6 / 6
6
しおりを挟む
和樹くん、呼び慣れないから、一瞬自分のことか分からなかった。
「もうちょっとでおしっこできるからね」
「ふぇっ、」
頭を2、3度撫でられ、脇に手を入れられて立たされる。足がガクガクして、何度も何度もソコをたくし上げる。
「ふぅ、ん、おしっこぉ…!」
さっきよりも断然優しい顔で励ましてくれる先輩。語彙力が低下して、園の子供みたいな言葉を出してしまう。
「もれちゃう、もれちゃう、もれちゃうぅ…」
「だいじょうぶ。おちんちん、ちゃんと握っとくんだよ?」
ちゃぷ、ちゃぷ、ちゃぷ。お腹の中から水の音が聞こえてきそう。
(おしっこおしっこおしっこおしっこおしっこ!!)
今、自分はどんな格好をしているのだろう。鏡があったのなら、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。息が、歩く振動が、ジンジンと痺れを成す膀胱を刺激する。
「む、り…!」
「大丈夫大丈夫。絶対間に合うからね」
足を止めようとすると、先輩が腰のあたりをトントンと叩き、無理矢理に進まされてしまう。
「っひっ…でちゃ、ほんとにでちゃう…!」
前を捻り上げて、太ももを擦り合わせているにも関わらず、液体は下に、下にと降りていく。
「着いたよ」
じゅううっ…
「ふあ、ああああんっ」
2階だという彼の手にはすでに鍵が握られおり、それがまた体に緩みを生じさせてしまう。鉄製の非常階段を登り、ドアの前。すんなりと鍵が回って、入ることを促された。
「くつ、ぬげないぃっ、」
踵を引っ掛けているのに、滑ってしまって脱げない。
「あ、ぁ、っ!!なに、!?」
「しゃがんだら立てなくなっちゃうでしょう?待っててね、先生が脱がしてあげる」
「やだ、漏れちゃうからっ、かかとでグリグリさせてっ、」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
脇で下に落ちる体をずり上げられて、靴紐をするすると抜かれて。クネクネと暴れ回る足に構わず、いつのまにか俺の足は靴下が見えていた。のんびりとした口調なのに、焦った動きをする俺より何百倍も速い。
「ほら、すぐそこだから。もう少しだよ」
ドアを開けてもらい、待ち望んでいた白い陶器にご対面。モモをお腹につくぐらいに足をあげ、両手でギュウギュウ握りしめる。
「和樹くん、ちょっとじっとしてて!今度からは早めにおしっこ言おうね?」
カァっと頬が熱くなる。そして改めて認識する。自分が幼稚園児扱いされていることを。
「えらいえらい。ほら、おちんちん出せたよ。シーシーしようねー」
自分のズボンから出された、しめりきった男性器。ジーンズはしっとりとは言えないくらい濡れているけれど、そんなことは気にしてられない。
ショオオオオオオオオッ
「はぅっっっ!!ぁ…ぁ…」
さっきお漏らししたのに、どこにそんな水分が残っていたのだろう。頭がじーんとなって、気持ちいい。
「いっぱい出てるねー」
「ぁ、ぁう、せんぱ、」
先輩の手が、俺の汚いブツを握っている。肝心の俺の手は、意味もなく上の服をたくし上げて、腰を突き出しているだけ。
ぷしょぉぉぉ…
今日、トイレ補助を行った男の子を思い出す。
(おれ、いま、あの子みたいな格好で、しぃしぃしちゃってる…でもおちびりしちゃったし、おもらしもしちゃってるし…あの子よりも…)
しぃぃぃ…
長い長い放尿の終わりの合図。俺の性器の水滴ををピッピっと払って、トイレットペーパーで軽く当てられる。
「あー、結構ジャージ濡れちゃってるねー」
「ご、ごめんなさっ、」
「いーよいーよ。ジャージとパンツ、持ってくるね」
「さっきも言ったけど、おトイレは早めに行くこと。わかった?」
白いタオルでお尻と足を包み込まれ、先輩のパンツとジャージを穿かされる。自分でできるのに、ズボンをたくし上げるところから、紐を締める作業まで全部彼の手の中だ。
「はい…」
「おしっこ、もうないかな?」
お腹を軽く押されて、確認される。
「っはい…」
「よしっ!お風呂わいたら入ろうか。じゃあ先におててを洗おうね」
いつまでこの子供扱いが続くのだろうか。羞恥心も麻痺してしまいそう。
さっきの体を拭いたタオルとはまた違う小さめのタオルで、手の水分を丁寧に拭き取られる。
「はい、よくできました!」
律儀に視線を合わせて髪を撫でられる。
…いつまで続くのだろうか。
「もうちょっとでおしっこできるからね」
「ふぇっ、」
頭を2、3度撫でられ、脇に手を入れられて立たされる。足がガクガクして、何度も何度もソコをたくし上げる。
「ふぅ、ん、おしっこぉ…!」
さっきよりも断然優しい顔で励ましてくれる先輩。語彙力が低下して、園の子供みたいな言葉を出してしまう。
「もれちゃう、もれちゃう、もれちゃうぅ…」
「だいじょうぶ。おちんちん、ちゃんと握っとくんだよ?」
ちゃぷ、ちゃぷ、ちゃぷ。お腹の中から水の音が聞こえてきそう。
(おしっこおしっこおしっこおしっこおしっこ!!)
