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身内の裏切り
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「……我々もすっかり娘の言動に慣らされてしまっていたようだ。申し訳ございません、我が娘は少々特殊と申しますか、変わり者でして」
「お父様⁉︎」
まさかの身内からのディスり⁉︎ 何たる裏切り!
「娘の行動が我が国の令嬢の基準だとは決して思わないでいただきたい」
うぐ、それについては反論できない!
故に変わり者発言を否定できない! つらい!
「流石に私とてそれくらいは理解できる。この幼い見た目が年相応であればの話だが」
言動が年相応じゃなくてすみませんでしたねーだ!
まあ、中身はアラサー、いや、今世の分を含めたら? ……げふんごふん!
それはさておき、確かに私は見た目から考えれば大人びてるいるどころじゃない言動ばかりなので、変わり者扱いされても文句は言えな……いや、身内くらいは私のこと庇おうよ⁉︎
お母様もお兄様もうんうんって頷いてないでフォローしてくださいませんか⁉︎
身内の理解がありすぎて全肯定って身も蓋もない……!
「娘は魔力過多のため平均よりは成長が遅いようで見た目こそ多少幼さは残りますが、今年アデリア学園に在籍しております」
「ああ、そういえば先日もう一人の娘と同じ服装をしていたな。あれは学園の制服だったのか……確かにあの娘と比べたら少々幼いか」
マリエルちゃんと一緒だった時のことを思い出したようで私をしげしげと見つめて納得していた。
発育が悪くてすみませんねぇ⁉︎
魔力循環がうまくできるようになってからは少しは成長してるんだからね! ふんだ!
密かに憤慨していると、お父様が苦笑しながら話を続けた。
「それでその、娘の趣味は料理でして……先日持ち帰った香辛料や、ええと、媚薬の原料を用いて料理をいたしまして」
「料理……本当に、媚薬で……?」
怪訝な表情のカルド殿下を見たお父様は胸ポケットから小箱を取り出してフタを開けて中を見せた。
中に入っていたのは、昨日取り上げられた例のチョコレートだった。
「このようなものを作りましたところ、試食の際に思わぬ効果があることを発見したのです」
「……何だ、これは?」
カルド殿下が訝しげにチョコレートの入った小箱を見て言った。
「は? あの……こちらがいただいた媚薬の原料から作ったええと……なんだったかな?」
お父様が私に尋ねたので「……チョコレートと名づけましたわ」と答えた。
「娘のレシピ名はチョコレートだそうです。貴国ではこのような形にして食すのではないのですか?」
お父様が意外そうにカルド殿下を見た。
やばい。
そうだ、昔の媚薬ってドロドロのドリンク状態なんじゃなかったっけ?
サモナール国ではどんな状態で服用してたのか気にもしてなかったけど、ここまで作り込んでいたとは考えにくい。
「いや、我が国では砕き細かくすり潰した状態のものを飲用していた。このような塊になるなど……失礼だか試食しても?」
「それは、まあ、構いませんが……」
「殿下⁉︎ そりゃダメっすよ! これ見た目は違うけど媚薬なんでしょう⁉︎ それに、他にも何が入ってるかわかんないっすよ⁉︎」
「少量なら俺には効かない。だろう?」
「ううう……毒味役は俺なんすよ⁉︎ 他国で醜態晒すとかしたくないんすけどぉ⁉︎」
「じゃあ俺が……」
「わーかった! わかりましたよ! 食べりゃいいんでしょ、食べれば!」
気安い雰囲気の主従のやり取りをぽかんと眺めていると、ティカさんが「うう、失礼します」と言って小箱の中のチョコレートの小さなかけらを取り「南無三!」とばかりに口の中に放り込んだ。
「……」
ティカさんが目を瞑ってチョコレートを味わっているのを皆で固唾を飲んで見守る。
「……ティカ?」
「……美味っ! 美味いっすよ、これ!」
殿下に声をかけられたと同時にパァッと目を見開いて答えたティカさん。
先ほどまでの悲壮な表情から一変、満面の笑顔である。
え、あの残念チョコレートがそんなに美味しかったの?
