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軌跡への遁走曲《フーガ》
再生する脅威再び・II
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「嬢ちゃん!!デカいの行くぞい!!」
後方からゼーレンさんの声が聞こえる。
次の瞬間、私の真横を大きな光の筋が高速音と共に横切り
首無しへと向かっていく。
「!?」
攻撃の大きさに流石の首無しも驚いた様で
とっさに触手を壁にして防ごうとするがそれより先に
光の筋が首無しへ着弾する!!
走る爆発音、まるで至近距離でプラスチック爆弾を爆発させられたような
盛大な音が私の耳をつんざく。
「ッ!!」
とっさに指で目を押さえ耳を塞ぎ口を開けて伏せる、幾度の修羅場で
体が覚えてしまった対爆防御だ。
直ぐに音は収まり爆発で起こった土埃は晴れる、私は立ち上がり状況を確認する
目の前にはリーゼが私を庇う様に立っている、とっさに
盾になってくれてたみたいだ、その奥にはゼーレンさんの攻撃を
もろに喰らって上半身を吹っ飛ばされた首無しの姿があった。
「………人間がこれほどの一撃を放つとは
あの年老いた雄の認識を改めねばなりませんか」
リーゼがそんな事を呟く、流石にこの一撃はリーゼも認めざるを得ないよね。
とは言えまだ油断はできない、私はリーゼの横に並び注意深く
首無しの状態を眺める………と、残った腹部の中心辺りに
黒いものが鈍く光ってる。
「マスター、あれを!!」
「うん…確認した、イメルダさん!!」
別の要因の可能性も考えていたけど、今回もあの黒い魔晶石とやらの仕業か
となれば首無しの再生が始まる前に吹っ飛ばすのが最善だ。
私は大声でイメルダさんに合図をする。
「了解、大きいの行くからみんな離れてて!!」
既に詠唱を完了したらしきイメルダさんが巨大な魔法陣を展開させる。
うわすっご、これを見るだけでも大掛かりな魔法だって事が分かる
やっぱりベテランって言うだけはあるね。
私とリーゼ、そしてユージスさんは首無しから全力で離れる。
私達が十数m程離れたのを見計らって、イメルダさんが懐から赤い宝石を出し
それを杖にこつんと当てた後、杖を首無しに翳し
「塵も残さず吹き飛ばしてあげるよ!!『凝縮爆裂』!!」
イメルダさんの叫びに反応した魔法陣が赤い光の柱を昇らせ、そして
左手に持っていた赤い宝石か砕け散る。
すると首無しの周りに小さい赤い粒子の様なものが集まっていく、その粒子は
爆発的に増えながら徐々に首無しの空間に満ちて行き、やがて周囲は
まるで炉心の様な赤色に染め上げられていく。
「解放!!」
イメルダさんが杖を天に掲げ叫ぶ、それに呼応し空間を赤色に染め上げていた
粒子は一瞬でその範囲を狭め首無しの中心部に集まる。
次の瞬間、首無しの身体が赤く輝いたかと思うと………盛大な爆発音を立てて
首無しの内部から赤い閃光を巻き散らして爆発する!!
