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朝の習慣
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昨夜はなんだかんだで遅くまで真白たちのブラッシングをしたりもふり倒したりで、結局寝るのが遅くなってしまった。
いっそのこと今朝は寝坊してしまおうかと思ったけれど、いつもの時間に目覚めてしまった……習慣ってスゴイヨネー。
予定通り朝食を作るためにもそもそと起き出し、まずはヨガで魔力の流れを整えることに。
魔力って全身に巡らせることを意識すれば、神経の先までしっかり行き渡るからか、魔法が効率よく発動できるのよね。
前世の記憶が戻る以前の私は、膨大な魔力を体内で塊のまま膨れ上がらせては暴発&暴走をしていたように思う。
持っている魔力が少なければそんなことにはならないだろうし、大抵の人は魔力を増やす段階で自然と身につくのかもしれない。
でも、生まれつき魔力量が多かった私にとって、自分ではどうにもならない厄介な熱みたいなものだったから、身体中に循環させるとかそういう発想はなかったし、当時はとりあえずこの熱を外に逃さなきゃ! と暴走させるしかなかったんだよね。今思えばの話なんだけど。
元々はぷにったお腹をどうにかするために自室でこっそりできるヨガを始めたのだけど、魔力循環に役立つなんて思いもよらなかったよ……
もちろん、前世のオタク知識で「丹田(おへその下あたり)に魔力を意識して……それが全身に行き渡るように……」とかイメージしたからこそできたことなんだろうけど。
マリエルちゃんがお泊まりに来た時にヨガと魔力循環について教えたら、それ以来、少しずつだけど魔力の動きを感じられるようになって魔力量も増えたみたいだと言ってたし。
他の人にもおすすめしたいところだけど、貴族の皆さんにどうやってヨガを広めたらいいのかしら? というところで頓挫しているのよね。
御令嬢になんて姿勢をさせるんだ! はしたない! と怒られそうなんだもん。
魔力循環のイメージの仕方なら説明できるかな? と思ったけど「身体中の血管に血が巡るように、毛細血管の先まで魔力が巡るように……」なんて説明は前世が元看護師だったマリエルちゃんだからこそ通じるのよね、とはたと気づいて他の表現方法を探さなければ……というところで止まっている。うーん。
ヨガを終わらせ、軽く身支度を整えてから調理場に向かうと、ご飯の炊けるいい匂いが漂ってきた。
「クリステア様、おはようございます!」
私が調理場に入った途端、料理長が飛んできた。
え、なんで気づくかな?
料理長もお兄様みたいに探知魔法で私の所在を感知してるとかじゃないよね? 怖っ!
「お、おはようございます……ええと、私もお手伝いしても?」
「もちろんですとも! お館様からクリステア様には調理場を好きに使用していただく許可をいただいておりますから! ささ、どうぞ!」
「あ……ありがとう」
調理場では皆手を止めることなく、無言で私に頭を下げるので、私も軽く会釈しながら中へ入った。
「クリステア様、本日は何を作られるのですか?」
「そうね……今朝の朝食は何かしら?」
「はい! 本日はワカメのみそ汁にオークのショウガヤキ、タマゴヤキです!」
「……朝からそれは重くないかしら? オーク肉が続くのも、ちょっと……」
っていうか、昨日オークカツカレーだったのに、オークのしょうが焼きって……
「……だめでしょうか? クリステア様がいらっしゃるのでお好きなオーク肉をたくさん食べていただこうかと思ったのですが……」
いやいや、別に私はオーク肉が好物ってわけじゃないからね⁉︎
黒銀たちが乱獲したオーク肉の消費に努めようと一時期オーク汁だのオークカツだのやたらと作ってたから誤解されているのかもしれない。
ベーコンのこともあるしね……
「……気遣いは嬉しいのですが、私はオーク肉が好物というわけではありませんよ。オーク肉は昼に回して、今朝はこちらを使いましょう」
私はそういうと、インベントリからシャーケンを取り出した。
すでに調理しやすいサイズにカットして塩鮭にしておいたものだ。
こうして下拵えしておけば、そのまま焼くもよし、ムニエルにしてもよしと使い勝手がいいのよね。
「ク、クリステア様は、オーク肉が好物ではない……⁉︎」
料理長は勘違いだったことにショックを受けていたけれど、スルーして焼き手を探した。
「あ、シン! これを焼いてちょうだい」
私が調理場の隅の方で仕事していたシンを見つけて声をかけると、シンは一瞬「げ、見つかった」とでも言わんばかりの顔をしてから、渋々私たちのところへやってきた。失礼ね、もう。
「はいこれ、よろしくね」
「へいへい、お嬢……様の言う通りにいたしますよっと」
料理長がシンの言葉遣いを嗜めるように睨んだようで、シンはシャーケンを受け取るとそそくさと魔導コンロへ移動してしまった。
「シャーケンの焼き方はシンに教わってね」
シャーケン……塩鮭は焼き網はなくても、フライパンでふっくら美味しく焼くことができる。
フライパンに油を引かずに中火で熱し、白い煙が出てきたら油を入れてまんべんなく油をゆきわたらせてから鮭を入れて中火のまま焼いていく。
前世のフッ素加工のフライパンなら、油を引かずに火にかける前に鮭を入れるのがいいんだけど……ここには鉄のフライパンしかないからね。
五分程度焼いて、横から押してくっついていなければひっくり返してまた同時間焼く。
うっかり上からつついたら、フライパンにくっついちゃうので気をつけてね。
ひっくり返した面もくっついていなければお皿に盛り付けて、完成!
