355 / 386
連載
これはいわゆる◯◯案件……!
しおりを挟む
「あ! いいところに来た! 何なんだよこいつら⁉︎ 上得意になりそうなやつ連れてくるっつうから期待してたのに、期待の斜め上をいきやがるんだが⁉︎」
店員さん改めサモナール国の王子がレオン様に苦情を申し立てている。
この王子、口が悪い!
……あれ? この二人って、知り合いなの⁉︎
レオン様は普段、国民の前にすら姿を見せないので神聖化されている節があるのに。
まあそれは聖獣の姿の話であって、人化した姿で正体を隠して街中をうろついてはいるんだけど。
「上得意だろう? あれだけの量を買い込む客なんてそうそういないだろうが」
「いや確かにそうだけどよ……でもあん時ゃあんたが奢ってただろうが! まさかこんなガキがアレをどうこうできるとは思わねぇだろ!」
……なんだか失礼なことを言われている気がするんですが。
「どうせ使いこなせねぇか、親にバレて取り上げられるかして泣きついてくるか、その親が渡りをつけてくると思ったら、使用人が普通に買いにきたんだぞ⁉︎ 交渉のしようがねぇだろ!」
あ、やっぱりそういう展開を期待してたんだ?
「どうせならあんたとアレの取引すりゃよかったんだ。あんたは金払いもいいし、度胸もある。冒険者にしちゃあ粗暴なところもない。実はお忍びの貴族かなんかだろ?」
「……少なくとも貴族ではないな?」
レオン様は片眉を上げて面白そうに笑った。
ええはい、ドリスタン王国を守護する聖獣様ですからね! 貴族じゃないよね!
……あれ? この二人、知り合いではない?
「殿下、殿下! ここで揉めたらまずいですよ! 目立っちゃダメでしょうが!」
使用人に変装したお付きの護衛らしき人が剣を収めてから王子の両肩に手を置いて引き寄せた。
黒銀はそれを見て掴んでいた手を離したので少しホッとした。
しかし掴んでいた王子の手首が赤くなっている⁉︎
やばい、国際問題になっちゃう⁉︎
「うるせぇな、そんな誰もこっちの騒ぎに気づいて……ない⁉︎」
王子が慌てたように周囲に目をやって、初めて私も誰もこの揉め事が気にならない様子で普通に通り過ぎているのに気づいた。
それどころか、この店に気づかない様子で自然に避けながら通り過ぎている……?
「お前らが揉め始める前から認識阻害の魔法をかけてある。誰も俺たちには気づかないから安心しろ」
レオン様がこともなげに言ってのけたけれど……いつの間に⁉︎
全く気づかなかった!
「認識阻害……⁉︎ んな、高位の魔法を使うとか、あんた……何者だ⁉︎」
王子、さっきからそればっかなんですけど⁉︎
今度はレオン様に向けて護衛と共に警戒態勢に入った。
これだけ誰にも気づかれずに魔法をかけられてたら街中で暗殺・誘拐し放題だから無理もないけど。
私だってその可能性を想像して怖くなったもん!
「あー、ちっと探りを入れるつもりがお節介しちまったばっかりにしくったなぁ……」
レオン様がまいったとばかりに頭をガリガリと掻き、こっちを見てニカっと笑った。
「ここじゃ積もる話もできねぇし、お嬢んち行くか!」
「は? 我が家ですか⁉︎」
はあ? なんですと⁉︎ 王宮じゃなくて?
「おぬし、戯言も大概にしろ。なぜ主がおぬしやこやつらを招かねばならんのだ」
「そうだそうだ。そんなすじあいはないね!」
黒銀と真白が私を庇うようにしてレオン様に反論した。
「ちょ……っ、待……! 何で俺こんなとこにいるんだ⁉︎ 場違い過ぎんだろ⁉︎」
シンが私たち、レオン様、王子たちを交互に見ながらオロオロしている。
あわわ、巻き込んでごめん、シン。
シンの胃が無事なのを祈る!
「は? なんでこいつの家なんだよ? そもそもこのガキだって何者なんだよ?」
王子が不審そうな目で私を見た。
「彼女はエリスフィード公爵家のご令嬢だ」
レオン様が胡散臭そうな笑顔で言ってのけた。
ちょっ! なんで自分のことは伏せて私の正体バラすんですかぁ⁉︎
「……は? エリスフィード公爵家……って、ええぇ⁉︎ うっそだろ⁉︎」
「え、ちょ、ド、ドリスタン王国における重鎮も重鎮じゃないっすか……! 殿下ぁ、だからお忍びで行商の真似事はやばいって言ったじゃないすかぁ!」
「うるせぇ! まさかそんな大物が釣れるとは思わねぇだろうが!」
王子と護衛が揉めている。
私もまさか一国の王子が他国で行商人のふりして媚薬売りつけようとしてるとは思わなかったよ!
