258 / 386
連載
採取の森へ
しおりを挟む
「隠れてるって……どこに?」
きょろきょろと周囲を見渡すも、姿は見えない。
「ばっかねぇ。内緒でついてきてるのに、アンタたちが気づけるわけないでしょ?」
ごもっとも……聖獣の皆様が本気で気配を消したら私たちにはさっぱりわからないからね。
しかたないので念話で二人に問いかけることにした。
『真白、黒銀。近くにいるの?』
『うん、いるよー。あーあ、ばれちゃったかー』
『暴露されては仕方あるまい。主、我らは密かに護衛するつもりゆえ、主は我らのことなど気にせず行動するといい』
当たり前のように返事が返ってきた。
気にするなと言われても……
「まあいいじゃない。主人が心配でついてきてるんだから。アンタたちに怒られないように姿を隠してまでして見守ろうなんて可愛いじゃないの。ま、一番キュートなワタシは彼らと違って嵩張らないし、薬草採取には役立つからこのままついていってあげるわ」
ルビィはそう言って胸を張った。
人よりも嗅覚が優れているし、視点も低いため薬草を見つけるのは得意なんだとか。
それを聞いたマリエルちゃんが、ルビィの前足をガシッと掴んで縋るように見つめた。
「ルビィ……頼りにしてますから!」
「んふふ、ワタシにまっかせなさぁい!」
「ありがとう! ルビィ……!」
……マリエルちゃん、薬草覚えるの苦労してたし自信が無さそうだったからね……
「……なんと……心が洗われるようだ……」
背後からぼそっとつぶやく声に目を向けると、ヘクター様がブルブルと震えながらマリエルちゃんとルビィを凝視していた。
……ヘクター様って、マリエルちゃんと趣味嗜好は異なるものの、萌えに忠実なあたり似た者同士かもしれない。
……あれ?
ヘクター様の向こうに見えるアリシア様も、俯いてブルブル震えてらっしゃる……
あ、さっきの「なんだ」発言からほったらかしになってたからもしかして怒ってるとか?
やばい、今日はアリシア様も一緒の班なのに、機嫌を損ねたままで行動するのは気まずいわよね。
ルビィのことにしたって「こんな時に聖獣を連れてくるなんて非常識ですわ!」とか怒られるかも。
「あの、アリシア様……ルビィを同行させても大丈夫でしょうか?」
アリシア様にルビィの同行を了承してもらおうと声をかけると、アリシア様はバッと顔を上げてこちらを見た。
え、顔が赤い……?
「しっ、しかたないですわね! 聖獣様がはぐれないよう貴女方がしっかり見張っておいてくださいまし!」
アリシア様は早口でそう言い放つと、プイッと顔を背けてしまった。
ん……? んん……?
顔はそっぽを向けながらも、視線はちらっ、ちらっとルビィを見ている……?
……もしかして、アリシア様も可愛いものが好き?
「……ったく、アリーは素直じゃねぇなあ。ルビィ様がついてくるのはすごく嬉しいって言えばいいのに」
「エッ、エイディー様はひとこと余計なんですのよ! お黙りになって⁉︎」
エイディー様がやれやれとばかりに肩をすくめて言うと、アリシア様がさらに顔を赤くして噛み付くように言った。
え、アリシア様ってもしかしてツンデレさんだった⁉︎
いや、まだデレはほとんど拝めてないけど……
そういえば召喚した魔獣を送還する時も寂しそうにしてたし。
可愛いもの好きなのは確定でしょ。
「おーい、そこの班! 君たちが最後だぞ!」
職員に声をかけられてハッと周囲を見渡せば、他の生徒たちは転移魔法陣で採取の森の近くへ転送してしまっていた。
「話はここまでにして採取の森に向かおう。さ、行くよ」
お兄様の先導で、私たちは慌てて採取の森行きの転移魔法陣へ移動したのだった。
採取の森は学園の敷地内にあり、生徒や職員なら誰でも採取は可能だけど、かなり広い森のため、いくつかのポイントが設けられた転移魔法陣を使用する。
その際、誰がどの転移ポイントを使用するのか、転移前に記録することになっている。
というのも、採取に夢中になって日が暮れたのにも気づかず、暗い森の中で動けなくなりプチ遭難……みたいなことが年に何回かあるからなのだとか。
そんな時、行方不明者が利用した転移ポイントを中心に捜索するんですって。
私たちも利用する転移先専用のリストに名前を記入し、採取の森を管理する職員のチェックを受けてから転移魔法陣の中に入った。