シンにシャーケンを焼いてもらっている間に、私は箸休めになる和物でも作るかな。
インベントリから梅干しを取り出し、種を抜いて包丁でたたいておく。
玉ねぎを薄くスライスして、たたいた梅干しと蜂蜜、醤油とかつお節を加えて混ぜ合わせて、玉ねぎのカツオ梅和えのできあがり!
玉ねぎは血液サラサラになるし、梅干しは疲労回復にいいからね。
「おお……この、なんとも食欲をそそる香りは……?」
梅干しの香りって、カレーとは違う方向で食欲をそそるよね。
「少し味見してみますか? はい」
私は小皿に少しだけ盛って料理長に渡した。「は、では失礼して……」
料理長はきれいな箸づかいで玉ねぎを口に運んだ。
「……これは……酸っぱさに驚きますが、不思議と食欲が湧き上がりますね……! これはいい。クリステア様、この酸味のある赤い実はどこで手に入りますか?」
「ああ、それは梅干しというのだけど、領地のバステア商会で手に入れたものなの。ドリスタン王国では人気がないから入荷しなくなったそうなの」
バステア商会にあった在庫を(レイモンド殿下が)買い占めた(ものをいただいた)けれど、もう残り少ないのでこれは私が大切にいただくつもりだ。
「そうですか……それは残念です」
「また手に入りそうならその時はここにも納品してもらうわね」
「はい! よろしくお願いいたします」
こうして出した朝定食はもちろん家族に好評だったのはいうまでもない。
さて、お昼はオーク肉をどう使おうか……
いっそのこと今朝は寝坊してしまおうかと思ったけれど、いつもの時間に目覚めてしまった……習慣ってスゴイヨネー。
予定通り朝食を作るためにもそもそと起き出し、まずはヨガで魔力の流れを整えることに。
魔力って全身に巡らせることを意識すれば、神経の先までしっかり行き渡るからか、魔法が効率よく発動できるのよね。
前世の記憶が戻る以前の私は、膨大な魔力を体内で塊のまま膨れ上がらせては暴発&暴走をしていたように思う。
持っている魔力が少なければそんなことにはならないだろうし、大抵の人は魔力を増やす段階で自然と身につくのかもしれない。
でも、生まれつき魔力量が多かった私にとって、自分ではどうにもならない厄介な熱みたいなものだったから、身体中に循環させるとかそういう発想はなかったし、当時はとりあえずこの熱を外に逃さなきゃ! と暴走させるしかなかったんだよね。今思えばの話なんだけど。
元々はぷにったお腹をどうにかするために自室でこっそりできるヨガを始めたのだけど、魔力循環に役立つなんて思いもよらなかったよ……
もちろん、前世のオタク知識で「丹田(おへその下あたり)に魔力を意識して……それが全身に行き渡るように……」とかイメージしたからこそできたことなんだろうけど。
マリエルちゃんがお泊まりに来た時にヨガと魔力循環について教えたら、それ以来、少しずつだけど魔力の動きを感じられるようになって魔力量も増えたみたいだと言ってたし。
他の人にもおすすめしたいところだけど、貴族の皆さんにどうやってヨガを広めたらいいのかしら? というところで頓挫しているのよね。
御令嬢になんて姿勢をさせるんだ! はしたない! と怒られそうなんだもん。
魔力循環のイメージの仕方なら説明できるかな? と思ったけど「身体中の血管に血が巡るように、毛細血管の先まで魔力が巡るように……」なんて説明は前世が元看護師だったマリエルちゃんだからこそ通じるのよね、とはたと気づいて他の表現方法を探さなければ……というところで止まっている。うーん。
ヨガを終わらせ、軽く身支度を整えてから調理場に向かうと、ご飯の炊けるいい匂いが漂ってきた。
「クリステア様、おはようございます!」
私が調理場に入った途端、料理長が飛んできた。
え、なんで気づくかな?
