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スパイス三昧!
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その後、届いた資料を調べた結果、様々なスパイスの栽培が盛んで、国内でも地域によって使い方は様々であることがわかった。
前世で言えば、カレーが好まれる土地もあれば、麻婆豆腐が好きだったり、トムヤムクンが家庭の味だといったように、使われるスパイスの消費量が違うようだった。
「これは……どの系統に照準を定めるのかは難しいのではないかしら」
「そうですねぇ……でも、使者の方は王都からいらっしゃるのですよね? 王都だったらよほど特殊な地域でなければ大抵の料理は食べられそうな気がするのですけど」
ドリスタン王国の王都っ子のマリエルちゃん曰く、ドリスタン王国にも領地によって郷土料理的なものがあるらしい。
アデリア学園には遠い領地から入学して帰省もままならない子もいるので、故郷の味が楽しめるお店や宿もあるのだそう。
そういうお店はあちこち旅をする冒険者や商人たちに人気なんですって。
え、なにそれめちゃくちゃ興味あるんですけど?
マリエルちゃんに今度連れて行ってもらう約束をして話を続ける。
「そんなわけで、サモナール国も王都ならどの地方の料理も体験できそうですし、むしろどんな味でも受け入れられそうな気がするんですよね」
「なるほど」
でも、ドリスタン王国のこってりギトギト料理は除く、と。
まあ、寒い国とかには受け入れられそうな気はするんだけどね。
サモナール国はドリスタン王国よりかなり南に位置するため、気候は前世でいうところの熱帯に近いのかしらね。
文化を記した書類に服装の項目があって、図に描かれていたものは空気をはらみやすい涼しげな印象の服だった。
マリエルちゃんがそれを熱心に見ていて「腰履きの位置低めのハーレムパンツに短め丈の上着……エッッッr……とと、いけない、いけない」と凝視しながら息が荒かったのを慌てて深呼吸して自らを落ち着かせていた。
隣でルビィが「あらぁ、扇情的な格好ねぇ。うふふ、いいわぁ」なんてご機嫌な様子で見ていた。マリエルちゃん……
「と、とにかく。ここより暑い土地柄か、スパイスを効かせて汗をかくことで体を冷やす効果を狙う料理が多いみたいね」
「スパイスって体を温める効果があるとばかり考えてましたけど、暑い国ではさらにその先の効果を狙ってるわけですね」
「そうそう。だから土地ごとに調理法に差異があるとはいえ、スパイス好きなのは間違いないわね」
王都からやってくる使者がどの地域出身かで好みが分かれそうではあるから、下手にサモナール国の郷土料理を参考にするのはやめたほうがよさそうね。
前世でスパイスをふんだんに使った料理はたくさんあるけれど、どの国かは限定しないで色々組み合わせて出してみてもいいのかも。
「よおし、それじゃ試作……の前に、ちょっとスパイスの調合をしてくるわね!」
私はミリアを監督役にして夕食の下準備を皆にまかせ、自室へ急いだ。
「くりすてあ、じゅんびできたよー」
真白に声をかけられ、今まで集中していたことに気づいた。
「えっ、あ? あれ? もうこんな時間⁉︎ ごめんごめん、私も下に降りて手伝うわね」
「ううん、もうしたくがおわったからよびにきたんだよ。おなかすいたでしょ? みんなまってるからたべようよ」
「え? 終わったって……全部作ってくれたの?」
「うん。くりすてあはいそがしいんだからおれたちでできることはやろうってがんばったんだよ?」
だから褒めて? と真白が笑った。
「真白……皆も……ありがとう。じゃあ、下に降りよっか!」
「うん! はやくいこう! おれもうおなかぺこべこだよ~」
「あはは、じゃあ急いで行かなきゃ!」
私と真白は足取りも軽く食堂へ向かったのだった。
今晩の夕食はいつものお味噌汁にオーク肉の味噌漬けを焼いたものに付け合わせはキャベツの千切り(マヨネーズ別添)。
キャベツとマヨネーズはおかわり自由、らしい。
そういえばオーク肉を味噌漬けにして冷蔵室に入れてたんだっけ。
私が前日に下ごしらえを済ませて後は焼くだけにしておいたから、クリステア様抜きでも大丈夫でしたって、ミリアが笑って言った。
皆も得意そうに笑っていたので、私は嬉しくなってお礼を言ってから、ご飯を山盛りにしてたくさん食べたのだった。
皆が頑張って作ってくれた夕食は、とても美味しかった!
