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わけがわからないよ?
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知らない間に私の作ったお菓子を神龍様が召し上がっていたでござる。
な、何を言っているかわからないと思うが、私も何を言っているのかわからない……えええ?
「クリステア嬢……うちの者が何やらすまない……」
動揺を隠しきれない私を見て、セイが申し訳なさそうに言った。
「い、いえ……セイが悪いわけじゃないもの……あ、いえ、その、玄武様と青龍様もワザとしたわけじゃないんだし……あの、こ、これで神罰が下るなんてことは……?」
ないよね? お願いだからないと言って⁉︎
「あ? いやいやンなわけねーだろ。お嬢の作るモンはどれも美味いしな!」
私が恐る恐る尋ねると、セイよりも白虎様のほうが早く反応した。
隣では朱雀様がうんうんと頷き同意した。
「ええ、クリステア様の作られるプリンや茶碗蒸しは絶品ですもの! まったく、ここは羊羹よりプリンをお出しするべきところですのに、玄武も気が利きませんわね。……そうですわ、クリステア様! 今度は私が献上して参りますから、プリンを分けていただけませんこと?」
は? プリンって……朱雀様が食べたいだけですよね⁉︎
いやいや、グッドアイデア! みたいなお顔でこちらを見るのはやめてくださいませんか⁉︎
「いやいや、オーク汁やおにぎりだろ? あ、唐揚げもいいかもなぁ……ってわけで、くれ!」
白虎様も乗っからないでくださいませんか⁉︎
「それはバカトラの好みでしょうに! クリステア様、バカトラは放っておいてよろしいですわよ」
「馬鹿言え、お前だってそうだろうが! プリンだの茶碗蒸しだの、プルプルとしたもんばっかハマりやがって、ここはやっぱりガッツリと食いごたえのあるモンのほうがいいっての!」
「なぁんですってぇ⁉︎」
「あぁん⁉︎ 文句あんのか⁉︎」
お二人の間で火花が散っているかのような一触即発の雰囲気に、私はサーッと血の気が引いた。
ひえっ⁉︎ ここで神獣大戦争勃発とか、ご勘弁願えませんかね⁉︎
バシッ! バシッ!
「キャッ!」
「イデッ!」
「お前たち、いい加減にしろ!」
お二人の頭にセイの鉄扇制裁が……よ、容赦ない……!
「……クリステア様、申し訳ございませんでしたわ……」
「……悪ィ」
セイはしおしおと謝罪する二人を睨んだ後、私に向かって深々と頭を下げた。
「……本っ当に、うちの神獣たちがすまない」
「い、いえあの、さっき言ったようにセイが悪いわけじゃないんだから謝罪する必要は……」
「それから、バチが当たるとか、そんなことは絶対ない。クリステア嬢の作るものは、ど、どれも美味い……から」
「あ、ありがとう……」
ヤダもう、セイが照れながら言うもんだから、バチが当たらないことにホッとしていいのか、照れたらいいのがわけわかんなくなっちゃうじゃないの。
「ええと、あの。このまま厨房に行きましょうか! ごはんの炊き方からお教えしますから!」
「あ、ああ。そうだな。よろしく頼む」
私の照れ隠しの提案に、お互いギクシャクしながら立ち上がると、人型の真白が後ろから抱きついてきた。
「わっ! なぁに? どうしたの、真白?」
「……くりすてあは、おれたちのしゅじん、なんだから、こいつらのめんどうを、みるひつようなんて、ないのに……」
真白が私の頭にぐりぐりと額を押し付けながら小さな声でポソリと言った。
「真白……」
「うむ、真白の言う通りだ。おぬしらは我らが主に少々甘えすぎだ。いくら友とは言え、そこは弁えてくれぬか」
「黒銀!」
黒銀の発言にびっくりして思わず非難の声をあげると、セイに止められた。
「いや、いいんだクリステア嬢。確かに俺たちはクリステア嬢が優しいのをいいことに甘えていた。ここにいる間、迷惑をかけないよう気をつける。……しかし、料理は教えてほしい。少しでも覚えてクリステア嬢の負担にならないようにしたい」
セイがそう言うと、白虎様や朱雀様もしゅんとしていた。
確かに、私もセイたちの置かれている状況に同情して、ついつい甘やかしてしまっている感はあった。それで真白や黒銀を悲しませてちゃ主人失格よね……私も反省しなくちゃ。
でも私は、故郷を離れて気軽に帰ることもできないセイと前世には戻れない自分をつい重ねて見てしまう。