「うおわっ!!」
再び対爆防御の構えをとる私、その上に覆いかぶさるようにリーゼが
私を抱え込む、視界を塞いでいるのに赤い光が網膜を照らす
耳を塞いでるのに強烈な爆発音が鼓膜を震えさせる。
結構距離が開いてたはずなのにこの衝撃とは、すんごい魔法を放ったもんだね。
爆発の規模からして前回トロールに埋め込んだ魔晶石以上なのは確実だろう。
これなら………
やがて瞼から漏れて見える赤い光や塞いだ耳ですら容赦なく鼓膜を振るわせてくる
爆音もおさまり、上で覆いかぶさっていたリーゼがどいてくれる。
『マスター、どうやら治まったようです』
耳を塞いでる私に気を遣ってか、テレパシーで伝えてくるリーゼ。
それを聞いて防御態勢を解いて立ち上がり、周囲を確認する。
濛々と立ちあがる煙、所々爆発によりめくれあがってる地面。
そして、首無しがいたであろう地面に至っては深くえぐれて
周囲がドロドロに溶けてしまってる。
「これが人間の扱う魔法の力ですか………成程
流石にこれを受けたら我も無事に済む自信はありませんね」
リーゼが感心したように呟く、リーゼが他人を褒めるなんて珍しい
それ程イメルダさんの魔法の威力が凄まじいって事だね。
イメルダさんの方へ向くと肩で息をしながら杖を支えにして座り込んでしまってる。
あれだけの爆発を起こす魔法だ、流石に無理をさせてしまったんだろうか。
「大丈夫だ、ありゃ魔力をすっからかんにしちまっただけだ
あんなデカい魔法をぶっ放せる機会なんてそうそう無いから
張り切り過ぎたんだろうよ
ああ見えてアイツは派手な魔法をぶっ放すのが大好きだからな
………とは言え、秘蔵の宝石1つ使っちまうなんて大盤振る舞いだな」
いつの間にか横に来ていたユージスさんが苦笑しながらそんな事を言ってくる。
その態度から命に別状はないっぽい事が分かる、なら安心かな。
そして砕けた宝石は値打ちモノだったみたいだね、どんな原理かは知らないけど
魔法を使ったら砕けちゃう代物みたいだ。
「さてと、あの化け物の方はどうなったか………
神弓のゼーレンの一撃とイメルダの全力魔法を受けてタダで済むとは
思いたくはないが………」
そう言って爆心地………首無しがいた所を見つめ、槍を構えるユージスさん。
自分の攻撃が一瞬で再生されたのを見て警戒してるんだろう
あれだけの攻撃を見て気を抜かないのは流石だね。
「リーゼ、見える?」
爆心地は未だ煙に包まれて見えない、私は目のいいリーゼに聞いてみる。
「流石にまだ何も見えません、とは言え警戒を怠らない方が賢明かと」
そう言って私の前に立ち戦斧を構える、「止めを刺したからと言って油断するな」
って鍛錬中に散々私が言ってた事を実践してくれてる様だね、偉い偉い。
………とと、なごんでる場合じゃない、私も警戒しないと。
私は何時でも動けるように構えたままじりじりと未だ煙を上げている
爆心地へと近づく、さて…まだ動ける状態なのかなと。
「マスター、来ます!!」
突如リーゼが叫び私を後方へ押し戻す、すると煙の中から下等種の口が
3つほど私達に向かって襲い掛かる。
「ちぃっ!!」
とっさに下等種の口を槍で串刺しにするユージスさん。
力任せに2つの口を薙ぎ払うリーゼ、だけど直後に煙の中から
触手達が姿を現し、凄い勢いで私達の横を通り過ぎていく。
「しまった!!」
口で私達を足止めして、狙いは後衛か!!
考える間もなく走り出す私、だけど触手の延びる速度の方が遥かに早く
次の瞬間にはフィル達に到達しそうな勢いだ。
初動が遅れたのが致命的になってしまった、間に合わない!!
「!!」
刹那、フィル達に向かっているの触手にいくつかの光の筋が入るのが見えた。
それが剣筋だという事に気付いた瞬間、触手は1本残らずバラバラにされ
地面に転がっていく。
「やれやれ、流石に老体にこの動きはきついわい」
いつの間にやら刃渡り30cm程のナイフを両手に持っていたゼーレンさんが
苦笑交じりに呟いてる。
まぁ、流石に武器が弓だけじゃないとは思ってたけど。
それにしたってあの剣筋は見事なものだ、とても60過ぎた人の動きとは………
思えないって思えないのは私だけなんだろうか。
「こちらの事は気にせんでええ、触手程度なら儂だけでも何とかなる
レン嬢ちゃんは自分の役割を全うする事に全力を注いてくれ」
ゼーレンさんはそれだけ言うとナイフをしまい、再び弓を取り出す。
「分かった、それじゃフィルをお願いねゼーレンさん」
私はそうゼーレンさんに言うと再び前線に戻る。
あの様子なら後衛は大丈夫そうだ、とは言えそれを過信するのもいけない。
想定外な事が起こるのが戦場だから、思考は悲観的なぐらいが丁度いいからね。
「リーゼ、状況はどう!?」
前線に辿り着くなりリーゼに問いかける。
その足元には下等種の口だった残骸が散乱してる
ユージスさんの所も同じような状態だ、1分くらいしか離れてなかったのに
見事なものだね。
「未だ噴煙が上がっていて中の状況は分かりません、ですが恐らく………」
「ああ、正直考えたくはないがな」
リーゼの答えにユージスさんが続けて呟く。
まぁ、あんな攻撃をしてくるんだからやっぱりそうだよね。
やがて噴煙が薄くなり視界が晴れてくる、その奥には―――――
先ほどと寸分変わらぬ姿の首無しが鎮座していた。
後方からゼーレンさんの声が聞こえる。
次の瞬間、私の真横を大きな光の筋が高速音と共に横切り
首無しへと向かっていく。
「!?」
攻撃の大きさに流石の首無しも驚いた様で
とっさに触手を壁にして防ごうとするがそれより先に
光の筋が首無しへ着弾する!!