「採取の際は転移ポイントからあまり離れないように。時間になったら必ず転移ポイントに戻ること」
職員が簡単に注意事項を告げてから転移魔法陣に魔力を流して起動させると、ぐにゃりと景色が歪み、一瞬で周囲は深い森に変わった。
「ここが、採取の森……」
転移ポイントには石板が敷き詰められ、そこに魔法陣が刻まれていた。
「この周辺には結界魔法が施されているので何かあればここに逃げ込めばいい。今から渡すペンダントは結界を通り抜けるための魔導具だから紛失したりしないようにね」
お兄様が説明しながら私たちに職員から預かったペンダントを配っていく。
ペンダントトップには魔石が嵌め込まれており、その側面に見える細かな模様に見せかけたものが結界を通るための呪文のようだった。
私たちはペンダントを首にかけてから無くさないようにシャツの中にたくし込んだ。
「よし、じゃあまず基本の薬草から探していこうか」
私たちはお兄様の先導で転移陣を出て森の中へ入ったのだった。
「……あっ、真白たちを置いてきちゃった……?」
転移魔法で跳んできたので、真白たちを連れてくることはできなかったのだ。
おそらく、白虎様たちも近くにいたのだろうけれど……まとめて置いてけぼりにしてしまった。
「心配しなくても平気よぉ。結界の中とかじゃない限りアンタたちの居場所はすぐわかるから、今頃移動を始めてるはずよ」
隣を歩くマリエルちゃんに抱かれて移動するルビィが私の呟きを聞いて、安心しなさいとウインクした。
そういやそうだった。
以前、私が領内の冒険者ギルドから一時的に行方不明になった時も、魔導具師のお店の結界から出た途端、文字通り跳んできたもの。
よかった。なんだかんだ言っていつも採取の時には一緒にいたから、二人の姿が見えないのは心細かったのよね。よかったぁ。
ほんの少し気が楽になった私は、採取に集中することにしたのだった。
きょろきょろと周囲を見渡すも、姿は見えない。
「ばっかねぇ。内緒でついてきてるのに、アンタたちが気づけるわけないでしょ?」
ごもっとも……聖獣の皆様が本気で気配を消したら私たちにはさっぱりわからないからね。
しかたないので念話で二人に問いかけることにした。
『真白、黒銀。近くにいるの?』
『うん、いるよー。あーあ、ばれちゃったかー』
『暴露されては仕方あるまい。主、我らは密かに護衛するつもりゆえ、主は我らのことなど気にせず行動するといい』
当たり前のように返事が返ってきた。
気にするなと言われても……
「まあいいじゃない。主人が心配でついてきてるんだから。アンタたちに怒られないように姿を隠してまでして見守ろうなんて可愛いじゃないの。ま、一番キュートなワタシは彼らと違って嵩張らないし、薬草採取には役立つからこのままついていってあげるわ」
ルビィはそう言って胸を張った。
人よりも嗅覚が優れているし、視点も低いため薬草を見つけるのは得意なんだとか。
それを聞いたマリエルちゃんが、ルビィの前足をガシッと掴んで縋るように見つめた。
「ルビィ……頼りにしてますから!」
「んふふ、ワタシにまっかせなさぁい!」
「ありがとう! ルビィ……!」
……マリエルちゃん、薬草覚えるの苦労してたし自信が無さそうだったからね……
「……なんと……心が洗われるようだ……」
背後からぼそっとつぶやく声に目を向けると、ヘクター様がブルブルと震えながらマリエルちゃんとルビィを凝視していた。
……ヘクター様って、マリエルちゃんと趣味嗜好は異なるものの、萌えに忠実なあたり似た者同士かもしれない。
……あれ?
ヘクター様の向こうに見えるアリシア様も、俯いてブルブル震えてらっしゃる……
あ、さっきの「なんだ」発言からほったらかしになってたからもしかして怒ってるとか?
やばい、今日はアリシア様も一緒の班なのに、機嫌を損ねたままで行動するのは気まずいわよね。
ルビィのことにしたって「こんな時に聖獣を連れてくるなんて非常識ですわ!」とか怒られるかも。
「あの、アリシア様……ルビィを同行させても大丈夫でしょうか?」
アリシア様にルビィの同行を了承してもらおうと声をかけると、アリシア様はバッと顔を上げてこちらを見た。
え、顔が赤い……?