私には家族や料理があるけど、セイは大事なものを残して、遠くヤハトゥールからここまで海を越えてきたのだ。
ヤハトゥールを出る時に契約した四神獣の皆様が付き添ってくださっているからまだいいものの、それすらなかったら、セイはこの異国でずっと孤独に過ごしていたかもしれない……そう思うとやり切れない。
だから私は、セイの友人として、できることをしてあげたい。
「私はセイたちを負担だなんて思ったことなんてないわ。だけど、料理を覚えるのは悪いことじゃないし、セイたちのためになるのだからちゃんと教えるわね」
「俺たちのため……?」
「ええ、誰だってお腹が空くとイライラしたり悲しくなったりするわ。でも、美味しいごはんをお腹いっぱい食べれば、皆幸せな気持ちになれるでしょう? そんな美味しいごはんを自分で作れたら素敵だと思わない?」
私が戯けたように言うと、セイがクスッと笑った。
「確かに俺たち皆、クリステア嬢の作る料理に幸せにさせてもらっている。俺たちもその幸せを返せるよう頑張るとしよう」
「俺たちもって……まさか俺らもか?」
「あら、当たり前でしょう? クリステア様、私も美味しいプリンをあるじに召し上がっていただけるようになりたいので教えてくださいませ!」
「え、ああ……はい」
朱雀様の場合、自分が食べたいだけのような気もするけど……まあいいか。
「ささ、厨房に向かいましょう? バカトラは食べたくないのなら部屋に戻ればよろしいのですわ」
「馬鹿言え! 俺だって多少は料理できるんだからな! あとは味付けとか、ちょっとしたコツを覚えるだけだっての!」
「バカトラは切って焼くだけしかできないじゃありませんの! 繊細さというものが足りませんわ!」
やいのやいのと騒ぎ立てながら白虎様と朱雀様がセイと連れ立って厨房に向かうのについていこうとすると、真白が隣に立ち、私の手を握った。
「おれも、ごはん、つくれるようになるから、くりすてあ……たべて、くれる?」
「真白……」
「うむ、我も主が幸せな気持ちになれるように覚えるとしよう」
「黒銀……ばかね、私は皆が美味しそうに食べてくれるのが一番幸せなんだから。でも、そうね。皆で作れたら楽しいわね。さあ、私たちも行きましょう!」
「うん!」
「うむ」
私は真白と黒銀と手を繋ぎ、厨房へ向かったのだった。
---------------------------
公式漫画にコメント機能が実装されております。ぜひご活用くださいませ( ´ ▽ ` )
コミカライズ版「転生令嬢は庶民の味に飢えている」11話は11月12日(木)更新予定です!
おセイちゃんの◯◯◯◯姿や◯◯姿が拝めますのでお楽しみに!٩( 'ω' )و
な、何を言っているかわからないと思うが、私も何を言っているのかわからない……えええ?
「クリステア嬢……うちの者が何やらすまない……」
動揺を隠しきれない私を見て、セイが申し訳なさそうに言った。
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ないよね? お願いだからないと言って⁉︎
「あ? いやいやンなわけねーだろ。お嬢の作るモンはどれも美味いしな!」
私が恐る恐る尋ねると、セイよりも白虎様のほうが早く反応した。
隣では朱雀様がうんうんと頷き同意した。
「ええ、クリステア様の作られるプリンや茶碗蒸しは絶品ですもの! まったく、ここは羊羹よりプリンをお出しするべきところですのに、玄武も気が利きませんわね。……そうですわ、クリステア様! 今度は私が献上して参りますから、プリンを分けていただけませんこと?」
は? プリンって……朱雀様が食べたいだけですよね⁉︎
いやいや、グッドアイデア! みたいなお顔でこちらを見るのはやめてくださいませんか⁉︎
「いやいや、オーク汁やおにぎりだろ? あ、唐揚げもいいかもなぁ……ってわけで、くれ!」
白虎様も乗っからないでくださいませんか⁉︎
「それはバカトラの好みでしょうに! クリステア様、バカトラは放っておいてよろしいですわよ」
「馬鹿言え、お前だってそうだろうが! プリンだの茶碗蒸しだの、プルプルとしたもんばっかハマりやがって、ここはやっぱりガッツリと食いごたえのあるモンのほうがいいっての!」
「なぁんですってぇ⁉︎」
「あぁん⁉︎ 文句あんのか⁉︎」
お二人の間で火花が散っているかのような一触即発の雰囲気に、私はサーッと血の気が引いた。
ひえっ⁉︎ ここで神獣大戦争勃発とか、ご勘弁願えませんかね⁉︎
バシッ! バシッ!
