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ふたつきめーさんのいち
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------ 夢の中 -----------
その日は視界が開けていた。
上品で可愛らしい家具の部屋の椅子に腰が固定されているということ以外は。
しばらくすると靴音の人と同じ靴音の、この世のものとは思えないほどの美男子が現れた。
「こんばんは。はじめまして…が正しいかな?僕はサマエル。悪魔だよ。趣味は美しいものを見ること。」
そう言って靴音の人…改めサマエルは百人みたら百人中百人が惚れそうな爽やかな笑顔を浮かべ、レーヌの近くに近寄ってきた。
「今日はどうだった?昨日のトコが疼いて疼いて…仕方がなかったでしょ…?」
レーヌの頬をサラッと撫でてサマエルは言った。悔しいことに美男子なので、美男子なので!(大事なことなので2回言ったわ)いやらしい感じが全くしない。ナンテコッタ…
「ねぇ、レーヌ、どうだったのさ?」
あれこれ考えていると痺れを切らしたらしいサマエルが苛立ったように再び尋ねてきた。
「・・・」
でも、言えるわけないじゃない!あんな…あんな破廉恥なこと!!
朝起きた瞬間に漂ってた自分のアレの匂いで起きて、悲しい気持ちになったわよ!しかも着替える時も、歩く時も座る時も…何してても微妙に服が乳首に擦れるからその度に下腹の奥がキュンって!キュンキュンってなって!!毎回ちょっと頬が紅くなるから隠すの大変だったしっ。挙句の果てには夕方になるにつれて、先月まで一日ひとつの疼きだったのが全部少しずつ疼いて来て…。シャワーの水でなんて言うか、こう当たる度に身体がピクンピクンってしちゃって身体を清めるどころじゃなかったのよっ
一息でここまで頭の中でいってからレーヌはサマエルがニヤニヤと此方を見ているのに気がついた。
「ふぅ~ん。なかなか楽しかったようで良かったよ♪」
「はぁっ?何言ってるの貴方、楽しかったわけないわよ」
サマエルに言われて思わずレーヌは返事をしてしまった。サマエルはさらに笑みを深めて、
「レーヌは僕の身体も、声も、靴音も…全て好みのようだし、昨日も楽しかったようだから、ちょっと僕、嬉しくなっちゃたんだ~。まぁ、今日は話を聞かせてあげるだけって言ってたし、昨日のコ達を見せて終わりだよ…♪」
「…?え?まさか貴方、私の考えてることを読めるの?何そのハイスペック!!羨ましいわ!」
「………………ぇ…」
レーヌの言葉にサマエルはたっぷり五秒程固まってから、少し声を漏らした。余程レーヌの言葉が以外だったようだ。
「あぁもう。反則…。レーヌってなんでこんなに可愛いの…」
サマエルは少し頬をあからめて、ちいさく呟いた。そして部屋からとことこと去っていった。
その日は視界が開けていた。
上品で可愛らしい家具の部屋の椅子に腰が固定されているということ以外は。
しばらくすると靴音の人と同じ靴音の、この世のものとは思えないほどの美男子が現れた。
「こんばんは。はじめまして…が正しいかな?僕はサマエル。悪魔だよ。趣味は美しいものを見ること。」
そう言って靴音の人…改めサマエルは百人みたら百人中百人が惚れそうな爽やかな笑顔を浮かべ、レーヌの近くに近寄ってきた。
「今日はどうだった?昨日のトコが疼いて疼いて…仕方がなかったでしょ…?」
レーヌの頬をサラッと撫でてサマエルは言った。悔しいことに美男子なので、美男子なので!(大事なことなので2回言ったわ)いやらしい感じが全くしない。ナンテコッタ…
「ねぇ、レーヌ、どうだったのさ?」
あれこれ考えていると痺れを切らしたらしいサマエルが苛立ったように再び尋ねてきた。
「・・・」
でも、言えるわけないじゃない!あんな…あんな破廉恥なこと!!
朝起きた瞬間に漂ってた自分のアレの匂いで起きて、悲しい気持ちになったわよ!しかも着替える時も、歩く時も座る時も…何してても微妙に服が乳首に擦れるからその度に下腹の奥がキュンって!キュンキュンってなって!!毎回ちょっと頬が紅くなるから隠すの大変だったしっ。挙句の果てには夕方になるにつれて、先月まで一日ひとつの疼きだったのが全部少しずつ疼いて来て…。シャワーの水でなんて言うか、こう当たる度に身体がピクンピクンってしちゃって身体を清めるどころじゃなかったのよっ
一息でここまで頭の中でいってからレーヌはサマエルがニヤニヤと此方を見ているのに気がついた。
「ふぅ~ん。なかなか楽しかったようで良かったよ♪」
「はぁっ?何言ってるの貴方、楽しかったわけないわよ」
サマエルに言われて思わずレーヌは返事をしてしまった。サマエルはさらに笑みを深めて、
「レーヌは僕の身体も、声も、靴音も…全て好みのようだし、昨日も楽しかったようだから、ちょっと僕、嬉しくなっちゃたんだ~。まぁ、今日は話を聞かせてあげるだけって言ってたし、昨日のコ達を見せて終わりだよ…♪」
「…?え?まさか貴方、私の考えてることを読めるの?何そのハイスペック!!羨ましいわ!」
「………………ぇ…」
レーヌの言葉にサマエルはたっぷり五秒程固まってから、少し声を漏らした。余程レーヌの言葉が以外だったようだ。
「あぁもう。反則…。レーヌってなんでこんなに可愛いの…」
サマエルは少し頬をあからめて、ちいさく呟いた。そして部屋からとことこと去っていった。
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