて泣いちゃった?」
手首を掴まれて、無理やり固くなったところに誘導されて。
「なでなでして?」
やだ、ほんとにもう、無理。無理って思うのに、突き飛ばしたいのに体は金縛りにあったみたいに動かない。ずっとこいつの言いなりのまま。
「う゛っ、っふぅーっふぅー…やっぱあっくんのおててはすべすべで良いや。ほらこれ、お小遣い。」
手元には、諭吉が膝に乗せられる。
「い゛、い゛らな゛、」
「良いじゃん、いっつも払ってたんだから」
「…は、?」
「あれ、知らない?あっくんのお触り一回10000円だったの。あの女もヤバいよね。子供売るなんて。その金でホストやら男漁ってたんだから。金出さなくなったらさっさと出てくし。あーあ、親権譲ってくれたらもっともっと可愛いがれたのになー」
じゃあ僕会社あるから、身なりを整えた奴はさっさと降りて行ってしまった。また今度、とも。
 頭、ふらふらする。ぐちゃぐちゃに汚れた服も、手も。全身に纏わりついて、気持ち悪い。怖い。
 キン、と耳が鳴った。
終点のアナウンスが響く。乗客は俺一人しか居ない。降りなきゃいけない。頭では分かっているのに、指一本、動かせない。

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