あれ? これ、もしかして裏の販売ルートでも作ろうとしてたのでは?
もしそうだとしたら、王子、アウトオォ!
だが残念! あなたがターゲットにしたのは片やドリスタン王国の守護聖獣、片や王家と懇意にしている公爵家の令嬢だ!
悪事を働く前から詰んでるね! ふはは!
……しかしこれ、もしかしなくてもお父様に叱られ案件なのでは……?
そもそも、ここにくるのも香辛料を買うためだからと思ってお父様に報告してないし。
屋敷に残ったミリアが報告してるかもだけど、この展開は想像もつかないだろうし。
……私も詰んだ。
かといって、このままハイさよならとはいかないよねぇ……
「サモナール国のお客様をお迎えするにはむさ苦しいところではございますが、よろしければ私の家でお茶でもいかがですか?」
私は全くよろしくないけどね⁉︎
「……招待を受けよう。案内を頼む」
王子が渋々といった様子で答えた。
受けてくれなくてもよかったんですよ⁉︎
「ああ、このままぞろぞろと屋敷に向かうわけにはいかねぇから、殿下と……そうだなそこのあんたは護衛としてついてくるといい。後の始末は……そうだな。そこのお前。ここにある香辛料全て買い取るから荷物をまとめてこい」
「は? 俺⁉︎ あ、いやその……ハイ、カシコマリマシタ……」
レオン様の指示を受けてシンがしどろもどろになりながら答えた。シンの胃が心配!
「黒銀、お前はこいつの護衛で一緒に戻れ」
「断る。おぬしの命令など受けぬ」
「こいつに何かあればお嬢が悲しむがいいのか? 白いのよりお前のほうが冷静だろうからお前が適任と思うが」
レオン様がおっしゃるように、このままシンを置いて帰って何かあったらと思うと気が気では無い。
「黒銀、お願い」
「……あいわかった。確かに我のほうがこれより主の願いに添えるだろう。ただし、我が不在の間に主に何かあれば承知せんからな」
私の上目遣いのお願いに「うっ」と怯んだ黒銀は不承不承ながらも引き受けてくれた。
「任せとけ。俺がいてお嬢に何か悪さはさせねぇよ」
「おれがいるんだから、もんだいない!」
レオン様がウインクしながら、真白は私を抱き込むようにして黒銀に鼻息荒く答えた。
「あ、白いのは先に屋敷に戻ってこのことを伝えてくれるか?」
「はあ? ことわる! くりすてあはおれがまもる!」
真白がぎゅうぎゅうと抱きつく。うぐぐぐぐ、圧が!
「そっかぁ、知らせなしで賓客を連れ帰ってまともにもてなせなきゃお嬢が恥をかくかもしれんなぁ? そうなったら困るよな? お嬢?」
レオン様がにんまり笑いながら私に話を振った。
確かに、このままではなんの準備もないまま他国の王子を招くことになる。
屋敷に帰るまでのわずかな時間だけでもないよりましだ。
「……ええまあ。そうかもしれません。真白……頼める?」
「ぐぬぬ……! くりすてあ、すぐもどるから、まってて!」
真白はそういうと即座に転移魔法を使って消えてしまった。
「な……ッ! 転移魔法だと⁉︎」
王子と護衛たちが驚いている。
あちゃー、転移魔法なんて普通できないもんね。認識阻害がかかってるから周囲にはバレてないけれど、王子たちには丸見えだった件。
「……とりあえず屋敷にご案内いたしますわね? 申し訳ありませんが、この人混みですので馬車まで歩きとなりますが……」
私はそう言って馬車の停留場まで先導を始めた。
……こんなことなら、ちょっといい馬車でくるべきだった?
足回りが最新式っぽいのだけが救いだな。
そんなしょうもないことを考えながら。
---------------------------
いつもコメントandエール・いいねポチッとありがうございます( ´ ▽ ` )
執筆の励みになっております!
店員さん改めサモナール国の王子がレオン様に苦情を申し立てている。
この王子、口が悪い!
