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1.訪れの時
20.肉体強化アタッチメント・パーツの導入
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神波達は、アメリカのシンディらの協力の下に肉体強化改造用として、アタッチメントパーツと呼ばれる部分的に体に装着する人体機械化融合計画のことを知り、その説明を受けるために虹色学園という教育施設に足を運んでいた。
虹色学園では「戦闘科学」という理念のもとに人体機械化技術や特殊薬品、高性能レーダーの制作といった先端技術の開発において大学部を中心に研究施設が整っており、ここ日本では最もその先端技術を有している施設なのであった。それにシンディ達と学園との良好な関係もあってパーツの量産型をかなり安く購入できる機会に巡り逢ったのも朗報だった。
「戦闘用に制作されたアタッチメントパーツには大きく分けて攻撃用のアタックパーツと防御用のプロテクトパーツとがあり、それぞれの装着パーツ、装着部位によってその機能が様々なものになるわけです。」
現在、学園研究員の森原 貴子という女性研究員から説明を受けているところだ。
「既に試作段階も終え、数々の実験、テストにも合格して幾種類かのパーツに至っては実用段階を迎えているところです。あなた達にも頒布することはできると思いますよ。」と、にこやかにほほ笑む森原研究員。その頭脳の鋭いキレもさることながら、美しい美貌には言い寄る男も多いだろうなと勝手に妄想しながらも、俺(神波)は「分かりました。早速、幾つかのパーツを見せてください。」と試着させてもらうことにした。
パーツにはいろいろと種類があったが、攻撃用として熱放射が可能なヒートアタックアーム、冷凍ガスで相手を瞬時に凍らせるフリーザーハンド、電流を武器化した超電撃砲となるエレクトロンアーム、さらに強力なレーザー光線を発射できるレーザーハンドアームが購入する対象候補となった。
一方、防御用としてあらゆる鉄製品を吸い寄せる、あるいは電気系メカを狂わせるURUTORA巨大スーパーネオ磁石を装備したマグネテックパーツや空中飛行が可能なフライングベルト、非常に軽いが鋼以上の硬度を持つケプラーベスト等を防御用として購入することにした。
特に最近、鬼道 明日香という天才的女子編入生にまたしてもやられてしまった早瀬 守は、今度こそ汚名挽回とばかりに購入には異常なまでの熱の入れようだった。
彼は、攻撃用としてフリーザーハンドパーツを購入することにしたようだ。「あいつらをカチンカチンに凍らせてやるんだッ!。」と息巻いていたようだが・・・。
それにしても、早瀬はもう何度も襲われている。女子に狙われやすい体質なのだろうか。まあ、童顔で愛くるしい顔つきをしていて背もあまり高くないので、どうもマスコット的存在として扱われやすいのも女難を招く原因だと思うが・・・。そのせいか女達からは、いつも遊ばれる感じでひきたてられてしまっているのも何となく頷ける。
「ボ、ボクだって、オトコなんだ!。今度は逆にこっちがやっつける番だ!。」といつになく、興奮している彼を見ているとなんだか抱きしめたくなってしまうのも分かる気がする。
虹色学園からの帰途、神波達はシンディ一行と合流して今後の活動や課題について話し合うことにした。
「ハロー、お待たせ。」シンディが手を振る。他にサトミやソフィアらの姿もあった。
「今度、行われる共同クエストに参加しない?。」
シンディ達は、日本で行われるあるクエストに神波達とのグループと共同でクエストに挑戦することを提案してきたのだった。そのクエストというのは、南極モノポール獲得競争。要は南極にある磁性体を持ってくるという冒険だ。
しかし、磁性体と言ってもそれはマントル対流の影響で常に地面下を少しずつ移動しており、正確な位置を割り出すことが難しいうえ、それを取り出す作業自体が至難の技なのである。しかし、会議中も神波の心はどこかうわの空といった様子であった。
「森澤・・・。」(またクエスト絡みで彼女に会えるのだろうか・・)。神波の心は狂おしく掻き立てられる。神波にはクエストの事以上に彼女、それも敵である彼女の事が忘れられなかった。淡い恋心に捕らわれれば捕らわれるほどに心を掻きむしられ、敵であるという事実を認識しなければならないほど彼を狂わせんばかりに苦しめる。
