329 / 486
第九章 商人連合国アキンド編
第376話 調査②
しおりを挟む
「お、おい。どうする」
「どうするも何も……」
迷宮に異変が起こっている事は間違いない。
しかし、中隊長にそう言われてしまえば、従わざるを得ない。
「中隊長の言う通り、迷宮内の調査をする他あるまい。大隊長には、それとなく伝えよう。迷宮に異変が起きている事は間違いないんだ」
「ああ、そうだな。それに中隊長は当てにできない。あいつは自分の保身の為なら部下をも切り捨てる。そんな奴だからな……」
私達は中隊長がテントに入った事を確認すると、行動に移す事にした。
「よし、中隊長がテントの中に入った。今の内に、大隊長へ報告しに行ってくる」
「ああ、俺は迷宮内探索の準備をしてくる。それにしても助かったぜ。もし調査するのが微生物や細菌の棲む迷宮『ヘルシンキ迷宮』だったら命はなかったかもしれないしな」
「馬鹿をいえ『イェーッタ迷宮』はこの国の大動脈。これならば、まだ『ヘルシンキ迷宮』の方がマシだった。万が一、『イェーッタ迷宮』から迷宮核が取り除かれただの洞窟となってしまえば、この国は大変な事になるぞ」
「た、確かに……じゃあ、尚更、大隊長に報告しとかないとな」
「ああ、中隊長と大隊長のテントが離れている事が唯一の幸いだった。それじゃあ、行ってくる」
「おう。中隊長にバレない様にな!」
私達は視線を交わし互いに頷くと、早速行動を始めた。
大隊長のテントは中隊長とは離れた所にある。
中隊長に動きがバレぬ様、中隊長のいるテントを大きく迂回すると、大隊長のテントが見えてきた。
中隊長のテントとは比べ物にならない程、大きいテントだ。
「大隊長『イェーッタ迷宮』の警備を担当しているマストです。入室許可を頂けますでしょうか」
私がそう言うと、テントの中から大隊長が声をかけてくる。
「うむ。入室を許可する」
「はい。ありがとうございます」
テントの中に入ると、中では大隊長は書類仕事に追われていた。
私がテントの中に入った事を確認すると、大隊長は手を止めこちらに視線を向けてくる。
「それで、何か用かね?」
「はい。大隊長に至急お伝えしたい事があり、伺った次第です」
「ほう。それで、至急の用とは、何かな?」
「『イェーッタ迷宮』に異変あり。掲示板を確認した所、『現在の階層』の表記がなくなっておりました」
私がそう言うと、大隊長はピクリと眉をひそめる。
「それは一大事だ。すぐに迷宮内の調査をしなさい」
「はい。畏まりました。それでは、早速迷宮内の調査を行います」
「うむ。よろしく頼むぞ」
大隊長より正式に迷宮内調査の命令を受けた私は、テントを出ると、早速『イェーッタ迷宮』に向かう事にした。
取り敢えず、大隊長に直接、迷宮の異変について知らせる事には成功した。
先に手を打っていれば、中隊長が何か悪い事を考えようとも対処する事ができる。
そして『イェーッタ迷宮』の入り口で待つ事十数分。
『魔法の鞄』に武器と物資を詰めた兵士が近付いてきた。
「おう。待たせたな」
「いや、私も丁度今来た所だ。それでは、早速、調査に向かおう」
そう言うと私達は迷宮内に足を踏み入れた。
『イェーッタ迷宮』は、薬草が豊富に採れる森と大地の迷宮。しかし、今はだいぶ様相を変えていた。
「これは酷いな……」
「ああ、全くだ」
イェーッタ迷宮第一階層。緑豊かに澄んだ風が心地良い森林フィールドが、今や、荒れ地へと変わり果てていた。迷宮内もまるで洞窟の中の様に暗く、見る影もない。
「すまないが、光源が欲しい。懐中電灯を出してくれ」
「ああ、わかった」
兵士は『魔法の鞄』から、懐中電灯を取り出すと周囲を明るく照らしていく。
この懐中電灯はユートピア商会で売られている画期的な光源だ。
魔力を込めるだけで、周囲を明るく照らす事ができる。
高価な品なので、こういった時以外に中々使う事ができない。
「しかし、第一階層がこれでは……やはり迷宮核に何かがあったとしか思えない。先に進むぞ」
「おう」
幸いな事に第一階層から第十階層まで進む間、モンスターと遭遇する事はなかった。
正直言ってありがたい。
イェーッタ迷宮に出現するモンスターは虫系統が多い。あまり遭遇したくはない。