……あれ? この二人って、知り合いなの⁉︎
レオン様は普段、国民の前にすら姿を見せないので神聖化されている節があるのに。
まあそれは聖獣の姿の話であって、人化した姿で正体を隠して街中をうろついてはいるんだけど。
「上得意だろう? あれだけの量を買い込む客なんてそうそういないだろうが」
「いや確かにそうだけどよ……でもあん時ゃあんたが奢ってただろうが! まさかこんなガキがアレをどうこうできるとは思わねぇだろ!」
……なんだか失礼なことを言われている気がするんですが。
「どうせ使いこなせねぇか、親にバレて取り上げられるかして泣きついてくるか、その親が渡りをつけてくると思ったら、使用人が普通に買いにきたんだぞ⁉︎ 交渉のしようがねぇだろ!」
あ、やっぱりそういう展開を期待してたんだ?
「どうせならあんたとアレの取引すりゃよかったんだ。あんたは金払いもいいし、度胸もある。冒険者にしちゃあ粗暴なところもない。実はお忍びの貴族かなんかだろ?」
「……少なくとも貴族ではないな?」
レオン様は片眉を上げて面白そうに笑った。
ええはい、ドリスタン王国を守護する聖獣様ですからね! 貴族じゃないよね!
……あれ? この二人、知り合いではない?
「殿下、殿下! ここで揉めたらまずいですよ! 目立っちゃダメでしょうが!」
使用人に変装したお付きの護衛らしき人が剣を収めてから王子の両肩に手を置いて引き寄せた。
黒銀はそれを見て掴んでいた手を離したので少しホッとした。
しかし掴んでいた王子の手首が赤くなっている⁉︎
やばい、国際問題になっちゃう⁉︎
「うるせぇな、そんな誰もこっちの騒ぎに気づいて……ない⁉︎」
王子が慌てたように周囲に目をやって、初めて私も誰もこの揉め事が気にならない様子で普通に通り過ぎているのに気づいた。
それどころか、この店に気づかない様子で自然に避けながら通り過ぎている……?
「お前らが揉め始める前から認識阻害の魔法をかけてある。誰も俺たちには気づかないから安心しろ」
レオン様がこともなげに言ってのけたけれど……いつの間に⁉︎
全く気づかなかった!
「認識阻害……⁉︎ んな、高位の魔法を使うとか、あんた……何者だ⁉︎」
王子、さっきからそればっかなんですけど⁉︎
今度はレオン様に向けて護衛と共に警戒態勢に入った。
これだけ誰にも気づかれずに魔法をかけられてたら街中で暗殺・誘拐し放題だから無理もないけど。
私だってその可能性を想像して怖くなったもん!
「あー、ちっと探りを入れるつもりがお節介しちまったばっかりにしくったなぁ……」
レオン様がまいったとばかりに頭をガリガリと掻き、こっちを見てニカっと笑った。
「ここじゃ積もる話もできねぇし、お嬢んち行くか!」
「は? 我が家ですか⁉︎」
はあ? なんですと⁉︎ 王宮じゃなくて?
「おぬし、戯言も大概にしろ。なぜ主がおぬしやこやつらを招かねばならんのだ」
「そうだそうだ。そんなすじあいはないね!」
黒銀と真白が私を庇うようにしてレオン様に反論した。
「ちょ……っ、待……! 何で俺こんなとこにいるんだ⁉︎ 場違い過ぎんだろ⁉︎」
シンが私たち、レオン様、王子たちを交互に見ながらオロオロしている。
あわわ、巻き込んでごめん、シン。
シンの胃が無事なのを祈る!
「は? なんでこいつの家なんだよ? そもそもこのガキだって何者なんだよ?」
王子が不審そうな目で私を見た。
「彼女はエリスフィード公爵家のご令嬢だ」
レオン様が胡散臭そうな笑顔で言ってのけた。
ちょっ! なんで自分のことは伏せて私の正体バラすんですかぁ⁉︎
「……は? エリスフィード公爵家……って、ええぇ⁉︎ うっそだろ⁉︎」
「え、ちょ、ド、ドリスタン王国における重鎮も重鎮じゃないっすか……! 殿下ぁ、だからお忍びで行商の真似事はやばいって言ったじゃないすかぁ!」
「うるせぇ! まさかそんな大物が釣れるとは思わねぇだろうが!」
王子と護衛が揉めている。
私もまさか一国の王子が他国で行商人のふりして媚薬売りつけようとしてるとは思わなかったよ!
