237 / 486
第八章 フェロー王国動乱編
第290話 王都④
しおりを挟む
ルチア様が護衛に魔道具を渡していくの見届けると、改めて、手に持った魔道具を見つめる。
〔瞬間移動〕という魔法を魔石に付与したこの魔道具……この魔道具があれば物流が変わる。
この〔瞬間移動〕という魔法、確か聖モンテ教会の新教皇ソテル様が使うオリジナルスキルの筈。そのオリジナルスキルを魔石に付与するとは……流石は聖モンテ教会の教皇という所か。
しかし、相手は世界最大宗教の聖モンテ教の教皇。
流石に、この魔道具の交渉をするのは難しいか……。
「いかが致しましたか、領主様?」
私が考え込んでいると、ルチア様が声をかけてきた。
「いえ、少し考え事をしておりました」
「そうですか……? それでは準備が整いましたので皆様、魔道具に魔力を注いで下さい」
「ま、魔道具に魔力をですか?」
「はい。この魔道具に魔力を流す事により〔瞬間移動〕の魔法が発動し、王都の教区教会に転移する事ができます。既に領主様には、この魔道具の体験をして頂いた筈……。何か問題がございましたでしょうか?」
「い、いえ、問題ございません。君達も準備はいいな?」
私は苦し紛れに護衛の冒険者に声をかける。
「「はい」」
「よし。行くぞ!」
そして〔瞬間移動〕を付与した魔石に魔力を注ぐと、一瞬視界が暗転し、気付けば教会の中に転移していた。
「「こ、これは……」」と護衛の冒険者達も驚いている。
「騒ぐな。これはこういう魔道具だ」
私がそう言い放つと、少し遅れてルチア様が転移してきた。
「お待たせ致しました。それでは一度、そちらを回収させて頂きます」
「あ、ああ」
私達はルチア様に魔道具を手渡した。
ルチア様をそれを収納指輪にしまっていく。
「さあ皆様がお待ちです。こちらへどうぞ」
ルチア様に着いていくと、礼拝堂に王弟殿下と領主達、ティンドホルマー魔法学園の学園長が集まっていた。
「おお、久しぶりだなぁ、ロイ!」
「全く待ちくたびれたぞ」
「さて、これで全員集まりました。すぐに王城へと向かいましょう」
王弟殿下がそう言うと、領主全員が頭を垂れた。
私自身もすぐに頭を垂れる。
しかし、王弟殿下は手でそれを制し、それを止めた。
「皆様、頭を上げて下さい。私はまだ国王になった訳ではありません。それに私自身、皆様のお力をお借りして国王になる身です。兄上の暴走を止め、国民達が元の生活を取り戻せるようお力添えをお願い致します」
「畏まりました。すべては王弟殿下の御心のままに……」
「ああ、ありがとう」
領主達の言葉を代弁し、ボルウォイ領の領主が傅く。
「さあ、王城へと向かいましょう」
王弟殿下の言葉に従い、教区教会を出るとそこには、変わり果てた王都の姿が広がっていた。
「こ、これはっ……」
「まさかこれ程とは……」
王都の街並みを見渡してみると、空き地が目立ち人の往来がまるでない。活気を無くしてしまった王都の姿がそこにはあった。
「フェリー運航停止の影響……だけではないのでしょうね」
土地接収以降、王都から他領に拠点を移す商人達が後を絶たない。
間違いなくその影響が出ている。
「ここにいても話は始まりません。王城へと向かいましょう」
「そうですな。ルチア様、馬車はどちらに?」
領主の一人がルチアにそう問いかける。
「領主様方の乗る馬車ですか? ありませんよ?」
「な、なんだと! 我らに王城まで歩いて行けと言うのかっ!」
領主の一人がルチア様に怒鳴り声を上げる。
しかし、ルチア様は飄々とした表情でそれを受け流した。
「はい。私達の役目はあなた方を王都まで送り届ける事です。ここから先はあなた方の問題。教会側が関知する所ではありません」
「っ! な、なんだとっ!」
私はルチア様と怒りの声を上げる領主の間に割って入ると、領主がルチア様に詰め寄る前に腕を広げそれを制した。
「まあ、待って下さい。聖モンテ教会の司教様は、私達の部下ではありません。王都に送って頂けただけでも有り難い話です。それをあなたは無下にするというのですか?」