「は? 美味い? 苦いの間違いだろ?」
「いや、苦いは苦いんっすけど、まろやかで甘さもあって……砂糖がたっぷり入ってるっすよ! 贅沢っす!」
目をキラキラさせて答えるティカさんにドン引きのカルド殿下。
「そんなに疑うなら殿下も食べてみるっすよ! ほら!」
「むぐっ⁉︎」
ティカさんはそう言うと小箱からチョコレートのかけらをつまみ上げ、殿下の口に押し込んだ。
いやティカさん、その行為は不敬なのでは⁉︎
私たちが二人のやりとりをハラハラしながら見守っていると、カルド殿下も眉間に皺を寄せながらもチョコレートを味わっているようで、その皺が次第に浅くなった。
「……美味い、何だこれは。香りも味も媚薬そのものなのに、まるで別物じゃないか」
「でっしょお? 美味いっすよね、これ!」
「なんてことだ……これは我が国の上をいく品になっているではないか」
……二人とも頰を紅潮させ、興奮している様子。
これはチョコレートの味に興奮しているのか、媚薬の効果なのか……んん、両方かも?
「あの、お二人とも体調などに問題はございませんか? 一応、材料が材料ですので……」
私が恐る恐る尋ねると、二人はハッと我に返った様子で姿勢を正した。
「ごほん、ああ、うむ。我々は耐性があるのでこの程度の摂取であれば問題ない。だが、しかしこれは我々の製法を遥かに超えたもの……やはり、我が国は自国の素材の扱いすら貴国に遠く及ばぬ、か……」
力が抜けたようにがっくりとしたカルド殿下をティカさんが「殿下ぁ……」とオロオロしながら見つめる。
「ここまで素材の扱いに長けているのであれば、取引に優位に立つのは難しいだろう。前回我が国の大使が、酷い料理のもてなしをうけ、憤慨して戻ってきたと聞いた」
ああ、前回のコッテコテ料理のあの件ね。
「そこで、第二王子である私が出向き、再び酷いもてなしを受けた場合、取引の打ち切りをちらつかせて優位に立ってこいと兄に送り出されたのだが……くそっ、やはり俺は兄に陥れられたのか」
カルド殿下は吐き捨てるように言ったのをティカさんが悔しそうに見守っている。
……どうもきな臭い感じがするのだけど?
「カルド殿下、差し出がましいかと思いますが、我々に事情をお聞かせ願っても?」
お父様も同じように感じたらしく、カルド殿下に問いかけた。
「……いいだろう。我が国の恥を晒すようだが構うものか。私は第二王子だが、現王が視察先で農家の娘に手をつけた結果生まれた庶子だ」
おっとぉ? お家騒動の予感。
「母が私を妊娠したことが明らかになったと同時に母は誘拐同然に後宮に召し上げられ私を生んだ。ティカはその時侍女として無理矢理母と一緒に乳飲み子ごと連れて行かれた母のいとこで、私とは乳兄弟であり、はとこでもある。私たちは王宮で育ったが、正妃や彼女から生まれた兄から蔑まれていた」
そう言ってカルド殿下はギュッと膝を掴んだ。
ちょっとちょっとぉ⁉︎ 王族って人たちはなんでこう、考えなしなの?
セイにしろカルド殿下にしろ、自分の子供を辛い目に合わせるなんてとんでもないわ!
---------------------------
酷暑が続いておりますが、皆様体調崩したりなさいませんようご自愛くださいませ……!
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「娘の行動が我が国の令嬢の基準だとは決して思わないでいただきたい」
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「流石に私とてそれくらいは理解できる。この幼い見た目が年相応であればの話だが」
言動が年相応じゃなくてすみませんでしたねーだ!
まあ、中身はアラサー、いや、今世の分を含めたら? ……げふんごふん!
それはさておき、確かに私は見た目から考えれば大人びてるいるどころじゃない言動ばかりなので、変わり者扱いされても文句は言えな……いや、身内くらいは私のこと庇おうよ⁉︎
お母様もお兄様もうんうんって頷いてないでフォローしてくださいませんか⁉︎
身内の理解がありすぎて全肯定って身も蓋もない……!
「娘は魔力過多のため平均よりは成長が遅いようで見た目こそ多少幼さは残りますが、今年アデリア学園に在籍しております」
「ああ、そういえば先日もう一人の娘と同じ服装をしていたな。あれは学園の制服だったのか……確かにあの娘と比べたら少々幼いか」
マリエルちゃんと一緒だった時のことを思い出したようで私をしげしげと見つめて納得していた。
発育が悪くてすみませんねぇ⁉︎
魔力循環がうまくできるようになってからは少しは成長してるんだからね! ふんだ!