「しっ、しかたないですわね! 聖獣様がはぐれないよう貴女方がしっかり見張っておいてくださいまし!」
アリシア様は早口でそう言い放つと、プイッと顔を背けてしまった。
ん……? んん……?
顔はそっぽを向けながらも、視線はちらっ、ちらっとルビィを見ている……?
……もしかして、アリシア様も可愛いものが好き?
「……ったく、アリーは素直じゃねぇなあ。ルビィ様がついてくるのはすごく嬉しいって言えばいいのに」
「エッ、エイディー様はひとこと余計なんですのよ! お黙りになって⁉︎」
エイディー様がやれやれとばかりに肩をすくめて言うと、アリシア様がさらに顔を赤くして噛み付くように言った。
え、アリシア様ってもしかしてツンデレさんだった⁉︎
いや、まだデレはほとんど拝めてないけど……
そういえば召喚した魔獣を送還する時も寂しそうにしてたし。
可愛いもの好きなのは確定でしょ。
「おーい、そこの班! 君たちが最後だぞ!」
職員に声をかけられてハッと周囲を見渡せば、他の生徒たちは転移魔法陣で採取の森の近くへ転送してしまっていた。
「話はここまでにして採取の森に向かおう。さ、行くよ」
お兄様の先導で、私たちは慌てて採取の森行きの転移魔法陣へ移動したのだった。
採取の森は学園の敷地内にあり、生徒や職員なら誰でも採取は可能だけど、かなり広い森のため、いくつかのポイントが設けられた転移魔法陣を使用する。
その際、誰がどの転移ポイントを使用するのか、転移前に記録することになっている。
というのも、採取に夢中になって日が暮れたのにも気づかず、暗い森の中で動けなくなりプチ遭難……みたいなことが年に何回かあるからなのだとか。
そんな時、行方不明者が利用した転移ポイントを中心に捜索するんですって。
私たちも利用する転移先専用のリストに名前を記入し、採取の森を管理する職員のチェックを受けてから転移魔法陣の中に入った。
「採取の際は転移ポイントからあまり離れないように。時間になったら必ず転移ポイントに戻ること」
職員が簡単に注意事項を告げてから転移魔法陣に魔力を流して起動させると、ぐにゃりと景色が歪み、一瞬で周囲は深い森に変わった。
「ここが、採取の森……」
転移ポイントには石板が敷き詰められ、そこに魔法陣が刻まれていた。
「この周辺には結界魔法が施されているので何かあればここに逃げ込めばいい。今から渡すペンダントは結界を通り抜けるための魔導具だから紛失したりしないようにね」
お兄様が説明しながら私たちに職員から預かったペンダントを配っていく。
ペンダントトップには魔石が嵌め込まれており、その側面に見える細かな模様に見せかけたものが結界を通るための呪文のようだった。
私たちはペンダントを首にかけてから無くさないようにシャツの中にたくし込んだ。
「よし、じゃあまず基本の薬草から探していこうか」
私たちはお兄様の先導で転移陣を出て森の中へ入ったのだった。
「……あっ、真白たちを置いてきちゃった……?」
転移魔法で跳んできたので、真白たちを連れてくることはできなかったのだ。
おそらく、白虎様たちも近くにいたのだろうけれど……まとめて置いてけぼりにしてしまった。
「心配しなくても平気よぉ。結界の中とかじゃない限りアンタたちの居場所はすぐわかるから、今頃移動を始めてるはずよ」
隣を歩くマリエルちゃんに抱かれて移動するルビィが私の呟きを聞いて、安心しなさいとウインクした。
そういやそうだった。
以前、私が領内の冒険者ギルドから一時的に行方不明になった時も、魔導具師のお店の結界から出た途端、文字通り跳んできたもの。
よかった。なんだかんだ言っていつも採取の時には一緒にいたから、二人の姿が見えないのは心細かったのよね。よかったぁ。
ほんの少し気が楽になった私は、採取に集中することにしたのだった。
155
お気に入りに追加
14,173
あなたにおすすめの小説
余命宣告を受けたので私を顧みない家族と婚約者に執着するのをやめることにしました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
【余命半年―未練を残さず生きようと決めた。】
私には血の繋がらない父と母に妹、そして婚約者がいる。しかしあの人達は私の存在を無視し、空気の様に扱う。唯一の希望であるはずの婚約者も愛らしい妹と恋愛関係にあった。皆に気に入られる為に努力し続けたが、誰も私を気に掛けてはくれない。そんな時、突然下された余命宣告。全てを諦めた私は穏やかな死を迎える為に、家族と婚約者に執着するのをやめる事にした―。
2021年9月26日:小説部門、HOTランキング部門1位になりました。ありがとうございます
*「カクヨム」「小説家になろう」にも投稿しています
※2023年8月 書籍化
生前SEやってた俺は異世界で…
大樹寺(だいじゅうじ) ひばごん
ファンタジー
旧タイトル 前世の職業で異世界無双~生前SEやってた俺は、異世界で天才魔道士と呼ばれています~
※書籍化に伴い、タイトル変更しました。
書籍化情報 イラストレーター SamuraiG さん
第一巻発売日 2017/02/21 ※場所によっては2、3日のずれがあるそうです。
職業・SE(システム・エンジニア)。年齢38歳。独身。
死因、過労と不摂生による急性心不全……
そうあの日、俺は確かに会社で倒れて死んだはずだった……
なのに、気が付けば何故か中世ヨーロッパ風の異世界で文字通り第二の人生を歩んでいた。
俺は一念発起し、あくせく働く事の無い今度こそゆったりした人生を生きるのだと決意した!!
