「完結しました!」【R18】『イケメン男子高校生を飼っています。~アラサー女の欲望コンプリート日誌2024~』【こども食堂応援企画参加作品】

ぽよぽよ

文字の大きさ
上 下
12 / 52

第10話「四度目の正直」

しおりを挟む
第10話「四度目の正直」

 蛍のため息に気づいた凪は、ベッドの上で正座して、蛍に向かって土下座した。
「何度も何度もすみません。役立たずの僕ですみません。僕ばっかり気持ちよくなってすみません。もう一度、もう一度チャレンジさせてください。」
と泣いて謝られた。(あー、泣かしてしもたな。さっきのため息は悪いことしてしもたな。凪君のプライドずたずたにしてしもた。こっちこそ、ごめんな…。)
「凪君、そんなに謝らんでええよ。最初っから、そうそううまくいけへんって!ちょっと、冷たいお茶でも飲んで一服しようや。」

 冷蔵庫から、ペットボトルの緑茶を二本取り出そうとしたが、一本は戻した。キャップをくるくるっと開け凪に渡した。申し訳なさそうにボトルを受け取ると凪が言った。
「蛍さんはいらないんですか?」
(来たで~!優しいとこあるんやな。キュンキュン来てしまうわー!さあ、「アレ」言うで!)
「凪君、口移しで私に飲ませてくれへん?」
「えっ?口移しでですか?」
驚いた表情の凪に、蛍は、笑顔で頷いた。

 さっきまでのディープキスと違い、凪主導での初めての口移しキスは、ほとんど口から溢れたが、不思議と悪い気はしなかった。三度、繰り返し、それなりに喉は潤った。
「次は、硬くなったら速攻、ゴムつけてチャレンジしよな。あんまり失敗をイメージせんようにな。私、凪君とゆっくりキスできて、優しく胸揉んでもらっただけで十分楽しんでるからな。あー、久しぶりに女に戻ったなーってな!ありがとね!」
と蛍が微笑みかけると、凪の顔に笑顔が戻った。

 凪がお茶を飲み干すと、蛍の背後に回り後ろから胸を揉み、肩越しにディープキスをした。ぎこちない揉み方ではあるが、丁寧で優しい手つきに蛍はうっとりし、甘い吐息と喘ぎ声を漏らした。蛍の喘ぎ声は凪を刺激し、背後から凪の分身が徐々に大きくなっていくのが触覚的に蛍に伝わった。
 蛍は振り向き、十分硬さを取り戻したことを確認すると、凪を仰向けに寝かせると、手際よくゴムをかぶせるとショーツのクロッチ部分を横にずらすと、凪の分身の上にまたがった。十分に潤いを持った蛍は凪の受け入れに十分な態勢であったがへそ側に反り返った十代の「ぴー」は手を添えてないとするっと前に逃げてしまう。(少し行儀悪いけど、両手を添えてガニ股スタイルでとにかく挿入させちゃえ!)と凪の先端を蛍の大事な部分にあてがうとゆっくりと腰を下ろした。

 三年ぶりの挿入感に蛍は思わず声が出た。(凪君の童貞ゲットだぜー!)しっかりと奥まで入ったことを確認すると、体を前に倒し、凪に唇を預け、
「凪君、入ったよ。童貞卒業おめでとう。凪君の大きくて硬くて、すごく、気持ちいいで。ちょっとはしたない声出すかわからへんけど、嫌にならんとってな!後、私乳首も性感帯やから、下から攻めてほしいねん。頼めるかな?」
「はい、僕もめちゃくちゃ気持ちいです。螢さんの中、すごく包み込まれる感じで、搾り取られるような感じがして、どこまで持つか想像できないですけど…。手は自由が利きますから、螢さんの柔らかい胸、とピンクの可愛い「ぽっち」を揉ませてもらいますね。」