密かに憤慨していると、お父様が苦笑しながら話を続けた。
「それでその、娘の趣味は料理でして……先日持ち帰った香辛料や、ええと、媚薬の原料を用いて料理をいたしまして」
「料理……本当に、媚薬で……?」
怪訝な表情のカルド殿下を見たお父様は胸ポケットから小箱を取り出してフタを開けて中を見せた。
中に入っていたのは、昨日取り上げられた例のチョコレートだった。
「このようなものを作りましたところ、試食の際に思わぬ効果があることを発見したのです」
「……何だ、これは?」
カルド殿下が訝しげにチョコレートの入った小箱を見て言った。
「は? あの……こちらがいただいた媚薬の原料から作ったええと……なんだったかな?」
お父様が私に尋ねたので「……チョコレートと名づけましたわ」と答えた。
「娘のレシピ名はチョコレートだそうです。貴国ではこのような形にして食すのではないのですか?」
お父様が意外そうにカルド殿下を見た。
やばい。
そうだ、昔の媚薬ってドロドロのドリンク状態なんじゃなかったっけ?
サモナール国ではどんな状態で服用してたのか気にもしてなかったけど、ここまで作り込んでいたとは考えにくい。
「いや、我が国では砕き細かくすり潰した状態のものを飲用していた。このような塊になるなど……失礼だか試食しても?」
「それは、まあ、構いませんが……」
「殿下⁉︎ そりゃダメっすよ! これ見た目は違うけど媚薬なんでしょう⁉︎ それに、他にも何が入ってるかわかんないっすよ⁉︎」
「少量なら俺には効かない。だろう?」
「ううう……毒味役は俺なんすよ⁉︎ 他国で醜態晒すとかしたくないんすけどぉ⁉︎」
「じゃあ俺が……」
「わーかった! わかりましたよ! 食べりゃいいんでしょ、食べれば!」
気安い雰囲気の主従のやり取りをぽかんと眺めていると、ティカさんが「うう、失礼します」と言って小箱の中のチョコレートの小さなかけらを取り「南無三!」とばかりに口の中に放り込んだ。
「……」
ティカさんが目を瞑ってチョコレートを味わっているのを皆で固唾を飲んで見守る。
「……ティカ?」
「……美味っ! 美味いっすよ、これ!」
殿下に声をかけられたと同時にパァッと目を見開いて答えたティカさん。
先ほどまでの悲壮な表情から一変、満面の笑顔である。
え、あの残念チョコレートがそんなに美味しかったの?
「は? 美味い? 苦いの間違いだろ?」
「いや、苦いは苦いんっすけど、まろやかで甘さもあって……砂糖がたっぷり入ってるっすよ! 贅沢っす!」
目をキラキラさせて答えるティカさんにドン引きのカルド殿下。
「そんなに疑うなら殿下も食べてみるっすよ! ほら!」
「むぐっ⁉︎」
ティカさんはそう言うと小箱からチョコレートのかけらをつまみ上げ、殿下の口に押し込んだ。
いやティカさん、その行為は不敬なのでは⁉︎
私たちが二人のやりとりをハラハラしながら見守っていると、カルド殿下も眉間に皺を寄せながらもチョコレートを味わっているようで、その皺が次第に浅くなった。
「……美味い、何だこれは。香りも味も媚薬そのものなのに、まるで別物じゃないか」
「でっしょお? 美味いっすよね、これ!」
「なんてことだ……これは我が国の上をいく品になっているではないか」
……二人とも頰を紅潮させ、興奮している様子。
これはチョコレートの味に興奮しているのか、媚薬の効果なのか……んん、両方かも?
「あの、お二人とも体調などに問題はございませんか? 一応、材料が材料ですので……」
私が恐る恐る尋ねると、二人はハッと我に返った様子で姿勢を正した。
「ごほん、ああ、うむ。我々は耐性があるのでこの程度の摂取であれば問題ない。だが、しかしこれは我々の製法を遥かに超えたもの……やはり、我が国は自国の素材の扱いすら貴国に遠く及ばぬ、か……」
力が抜けたようにがっくりとしたカルド殿下をティカさんが「殿下ぁ……」とオロオロしながら見つめる。
「ここまで素材の扱いに長けているのであれば、取引に優位に立つのは難しいだろう。前回我が国の大使が、酷い料理のもてなしをうけ、憤慨して戻ってきたと聞いた」
ああ、前回のコッテコテ料理のあの件ね。
「そこで、第二王子である私が出向き、再び酷いもてなしを受けた場合、取引の打ち切りをちらつかせて優位に立ってこいと兄に送り出されたのだが……くそっ、やはり俺は兄に陥れられたのか」
カルド殿下は吐き捨てるように言ったのをティカさんが悔しそうに見守っている。
……どうもきな臭い感じがするのだけど?
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おっとぉ? お家騒動の予感。
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そう言ってカルド殿下はギュッと膝を掴んだ。
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