ノンケの光一くん〜ノンケだけどお金が欲しいからお尻を開発する話〜

あしまる

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初めての開発

初めてのケツイキ

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「んっ、あ、それ、あたって……っ」
「んー? ぐりぐりされたいって?」
「あぁっ、そこ、ごりごり、くるっ」
「本番はこれからだよ」

 そういってリョウタさんはエネマグラの電源をつける。駆動音とともに突起が小刻みにブルブルと震え前立腺をピンポイントで刺激する。

「ぉ゛あっ!!!――」

 火花が散るような衝撃が全身を襲う。ヤバい。これはヤバい。全神経が危険だと、逃げろと言っている。この快楽は完全に想定外だ。一度知ったらやめられなくなる。そう全身が理解した。しかし、気づいたときにはもう手遅れだと悟った。

「んあぁん、これ、これ! やばいぃぃい!」
「うわ、すごい乱れてる」
「あっ! あたるっ、ぐっぅぅう」
「更に一段階強くできるよ」

 リョウタさんはリモコンでエネマグラを操作すると振動が更に一層強まる。バイブ音がひと回り大きくなるのと合わせておれの声も大きくなる。

「ああ! だめ! それ、ききすぎるぅぅっ」
「こんなのもあるよ」

 別のボタンを押すとエネマグラの突起が上下に動き出す。まるで指が動いているように蠢くそれが刺激を強くする。

「ぅああ゛ぁ、いぃっ、むり、たえられなぃぃ」
「すごいちんぽから我慢汁出てるよ」

 エネマグラの刺激で更に硬くなったちんこからだらだらと我慢汁が溢れている。これだけ気持ちいいのに射精をする気配がないのが恐ろしい。

 足がガクガク震えて力が入らない。四つん這いの姿勢を保つことが出来ずおれはうつ伏せに崩れ落ちる。かろうじてお尻を突きだすだけで精一杯だ。

「り、りょうたさんっ、おれ゛、これ、んぁあっ」
「すっかりハマっちゃったね」
「あぁっこんなの、ぎいてないぃ」
「すげぇえろいよコウキくん」

 リョウタさんはエネマグラを手に取ると抜き差しを始める。

「あぁん゛っそれ! だめっ!」

 ブルブルブルと鳴る電子音とぐちょぐちょとローションが鳴る音に耳が刺激される。ゆっくりと指を一本挿れていた頃とは比べ物にならないほど激しいピストンでバコバコとエネマグラがおれのアナルを犯していく。

「はげしぃっ! けつっ、こわれちゃぅう!」
「ケツじゃなくてケツマンコでしょ」
「ぅああっ、けつ、まんっ?」
「こんなにぐちょぐちょになってヨがって、ケツマンコだよ」
「はぃっ、けつっまんこ、です、あぁんっ」
「本当にノンケなの? 男なのにケツマンコにされちゃって」
「のんけっ……れす、おんなのこがぁ、すきっ!」
「女の子よりケツマンコほじられる方が好きでしょ」
「んぅぅゔ! けつまんこもすきぃっ、もっとほじほじしてぇ」
「はぁまじでかわいい。ぶち犯してぇ」

 リョウタさんは更に激しくエネマグラをピストンさせる。前立腺をゴリゴリ抉る角度で押し付けられおれは体の奥から何かとてつもないものが押し寄せるのを感じる。

「んあっ、やばい、なんかきてるっ、」
「イきそう?」
「んわかんないぃ、なんかくるっ」
「それ、最高のやつだよ」

 未知の感覚に恐怖するおれとは裏腹にリョウタさんは手を緩めることはなくおれの一番いいトコを逃さず責め続ける。本当にきちゃう。わからないけどこれがきたら完全に墜ちる。そう確信する。