走る爆発音、まるで至近距離でプラスチック爆弾を爆発させられたような
盛大な音が私の耳をつんざく。
「ッ!!」
とっさに指で目を押さえ耳を塞ぎ口を開けて伏せる、幾度の修羅場で
体が覚えてしまった対爆防御だ。
直ぐに音は収まり爆発で起こった土埃は晴れる、私は立ち上がり状況を確認する
目の前にはリーゼが私を庇う様に立っている、とっさに
盾になってくれてたみたいだ、その奥にはゼーレンさんの攻撃を
もろに喰らって上半身を吹っ飛ばされた首無しの姿があった。
「………人間がこれほどの一撃を放つとは
あの年老いた雄の認識を改めねばなりませんか」
リーゼがそんな事を呟く、流石にこの一撃はリーゼも認めざるを得ないよね。
とは言えまだ油断はできない、私はリーゼの横に並び注意深く
首無しの状態を眺める………と、残った腹部の中心辺りに
黒いものが鈍く光ってる。
「マスター、あれを!!」
「うん…確認した、イメルダさん!!」
別の要因の可能性も考えていたけど、今回もあの黒い魔晶石とやらの仕業か
となれば首無しの再生が始まる前に吹っ飛ばすのが最善だ。
私は大声でイメルダさんに合図をする。
「了解、大きいの行くからみんな離れてて!!」
既に詠唱を完了したらしきイメルダさんが巨大な魔法陣を展開させる。
うわすっご、これを見るだけでも大掛かりな魔法だって事が分かる
やっぱりベテランって言うだけはあるね。
私とリーゼ、そしてユージスさんは首無しから全力で離れる。
私達が十数m程離れたのを見計らって、イメルダさんが懐から赤い宝石を出し
それを杖にこつんと当てた後、杖を首無しに翳し
「塵も残さず吹き飛ばしてあげるよ!!『凝縮爆裂』!!」
イメルダさんの叫びに反応した魔法陣が赤い光の柱を昇らせ、そして
左手に持っていた赤い宝石か砕け散る。
すると首無しの周りに小さい赤い粒子の様なものが集まっていく、その粒子は
爆発的に増えながら徐々に首無しの空間に満ちて行き、やがて周囲は
まるで炉心の様な赤色に染め上げられていく。
「解放!!」
イメルダさんが杖を天に掲げ叫ぶ、それに呼応し空間を赤色に染め上げていた
粒子は一瞬でその範囲を狭め首無しの中心部に集まる。
次の瞬間、首無しの身体が赤く輝いたかと思うと………盛大な爆発音を立てて
首無しの内部から赤い閃光を巻き散らして爆発する!!
「うおわっ!!」
再び対爆防御の構えをとる私、その上に覆いかぶさるようにリーゼが
私を抱え込む、視界を塞いでいるのに赤い光が網膜を照らす
耳を塞いでるのに強烈な爆発音が鼓膜を震えさせる。
結構距離が開いてたはずなのにこの衝撃とは、すんごい魔法を放ったもんだね。
爆発の規模からして前回トロールに埋め込んだ魔晶石以上なのは確実だろう。
これなら………
やがて瞼から漏れて見える赤い光や塞いだ耳ですら容赦なく鼓膜を振るわせてくる
爆音もおさまり、上で覆いかぶさっていたリーゼがどいてくれる。
『マスター、どうやら治まったようです』
耳を塞いでる私に気を遣ってか、テレパシーで伝えてくるリーゼ。
それを聞いて防御態勢を解いて立ち上がり、周囲を確認する。
濛々と立ちあがる煙、所々爆発によりめくれあがってる地面。
そして、首無しがいたであろう地面に至っては深くえぐれて
周囲がドロドロに溶けてしまってる。
「これが人間の扱う魔法の力ですか………成程
流石にこれを受けたら我も無事に済む自信はありませんね」
リーゼが感心したように呟く、リーゼが他人を褒めるなんて珍しい
それ程イメルダさんの魔法の威力が凄まじいって事だね。
イメルダさんの方へ向くと肩で息をしながら杖を支えにして座り込んでしまってる。
あれだけの爆発を起こす魔法だ、流石に無理をさせてしまったんだろうか。
「大丈夫だ、ありゃ魔力をすっからかんにしちまっただけだ
あんなデカい魔法をぶっ放せる機会なんてそうそう無いから
