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時越えの詠嘆曲《アリア》
聖女候補探索・II
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「さて、取り敢えず現場には来てみたものの……」
ジレアさんからの状況説明を受けた後、私達はその聖女候補が
失踪したって言う村の中央広場に来てみた。
周囲の地形を確認してみる、共用の井戸を中心に
4件の家がそれなりの間隔で建っていて、その周辺には
恐らくその家の人達が作業をしながらチラチラと不審そうに
私達の方を見てる、まぁよそ者がこんなとこに見たら不審がるよね。
……ふむ、家と家の間隔は広いけど死角はあるね。
周囲の視線が外れた隙に死角に潜り込む……何て事も
出来なくは無さそうだ、手慣れたプロならその隙で人1人
拉致るのも不可能じゃない、ちょっと難易度高めだけど。
「こんな開けた場所で人1人いなくなるって
魔法でも使わなければ無理そうだけど……」
私と同じく周囲を確認したフィルが呟く。
まぁフィル達ならそう言う感想にもなるか、でも……
「やれなくはないよ
取り合えずちょっと試してみよっか」
「えっ?」
不意を突く感じでフィルに声をかけ、こちらに振り向かせると同時に
「縮地」をかけ、フィルが振り向き切る前に
視線と反対側の家の死角に滑り込む。
「えっ? レン!?
どこ行ったの?」
呼ばれた筈なのに私の姿が見えない事に困惑するフィル。
「こっちだよフィル」
直ぐに死角から顔を出してフィルに声をかける。
「いつの間に……」
「ふむ、見事な物じゃな
じゃが流石にレン嬢ちゃん並みの身体能力を持ってなければ無理ではないか?」
一部始終を見ていたゼーレンさんが問いかけてくる。
「流石に今のパターンですとフィルが振り向く前に移動しなければいけないから
普通の人では無理ですけど、隙を見て物陰に隠れるって事は
その気の人間なら不可能じゃないって事ですよ」
仲間の元に戻りながら説明する。
「確かにそうじゃな……となれば魔法だけでは無く余程の手練れが
音も無く聖女候補を掻っ攫うって事も不可能ではないのか」
「難しいですがその手の事に慣れていれば可能ですね
それにもう1つ、聖女候補自身が隙を見て逃げ出すことも……」
「可能って訳ね……」
私の説明にフィルが真剣な表情で頷く。
……おや意外な反応、フィルならてっきり「そんな筈は!!」とか
言うものだと思ってたけど。
「あくまで出来るってだけだけどね
まぁ手掛かりにつながる可能性はあるって事で」
そう言いながら私はしゃがみ込んで周囲の地面を覗き込む。
……うん、期待はしてなかったけど足跡だらけだね。
しかも誰が誰のやら全く分からない、そもそも元の世界の様に
靴の規格が統一されてる訳でも無いからなおさらだ。
せめて不自然に死角に行ってる足跡でもないかなと思ったけど、流石に
日数が経ち過ぎてるからこれも駄目っぽい。
……やっぱりこの世界で探偵の真似事は無理だね~、そもそも私に
向いてるとも思えないし、痕跡調査だって必要に駆られて覚えたんだしね。
そしてさっきから奇抜な行動をしてる様に見えてるんだろう、村人達の
不信そうな視線が一層強くなる……正直やりにくい。
ジレアさんに頼んで不審者じゃない事を言って貰った方がいいかな……
「レン、何してるの?」
そんな事を考えてたらいつの間にかフィルが横に来て
しゃがみながら私の顔を覗き込む。
「足跡を見てるんだよ、何か痕跡が残ってないかってね
……まぁ、時間が経ってるから流石に無理っぽいけど」
「ふむ、狩りをする時などに獣の足跡を探す事はあるが
レン嬢ちゃんは人間の足跡の判別が出来るのか」
「……元の世界では、ですけどね
流石にここでは色々違い過ぎて無理ですね」
足跡を探すのは諦めて立ち上がり、改めて周囲を見渡す。
これと言って不審な点は見当たらない、これはここで手掛かりを
探すのは無理かな。
「痕跡は無し、か
流石に日数が経ち過ぎてるから流石に消えちゃってるか」
「そうじゃの、儂も【鷹の目】で周囲を見渡してみたが
争ったような跡などは見られん、少なくとも物理的に
拉致された可能性は少ないように思えるが、それ以上の事は分からんの」
私の言葉にゼーレンさんが続く。
はてさて、早速だけど手詰まり感が出て来たね。
となれば、この状況をどうにか出来そうな仲間は1人しかいない訳で……
「マリス、魔法でどうにか……って」
マリスに話しかけようとしてそちらを向いたら、マリスが鼻歌を歌いながら
そこらに落ちてる棒を使って地面に何かを書いていた。
これは……何かの文字?