私の言葉に領主の一人が「ううっ⁉」と声を上げ黙り込む。
当然だ。聖モンテ教会に属する者への指揮権は教皇にある。
そもそも、フェリーの運航を停止され、領主会議の開催を危ぶまれていた時、手を差し伸べて下さったのは聖モンテ教会の教皇ソテル様だ。
それに王都がこの有り様では、どの道馬車を用意する事もできなかっただろう。
それに王城まで歩いて行く事は、今の王都の現状を正しく認識する上で重要な事。
領主と王弟殿下が一堂に会する中、歩いて移動する事に護衛上の不安はあるが仕方がない。
「ルチア様、王都までの送迎ありがとうございました」
「いえ、お帰りの際はまた教区教会にお越し下さい」
私はルチア様にお礼を言うと、首に下げていたペンダントを外し、王弟殿下に渡す。
「陛下、万が一に備え、このペンダントをお持ち下さい」
「これは?」
「これはSランク冒険者が影精霊を宿らせたペンダントです。身に付けていれば、影精霊が王弟殿下を守ってくれます」
王城まで歩いて行く事になった以上仕方がない。
「そうですか、ありがとうございます」
王弟殿下はペンダントを受け取ると首にかけ、私達に顔を向けた。
〔瞬間移動〕という魔法を魔石に付与したこの魔道具……この魔道具があれば物流が変わる。
この〔瞬間移動〕という魔法、確か聖モンテ教会の新教皇ソテル様が使うオリジナルスキルの筈。そのオリジナルスキルを魔石に付与するとは……流石は聖モンテ教会の教皇という所か。
しかし、相手は世界最大宗教の聖モンテ教の教皇。
流石に、この魔道具の交渉をするのは難しいか……。
「いかが致しましたか、領主様?」
私が考え込んでいると、ルチア様が声をかけてきた。
「いえ、少し考え事をしておりました」
「そうですか……? それでは準備が整いましたので皆様、魔道具に魔力を注いで下さい」
「ま、魔道具に魔力をですか?」
「はい。この魔道具に魔力を流す事により〔瞬間移動〕の魔法が発動し、王都の教区教会に転移する事ができます。既に領主様には、この魔道具の体験をして頂いた筈……。何か問題がございましたでしょうか?」
「い、いえ、問題ございません。君達も準備はいいな?」
私は苦し紛れに護衛の冒険者に声をかける。
「「はい」」
「よし。行くぞ!」
そして〔瞬間移動〕を付与した魔石に魔力を注ぐと、一瞬視界が暗転し、気付けば教会の中に転移していた。
「「こ、これは……」」と護衛の冒険者達も驚いている。
「騒ぐな。これはこういう魔道具だ」
私がそう言い放つと、少し遅れてルチア様が転移してきた。
「お待たせ致しました。それでは一度、そちらを回収させて頂きます」
「あ、ああ」
私達はルチア様に魔道具を手渡した。
ルチア様をそれを収納指輪にしまっていく。
「さあ皆様がお待ちです。こちらへどうぞ」
ルチア様に着いていくと、礼拝堂に王弟殿下と領主達、ティンドホルマー魔法学園の学園長が集まっていた。
「おお、久しぶりだなぁ、ロイ!」
「全く待ちくたびれたぞ」
「さて、これで全員集まりました。すぐに王城へと向かいましょう」
王弟殿下がそう言うと、領主全員が頭を垂れた。
私自身もすぐに頭を垂れる。
しかし、王弟殿下は手でそれを制し、それを止めた。
「皆様、頭を上げて下さい。私はまだ国王になった訳ではありません。それに私自身、皆様のお力をお借りして国王になる身です。兄上の暴走を止め、国民達が元の生活を取り戻せるようお力添えをお願い致します」
「畏まりました。すべては王弟殿下の御心のままに……」
「ああ、ありがとう」
領主達の言葉を代弁し、ボルウォイ領の領主が傅く。
「さあ、王城へと向かいましょう」
王弟殿下の言葉に従い、教区教会を出るとそこには、変わり果てた王都の姿が広がっていた。
「こ、これはっ……」
「まさかこれ程とは……」
王都の街並みを見渡してみると、空き地が目立ち人の往来がまるでない。活気を無くしてしまった王都の姿がそこにはあった。
「フェリー運航停止の影響……だけではないのでしょうね」