張り切り過ぎたんだろうよ
ああ見えてアイツは派手な魔法をぶっ放すのが大好きだからな
………とは言え、秘蔵の宝石1つ使っちまうなんて大盤振る舞いだな」
いつの間にか横に来ていたユージスさんが苦笑しながらそんな事を言ってくる。
その態度から命に別状はないっぽい事が分かる、なら安心かな。
そして砕けた宝石は値打ちモノだったみたいだね、どんな原理かは知らないけど
魔法を使ったら砕けちゃう代物みたいだ。
「さてと、あの化け物の方はどうなったか………
神弓のゼーレンの一撃とイメルダの全力魔法を受けてタダで済むとは
思いたくはないが………」
そう言って爆心地………首無しがいた所を見つめ、槍を構えるユージスさん。
自分の攻撃が一瞬で再生されたのを見て警戒してるんだろう
あれだけの攻撃を見て気を抜かないのは流石だね。
「リーゼ、見える?」
爆心地は未だ煙に包まれて見えない、私は目のいいリーゼに聞いてみる。
「流石にまだ何も見えません、とは言え警戒を怠らない方が賢明かと」
そう言って私の前に立ち戦斧を構える、「止めを刺したからと言って油断するな」
って鍛錬中に散々私が言ってた事を実践してくれてる様だね、偉い偉い。
………とと、なごんでる場合じゃない、私も警戒しないと。
私は何時でも動けるように構えたままじりじりと未だ煙を上げている
爆心地へと近づく、さて…まだ動ける状態なのかなと。
「マスター、来ます!!」
突如リーゼが叫び私を後方へ押し戻す、すると煙の中から下等種の口が
3つほど私達に向かって襲い掛かる。
「ちぃっ!!」
とっさに下等種の口を槍で串刺しにするユージスさん。
力任せに2つの口を薙ぎ払うリーゼ、だけど直後に煙の中から
触手達が姿を現し、凄い勢いで私達の横を通り過ぎていく。
「しまった!!」
口で私達を足止めして、狙いは後衛か!!
考える間もなく走り出す私、だけど触手の延びる速度の方が遥かに早く
次の瞬間にはフィル達に到達しそうな勢いだ。
初動が遅れたのが致命的になってしまった、間に合わない!!
「!!」
刹那、フィル達に向かっているの触手にいくつかの光の筋が入るのが見えた。
それが剣筋だという事に気付いた瞬間、触手は1本残らずバラバラにされ
地面に転がっていく。
「やれやれ、流石に老体にこの動きはきついわい」
いつの間にやら刃渡り30cm程のナイフを両手に持っていたゼーレンさんが
苦笑交じりに呟いてる。
まぁ、流石に武器が弓だけじゃないとは思ってたけど。
それにしたってあの剣筋は見事なものだ、とても60過ぎた人の動きとは………
思えないって思えないのは私だけなんだろうか。
「こちらの事は気にせんでええ、触手程度なら儂だけでも何とかなる
レン嬢ちゃんは自分の役割を全うする事に全力を注いてくれ」
ゼーレンさんはそれだけ言うとナイフをしまい、再び弓を取り出す。
「分かった、それじゃフィルをお願いねゼーレンさん」
私はそうゼーレンさんに言うと再び前線に戻る。
あの様子なら後衛は大丈夫そうだ、とは言えそれを過信するのもいけない。
想定外な事が起こるのが戦場だから、思考は悲観的なぐらいが丁度いいからね。
「リーゼ、状況はどう!?」
前線に辿り着くなりリーゼに問いかける。
その足元には下等種の口だった残骸が散乱してる
ユージスさんの所も同じような状態だ、1分くらいしか離れてなかったのに
見事なものだね。
「未だ噴煙が上がっていて中の状況は分かりません、ですが恐らく………」
「ああ、正直考えたくはないがな」
リーゼの答えにユージスさんが続けて呟く。
まぁ、あんな攻撃をしてくるんだからやっぱりそうだよね。
やがて噴煙が薄くなり視界が晴れてくる、その奥には―――――
先ほどと寸分変わらぬ姿の首無しが鎮座していた。
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