「それにしても不気味だな……モンスター一匹出てこないとは……」
「ああ、全くだ。しかし、警戒は怠るなよ。虫系モンスターは厄介だからな」
「わかってるって……それにしても、この辺り、なんか変じゃないか?」
「うん? 何を言って……いや、確かに言われてみればそうだな」
第十一階層からは草原フィールドが広がっている筈、にも関わらず周囲の土が泥状になっている。
それに所々、土がガラス化しているのも気になる。
「な、なんだこれ……第十一階層にあんな建物あったか?」
兵士が前方に懐中電灯の光を向ける。
すると、そこには巨大な建造物が建てられていた。
周囲を見渡すと大穴まで開いている。
そして穴の中心は、まるで地の底から地盤が迫り上がってきたかの様に、不自然に隆起していた。
「懐中電灯を貸してくれ」
「ああっ」
私は懐中電灯を受け取ると、大穴を覗き込む。
しかし、深すぎて底が見えない。
まるで、迷宮の奥底にまで繋がっているかのようだ。
「深いな……底が見えん」
「ああ、しかし、この場所で何かがあった事は確かな様だ。とはいえ、断定はできん」
「確かに、他の階層も見てみない事には何も言えないな……」
そこからの調査は難航を極めた。
そもそも、階層が深いのだ。
調査に時間を要するのは当然の事。
最終階層に辿り着く頃には、あの階層で何が起こったのではないかという疑惑は確信へと変わっていった。
「どうするも何も……」
迷宮に異変が起こっている事は間違いない。
しかし、中隊長にそう言われてしまえば、従わざるを得ない。
「中隊長の言う通り、迷宮内の調査をする他あるまい。大隊長には、それとなく伝えよう。迷宮に異変が起きている事は間違いないんだ」
「ああ、そうだな。それに中隊長は当てにできない。あいつは自分の保身の為なら部下をも切り捨てる。そんな奴だからな……」
私達は中隊長がテントに入った事を確認すると、行動に移す事にした。
「よし、中隊長がテントの中に入った。今の内に、大隊長へ報告しに行ってくる」
「ああ、俺は迷宮内探索の準備をしてくる。それにしても助かったぜ。もし調査するのが微生物や細菌の棲む迷宮『ヘルシンキ迷宮』だったら命はなかったかもしれないしな」
「馬鹿をいえ『イェーッタ迷宮』はこの国の大動脈。これならば、まだ『ヘルシンキ迷宮』の方がマシだった。万が一、『イェーッタ迷宮』から迷宮核が取り除かれただの洞窟となってしまえば、この国は大変な事になるぞ」
「た、確かに……じゃあ、尚更、大隊長に報告しとかないとな」
「ああ、中隊長と大隊長のテントが離れている事が唯一の幸いだった。それじゃあ、行ってくる」
「おう。中隊長にバレない様にな!」
私達は視線を交わし互いに頷くと、早速行動を始めた。
大隊長のテントは中隊長とは離れた所にある。
中隊長に動きがバレぬ様、中隊長のいるテントを大きく迂回すると、大隊長のテントが見えてきた。
中隊長のテントとは比べ物にならない程、大きいテントだ。
「大隊長『イェーッタ迷宮』の警備を担当しているマストです。入室許可を頂けますでしょうか」
私がそう言うと、テントの中から大隊長が声をかけてくる。
「うむ。入室を許可する」
「はい。ありがとうございます」
テントの中に入ると、中では大隊長は書類仕事に追われていた。
私がテントの中に入った事を確認すると、大隊長は手を止めこちらに視線を向けてくる。
「それで、何か用かね?」
「はい。大隊長に至急お伝えしたい事があり、伺った次第です」
「ほう。それで、至急の用とは、何かな?」
「『イェーッタ迷宮』に異変あり。掲示板を確認した所、『現在の階層』の表記がなくなっておりました」
私がそう言うと、大隊長はピクリと眉をひそめる。
「それは一大事だ。すぐに迷宮内の調査をしなさい」
「はい。畏まりました。それでは、早速迷宮内の調査を行います」
「うむ。よろしく頼むぞ」
大隊長より正式に迷宮内調査の命令を受けた私は、テントを出ると、早速『イェーッタ迷宮』に向かう事にした。
取り敢えず、大隊長に直接、迷宮の異変について知らせる事には成功した。