「キャッ!」
「イデッ!」
「お前たち、いい加減にしろ!」
お二人の頭にセイの鉄扇制裁が……よ、容赦ない……!
「……クリステア様、申し訳ございませんでしたわ……」
「……悪ィ」
セイはしおしおと謝罪する二人を睨んだ後、私に向かって深々と頭を下げた。
「……本っ当に、うちの神獣たちがすまない」
「い、いえあの、さっき言ったようにセイが悪いわけじゃないんだから謝罪する必要は……」
「それから、バチが当たるとか、そんなことは絶対ない。クリステア嬢の作るものは、ど、どれも美味い……から」
「あ、ありがとう……」
ヤダもう、セイが照れながら言うもんだから、バチが当たらないことにホッとしていいのか、照れたらいいのがわけわかんなくなっちゃうじゃないの。
「ええと、あの。このまま厨房に行きましょうか! ごはんの炊き方からお教えしますから!」
「あ、ああ。そうだな。よろしく頼む」
私の照れ隠しの提案に、お互いギクシャクしながら立ち上がると、人型の真白が後ろから抱きついてきた。
「わっ! なぁに? どうしたの、真白?」
「……くりすてあは、おれたちのしゅじん、なんだから、こいつらのめんどうを、みるひつようなんて、ないのに……」
真白が私の頭にぐりぐりと額を押し付けながら小さな声でポソリと言った。
「真白……」
「うむ、真白の言う通りだ。おぬしらは我らが主に少々甘えすぎだ。いくら友とは言え、そこは弁えてくれぬか」
「黒銀!」
黒銀の発言にびっくりして思わず非難の声をあげると、セイに止められた。
「いや、いいんだクリステア嬢。確かに俺たちはクリステア嬢が優しいのをいいことに甘えていた。ここにいる間、迷惑をかけないよう気をつける。……しかし、料理は教えてほしい。少しでも覚えてクリステア嬢の負担にならないようにしたい」
セイがそう言うと、白虎様や朱雀様もしゅんとしていた。
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でも私は、故郷を離れて気軽に帰ることもできないセイと前世には戻れない自分をつい重ねて見てしまう。
私には家族や料理があるけど、セイは大事なものを残して、遠くヤハトゥールからここまで海を越えてきたのだ。
ヤハトゥールを出る時に契約した四神獣の皆様が付き添ってくださっているからまだいいものの、それすらなかったら、セイはこの異国でずっと孤独に過ごしていたかもしれない……そう思うとやり切れない。
だから私は、セイの友人として、できることをしてあげたい。
「私はセイたちを負担だなんて思ったことなんてないわ。だけど、料理を覚えるのは悪いことじゃないし、セイたちのためになるのだからちゃんと教えるわね」
「俺たちのため……?」
「ええ、誰だってお腹が空くとイライラしたり悲しくなったりするわ。でも、美味しいごはんをお腹いっぱい食べれば、皆幸せな気持ちになれるでしょう? そんな美味しいごはんを自分で作れたら素敵だと思わない?」
私が戯けたように言うと、セイがクスッと笑った。
「確かに俺たち皆、クリステア嬢の作る料理に幸せにさせてもらっている。俺たちもその幸せを返せるよう頑張るとしよう」
「俺たちもって……まさか俺らもか?」
「あら、当たり前でしょう? クリステア様、私も美味しいプリンをあるじに召し上がっていただけるようになりたいので教えてくださいませ!」
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朱雀様の場合、自分が食べたいだけのような気もするけど……まあいいか。
「ささ、厨房に向かいましょう? バカトラは食べたくないのなら部屋に戻ればよろしいのですわ」
「馬鹿言え! 俺だって多少は料理できるんだからな! あとは味付けとか、ちょっとしたコツを覚えるだけだっての!」
「バカトラは切って焼くだけしかできないじゃありませんの! 繊細さというものが足りませんわ!」
やいのやいのと騒ぎ立てながら白虎様と朱雀様がセイと連れ立って厨房に向かうのについていこうとすると、真白が隣に立ち、私の手を握った。
「おれも、ごはん、つくれるようになるから、くりすてあ……たべて、くれる?」
「真白……」
「うむ、我も主が幸せな気持ちになれるように覚えるとしよう」
「黒銀……ばかね、私は皆が美味しそうに食べてくれるのが一番幸せなんだから。でも、そうね。皆で作れたら楽しいわね。さあ、私たちも行きましょう!」
「うん!」
「うむ」
私は真白と黒銀と手を繋ぎ、厨房へ向かったのだった。
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