(今度彼女に会ったら、俺は彼女を殺さなければならないかもしれない・・・)。でもそんなのはイヤだった。森澤があの後、神波のことをどう思い感じているのかは分からない。でももう一度会って心の内をお互い確認したい!という想いは募るばかりだった。仮に彼女と再度戦う羽目になったとしても・・・。この恋慕の気持ちが自分にとって命取りになったとしても・・・。ましてや、あきらめきれるものでは決してなかった。敵であるという意識以上に神波には森澤を恋愛対象として見てしまうその葛藤がどう解決されるのか、時間がかかるのは必至だった。
一週間後、神波達とシンディ達の合同パーティは、南極の昭和基地にやってきていた。南の最果ての地ではあったが、100年ほど前の様に極寒の地というイメージはもうない。今は風もおだやかでブリザードが吹き荒れることもなかった。200年ほど前から始まった地球温暖化現象という気候変動のおかげで、すっかり氷が融け今では地上に草木がまばらながらも見られるやや寒冷な地域となっている。海面の上昇もあったものの急激な変化はなく、海上フロンティア計画等による海上進出によって、人類は地球温暖化による弊害を乗り越えようとするところまできていた。
ところで神波達の予定ではこの後、みずほ基地やいくつかの観測拠点に立ち寄りながら、最終到達地点の南磁極地点に向かうことになる。そこでモノポールを獲得することになっている。
「わあ~、来た甲斐があったなあ。」早瀬ははしゃいで大喜びだ。来たばかりの時に運よくすぐに隕石を拾うことができて、とても嬉しかったみたいだ。
「そう、南極には隕石が多く見つかるみたいなのよ。おみやげにイイかもね。」と人形坂も周囲をキョロキョロ見回している。みんな、防寒対策はある程度しっかりしていたものの、長時間の外出にはまだ慣れているという感じではない。一方、シンディ達のグループは装備品や計画の念入りなチェックに余念がない。特に装着アタッチメントパーツの手入れには力を入れているようだ。神波も外でヒートアタックアームを腕に装着し、試験的に氷で覆われた岩石に熱線を放射していた。
「うん、威力はスゴイな。」ゴオーツと熱線がアームから射出されるとものの数分で氷は融け、頑丈そうな岩石さえも熱せられて赤くなり、溶解し始める。これなら、素手で敵に立ち向かうよりもはるかに相手にダメージを与えられてこちらが受けるリスクも少なくなるに違いない。
熱の温度に関して言えば、このヒートアタックアームでは最高で2000度程度までの熱線が可能だ。あの溶岩(マグマ)が地表に流れ出たもので大体900~1000度くらい、意外かもしれないがロウソクの炎の一番熱い外側の部分でも1400度程度であるから、このアームの熱線の威力が相当高いことは想像に難くない。
シンディが早瀬のところにやってきた。少し気まずい雰囲気にはなったが、二人は顔を見合わせてどこかに自分達だけで出かけて行った。あの時、襲われたのはこの二人だった。二人とも何かお互いに他人を交えず話すことが必要なのだろう。神波はそんな二人の後ろ姿を見送っていた。
* * * * *
「ねえ、マモル。この前のこと、大変だったよね。アタシたち助けがなければどうなっていたことか・・・。」と不安げな表情で早瀬の顔を凝視するシンディ。
すると早瀬がいきなり頭を下げた。
「ゴメンよ、シンディ。ボク、君を守れなかった・・。こんなにもシンディが好きなのに・・・、ボ、ボク、ダメな男だって軽蔑してるよねっ?。ホ、ホントにゴメンっ!。」涙目になりながらもひたすら謝り続ける早瀬・・・。
「そうよ、ダメな人ね、マモルは・・・。でもね、自分からそんなこと言わないで。そんなこと言ったら、アタシ悲しくなるじゃない。アタシ、マモルがやられちゃったのを見ても、軽蔑なんてしてないわ。あの時のことは不慮の事故みたいなものじゃない。マモルを責めることはできないわ。だから自分を責めないで。アナタの口からそれでダメ人間みたいに自分を卑下するなんて、それじゃ、一緒にいたアタシはどうなるの?悲しいことは言わないで。」と静かにやさしい口調で語るシンディ。