先に手を打っていれば、中隊長が何か悪い事を考えようとも対処する事ができる。
そして『イェーッタ迷宮』の入り口で待つ事十数分。
『魔法の鞄』に武器と物資を詰めた兵士が近付いてきた。
「おう。待たせたな」
「いや、私も丁度今来た所だ。それでは、早速、調査に向かおう」
そう言うと私達は迷宮内に足を踏み入れた。
『イェーッタ迷宮』は、薬草が豊富に採れる森と大地の迷宮。しかし、今はだいぶ様相を変えていた。
「これは酷いな……」
「ああ、全くだ」
イェーッタ迷宮第一階層。緑豊かに澄んだ風が心地良い森林フィールドが、今や、荒れ地へと変わり果てていた。迷宮内もまるで洞窟の中の様に暗く、見る影もない。
「すまないが、光源が欲しい。懐中電灯を出してくれ」
「ああ、わかった」
兵士は『魔法の鞄』から、懐中電灯を取り出すと周囲を明るく照らしていく。
この懐中電灯はユートピア商会で売られている画期的な光源だ。
魔力を込めるだけで、周囲を明るく照らす事ができる。
高価な品なので、こういった時以外に中々使う事ができない。
「しかし、第一階層がこれでは……やはり迷宮核に何かがあったとしか思えない。先に進むぞ」
「おう」
幸いな事に第一階層から第十階層まで進む間、モンスターと遭遇する事はなかった。
正直言ってありがたい。
イェーッタ迷宮に出現するモンスターは虫系統が多い。あまり遭遇したくはない。
「それにしても不気味だな……モンスター一匹出てこないとは……」
「ああ、全くだ。しかし、警戒は怠るなよ。虫系モンスターは厄介だからな」
「わかってるって……それにしても、この辺り、なんか変じゃないか?」
「うん? 何を言って……いや、確かに言われてみればそうだな」
第十一階層からは草原フィールドが広がっている筈、にも関わらず周囲の土が泥状になっている。
それに所々、土がガラス化しているのも気になる。
「な、なんだこれ……第十一階層にあんな建物あったか?」
兵士が前方に懐中電灯の光を向ける。
すると、そこには巨大な建造物が建てられていた。
周囲を見渡すと大穴まで開いている。
そして穴の中心は、まるで地の底から地盤が迫り上がってきたかの様に、不自然に隆起していた。
「懐中電灯を貸してくれ」
「ああっ」
私は懐中電灯を受け取ると、大穴を覗き込む。
しかし、深すぎて底が見えない。
まるで、迷宮の奥底にまで繋がっているかのようだ。
「深いな……底が見えん」
「ああ、しかし、この場所で何かがあった事は確かな様だ。とはいえ、断定はできん」
「確かに、他の階層も見てみない事には何も言えないな……」
そこからの調査は難航を極めた。
そもそも、階層が深いのだ。
調査に時間を要するのは当然の事。
最終階層に辿り着く頃には、あの階層で何が起こったのではないかという疑惑は確信へと変わっていった。
1
お気に入りに追加
8,256
あなたにおすすめの小説
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
パーティーから追放され婚約者を寝取られ家から勘当、の三拍子揃った元貴族は、いずれ竜をも倒す大英雄へ ~もはやマイナスからの成り上がり英雄譚~
一条おかゆ
ファンタジー
貴族の青年、イオは冒険者パーティーの中衛。
彼はレベルの低さゆえにパーティーを追放され、さらに婚約者を寝取られ、家からも追放されてしまう。
全てを失って悲しみに打ちひしがれるイオだったが、騎士学校時代の同級生、ベガに拾われる。
「──イオを勧誘しにきたんだ」
ベガと二人で新たなパーティーを組んだイオ。
ダンジョンへと向かい、そこで自身の本当の才能──『対人能力』に気が付いた。
そして心機一転。
「前よりも強いパーティーを作って、前よりも良い婚約者を貰って、前よりも格の高い家の者となる」
今までの全てを見返すことを目標に、彼は成り上がることを決意する。
これは、そんな英雄譚。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
公国の後継者として有望視されていたが無能者と烙印を押され、追放されたが、とんでもない隠れスキルで成り上がっていく。公国に戻る?いやだね!
