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一般常識や世間話など、その2

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☆紀元前

種族、あるいは部族同士の集まりで国と呼べるかは怪しいところで有る。
大陸の覇者と呼べる存在も無く、水源地の奪い合いをしたり殺し合いをしている程度。

☆当時、他大陸から見たこの地
他大陸から見た時に交渉する相手は無しと判断され、勝手に基地を作られてしまう。
そしてその基地を潰す為の軍隊がやってきてこの大陸は戦場となる。

他大陸の者が使う兵器や武器に対抗することが出来ないこの地の人たちは戦争に巻き込まれて死んだり、略奪や暴行、新型兵器の試し撃ちなどに使われて数を減らした。

それを怒った精霊王が他大陸の者の命を贄としてこの大陸を囲う結界を張った。
そして他大陸の物作った物は木に姿を変え、他大陸の者は魔物に姿を変えたという。

また、その儀式が行われた日を大陸歴元年の1月1日とした。

☆それぞれの位置関係と動きを日本でやると…?
九州、中部、四国の大きくした感じ。
ただし、九州から四国は見えず季節や天候により中部から見える日が年に数日ある程度。

九州地方を統一した鹿児島県知事が日本統一を目指す為に本州へ上陸するも、中部を統一した広島県知事軍の激しい抵抗に遭い一時撤退。
その時に愛媛県を遠目で見る。

鹿児島県知事は愛媛県を経由して背後から広島県知事軍を襲う作戦を立て実行、減った糧食などを愛媛香川にある集落から奪って進んだ。

四国は九州や中部のように統一されておらず、それどころか県としてのまとまりすらない状態で町や村単位で生活していたので抵抗することができず蹂躙された。

考えていたよりも四国が大きかったことから、鹿児島県知事いや九州王は四国を奪うことに決めた。
だが、それを良しとしなかった広島県知事軍と近畿共和国は一時的な同盟を結び、四国統一に乗り出した九州王国軍を排除する為に四国へ軍を送り込んだ。

四国は現住民の意思とは関係なく戦場となり、そして人々はどの国の兵隊からも奪われた。

そして徳島の奥地に隠れ住んでいた長寿族の御神木を素材にすると効果の高い霊薬が作れることを知った近畿共和国の兵士が長寿族の村を殲滅し、御神木を切り倒した。

そのことを知った兄弟関係にある長寿族は怒り、四国の各地にある御神木の母樹に外来種の破壊を願う。すると、三国の兵士たちは魔物に姿を変え兵器は樹々へと姿を変えた。

そして四国を囲うように海は渦を巻き、空は嵐になった。

☆八王時代
大陸の9割近くを覆った森と森から出てくる魔物に対処する為にまとまった集団を作る必要が出来た。
生き残った人たちは種族とか出身などに関係なく、生き残ることを優先する為にまとまって行動した。
最終的に八つの集団が出来、後に八王時代と呼ばれることになる。
この時代から今まで続く国は4つある。

主人公の家は続かなかった4つの末裔であり、英雄王の血族として有名である。

☆英雄王
八王時代に他の王とそれぞれ交渉し、全ての王を集めて話し合いの場を作った。
そして大陸の外周から森を削っていく計画が出来、実行していく。
八王の中で強かった三国が危険と思われる場所担当する。
英雄王は西からの侵略軍がやってきた海岸を、龍王国は北西からの軍が来た海岸を、北王国は北東からの軍が来た海岸を担当した。

英雄王の担当した場所は魔物の抵抗も木の侵食も大きく、国家運営の余裕がない為に王を捨てて森の開拓に専念をする。
そして元英雄王を支援する為の国が出来る。

この仕組みは他国にも広がり、海岸沿いに外敵を相手にする国と開拓を支援する国が新たに出来ることになる。
開拓をする国を宗主国、支援国を属国としていたのだが時代が進むとその関係が有耶無耶になるところも出る。

☆現在の英雄王の末裔
主人公の家は、いつの間にか王国辺境に住んでいる一族になっていた。
森の開拓を邪魔しないならそれで良いと当時の当主は受け入れたようだが、時代が変わると王国側の考えも変わっていった。

主人公の家が森に蓋をしているので王国民は魔物を見ずに生涯を終える割合が高い。
そして、魔物を相手にしている主人公の一族を蛮族と言う連中も居る。
報復として森で採れた素材や素材を使ってる物を発言者やその親族には販売しない、あるいは定価では売らない。
もちろん、酒もである。

国から独立しても一族だけで森を開拓する予算を確保する為に商売を行なっていて、流通網は大陸全土に広がって居る。
森産の物に加えて最近は美味い酒の販売も行われており、酒飲みから聖地扱いされ始めて居る。

なお、物流にはマジックリングが使われている。
龍王の夫に選ばれた相手は過去に何人も居る。

☆納税と予算
主人公の家は国に税金を払って居るが、税金よりも多い防衛予算を受け取っている。

英雄王の開拓を支援するのが国の役目だからではなく、何世代か前に予算の打ち切りと税金の増額をしようと王が要求したところ無視。
それに怒った王が騎士団や軍を送ったら周りの国から侵攻されて領土を半分以下にされた挙げ句、王に対する叛逆行為を罰すると言う名目で連合国軍に処刑されたからである。

国内での扱いはともかく、他国の王家では今でもこの大陸をまとめる王の一族と考えられている。

☆他国との関係
危険度の高そうな地の開拓をする時に英雄王の末裔に協力をお願いすることも有り、その関係からこの国の王族よりも関係が深く騎士団の中には他国の王弟などが居るときもある。
当然先祖に他国の王族も居る。

そんな一族に産まれた主人公は戦闘向きじゃない酒魔法を手にしたことで勘当される可能性も有ったのだが、両親の性格や魔眼を持ち魔法研究が趣味のような姉と言う環境のおかげで現在のようになる。

☆精霊は居るの?
この大陸を守る為に行った様々なことに精霊の力を使用したことで疲れた彼ら彼女らは眠りにつき、現在は精霊を見ることができないと言われている。

精霊信仰の強い地域では洗礼で属性魔法が確認されると、精霊が帰ってきたと言って祭りをするところもある。

☆八大精霊
この世界には八大精霊と言われる色を司る精霊が居る。

金銀銅赤青緑白黒を八大精霊と呼び、その下に火の精霊や水の精霊などが居ると考えられている。

地域によっては金銀銅の三大聖霊に赤青緑白黒の五精霊が仕えているとも言われているが、実際のところは不明。
儀式を行っている長寿族はその辺りについては何も言わず、八精霊が結界を作る柱となったとだけ教会で教える。

この大陸を囲うように八つの柱が海には有る。

☆全属性と言われるもの
基本的には赤青緑白黒とその系列にある属性の事を指す。
そのどれにも当てはまらない属性は金銀銅のどれかだと思われているが、はっきりとはしていない。
その辺りは教会が何も言わないので民間の独自研究となっている。

ただ、色ではない属性が成長して色属性になるのは確認されているので、やはり色精霊も上位存在であろうと思われている。

酒魔法は銀属性なのではと言う人もいれば、龍の血酒の効果を知った人からは金属性とも言われている。
その辺りを見分ける方法は無く、能力の種類や世界に与える影響からの考察でしかない。
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