「マリス、何やってるの?」
楽しそうに地面に文字を書いてるマリスに話しかける。
マリスの事だから意味のある事なんだろうけど……相変わらず
突飛な事を始める子だね。
「んっふっふ~、まだ内緒
もちょっと時間かかるからのんびりしてて~」
マリスは文字を書きながらそう言ってくる。
のんびりしてと言われてもね……とは言えこの状況で私達が出来そうな事は
無さげだしそうするしか無いんだろうけど。
村の人に聞き込みをするって手も無くは無いけど
あの不審そうな目を見る限り答えてくれそうに無いし
何か目撃とかしたのならジレアさんに報告してる筈だ。
さて、この手詰まり感な状況をどうやって解決するのかなマリス?
「……よっと、術式構築完成っと
さてさて、何が出てくるのやら」
マリスは意地の悪い笑顔を見せながら詠唱に入る。
すると地面に書いた文字が緑色に発光しだして空中に浮かび上がる。
「名付けて、【魔力追跡】ってね
特徴のありそうな魔力を上手く拾ってよ~」
詠唱を終え、そんな事を言い放つマリス。
すると浮かび上がった文字が霧状に拡散し、もやの様にあたりに漂い始める。
「ふ~む、聖教が態々選定した聖女候補だから
それなりに特徴がある魔力だとは思うんだけど……」
マリスはもやをじ~っと見つめながら何かを探してる様だけど
何をやってるのかさっぱり分かんない。
「……フィル、マリスが今何やってるのか分かる?」
取り合えず魔法の事を知ってそうなフィルに聞いてみる、だけどフィルは
露骨に不機嫌そうな顔になり
「アイツのやってる事なんて私に分かる訳無いわよ
私の魔法とアイツの魔法は根本的に違うものだってレンも知ってるでしょ?」
ため息を吐きながらそう言ってくる。
「そうは言ってもさ、マリス以外で魔法の事に詳しいとなると
フィルしかいないんだから聞くのは仕方ないよ」
「レンが私を頼ってくれるのは嬉しいけど……」
フィルとそんな会話をしながらマリスを見つめる。
マリスは忙しなく眼球を動かしながら何かを探してる様だけど……
ホント一体何を探しているのやら。
「……アレは、人間から漏れ出た魔力の残滓を探していますね
この場にいた人間はそう多くはないでしょうが、日数が経っている為
捜索に時間がかかっている模様です」
ずっと無言で控えていたリーゼが私に向かって言う。
「リーゼ、分かるの!?」
驚いて聞き返す、リーゼはこくりと頷き。
「一応は、我々には個体名が無い為個体の判別を……何と言いましょうか
マスターに理解しやすい表現で言えば、魔力の形……の様なもので
判別しているのです、なので我々には魔力が視えるのです」
リーゼが説明をする、そう言えばリーゼは私が名前を付けたから
それまで名前が無かったんだっけ、よくよく考えれば名前もなしに
個体の判別なんて中々に難しいと思うけど、それを魔力の形とやらで
やってたって訳だ、それでドラゴンは魔力が視えると。
「マリスがどのような魔力を探しているのかは分かりませんが
あの魔法は魔力を人間に視えるように色付けてるようですね
尤もマリスの魔法がそれだけとは思えませんが」
リーゼはマリスを見つめながら話す、まぁ確かにマリスがそんな単純な魔法を
唱える訳がない、ましては私達に見えるように魔力を視覚化したのなら
手伝ってとか言ってくるはず、それをしないとなると何か他に
意図がある筈だよね。
取り合えずここはマリスに任せる他ないか……
そう思い、私は未だにもやとにらめっこをしているマリスを見守る事にした。
ジレアさんからの状況説明を受けた後、私達はその聖女候補が
失踪したって言う村の中央広場に来てみた。
周囲の地形を確認してみる、共用の井戸を中心に
4件の家がそれなりの間隔で建っていて、その周辺には
恐らくその家の人達が作業をしながらチラチラと不審そうに
私達の方を見てる、まぁよそ者がこんなとこに見たら不審がるよね。
……ふむ、家と家の間隔は広いけど死角はあるね。
周囲の視線が外れた隙に死角に潜り込む……何て事も
出来なくは無さそうだ、手慣れたプロならその隙で人1人
拉致るのも不可能じゃない、ちょっと難易度高めだけど。
「こんな開けた場所で人1人いなくなるって
魔法でも使わなければ無理そうだけど……」
私と同じく周囲を確認したフィルが呟く。
まぁフィル達ならそう言う感想にもなるか、でも……
「やれなくはないよ
取り合えずちょっと試してみよっか」
「えっ?」
不意を突く感じでフィルに声をかけ、こちらに振り向かせると同時に
「縮地」をかけ、フィルが振り向き切る前に
視線と反対側の家の死角に滑り込む。
「えっ? レン!?