食後は皆で片付けをしてから、談話室に向かった。
「とりあえず、いくつかスパイスを調合してみたのだけれど」
私はそう言ってテーブルに調合済みのスパイスや追加しやすいようそれぞれ粉状にすりつぶして瓶に詰めたものを並べた。
「これはカレー粉、これを使えばカレーも作れるし、他の料理の味付けにも使えるわ」
前世でもお世話になった赤い缶のカレー粉に近い配合になるよう頑張った。
薬草にも使われるものが多いからこれだけで結構なお値段になるため、市場には出せないのが難点。そして万が一、貴族がカレーに夢中になってしまったら、市場に薬草が消えたり価格が高騰したりする懸念があるため、エリスフィード家門外不出のメニューに決定した曰く付きの品だ。
「ついでに作ったガラムマサラ」
カレー粉だけだと辛さが物足りないって人用に作っている。私もこれを追加して食べるのが好きなのよね。
昔レイモンド王太子殿下に食べさせたのはさらに辛さの段階を上げたものだったけどね。わはは。
「そしてこれは豆板醬もどき」
瓶の中は真っ赤なペースト状のものが入っていて、見るからに辛そう。
本格的な豆板醬を作るなら、4~6ヶ月の熟成期間が必要だけど、今回はそんな時間はないってことで、醤油、みそ、ごま油、にんにく、唐辛子を混ぜ合わせたたけのなんちゃって豆板醬だ。
赤みそがあればなんちゃって甜麺醤も作りたかったな。
ヤハトゥールに赤みそはないかセイに今度聞いてみなくちゃ。
「ええと、これはハリッサね」
辛味の強いチリソースで、確かチュニジア料理に使われる調味料だったかな?
前世で一時期ハリッサ鍋にハマった時に自作できないか調べて作ったことがあったのよね。朧げな記憶を頼りに作ったので完全再現とはいかないものの、いい線いってるのではないかと思う。
まあ、これが正解! って判断できる人がいないので、この世界ではこれが唯一のハリッサだ。うん。
「そしてこれはケイジャン」
アメリカはルイジアナ州あたりで食べられているケイジャン料理に使われるミックススパイスだ。同じミックススパイスを使った料理でもトマトを使ったりルーの材料が変わるとクレオール料理って言うんだって。面白いわよね。
「わあ……すごい! こんなにたくさん!」
「これはすごい……う、いかにも辛そうな色のものもあるな」
「うおっ、すげー匂いだ! でもこいつで肉を焼いたら美味そうだな……(ごくり)」
皆の様々な反応を見て、やはりそれぞれに好みが分かれるなと感じた。
それを踏まえてメニューを組み立てたほうがよさそうね。
「とりあえずこれらを使って試作をするから、皆作るのも、もちろん試食も手伝ってね!」
私の言葉に皆が「おう!(はい!)」と揃って応えてくれたのだった。
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前世で言えば、カレーが好まれる土地もあれば、麻婆豆腐が好きだったり、トムヤムクンが家庭の味だといったように、使われるスパイスの消費量が違うようだった。
「これは……どの系統に照準を定めるのかは難しいのではないかしら」
「そうですねぇ……でも、使者の方は王都からいらっしゃるのですよね? 王都だったらよほど特殊な地域でなければ大抵の料理は食べられそうな気がするのですけど」
ドリスタン王国の王都っ子のマリエルちゃん曰く、ドリスタン王国にも領地によって郷土料理的なものがあるらしい。
アデリア学園には遠い領地から入学して帰省もままならない子もいるので、故郷の味が楽しめるお店や宿もあるのだそう。
そういうお店はあちこち旅をする冒険者や商人たちに人気なんですって。
え、なにそれめちゃくちゃ興味あるんですけど?