「ゴ、ゴメンよおっ!、弱気なこと言って。ボ、ボク、次こそ必ずキミを守る!死んでも守るからあっ!」と泣き叫ぶがいなや、二人ともども抱き合うのだった。美しい白夜が二人を包むように見守っているかの様なシチュエーションだった。
虹色学園では「戦闘科学」という理念のもとに人体機械化技術や特殊薬品、高性能レーダーの制作といった先端技術の開発において大学部を中心に研究施設が整っており、ここ日本では最もその先端技術を有している施設なのであった。それにシンディ達と学園との良好な関係もあってパーツの量産型をかなり安く購入できる機会に巡り逢ったのも朗報だった。
「戦闘用に制作されたアタッチメントパーツには大きく分けて攻撃用のアタックパーツと防御用のプロテクトパーツとがあり、それぞれの装着パーツ、装着部位によってその機能が様々なものになるわけです。」
現在、学園研究員の森原 貴子という女性研究員から説明を受けているところだ。
「既に試作段階も終え、数々の実験、テストにも合格して幾種類かのパーツに至っては実用段階を迎えているところです。あなた達にも頒布することはできると思いますよ。」と、にこやかにほほ笑む森原研究員。その頭脳の鋭いキレもさることながら、美しい美貌には言い寄る男も多いだろうなと勝手に妄想しながらも、俺(神波)は「分かりました。早速、幾つかのパーツを見せてください。」と試着させてもらうことにした。
パーツにはいろいろと種類があったが、攻撃用として熱放射が可能なヒートアタックアーム、冷凍ガスで相手を瞬時に凍らせるフリーザーハンド、電流を武器化した超電撃砲となるエレクトロンアーム、さらに強力なレーザー光線を発射できるレーザーハンドアームが購入する対象候補となった。
一方、防御用としてあらゆる鉄製品を吸い寄せる、あるいは電気系メカを狂わせるURUTORA巨大スーパーネオ磁石を装備したマグネテックパーツや空中飛行が可能なフライングベルト、非常に軽いが鋼以上の硬度を持つケプラーベスト等を防御用として購入することにした。
特に最近、鬼道 明日香という天才的女子編入生にまたしてもやられてしまった早瀬 守は、今度こそ汚名挽回とばかりに購入には異常なまでの熱の入れようだった。
彼は、攻撃用としてフリーザーハンドパーツを購入することにしたようだ。「あいつらをカチンカチンに凍らせてやるんだッ!。」と息巻いていたようだが・・・。
それにしても、早瀬はもう何度も襲われている。女子に狙われやすい体質なのだろうか。まあ、童顔で愛くるしい顔つきをしていて背もあまり高くないので、どうもマスコット的存在として扱われやすいのも女難を招く原因だと思うが・・・。そのせいか女達からは、いつも遊ばれる感じでひきたてられてしまっているのも何となく頷ける。
「ボ、ボクだって、オトコなんだ!。今度は逆にこっちがやっつける番だ!。」といつになく、興奮している彼を見ているとなんだか抱きしめたくなってしまうのも分かる気がする。
虹色学園からの帰途、神波達はシンディ一行と合流して今後の活動や課題について話し合うことにした。
「ハロー、お待たせ。」シンディが手を振る。他にサトミやソフィアらの姿もあった。
「今度、行われる共同クエストに参加しない?。」
シンディ達は、日本で行われるあるクエストに神波達とのグループと共同でクエストに挑戦することを提案してきたのだった。そのクエストというのは、南極モノポール獲得競争。要は南極にある磁性体を持ってくるという冒険だ。
しかし、磁性体と言ってもそれはマントル対流の影響で常に地面下を少しずつ移動しており、正確な位置を割り出すことが難しいうえ、それを取り出す作業自体が至難の技なのである。しかし、会議中も神波の心はどこかうわの空といった様子であった。
「森澤・・・。」(またクエスト絡みで彼女に会えるのだろうか・・)。神波の心は狂おしく掻き立てられる。神波にはクエストの事以上に彼女、それも敵である彼女の事が忘れられなかった。淡い恋心に捕らわれれば捕らわれるほどに心を掻きむしられ、敵であるという事実を認識しなければならないほど彼を狂わせんばかりに苦しめる。