忙しさのあまり過労死してしまったおっさんの、異世界まったりライフファンタジーです。
※2017/02/06
書籍化に伴い、該当部分(プロローグから17話まで)の掲載を取り下げました。
該当部分に関しましては、後日ダイジェストという形で再掲載を予定しています。
2017/02/07
書籍一巻該当部分のダイジェストを公開しました。
2017/03/18
「前世の職業で異世界無双~生前SEやってた俺は、異世界で天才魔道士と呼ばれています~」の原文を撤去。
新しく別ページにて管理しています。http://www.alphapolis.co.jp/content/cover/258103414/
気になる方がいましたら、作者のwebコンテンツからどうぞ。
読んで下っている方々にはご迷惑を掛けると思いますが、ご了承下さい。
「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。
亜綺羅もも
ファンタジー
旧題:「デブは出て行け!」と追放されたので、チートスキル【マイホーム】で異世界生活を満喫します。今更戻って来いと言われても旦那が許してくれません!
いきなり異世界に召喚された江藤里奈(18)。
突然のことに戸惑っていたが、彼女と一緒に召喚された結城姫奈の顔を見て愕然とする。
里奈は姫奈にイジメられて引きこもりをしていたのだ。
そんな二人と同じく召喚された下柳勝也。
三人はメロディア国王から魔族王を倒してほしいと相談される。
だがその話し合いの最中、里奈のことをとことんまでバカにする姫奈。
とうとう周囲の人間も里奈のことをバカにし始め、極めつけには彼女のスキルが【マイホーム】という名前だったことで完全に見下されるのであった。
いたたまれなくなった里奈はその場を飛び出し、目的もなく町の外を歩く。
町の住人が近寄ってはいけないという崖があり、里奈はそこに行きついた時、不意に落下してしまう。
落下した先には邪龍ヴォイドドラゴンがおり、彼は里奈のことを助けてくれる。
そこからどうするか迷っていた里奈は、スキルである【マイホーム】を使用してみることにした。
すると【マイホーム】にはとんでもない能力が秘められていることが判明し、彼女の人生が大きく変化していくのであった。
ヴォイドドラゴンは里奈からイドというあだ名をつけられ彼女と一緒に生活をし、そして里奈の旦那となる。
姫奈は冒険に出るも、自身の力を過信しすぎて大ピンチに陥っていた。
そんなある日、現在の里奈の話を聞いた姫奈は、彼女のもとに押しかけるのであった……
これは里奈がイドとのんびり幸せに暮らしていく、そんな物語。
※ざまぁまで時間かかります。
ファンタジー部門ランキング一位
HOTランキング 一位
総合ランキング一位
ありがとうございます!
ここは私の邸です。そろそろ出て行ってくれます?