マリエルちゃんに今度連れて行ってもらう約束をして話を続ける。
「そんなわけで、サモナール国も王都ならどの地方の料理も体験できそうですし、むしろどんな味でも受け入れられそうな気がするんですよね」
「なるほど」
でも、ドリスタン王国のこってりギトギト料理は除く、と。
まあ、寒い国とかには受け入れられそうな気はするんだけどね。
サモナール国はドリスタン王国よりかなり南に位置するため、気候は前世でいうところの熱帯に近いのかしらね。
文化を記した書類に服装の項目があって、図に描かれていたものは空気をはらみやすい涼しげな印象の服だった。
マリエルちゃんがそれを熱心に見ていて「腰履きの位置低めのハーレムパンツに短め丈の上着……エッッッr……とと、いけない、いけない」と凝視しながら息が荒かったのを慌てて深呼吸して自らを落ち着かせていた。
隣でルビィが「あらぁ、扇情的な格好ねぇ。うふふ、いいわぁ」なんてご機嫌な様子で見ていた。マリエルちゃん……
「と、とにかく。ここより暑い土地柄か、スパイスを効かせて汗をかくことで体を冷やす効果を狙う料理が多いみたいね」
「スパイスって体を温める効果があるとばかり考えてましたけど、暑い国ではさらにその先の効果を狙ってるわけですね」
「そうそう。だから土地ごとに調理法に差異があるとはいえ、スパイス好きなのは間違いないわね」
王都からやってくる使者がどの地域出身かで好みが分かれそうではあるから、下手にサモナール国の郷土料理を参考にするのはやめたほうがよさそうね。
前世でスパイスをふんだんに使った料理はたくさんあるけれど、どの国かは限定しないで色々組み合わせて出してみてもいいのかも。
「よおし、それじゃ試作……の前に、ちょっとスパイスの調合をしてくるわね!」
私はミリアを監督役にして夕食の下準備を皆にまかせ、自室へ急いだ。
「くりすてあ、じゅんびできたよー」
真白に声をかけられ、今まで集中していたことに気づいた。
「えっ、あ? あれ? もうこんな時間⁉︎ ごめんごめん、私も下に降りて手伝うわね」
「ううん、もうしたくがおわったからよびにきたんだよ。おなかすいたでしょ? みんなまってるからたべようよ」
「え? 終わったって……全部作ってくれたの?」
「うん。くりすてあはいそがしいんだからおれたちでできることはやろうってがんばったんだよ?」
だから褒めて? と真白が笑った。
「真白……皆も……ありがとう。じゃあ、下に降りよっか!」
「うん! はやくいこう! おれもうおなかぺこべこだよ~」
「あはは、じゃあ急いで行かなきゃ!」
私と真白は足取りも軽く食堂へ向かったのだった。
今晩の夕食はいつものお味噌汁にオーク肉の味噌漬けを焼いたものに付け合わせはキャベツの千切り(マヨネーズ別添)。
キャベツとマヨネーズはおかわり自由、らしい。
そういえばオーク肉を味噌漬けにして冷蔵室に入れてたんだっけ。
私が前日に下ごしらえを済ませて後は焼くだけにしておいたから、クリステア様抜きでも大丈夫でしたって、ミリアが笑って言った。
皆も得意そうに笑っていたので、私は嬉しくなってお礼を言ってから、ご飯を山盛りにしてたくさん食べたのだった。
皆が頑張って作ってくれた夕食は、とても美味しかった!
食後は皆で片付けをしてから、談話室に向かった。
「とりあえず、いくつかスパイスを調合してみたのだけれど」
私はそう言ってテーブルに調合済みのスパイスや追加しやすいようそれぞれ粉状にすりつぶして瓶に詰めたものを並べた。
「これはカレー粉、これを使えばカレーも作れるし、他の料理の味付けにも使えるわ」
前世でもお世話になった赤い缶のカレー粉に近い配合になるよう頑張った。
薬草にも使われるものが多いからこれだけで結構なお値段になるため、市場には出せないのが難点。そして万が一、貴族がカレーに夢中になってしまったら、市場に薬草が消えたり価格が高騰したりする懸念があるため、エリスフィード家門外不出のメニューに決定した曰く付きの品だ。
「ついでに作ったガラムマサラ」
カレー粉だけだと辛さが物足りないって人用に作っている。私もこれを追加して食べるのが好きなのよね。
昔レイモンド王太子殿下に食べさせたのはさらに辛さの段階を上げたものだったけどね。わはは。
「そしてこれは豆板醬もどき」
瓶の中は真っ赤なペースト状のものが入っていて、見るからに辛そう。
本格的な豆板醬を作るなら、4~6ヶ月の熟成期間が必要だけど、今回はそんな時間はないってことで、醤油、みそ、ごま油、にんにく、唐辛子を混ぜ合わせたたけのなんちゃって豆板醬だ。
赤みそがあればなんちゃって甜麺醤も作りたかったな。
ヤハトゥールに赤みそはないかセイに今度聞いてみなくちゃ。
「ええと、これはハリッサね」
辛味の強いチリソースで、確かチュニジア料理に使われる調味料だったかな?
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アメリカはルイジアナ州あたりで食べられているケイジャン料理に使われるミックススパイスだ。同じミックススパイスを使った料理でもトマトを使ったりルーの材料が変わるとクレオール料理って言うんだって。面白いわよね。
「わあ……すごい! こんなにたくさん!」
「これはすごい……う、いかにも辛そうな色のものもあるな」
「うおっ、すげー匂いだ! でもこいつで肉を焼いたら美味そうだな……(ごくり)」
皆の様々な反応を見て、やはりそれぞれに好みが分かれるなと感じた。
それを踏まえてメニューを組み立てたほうがよさそうね。
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