どこ行ったの?」
呼ばれた筈なのに私の姿が見えない事に困惑するフィル。
「こっちだよフィル」
直ぐに死角から顔を出してフィルに声をかける。
「いつの間に……」
「ふむ、見事な物じゃな
じゃが流石にレン嬢ちゃん並みの身体能力を持ってなければ無理ではないか?」
一部始終を見ていたゼーレンさんが問いかけてくる。
「流石に今のパターンですとフィルが振り向く前に移動しなければいけないから
普通の人では無理ですけど、隙を見て物陰に隠れるって事は
その気の人間なら不可能じゃないって事ですよ」
仲間の元に戻りながら説明する。
「確かにそうじゃな……となれば魔法だけでは無く余程の手練れが
音も無く聖女候補を掻っ攫うって事も不可能ではないのか」
「難しいですがその手の事に慣れていれば可能ですね
それにもう1つ、聖女候補自身が隙を見て逃げ出すことも……」
「可能って訳ね……」
私の説明にフィルが真剣な表情で頷く。
……おや意外な反応、フィルならてっきり「そんな筈は!!」とか
言うものだと思ってたけど。
「あくまで出来るってだけだけどね
まぁ手掛かりにつながる可能性はあるって事で」
そう言いながら私はしゃがみ込んで周囲の地面を覗き込む。
……うん、期待はしてなかったけど足跡だらけだね。
しかも誰が誰のやら全く分からない、そもそも元の世界の様に
靴の規格が統一されてる訳でも無いからなおさらだ。
せめて不自然に死角に行ってる足跡でもないかなと思ったけど、流石に
日数が経ち過ぎてるからこれも駄目っぽい。
……やっぱりこの世界で探偵の真似事は無理だね~、そもそも私に
向いてるとも思えないし、痕跡調査だって必要に駆られて覚えたんだしね。
そしてさっきから奇抜な行動をしてる様に見えてるんだろう、村人達の
不信そうな視線が一層強くなる……正直やりにくい。
ジレアさんに頼んで不審者じゃない事を言って貰った方がいいかな……
「レン、何してるの?」
そんな事を考えてたらいつの間にかフィルが横に来て
しゃがみながら私の顔を覗き込む。
「足跡を見てるんだよ、何か痕跡が残ってないかってね
……まぁ、時間が経ってるから流石に無理っぽいけど」
「ふむ、狩りをする時などに獣の足跡を探す事はあるが
レン嬢ちゃんは人間の足跡の判別が出来るのか」
「……元の世界では、ですけどね
流石にここでは色々違い過ぎて無理ですね」
足跡を探すのは諦めて立ち上がり、改めて周囲を見渡す。
これと言って不審な点は見当たらない、これはここで手掛かりを
探すのは無理かな。
「痕跡は無し、か
流石に日数が経ち過ぎてるから流石に消えちゃってるか」
「そうじゃの、儂も【鷹の目】で周囲を見渡してみたが
争ったような跡などは見られん、少なくとも物理的に
拉致された可能性は少ないように思えるが、それ以上の事は分からんの」
私の言葉にゼーレンさんが続く。
はてさて、早速だけど手詰まり感が出て来たね。
となれば、この状況をどうにか出来そうな仲間は1人しかいない訳で……
「マリス、魔法でどうにか……って」
マリスに話しかけようとしてそちらを向いたら、マリスが鼻歌を歌いながら
そこらに落ちてる棒を使って地面に何かを書いていた。
これは……何かの文字?