あれ? これ、もしかして裏の販売ルートでも作ろうとしてたのでは?
もしそうだとしたら、王子、アウトオォ!
だが残念! あなたがターゲットにしたのは片やドリスタン王国の守護聖獣、片や王家と懇意にしている公爵家の令嬢だ!
悪事を働く前から詰んでるね! ふはは!
……しかしこれ、もしかしなくてもお父様に叱られ案件なのでは……?
そもそも、ここにくるのも香辛料を買うためだからと思ってお父様に報告してないし。
屋敷に残ったミリアが報告してるかもだけど、この展開は想像もつかないだろうし。
……私も詰んだ。
かといって、このままハイさよならとはいかないよねぇ……
「サモナール国のお客様をお迎えするにはむさ苦しいところではございますが、よろしければ私の家でお茶でもいかがですか?」
私は全くよろしくないけどね⁉︎
「……招待を受けよう。案内を頼む」
王子が渋々といった様子で答えた。
受けてくれなくてもよかったんですよ⁉︎
「ああ、このままぞろぞろと屋敷に向かうわけにはいかねぇから、殿下と……そうだなそこのあんたは護衛としてついてくるといい。後の始末は……そうだな。そこのお前。ここにある香辛料全て買い取るから荷物をまとめてこい」
「は? 俺⁉︎ あ、いやその……ハイ、カシコマリマシタ……」
レオン様の指示を受けてシンがしどろもどろになりながら答えた。シンの胃が心配!
「黒銀、お前はこいつの護衛で一緒に戻れ」
「断る。おぬしの命令など受けぬ」
「こいつに何かあればお嬢が悲しむがいいのか? 白いのよりお前のほうが冷静だろうからお前が適任と思うが」
レオン様がおっしゃるように、このままシンを置いて帰って何かあったらと思うと気が気では無い。
「黒銀、お願い」
「……あいわかった。確かに我のほうがこれより主の願いに添えるだろう。ただし、我が不在の間に主に何かあれば承知せんからな」
私の上目遣いのお願いに「うっ」と怯んだ黒銀は不承不承ながらも引き受けてくれた。
「任せとけ。俺がいてお嬢に何か悪さはさせねぇよ」
「おれがいるんだから、もんだいない!」
レオン様がウインクしながら、真白は私を抱き込むようにして黒銀に鼻息荒く答えた。
「あ、白いのは先に屋敷に戻ってこのことを伝えてくれるか?」
「はあ? ことわる! くりすてあはおれがまもる!」
真白がぎゅうぎゅうと抱きつく。うぐぐぐぐ、圧が!
「そっかぁ、知らせなしで賓客を連れ帰ってまともにもてなせなきゃお嬢が恥をかくかもしれんなぁ? そうなったら困るよな? お嬢?」
レオン様がにんまり笑いながら私に話を振った。
確かに、このままではなんの準備もないまま他国の王子を招くことになる。
屋敷に帰るまでのわずかな時間だけでもないよりましだ。
「……ええまあ。そうかもしれません。真白……頼める?」
「ぐぬぬ……! くりすてあ、すぐもどるから、まってて!」
真白はそういうと即座に転移魔法を使って消えてしまった。
「な……ッ! 転移魔法だと⁉︎」
王子と護衛たちが驚いている。
あちゃー、転移魔法なんて普通できないもんね。認識阻害がかかってるから周囲にはバレてないけれど、王子たちには丸見えだった件。
「……とりあえず屋敷にご案内いたしますわね? 申し訳ありませんが、この人混みですので馬車まで歩きとなりますが……」
私はそう言って馬車の停留場まで先導を始めた。
……こんなことなら、ちょっといい馬車でくるべきだった?
足回りが最新式っぽいのだけが救いだな。
そんなしょうもないことを考えながら。
---------------------------
いつもコメントandエール・いいねポチッとありがうございます( ´ ▽ ` )
執筆の励みになっております!
1,542
お気に入りに追加
14,173
あなたにおすすめの小説
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
生前SEやってた俺は異世界で…
大樹寺(だいじゅうじ) ひばごん
ファンタジー
旧タイトル 前世の職業で異世界無双~生前SEやってた俺は、異世界で天才魔道士と呼ばれています~
※書籍化に伴い、タイトル変更しました。
書籍化情報 イラストレーター SamuraiG さん
第一巻発売日 2017/02/21 ※場所によっては2、3日のずれがあるそうです。
職業・SE(システム・エンジニア)。年齢38歳。独身。
死因、過労と不摂生による急性心不全……
そうあの日、俺は確かに会社で倒れて死んだはずだった……
なのに、気が付けば何故か中世ヨーロッパ風の異世界で文字通り第二の人生を歩んでいた。
俺は一念発起し、あくせく働く事の無い今度こそゆったりした人生を生きるのだと決意した!!