「だめっいきそうっいきそうっ、ぐるっ!」
「ノンケがケツマンコほじられてイっちゃうの?」
「いきますぅぅっけづまんこきもぢぃぃ、いぐっ!」

 射精とは比べ物にならない快楽が全身を駆け巡る。頭が真っ白になり軽い失神状態になる。ビリビリと電流が走ったように足とアナルが痙攣しエネマグラを締め付ける。ありえないほど気持ちいい。こんな快感がこの世に存在するのか。リョウタさんは倒れ込むおれの頭を撫でてエネマグラのスイッチを切る。

「初めてでケツイキできたね」
「はぁっはあっ、ん、けつ、いき?」
「ドライオーガズムのことだよ、射精せずにお尻だけでイクのがケツイキ」
「はぁっはあっえっ!?」

 言われて気付く。おれのちんこからは我慢汁しか出ていない。射精しないでイクなんてことがあるのか。これがケツイキ……。あまりに初体験だらけの驚きに固まっているとリョウタさんがうつ伏せのおれの上に覆い被さる。

「これ見て」
「うわっえっ?」

 リョウタさんはいつの間にか手に持っていたスマホをおれに見せる。そこにはリョウタさんが誰かとハメ撮りをする映像が映っていた。

「うわっ、めっちゃ入ってる……」

 今日のリョウタさんは短パンを履いてるから分からなかったけどこの動画では寝バックを後ろから撮影したもので結合部がはっきりと映っているためリョウタさんの竿がおれより大きいことが見て分かる。

 大きいストロークでばちゅばちゅとえろい音を立てながら的確にウケの前立腺を狙い撃ちしている。

『ああっいくっいくっ』
『9回目』
『だめだめいくいくまたいぐっ』
『10回』

「これってほんとにイッてんですか……?」

 ウケの方がスパン無しで何回も絶頂している様子だ。下半身の痙攣がおれが体験したやつと同じだから嘘じゃなさそうだけど……?

「ケツイキは普通の射精と違って体力が続く限り何回でもイケるんだよ。だから一回イクと止められなくなっちゃうんだ」
「そ、そうなん……すね……」

 ゴクリと喉を鳴らす音が響く。リョウタさんはいまだおれのケツに入ったままのエネマグラを掴みゆっくりと取り出していく。

「今期待したでしょ」
「んぁっ」
「わかりやすいね、コウキくんは」
「あぁっ、ん、だって、そんなこと、いわれたらっ」
「一回だけであんなに喘いだのに何回もイッちゃったらどうなるかな」

 リョウタさんは本当に焦らし上手だ。おれは完全にスイッチが入ってしまっている。

「本当はね、玩具だけのつもりだったんだけど、コウキくんかわいすぎるからちんぽ挿れたくなっちゃったな」
「んっえっ、ちんこ……?」

 そういうとリョウタさんは短パンを脱ぎ競パン姿になる。しかし勃起したちんこが収まりきらず先端がはみ出してしまっている。

「うわ……でかっ」

 競パンも脱ぐと端に乱雑に放り投げる。大きくそそり勃つちんこは18cmはあろうかというサイズだった。そして再びおれに覆い被さるとちんこをおれの尻にすりすりと擦り付ける

「この動画と同じ体勢だね、これでズコズコ掘られたらコウキくんもこうなっちゃうのかな」
「あっ……あっ……」
「コウキくんはどうしたい?」
「おれ……? おれ、は……んっ」

 ちんこを挿れる……。おれは今日ゲイビに出るためにケツを練習しに来たんだ。それはお金がほしいからであってホモセックスがしたかったからじゃない。正直ケツの練習はもう十分出来たし帰ってもいいはず……。

 いや、もうわかっている。おれは今日ケツイキをして後戻りができなくなってしまったことを。玩具であれだけの快楽を手にしてしまった身体は、それ以上の快楽を与えてくれるちんこを目の前にして抵抗することなどできない。

 身体の奥までえぐり取るようなカリデカちんこがトントンと入り口をノックする。おれはご馳走を待つ犬のように浅い呼吸を繰り返しながらひくひくと入り口を震わせる。

「れて……さい……」
「ん?」
「……ぃれて、くださぃ……」


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