藍川みいな
恋愛
「マリッサ、すまないが婚約は破棄させてもらう。俺は、運命の人を見つけたんだ!」
9年間婚約していた、デリオル様に婚約を破棄されました。運命の人とは、私の義妹のロクサーヌのようです。
そもそもデリオル様に好意を持っていないので、婚約破棄はかまいませんが、あなたには莫大な慰謝料を請求させていただきますし、借金の全額返済もしていただきます。それに、あなたが選んだロクサーヌは、令嬢ではありません。
幼い頃に両親を亡くした私は、8歳で侯爵になった。この国では、爵位を継いだ者には18歳まで後見人が必要で、ロクサーヌの父で私の叔父ドナルドが後見人として侯爵代理になった。
叔父は私を冷遇し、自分が侯爵のように振る舞って来ましたが、もうすぐ私は18歳。全てを返していただきます!
設定ゆるゆるの、架空の世界のお話です。

婚約破棄の後始末 ~息子よ、貴様何をしてくれってんだ!
タヌキ汁
ファンタジー
国一番の権勢を誇る公爵家の令嬢と政略結婚が決められていた王子。だが政略結婚を嫌がり、自分の好き相手と結婚する為に取り巻き達と共に、公爵令嬢に冤罪をかけ婚約破棄をしてしまう、それが国を揺るがすことになるとも思わずに。
これは馬鹿なことをやらかした息子を持つ父親達の嘆きの物語である。

兄がやらかしてくれました 何をやってくれてんの!?
志位斗 茂家波
ファンタジー
モッチ王国の第2王子であった僕は、将来の国王は兄になると思って、王弟となるための勉学に励んでいた。
そんなある日、兄の卒業式があり、祝うために家族の枠で出席したのだが‥‥‥婚約破棄?
え、なにをやってんの兄よ!?
…‥‥月に1度ぐらいでやりたくなる婚約破棄物。
今回は悪役令嬢でも、ヒロインでもない視点です。
※ご指摘により、少々追加ですが、名前の呼び方などの決まりはゆるめです。そのあたりは稚拙な部分もあるので、どうかご理解いただけるようにお願いしマス。
子持ち主婦がメイドイビリ好きの悪役令嬢に転生して育児スキルをフル活用したら、乙女ゲームの世界が変わりました
あさひな
ファンタジー
二児の子供がいるワーキングマザーの私。仕事、家事、育児に忙殺され、すっかりくたびれた中年女になり果てていた私は、ある日事故により異世界転生を果たす。
転生先は、前世とは縁遠い公爵令嬢「イザベル・フォン・アルノー」だったが……まさかの乙女ゲームの悪役令嬢!?
しかも乙女ゲームの内容が全く思い出せないなんて、あんまりでしょ!!
破滅フラグ(攻略対象者)から逃げるために修道院に逃げ込んだら、子供達の扱いに慣れているからと孤児達の世話役を任命されました。
そりゃあ、前世は二児の母親だったので、育児は身に染み付いてますが、まさかそれがチートになるなんて!
しかも育児知識をフル活用していたら、なんだか王太子に気に入られて婚約者に選ばれてしまいました。
攻略対象者から逃げるはずが、こんな事になるなんて……!
「貴女の心は、美しい」
「ベルは、僕だけの義妹」
「この力を、君に捧げる」
王太子や他の攻略対象者から執着されたり溺愛されながら、私は現世の運命に飲み込まれて行くーー。
※なろう(現在非公開)とカクヨムで一部掲載中
はずれスキル念動力(ただしレベルMAX)で無双する~手をかざすだけです。詠唱とか必殺技とかいりません。念じるだけで倒せます~
さとう
ファンタジー
10歳になると、誰もがもらえるスキル。
キネーシス公爵家の長男、エルクがもらったスキルは『念動力』……ちょっとした物を引き寄せるだけの、はずれスキルだった。
弟のロシュオは『剣聖』、妹のサリッサは『魔聖』とレアなスキルをもらい、エルクの居場所は失われてしまう。そんなある日、後継者を決めるため、ロシュオと決闘をすることになったエルク。だが……その決闘は、エルクを除いた公爵家が仕組んだ『処刑』だった。
偶然の『事故』により、エルクは生死の境をさまよう。死にかけたエルクの魂が向かったのは『生と死の狭間』という不思議な空間で、そこにいた『神様』の気まぐれにより、エルクは自分を鍛えなおすことに。
二千年という長い時間、エルクは『念動力』を鍛えまくる。
現世に戻ったエルクは、十六歳になって目を覚ました。
はずれスキル『念動力』……ただしレベルMAXの力で無双する!!
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
番外編を閲覧することが出来ません。
過去1ヶ月以内にレジーナの小説・漫画を1話以上レンタルしている
と、レジーナのすべての番外編を読むことができます。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。