 凪が人差し指と親指で突起をつまみ、中指から小指までの3本の指で優しく揉みに入ると、スイッチが入ったように、蛍の腰遣いが前後にスライドするようになり、スピードが上がった。喘ぎ声は大きくなり、凪の満足感を煽った。
「あぁん、あかん、良すぎるわぁ…、このまま、グラインドしてたらいってしまいそうや。凪君、私がいくまで我慢してな…。」
とふと自分の下の凪の顔を見ると、真っ赤になって何かに耐えている。(えっ、もう凪君がいってしまいそうなん!あと五分、いや、三分でいいからがんばって!)と射精を停めるためにお玉様に手を伸ばそうとした瞬間、
「ああん!」
と女の子のような声を凪があげ、胸を揉んでいた両手が開かれ大の字にベッドに広がると同時に、三度、下から凪に腰を突き上げられた。

 蛍は自分の中で、凪の「ぴー」が弾けたのを感じた。かすかに伝わる「射精感」を体内で感じながら、(あぁ、間に合えへんかったか…。もうちょっとで私も行けそうやったのに…。まあ、今日、童貞卒業の凪君にそれを望むのも酷やわな…。まあ、いかせてもらうのは、次回以降の課題として…。)優しく、凪の身体に覆い被さると、耳元で
「いっちゃった?」
と聞くと、息を切らせながら、
「はい…、また僕だけ気持ちよくなってすみません…。螢さんはいけてないですよね。ごめんなさい…。」
と目を潤ませて謝られた。そのしぐさが妙に可愛く、愛おしく感じた蛍は、凪をぎゅっと抱きしめ、体内で縮んでいく「ぴー」の余韻を感じながら囁いた。
「ええんよ。はじめてにしたら上出来や。ぎゅっと抱きしめてくれるかな?」

しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?

すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。 「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」 家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。 「私は母親じゃない・・・!」 そう言って家を飛び出した。 夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。 「何があった?送ってく。」 それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。 「俺と・・・結婚してほしい。」 「!?」 突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。 かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。 そんな彼に、私は想いを返したい。 「俺に・・・全てを見せて。」 苦手意識の強かった『営み』。 彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。 「いあぁぁぁっ・・!!」 「感じやすいんだな・・・。」 ※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。 ※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。 それではお楽しみください。すずなり。

イケメン彼氏は警察官!甘い夜に私の体は溶けていく。

すずなり。
恋愛
人数合わせで参加した合コン。 そこで私は一人の男の人と出会う。 「俺には分かる。キミはきっと俺を好きになる。」 そんな言葉をかけてきた彼。 でも私には秘密があった。 「キミ・・・目が・・?」 「気持ち悪いでしょ?ごめんなさい・・・。」 ちゃんと私のことを伝えたのに、彼は食い下がる。 「お願いだから俺を好きになって・・・。」 その言葉を聞いてお付き合いが始まる。 「やぁぁっ・・!」 「どこが『や』なんだよ・・・こんなに蜜を溢れさせて・・・。」 激しくなっていく夜の生活。 私の身はもつの!? ※お話の内容は全て想像のものです。現実世界とはなんら関係ありません。 ※表現不足は重々承知しております。まだまだ勉強してまいりますので温かい目で見ていただけたら幸いです。 ※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 では、お楽しみください。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?

すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。 翔馬「俺、チャーハン。」 宏斗「俺もー。」 航平「俺、から揚げつけてー。」 優弥「俺はスープ付き。」 みんなガタイがよく、男前。 ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」 慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。 終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。 ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」 保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。 私は子供と一緒に・・・暮らしてる。 ーーーーーーーーーーーーーーーー 翔馬「おいおい嘘だろ?」 宏斗「子供・・・いたんだ・・。」 航平「いくつん時の子だよ・・・・。」 優弥「マジか・・・。」 消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。 太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。 「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」 「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」 ※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。 ※感想やコメントは受け付けることができません。 メンタルが薄氷なもので・・・すみません。 言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。 楽しんでいただけたら嬉しく思います。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

【R18】幼馴染がイケメン過ぎる

ケセラセラ
恋愛
双子の兄弟、陽介と宗介は一卵性の双子でイケメンのお隣さん一つ上。真斗もお隣さんの同級生でイケメン。 幼稚園の頃からずっと仲良しで4人で遊んでいたけど、大学生にもなり他にもお友達や彼氏が欲しいと思うようになった主人公の吉本 華。 幼馴染の関係は壊したくないのに、3人はそうは思ってないようで。 関係が変わる時、歯車が大きく動き出す。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~

恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん) は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。 しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!? (もしかして、私、転生してる!!?) そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!! そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

処理中です...