(今度彼女に会ったら、俺は彼女を殺さなければならないかもしれない・・・)。でもそんなのはイヤだった。森澤があの後、神波のことをどう思い感じているのかは分からない。でももう一度会って心の内をお互い確認したい!という想いは募るばかりだった。仮に彼女と再度戦う羽目になったとしても・・・。この恋慕の気持ちが自分にとって命取りになったとしても・・・。ましてや、あきらめきれるものでは決してなかった。敵であるという意識以上に神波には森澤を恋愛対象として見てしまうその葛藤がどう解決されるのか、時間がかかるのは必至だった。
一週間後、神波達とシンディ達の合同パーティは、南極の昭和基地にやってきていた。南の最果ての地ではあったが、100年ほど前の様に極寒の地というイメージはもうない。今は風もおだやかでブリザードが吹き荒れることもなかった。200年ほど前から始まった地球温暖化現象という気候変動のおかげで、すっかり氷が融け今では地上に草木がまばらながらも見られるやや寒冷な地域となっている。海面の上昇もあったものの急激な変化はなく、海上フロンティア計画等による海上進出によって、人類は地球温暖化による弊害を乗り越えようとするところまできていた。
ところで神波達の予定ではこの後、みずほ基地やいくつかの観測拠点に立ち寄りながら、最終到達地点の南磁極地点に向かうことになる。そこでモノポールを獲得することになっている。
「わあ~、来た甲斐があったなあ。」早瀬ははしゃいで大喜びだ。来たばかりの時に運よくすぐに隕石を拾うことができて、とても嬉しかったみたいだ。
「そう、南極には隕石が多く見つかるみたいなのよ。おみやげにイイかもね。」と人形坂も周囲をキョロキョロ見回している。みんな、防寒対策はある程度しっかりしていたものの、長時間の外出にはまだ慣れているという感じではない。一方、シンディ達のグループは装備品や計画の念入りなチェックに余念がない。特に装着アタッチメントパーツの手入れには力を入れているようだ。神波も外でヒートアタックアームを腕に装着し、試験的に氷で覆われた岩石に熱線を放射していた。
「うん、威力はスゴイな。」ゴオーツと熱線がアームから射出されるとものの数分で氷は融け、頑丈そうな岩石さえも熱せられて赤くなり、溶解し始める。これなら、素手で敵に立ち向かうよりもはるかに相手にダメージを与えられてこちらが受けるリスクも少なくなるに違いない。
熱の温度に関して言えば、このヒートアタックアームでは最高で2000度程度までの熱線が可能だ。あの溶岩(マグマ)が地表に流れ出たもので大体900~1000度くらい、意外かもしれないがロウソクの炎の一番熱い外側の部分でも1400度程度であるから、このアームの熱線の威力が相当高いことは想像に難くない。
シンディが早瀬のところにやってきた。少し気まずい雰囲気にはなったが、二人は顔を見合わせてどこかに自分達だけで出かけて行った。あの時、襲われたのはこの二人だった。二人とも何かお互いに他人を交えず話すことが必要なのだろう。神波はそんな二人の後ろ姿を見送っていた。
* * * * *
「ねえ、マモル。この前のこと、大変だったよね。アタシたち助けがなければどうなっていたことか・・・。」と不安げな表情で早瀬の顔を凝視するシンディ。
すると早瀬がいきなり頭を下げた。
「ゴメンよ、シンディ。ボク、君を守れなかった・・。こんなにもシンディが好きなのに・・・、ボ、ボク、ダメな男だって軽蔑してるよねっ?。ホ、ホントにゴメンっ!。」涙目になりながらもひたすら謝り続ける早瀬・・・。
「そうよ、ダメな人ね、マモルは・・・。でもね、自分からそんなこと言わないで。そんなこと言ったら、アタシ悲しくなるじゃない。アタシ、マモルがやられちゃったのを見ても、軽蔑なんてしてないわ。あの時のことは不慮の事故みたいなものじゃない。マモルを責めることはできないわ。だから自分を責めないで。アナタの口からそれでダメ人間みたいに自分を卑下するなんて、それじゃ、一緒にいたアタシはどうなるの?悲しいことは言わないで。」と静かにやさしい口調で語るシンディ。
「ゴ、ゴメンよおっ!、弱気なこと言って。ボ、ボク、次こそ必ずキミを守る!死んでも守るからあっ!」と泣き叫ぶがいなや、二人ともども抱き合うのだった。美しい白夜が二人を包むように見守っているかの様なシチュエーションだった。
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