料理長もお兄様みたいに探知魔法で私の所在を感知してるとかじゃないよね? 怖っ!
「お、おはようございます……ええと、私もお手伝いしても?」
「もちろんですとも! お館様からクリステア様には調理場を好きに使用していただく許可をいただいておりますから! ささ、どうぞ!」
「あ……ありがとう」
調理場では皆手を止めることなく、無言で私に頭を下げるので、私も軽く会釈しながら中へ入った。
「クリステア様、本日は何を作られるのですか?」
「そうね……今朝の朝食は何かしら?」
「はい! 本日はワカメのみそ汁にオークのショウガヤキ、タマゴヤキです!」
「……朝からそれは重くないかしら? オーク肉が続くのも、ちょっと……」
っていうか、昨日オークカツカレーだったのに、オークのしょうが焼きって……
「……だめでしょうか? クリステア様がいらっしゃるのでお好きなオーク肉をたくさん食べていただこうかと思ったのですが……」
いやいや、別に私はオーク肉が好物ってわけじゃないからね⁉︎
黒銀たちが乱獲したオーク肉の消費に努めようと一時期オーク汁だのオークカツだのやたらと作ってたから誤解されているのかもしれない。
ベーコンのこともあるしね……
「……気遣いは嬉しいのですが、私はオーク肉が好物というわけではありませんよ。オーク肉は昼に回して、今朝はこちらを使いましょう」
私はそういうと、インベントリからシャーケンを取り出した。
すでに調理しやすいサイズにカットして塩鮭にしておいたものだ。
こうして下拵えしておけば、そのまま焼くもよし、ムニエルにしてもよしと使い勝手がいいのよね。
「ク、クリステア様は、オーク肉が好物ではない……⁉︎」
料理長は勘違いだったことにショックを受けていたけれど、スルーして焼き手を探した。
「あ、シン! これを焼いてちょうだい」
私が調理場の隅の方で仕事していたシンを見つけて声をかけると、シンは一瞬「げ、見つかった」とでも言わんばかりの顔をしてから、渋々私たちのところへやってきた。失礼ね、もう。
「はいこれ、よろしくね」
「へいへい、お嬢……様の言う通りにいたしますよっと」
料理長がシンの言葉遣いを嗜めるように睨んだようで、シンはシャーケンを受け取るとそそくさと魔導コンロへ移動してしまった。
「シャーケンの焼き方はシンに教わってね」
シャーケン……塩鮭は焼き網はなくても、フライパンでふっくら美味しく焼くことができる。
フライパンに油を引かずに中火で熱し、白い煙が出てきたら油を入れてまんべんなく油をゆきわたらせてから鮭を入れて中火のまま焼いていく。
前世のフッ素加工のフライパンなら、油を引かずに火にかける前に鮭を入れるのがいいんだけど……ここには鉄のフライパンしかないからね。
五分程度焼いて、横から押してくっついていなければひっくり返してまた同時間焼く。
うっかり上からつついたら、フライパンにくっついちゃうので気をつけてね。
ひっくり返した面もくっついていなければお皿に盛り付けて、完成!
シンにシャーケンを焼いてもらっている間に、私は箸休めになる和物でも作るかな。
インベントリから梅干しを取り出し、種を抜いて包丁でたたいておく。
玉ねぎを薄くスライスして、たたいた梅干しと蜂蜜、醤油とかつお節を加えて混ぜ合わせて、玉ねぎのカツオ梅和えのできあがり!
玉ねぎは血液サラサラになるし、梅干しは疲労回復にいいからね。
「おお……この、なんとも食欲をそそる香りは……?」
梅干しの香りって、カレーとは違う方向で食欲をそそるよね。
「少し味見してみますか? はい」
私は小皿に少しだけ盛って料理長に渡した。「は、では失礼して……」
料理長はきれいな箸づかいで玉ねぎを口に運んだ。
「……これは……酸っぱさに驚きますが、不思議と食欲が湧き上がりますね……! これはいい。クリステア様、この酸味のある赤い実はどこで手に入りますか?」
「ああ、それは梅干しというのだけど、領地のバステア商会で手に入れたものなの。ドリスタン王国では人気がないから入荷しなくなったそうなの」
バステア商会にあった在庫を(レイモンド殿下が)買い占めた(ものをいただいた)けれど、もう残り少ないのでこれは私が大切にいただくつもりだ。
「そうですか……それは残念です」
「また手に入りそうならその時はここにも納品してもらうわね」
「はい! よろしくお願いいたします」
こうして出した朝定食はもちろん家族に好評だったのはいうまでもない。
さて、お昼はオーク肉をどう使おうか……
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