秋田ノ介
ファンタジー
主人公のロスティは公国家の次男として生まれ、品行方正、学問や剣術が優秀で、非の打ち所がなく、後継者となることを有望視されていた。
『スキル無し』……それによりロスティは無能者としての烙印を押され、後継者どころか公国から追放されることとなった。ロスティはなんとかなけなしの金でスキルを買うのだが、ゴミスキルと呼ばれるものだった。何の役にも立たないスキルだったが、ロスティのとんでもない隠れスキルでゴミスキルが成長し、レアスキル級に大化けしてしまう。
ロスティは次々とスキルを替えては成長させ、より凄いスキルを手にしていき、徐々に成り上がっていく。一方、ロスティを追放した公国は衰退を始めた。成り上がったロスティを呼び戻そうとするが……絶対にお断りだ!!!!
小説家になろうにも掲載しています。
外れスキル《コピー》を授かったけど「無能」と言われて家を追放された~ だけど発動条件を満たせば"魔族のスキル"を発動することができるようだ~
そらら
ファンタジー
「鑑定ミスではありません。この子のスキルは《コピー》です。正直、稀に見る外れスキルですね、何せ発動条件が今だ未解明なのですから」
「何てことなの……」
「全く期待はずれだ」
私の名前はラゼル、十五歳になったんだけども、人生最悪のピンチに立たされている。
このファンタジックな世界では、15歳になった際、スキル鑑定を医者に受けさせられるんだが、困ったことに私は外れスキル《コピー》を当ててしまったらしい。
そして数年が経ち……案の定、私は家族から疎ましく感じられてーーついに追放されてしまう。
だけど私のスキルは発動条件を満たすことで、魔族のスキルをコピーできるようだ。
そして、私の能力が《外れスキル》ではなく、恐ろしい能力だということに気づく。
そんでこの能力を使いこなしていると、知らないうちに英雄と呼ばれていたんだけど?
私を追放した家族が戻ってきてほしいって泣きついてきたんだけど、もう戻らん。
私は最高の仲間と最強を目指すから。
外れスキル『レベル分配』が覚醒したら無限にレベルが上がるようになったんだが。〜俺を追放してからレベルが上がらなくなったって?知らん〜
純真
ファンタジー
「普通にレベル上げした方が早いじゃない。なんの意味があるのよ」
E級冒険者ヒスイのスキルは、パーティ間でレベルを移動させる『レベル分配』だ。
毎日必死に最弱モンスター【スライム】を倒し続け、自分のレベルをパーティメンバーに分け与えていた。
そんなある日、ヒスイはパーティメンバーに「役立たず」「足でまとい」と罵られ、パーティを追放されてしまう。
しかし、その晩にスキルが覚醒。新たに手に入れたそのスキルは、『元パーティメンバーのレベルが一生上がらなくなる』かわりに『ヒスイは息をするだけでレベルが上がり続ける』というものだった。
そのレベルを新しいパーティメンバーに分け与え、最強のパーティを作ることにしたヒスイ。
『剣聖』や『白夜』と呼ばれるS級冒険者と共に、ヒスイの名は世界中に轟いていく――。
「戯言を。貴様らがいくら成長したところで、私に! ましてや! 魔王様に届くはずがない! 生まれながらの劣等種! それが貴様ら人間だ!」
「――本当にそうか、確かめてやるよ。この俺出来たてホヤホヤの成長をもってな」
これは、『弱き者』が『強き者』になる――ついでに、可愛い女の子と旅をする物語。
※この作品は『小説家になろう』様、『カクヨム』様にも掲載しております。
神速の成長チート! ~無能だと追い出されましたが、逆転レベルアップで最強異世界ライフ始めました~
雪華慧太
ファンタジー
高校生の裕樹はある日、意地の悪いクラスメートたちと異世界に勇者として召喚された。勇者に相応しい力を与えられたクラスメートとは違い、裕樹が持っていたのは自分のレベルを一つ下げるという使えないにも程があるスキル。皆に嘲笑われ、さらには国王の命令で命を狙われる。絶体絶命の状況の中、唯一のスキルを使った裕樹はなんとレベル1からレベル0に。絶望する裕樹だったが、実はそれがあり得ない程の神速成長チートの始まりだった! その力を使って裕樹は様々な職業を極め、異世界最強に上り詰めると共に、極めた生産職で快適な異世界ライフを目指していく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。