土地接収以降、王都から他領に拠点を移す商人達が後を絶たない。
間違いなくその影響が出ている。
「ここにいても話は始まりません。王城へと向かいましょう」
「そうですな。ルチア様、馬車はどちらに?」
領主の一人がルチアにそう問いかける。
「領主様方の乗る馬車ですか? ありませんよ?」
「な、なんだと! 我らに王城まで歩いて行けと言うのかっ!」
領主の一人がルチア様に怒鳴り声を上げる。
しかし、ルチア様は飄々とした表情でそれを受け流した。
「はい。私達の役目はあなた方を王都まで送り届ける事です。ここから先はあなた方の問題。教会側が関知する所ではありません」
「っ! な、なんだとっ!」
私はルチア様と怒りの声を上げる領主の間に割って入ると、領主がルチア様に詰め寄る前に腕を広げそれを制した。
「まあ、待って下さい。聖モンテ教会の司教様は、私達の部下ではありません。王都に送って頂けただけでも有り難い話です。それをあなたは無下にするというのですか?」
私の言葉に領主の一人が「ううっ⁉」と声を上げ黙り込む。
当然だ。聖モンテ教会に属する者への指揮権は教皇にある。
そもそも、フェリーの運航を停止され、領主会議の開催を危ぶまれていた時、手を差し伸べて下さったのは聖モンテ教会の教皇ソテル様だ。
それに王都がこの有り様では、どの道馬車を用意する事もできなかっただろう。
それに王城まで歩いて行く事は、今の王都の現状を正しく認識する上で重要な事。
領主と王弟殿下が一堂に会する中、歩いて移動する事に護衛上の不安はあるが仕方がない。
「ルチア様、王都までの送迎ありがとうございました」
「いえ、お帰りの際はまた教区教会にお越し下さい」
私はルチア様にお礼を言うと、首に下げていたペンダントを外し、王弟殿下に渡す。
「陛下、万が一に備え、このペンダントをお持ち下さい」
「これは?」
「これはSランク冒険者が影精霊を宿らせたペンダントです。身に付けていれば、影精霊が王弟殿下を守ってくれます」
王城まで歩いて行く事になった以上仕方がない。
「そうですか、ありがとうございます」
王弟殿下はペンダントを受け取ると首にかけ、私達に顔を向けた。
1
お気に入りに追加
8,249
あなたにおすすめの小説
実力を隠し「例え長男でも無能に家は継がせん。他家に養子に出す」と親父殿に言われたところまでは計算通りだったが、まさかハーレム生活になるとは
竹井ゴールド
ライト文芸
日本国内トップ5に入る異能力者の名家、東条院。
その宗家本流の嫡子に生まれた東条院青夜は子供の頃に実母に「16歳までに東条院の家を出ないと命を落とす事になる」と予言され、無能を演じ続け、父親や後妻、異母弟や異母妹、親族や許嫁に馬鹿にされながらも、念願適って中学卒業の春休みに東条院家から田中家に養子に出された。
青夜は4月が誕生日なのでギリギリ16歳までに家を出た訳だが。
その後がよろしくない。
青夜を引き取った田中家の義父、一狼は53歳ながら若い妻を持ち、4人の娘の父親でもあったからだ。
妻、21歳、一狼の8人目の妻、愛。
長女、25歳、皇宮警察の異能力部隊所属、弥生。
次女、22歳、田中流空手道場の師範代、葉月。
三女、19歳、離婚したフランス系アメリカ人の3人目の妻が産んだハーフ、アンジェリカ。
四女、17歳、死別した4人目の妻が産んだ中国系ハーフ、シャンリー。
この5人とも青夜は家族となり、
・・・何これ? 少し想定外なんだけど。
【2023/3/23、24hポイント26万4600pt突破】
【2023/7/11、累計ポイント550万pt突破】
【2023/6/5、お気に入り数2130突破】
【アルファポリスのみの投稿です】
【第6回ライト文芸大賞、22万7046pt、2位】
【2023/6/30、メールが来て出版申請、8/1、慰めメール】
【未完】
母親に家を追い出されたので、勝手に生きる!!(泣きついて来ても、助けてやらない)
いくみ
ファンタジー
実母に家を追い出された。
全く親父の奴!勝手に消えやがって!