「マリス、何やってるの?」
楽しそうに地面に文字を書いてるマリスに話しかける。
マリスの事だから意味のある事なんだろうけど……相変わらず
突飛な事を始める子だね。
「んっふっふ~、まだ内緒
もちょっと時間かかるからのんびりしてて~」
マリスは文字を書きながらそう言ってくる。
のんびりしてと言われてもね……とは言えこの状況で私達が出来そうな事は
無さげだしそうするしか無いんだろうけど。
村の人に聞き込みをするって手も無くは無いけど
あの不審そうな目を見る限り答えてくれそうに無いし
何か目撃とかしたのならジレアさんに報告してる筈だ。
さて、この手詰まり感な状況をどうやって解決するのかなマリス?
「……よっと、術式構築完成っと
さてさて、何が出てくるのやら」
マリスは意地の悪い笑顔を見せながら詠唱に入る。
すると地面に書いた文字が緑色に発光しだして空中に浮かび上がる。
「名付けて、【魔力追跡】ってね
特徴のありそうな魔力を上手く拾ってよ~」
詠唱を終え、そんな事を言い放つマリス。
すると浮かび上がった文字が霧状に拡散し、もやの様にあたりに漂い始める。
「ふ~む、聖教が態々選定した聖女候補だから
それなりに特徴がある魔力だとは思うんだけど……」
マリスはもやをじ~っと見つめながら何かを探してる様だけど
何をやってるのかさっぱり分かんない。
「……フィル、マリスが今何やってるのか分かる?」
取り合えず魔法の事を知ってそうなフィルに聞いてみる、だけどフィルは
露骨に不機嫌そうな顔になり
「アイツのやってる事なんて私に分かる訳無いわよ
私の魔法とアイツの魔法は根本的に違うものだってレンも知ってるでしょ?」
ため息を吐きながらそう言ってくる。
「そうは言ってもさ、マリス以外で魔法の事に詳しいとなると
フィルしかいないんだから聞くのは仕方ないよ」
「レンが私を頼ってくれるのは嬉しいけど……」
フィルとそんな会話をしながらマリスを見つめる。
マリスは忙しなく眼球を動かしながら何かを探してる様だけど……
ホント一体何を探しているのやら。
「……アレは、人間から漏れ出た魔力の残滓を探していますね
この場にいた人間はそう多くはないでしょうが、日数が経っている為
捜索に時間がかかっている模様です」
ずっと無言で控えていたリーゼが私に向かって言う。
「リーゼ、分かるの!?」
驚いて聞き返す、リーゼはこくりと頷き。
「一応は、我々には個体名が無い為個体の判別を……何と言いましょうか
マスターに理解しやすい表現で言えば、魔力の形……の様なもので
判別しているのです、なので我々には魔力が視えるのです」
リーゼが説明をする、そう言えばリーゼは私が名前を付けたから
それまで名前が無かったんだっけ、よくよく考えれば名前もなしに
個体の判別なんて中々に難しいと思うけど、それを魔力の形とやらで
やってたって訳だ、それでドラゴンは魔力が視えると。
「マリスがどのような魔力を探しているのかは分かりませんが
あの魔法は魔力を人間に視えるように色付けてるようですね
尤もマリスの魔法がそれだけとは思えませんが」
リーゼはマリスを見つめながら話す、まぁ確かにマリスがそんな単純な魔法を
唱える訳がない、ましては私達に見えるように魔力を視覚化したのなら
手伝ってとか言ってくるはず、それをしないとなると何か他に
意図がある筈だよね。
取り合えずここはマリスに任せる他ないか……
そう思い、私は未だにもやとにらめっこをしているマリスを見守る事にした。
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