今、自分はどんな格好をしているのだろう。鏡があったのなら、恥ずかしくて死んでしまいそうだ。息が、歩く振動が、ジンジンと痺れを成す膀胱を刺激する。
「む、り…!」
「大丈夫大丈夫。絶対間に合うからね」
足を止めようとすると、先輩が腰のあたりをトントンと叩き、無理矢理に進まされてしまう。
「っひっ…でちゃ、ほんとにでちゃう…!」
前を捻り上げて、太ももを擦り合わせているにも関わらず、液体は下に、下にと降りていく。
「着いたよ」
じゅううっ…
「ふあ、ああああんっ」
2階だという彼の手にはすでに鍵が握られおり、それがまた体に緩みを生じさせてしまう。鉄製の非常階段を登り、ドアの前。すんなりと鍵が回って、入ることを促された。
「くつ、ぬげないぃっ、」
踵を引っ掛けているのに、滑ってしまって脱げない。
「あ、ぁ、っ!!なに、!?」
「しゃがんだら立てなくなっちゃうでしょう?待っててね、先生が脱がしてあげる」
「やだ、漏れちゃうからっ、かかとでグリグリさせてっ、」
「だいじょうぶだいじょうぶ」
脇で下に落ちる体をずり上げられて、靴紐をするすると抜かれて。クネクネと暴れ回る足に構わず、いつのまにか俺の足は靴下が見えていた。のんびりとした口調なのに、焦った動きをする俺より何百倍も速い。
「ほら、すぐそこだから。もう少しだよ」
ドアを開けてもらい、待ち望んでいた白い陶器にご対面。モモをお腹につくぐらいに足をあげ、両手でギュウギュウ握りしめる。
「和樹くん、ちょっとじっとしてて!今度からは早めにおしっこ言おうね?」
カァっと頬が熱くなる。そして改めて認識する。自分が幼稚園児扱いされていることを。
「えらいえらい。ほら、おちんちん出せたよ。シーシーしようねー」
自分のズボンから出された、しめりきった男性器。ジーンズはしっとりとは言えないくらい濡れているけれど、そんなことは気にしてられない。
ショオオオオオオオオッ
「はぅっっっ!!ぁ…ぁ…」
さっきお漏らししたのに、どこにそんな水分が残っていたのだろう。頭がじーんとなって、気持ちいい。
「いっぱい出てるねー」
「ぁ、ぁう、せんぱ、」
先輩の手が、俺の汚いブツを握っている。肝心の俺の手は、意味もなく上の服をたくし上げて、腰を突き出しているだけ。
ぷしょぉぉぉ…
今日、トイレ補助を行った男の子を思い出す。
(おれ、いま、あの子みたいな格好で、しぃしぃしちゃってる…でもおちびりしちゃったし、おもらしもしちゃってるし…あの子よりも…)
しぃぃぃ…
長い長い放尿の終わりの合図。俺の性器の水滴ををピッピっと払って、トイレットペーパーで軽く当てられる。
「あー、結構ジャージ濡れちゃってるねー」
「ご、ごめんなさっ、」
「いーよいーよ。ジャージとパンツ、持ってくるね」
「さっきも言ったけど、おトイレは早めに行くこと。わかった?」
白いタオルでお尻と足を包み込まれ、先輩のパンツとジャージを穿かされる。自分でできるのに、ズボンをたくし上げるところから、紐を締める作業まで全部彼の手の中だ。
「はい…」
「おしっこ、もうないかな?」
お腹を軽く押されて、確認される。
「っはい…」
「よしっ!お風呂わいたら入ろうか。じゃあ先におててを洗おうね」
いつまでこの子供扱いが続くのだろうか。羞恥心も麻痺してしまいそう。
さっきの体を拭いたタオルとはまた違う小さめのタオルで、手の水分を丁寧に拭き取られる。
「はい、よくできました!」
律儀に視線を合わせて髪を撫でられる。
…いつまで続くのだろうか。
23
お気に入りに追加
78
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(2件)
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
風邪ひいた社会人がおねしょする話
こじらせた処女
BL
恋人の咲耶(さくや)が出張に行っている間、日翔(にちか)は風邪をひいてしまう。
一年前に風邪をひいたときには、咲耶にお粥を食べさせてもらったり、寝かしつけてもらったりと甘やかされたことを思い出して、寂しくなってしまう。一緒の気分を味わいたくて咲耶の部屋のベッドで寝るけれど…?
待てって言われたから…
ふみ
BL
Dom/Subユニバースの設定をお借りしてます。
//今日は久しぶりに津川とprayする日だ。久しぶりのcomandに気持ち良くなっていたのに。急に電話がかかってきた。終わるまでstayしててと言われて、30分ほど待っている間に雪人はトイレに行きたくなっていた。行かせてと言おうと思ったのだが、会社に戻るからそれまでstayと言われて…
がっつり小スカです。
投稿不定期です🙇表紙は自筆です。
華奢な上司(sub)×がっしりめな後輩(dom)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
初めまして、!
こんばんは\(⌒日⌒)/
続き待ってます☺️☺️☺️
まって、めっちゃ好きと思ったら、こじらせた処女さんの作品で驚きました!
どちゃくそタイプです!
更新楽しみに待ってます!