忙しさのあまり過労死してしまったおっさんの、異世界まったりライフファンタジーです。
※2017/02/06
書籍化に伴い、該当部分(プロローグから17話まで)の掲載を取り下げました。
該当部分に関しましては、後日ダイジェストという形で再掲載を予定しています。
2017/02/07
書籍一巻該当部分のダイジェストを公開しました。
2017/03/18
「前世の職業で異世界無双~生前SEやってた俺は、異世界で天才魔道士と呼ばれています~」の原文を撤去。
新しく別ページにて管理しています。http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/258103414/
気になる方がいましたら、作者のwebコンテンツからどうぞ。
読んで下っている方々にはご迷惑を掛けると思いますが、ご了承下さい。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?
藍川みいな
恋愛
「マリッサ、すまないが婚約は破棄させてもらう。俺は、運命の人を見つけたんだ!」
9年間婚約していた、デリオル様に婚約を破棄されました。運命の人とは、私の義妹のロクサーヌのようです。
そもそもデリオル様に好意を持っていないので、婚約破棄はかまいませんが、あなたには莫大な慰謝料を請求させていただきますし、借金の全額返済もしていただきます。それに、あなたが選んだロクサーヌは、令嬢ではありません。
幼い頃に両親を亡くした私は、8歳で侯爵になった。この国では、爵位を継いだ者には18歳まで後見人が必要で、ロクサーヌの父で私の叔父ドナルドが後見人として侯爵代理になった。
叔父は私を冷遇し、自分が侯爵のように振る舞って来ましたが、もうすぐ私は18歳。全てを返していただきます!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。
【完結】魔物をテイムしたので忌み子と呼ばれ一族から追放された最弱テイマー~今頃、お前の力が必要だと言われても魔王の息子になったのでもう遅い~
柊彼方
ファンタジー
「一族から出ていけ!」「お前は忌み子だ! 俺たちの子じゃない!」
テイマーのエリート一族に生まれた俺は一族の中で最弱だった。
この一族は十二歳になると獣と契約を交わさないといけない。
誰にも期待されていなかった俺は自分で獣を見つけて契約を交わすことに成功した。
しかし、一族のみんなに見せるとそれは『獣』ではなく『魔物』だった。
その瞬間俺は全ての関係を失い、一族、そして村から追放され、野原に捨てられてしまう。
だが、急な展開過ぎて追いつけなくなった俺は最初は夢だと思って行動することに。
「やっと来たか勇者! …………ん、子供?」
「貴方がマオウさんですね! これからお世話になります!」
これは魔物、魔族、そして魔王と一緒に暮らし、いずれ世界最強のテイマー、冒険者として名をとどろかせる俺の物語
2月28日HOTランキング9位!
3月1日HOTランキング6位!
本当にありがとうございます!

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
子持ち主婦がメイドイビリ好きの悪役令嬢に転生して育児スキルをフル活用したら、乙女ゲームの世界が変わりました
あさひな
ファンタジー
二児の子供がいるワーキングマザーの私。仕事、家事、育児に忙殺され、すっかりくたびれた中年女になり果てていた私は、ある日事故により異世界転生を果たす。
転生先は、前世とは縁遠い公爵令嬢「イザベル・フォン・アルノー」だったが……まさかの乙女ゲームの悪役令嬢!?
しかも乙女ゲームの内容が全く思い出せないなんて、あんまりでしょ!!
破滅フラグ(攻略対象者)から逃げるために修道院に逃げ込んだら、子供達の扱いに慣れているからと孤児達の世話役を任命されました。
そりゃあ、前世は二児の母親だったので、育児は身に染み付いてますが、まさかそれがチートになるなんて!
しかも育児知識をフル活用していたら、なんだか王太子に気に入られて婚約者に選ばれてしまいました。
攻略対象者から逃げるはずが、こんな事になるなんて……!
「貴女の心は、美しい」
「ベルは、僕だけの義妹」
「この力を、君に捧げる」
王太子や他の攻略対象者から執着されたり溺愛されながら、私は現世の運命に飲み込まれて行くーー。
※なろう(現在非公開)とカクヨムで一部掲載中
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。