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馬車で移動しますよ!
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私たちが特別寮を出ると、すぐ目の前に馬車が待機していた。
先日、学園長と面談した時に乗ったものと同じ馬車のようだけれど……
「ああ、この馬車は学園の所有物だよ。こうして学園内の移動に使用したり、急遽呼び出しが入って学園外に出なければならない時に使うんだ。今回は念のため移動に使うけれど、基本は徒歩移動だよ」
「そうなのですね」
「初等部の生徒が使う施設は寮に近いところばかりだから心配はいらない。広範囲に展開する上級魔法の実習や専科に進む場合は、修練場や研究棟が離れた場所にあったりするからちょっと大変だけどね」
まあそうだよねぇ。貴族の子女ってそんなに活動的な子はいないだろうから大変だと思う。
いくら学園とはいえ、この広大な敷地内を徒歩で長距離移動なんてすぐに根を上げそうな気がするよ。
私? 私は領地の敷地内を採取も兼ねて散策しまくっていたから、多少は足腰が鍛えられている……はず。
「一応、王宮に設置してある転移陣が各所に設置してあるけれど、魔力を節約したい生徒は基本徒歩だし、裕福な家の子はいざという時のために小さな魔石を複数持たされているから、それを使ったりすることもあるみたいだけれどね」
「魔石を?」
魔石って魔物から得られるんだけど、上質なものは結構なお値段だったはず。小さな魔石でもそれなりにするんじゃないかな。
「訓練である程度魔力量を増やすことはできるけれど、高位貴族でもない限り魔力量がさほど多くない生徒はどうしても課題をこなすために魔力を節約しないといけないから、魔石で魔力の補助をするんだよ。ああでも、クリステアには必要ないから安心して」
「そ、そうですね……」
魔力暴走起こしちゃうくらいの魔力おばけの私には無用の長物ですね、はい。
「セイは魔力量は多いほうなのかな?」
お兄様がセイに話題を振ると、考え事をしていた様子のセイが私たちを見た。
「え? ええ……そうですね。ヤハトゥールでは魔法を使える者がほとんどいませんでしたから、僕の魔力量が多いのか少ないのか確認したことがなくて」
そういえば、セイが魔法を使っているところを見た記憶がない。
「セイはどんな魔法が使えるの?」
「風・火・水・土は使えるみたいだ。先も言ったようにヤハトゥールでは使える者がいなかったから教えを乞うこともできなかったんだ。だから、これから使い方を学ぶのが楽しみだよ」
「そうだったの……」
確かに、私の場合は前世のオタク知識やイメージ力に加えて、マーレン師が魔力や魔法の使い方を指導してくださったこともあって制御が上手くなったのよね。うん。
まともに指導を受けずに魔法を行使していたら、それこそ暴走していたかもしれないもの。
「ヤハトゥールでは、魔力と言わずに神力と呼んでいました。神力を得た者は少なく、そのほとんどは帝をお守りするため神職に就くことが多いんです。ですが、僕は神力を持つ者を輩出した歴史のない武家の子でした。父がせっかく得た力なので、神職を希望しないのならば魔力を持つ者が集うというアデリア学園に留学して神力との違いを学びなさいと送り出してくれたんです」
「なるほど。そういうことだったんだね」
お兄様は納得したようだけれど、セイが実は帝が女官と結ばれて生まれた庶子で、正妃から命を狙われたから海を渡って逃げてきたのを私は知っている。
だけど、そんなことは公にできないからここではそういう話になっているのだろう。
セイがこちらをチラッと見たので、私は「了解」とばかりにコクリと小さく頷いた。
「魔力量や属性についてはいずれ測定があるから大丈夫だよ。その結果でクラス分けが決まるんだ。学問や教養の講座については大講義室でまとめて行われるんだけど、それ以外の講義は魔力量や能力、適正などによって振り分けられることになる。それまでは貴族も平民も一緒に学ぶことになるから気をつけてね」
「「はい」」
貴族と平民がごた混ぜになっての授業かぁ……学園では貴族も平民も平等に扱うことになっているから、はじめにその考えを覚えさせようってことなのかしら。
とはいえ、何かしら衝突が起こりそうで心配ね……
「さあ、もうじき着くよ。ほら、あの建物だ」
さほど遠い場所ではなかったようで、馬車はすぐに目的の講堂の車寄せで静かに止まった。
それと同時に出入り口からレイモンド王太子殿下が飛び出してきた。
「久しぶりだな、クリステア嬢! なかなか会えないから心配したぞ」
レイモンド王太子殿下は馬車の扉を開けるなり、にこにこと笑顔で言った。
「レイモンド王太子殿下、お久しぶりです。お元気そうで何よりですわ」
「レイと呼んでくれと言っただろう? クリステア嬢、入学おめでとう」
いやいや。学園内で親しげにレイ殿下だなんて愛称で呼ぼうものならどんな誤解を招くやら。
ここは全力でお断りいたします!
「あ、ありがとうございます。レ……」
レイモンド王太子殿下を遮るようにお兄様が私の前に立った。
「殿下、式の準備は大丈夫なのですか? 僕が不在の間は、殿下の確認なしでは進められなかったはずでしょう?」
「大丈夫だ、問題ない。滞りなく進行している」
あああ……殿下ったら、自信満々の表情で不穏なフラグが立ちそうなセリフは控えてほしいんですけどぉ⁉︎
「それならいいのですが……さあ、クリステア。他の生徒はもう中に入っているから、早く入ろう」
「クリステア嬢は俺がエスコートしよう! さあ、行こう!」
えっ? それはちょっと勘弁してほしい。
全校生徒が見ている中で殿下にエスコートされて入場なんてしたら、いらぬ憶測を呼ぶじゃないのおおおおぉ!