親父が帰ってこなくなったから、実母が再婚したが……。その再婚相手は働きもせずに好き勝手する男だった。
俺は消えた親父から母と頼むと、言われて。
母を守ったつもりだったが……出て行けと言われた……。
なんだこれ!俺よりもその男とできた子供の味方なんだな?
なら、出ていくよ!
俺が居なくても食って行けるなら勝手にしろよ!
これは、のんびり気ままに冒険をする男の話です。
カクヨム様にて先行掲載中です。
不定期更新です。
スキル間違いの『双剣士』~一族の恥だと追放されたが、追放先でスキルが覚醒。気が付いたら最強双剣士に~
きょろ
ファンタジー
この世界では5歳になる全ての者に『スキル』が与えられる――。
洗礼の儀によってスキル『片手剣』を手にしたグリム・レオハートは、王国で最も有名な名家の長男。
レオハート家は代々、女神様より剣の才能を与えられる事が多い剣聖一族であり、グリムの父は王国最強と謳われる程の剣聖であった。
しかし、そんなレオハート家の長男にも関わらずグリムは全く剣の才能が伸びなかった。
スキルを手にしてから早5年――。
「貴様は一族の恥だ。最早息子でも何でもない」
突如そう父に告げられたグリムは、家族からも王国からも追放され、人が寄り付かない辺境の森へと飛ばされてしまった。
森のモンスターに襲われ絶対絶命の危機に陥ったグリム。ふと辺りを見ると、そこには過去に辺境の森に飛ばされたであろう者達の骨が沢山散らばっていた。
それを見つけたグリムは全てを諦め、最後に潔く己の墓を建てたのだった。
「どうせならこの森で1番派手にしようか――」
そこから更に8年――。
18歳になったグリムは何故か辺境の森で最強の『双剣士』となっていた。
「やべ、また力込め過ぎた……。双剣じゃやっぱ強すぎるな。こりゃ1本は飾りで十分だ」
最強となったグリムの所へ、ある日1体の珍しいモンスターが現れた。
そして、このモンスターとの出会いがグレイの運命を大きく動かす事となる――。
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
王都を逃げ出した没落貴族、【農地再生】スキルで領地を黄金に変える
昼から山猫
ファンタジー
没落寸前の貴族家に生まれ、親族の遺産争いに嫌気が差して王都から逃げ出した主人公ゼフィル。辿り着いたのは荒地ばかりの辺境領だった。地位も金も名誉も無い状態でなぜか発現した彼のスキルは「農地再生」。痩せた大地を肥沃に蘇らせ、作物を驚くほど成長させる力があった。周囲から集まる貧困民や廃村を引き受けて復興に乗り出し、気づけば辺境が豊作溢れる“黄金郷”へ。王都で彼を見下していた連中も注目せざるを得なくなる。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い
平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。
ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。
かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。
フリーター転生。公爵家に転生したけど継承権が低い件。精霊の加護(チート)を得たので、努力と知識と根性で公爵家当主へと成り上がる
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
400倍の魔力ってマジ!?魔力が多すぎて範囲攻撃魔法だけとか縛りでしょ
25歳子供部屋在住。彼女なし=年齢のフリーター・バンドマンはある日理不尽にも、バンドリーダでボーカルからクビを宣告され、反論を述べる間もなくガッチャ切りされそんな失意のか、理不尽に言い渡された残業中に急死してしまう。
目が覚めると俺は広大な領地を有するノーフォーク公爵家の長男の息子ユーサー・フォン・ハワードに転生していた。
ユーサーは一度目の人生の漠然とした目標であった『有名になりたい』他人から好かれ、知られる何者かになりたかった。と言う目標を再認識し、二度目の生を悔いの無いように、全力で生きる事を誓うのであった。
しかし、俺が公爵になるためには父の兄弟である次男、三男の息子。つまり従妹達と争う事になってしまい。
ユーサーは富国強兵を掲げ、先ずは小さな事から始めるのであった。
そんな主人公のゆったり成長期!!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。