殿下が差し伸べた手を取るのを躊躇していると、またもやお兄様がガードしてくれた。
「殿下は会長として先導を。セイはその後に続いて。クリステアは身内である兄の僕がエスコートしますから。それが妥当でしょう」
……最近はすっかり春めいてきたと思っていたんだけど、なんだか冷え冷えとしてきた……?
「う……仕方ない。行くぞ」
殿下は渋々引き下がって、セイについて来るように言い、講堂に入っていった。
「さ、クリステア。僕たちも行こうか」
お兄様はいつもの優しい笑顔で振り向くと、優雅に手を差し伸べた。
「はい」
お兄様の手は少しひんやりしていたけれど、すぐにほわりとあたたかくなった。
私はお兄様のエスコートで目の前の講堂の大きな扉の先へ向かった。
---------------------------
先週12月10日(木)にコミカライズ版「転生令嬢は庶民の味に飢えている」12話が更新されております。
まだご覧になっていない方はぜひ! 今回出番のなかったモフモフ成分を存分に摂取できますよ!
そして、同時期に文庫版「転生令嬢は庶民の味に飢えている」二巻が発売されております。
書き下ろし番外編も収録されておりますのでこちらもよろしくお願いいたします!( ´ ▽ ` )
先日、学園長と面談した時に乗ったものと同じ馬車のようだけれど……
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「そうなのですね」
「初等部の生徒が使う施設は寮に近いところばかりだから心配はいらない。広範囲に展開する上級魔法の実習や専科に進む場合は、修練場や研究棟が離れた場所にあったりするからちょっと大変だけどね」
まあそうだよねぇ。貴族の子女ってそんなに活動的な子はいないだろうから大変だと思う。
いくら学園とはいえ、この広大な敷地内を徒歩で長距離移動なんてすぐに根を上げそうな気がするよ。
私? 私は領地の敷地内を採取も兼ねて散策しまくっていたから、多少は足腰が鍛えられている……はず。
「一応、王宮に設置してある転移陣が各所に設置してあるけれど、魔力を節約したい生徒は基本徒歩だし、裕福な家の子はいざという時のために小さな魔石を複数持たされているから、それを使ったりすることもあるみたいだけれどね」
「魔石を?」
魔石って魔物から得られるんだけど、上質なものは結構なお値段だったはず。小さな魔石でもそれなりにするんじゃないかな。
「訓練である程度魔力量を増やすことはできるけれど、高位貴族でもない限り魔力量がさほど多くない生徒はどうしても課題をこなすために魔力を節約しないといけないから、魔石で魔力の補助をするんだよ。ああでも、クリステアには必要ないから安心して」
「そ、そうですね……」
魔力暴走起こしちゃうくらいの魔力おばけの私には無用の長物ですね、はい。
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「え? ええ……そうですね。ヤハトゥールでは魔法を使える者がほとんどいませんでしたから、僕の魔力量が多いのか少ないのか確認したことがなくて」
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「そうだったの……」
確かに、私の場合は前世のオタク知識やイメージ力に加えて、マーレン師が魔力や魔法の使い方を指導してくださったこともあって制御が上手くなったのよね。うん。
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「なるほど。そういうことだったんだね」
お兄様は納得したようだけれど、セイが実は帝が女官と結ばれて生まれた庶子で、正妃から命を狙われたから海を渡って逃げてきたのを私は知っている。
だけど、そんなことは公にできないからここではそういう話になっているのだろう。
セイがこちらをチラッと見たので、私は「了解」とばかりにコクリと小さく頷いた。
「魔力量や属性についてはいずれ測定があるから大丈夫だよ。その結果でクラス分けが決まるんだ。学問や教養の講座については大講義室でまとめて行われるんだけど、それ以外の講義は魔力量や能力、適正などによって振り分けられることになる。それまでは貴族も平民も一緒に学ぶことになるから気をつけてね」
「「はい」」
貴族と平民がごた混ぜになっての授業かぁ……学園では貴族も平民も平等に扱うことになっているから、はじめにその考えを覚えさせようってことなのかしら。
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それと同時に出入り口からレイモンド王太子殿下が飛び出してきた。
「久しぶりだな、クリステア嬢! なかなか会えないから心配したぞ」
レイモンド王太子殿下は馬車の扉を開けるなり、にこにこと笑顔で言った。
「レイモンド王太子殿下、お久しぶりです。お元気そうで何よりですわ」
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「殿下は会長として先導を。セイはその後に続いて。クリステアは身内である兄の僕がエスコートしますから。それが妥当でしょう」
……最近はすっかり春めいてきたと思っていたんだけど、なんだか冷え冷えとしてきた……?
「う……仕方ない。行くぞ」
殿下は渋々引き下がって、セイについて来るように言い、講堂に入っていった。
「さ、クリステア。僕たちも行こうか」
お兄様はいつもの優しい笑顔で振り向くと、優雅に手を差し伸べた。
「はい」
お兄様の手は少しひんやりしていたけれど、すぐにほわりとあたたかくなった。
私はお兄様のエスコートで目の前の講堂の大きな扉の先へ向かった。
---------------------------
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まだご覧になっていない方はぜひ! 今回出番のなかったモフモフ成分を存分に摂取できますよ!
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