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軌跡への遁走曲《フーガ》
老練の再会
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「ふわぁ~………」
目の前に広がる広大な川の風景を見てリアが感嘆の声を上げる。
大きな川だって聞いたけどこれは凄いね、確かにこれなら
農業が発展しても不思議じゃないね。
賞金をかけられ帝国を脱出した私達は、リーゼに全速力で飛んでもらい
1時間もしない内に帝国の国境を超える事が出来た。
流石に時間をかける訳にはいかなかったから少し急いだけど
幸い手配書の件は国境兵には伝わっておらず、マリスが賄賂を渡した
兵士を見つけてさくっと国境越えを終わらせた、急いで正解だったね。
王国の国境越えについては前回のようなトラブルも無く、こっちも
冒険証の提示のみであっさりと超えることが出来た。
普段ならもうちょっと手続きが必要だったみたいだけど、デカスライム
討伐の件と至高騎士の2人の口添えもあったらしく
手続き待ちの人達を横目にするするっと砦から出ることが出来た。
………うん、人助けはするもんだね。
そんな感じで国境を超え、私達はエルシェーダ南東の国
【レフィエルド王国】へと入国することが出来た。
元の世界に戻る為、勇者の足跡を調べる為に行くって決めてから約2週間
いろんな事があったけどようやく目標に近づけた気がする。
まぁ、目標自体は遥か先にで見ることも出来ない状態なんだけど………
そんなこんなで国境を越えた私達は【レフィエルド王国】の首都
【王都リゼーン】に向かって街道を歩いていた。
街道に沿って歩けば大体1週間で辿り着くらしい、思ってたよりも近いけど
リアが1週間も歩くことに耐えられるかどうかが心配かな。
とは言え過保護にしすぎるのもアレだし、出来る限り
リアには歩いて貰い、そのペースに合わせるのがいいかな。
幸いリアは歩く事を嫌がりはしないで、自分の足でしっかりと歩いてる。
まぁ、基本私の服を掴んだままなんだけど………
そんなこんなで王国に来て3日目、私達は王国を縦断する大河
【イラーテ大河】に辿り着く。
「いつ見ても壮観ね、この河を見てると人間なんていかにちっぽけな存在か
思い知らされる気がするわ」
川から吹き抜ける風を白い髪で受けながら、フィルが感慨深く口にする。
「実際この河から生み出されてる水資源が王国の屋台骨の1つだし
この【イラーテ大河】があるから帝国も迂闊に攻められない面もあるからねぇ~
仮にが干上がっちゃったら王国は色々な意味で深刻なダメージだろうね
そうなったら帝国は喜んで攻めてくるかも、あはははははは♪」
そしていつもの様に天真爛漫な表情で物騒な事を言うマリス。
いや確かにそうなんだけど………
「………我はこの規模の河を見るのは初めてです
何と言うか、我が元の姿でも十分に水浴びできそうな大きさですね」
リーゼも若干だけどリアと同じく感嘆の表情で河を見つめてる。
まぁ確かにドラゴン状態のリーゼでも余裕で水浴びできそうな大きさだけど
リーゼ水浴びしたいのかな?
仲間達が様々な感想を抱いてる横で、私は河に架かる橋に1人の人影を見つける。
って、あの姿は………
「おんや、あれってゼーレン爺ちゃんじゃない?
あんなとこで何やってるんだろ?」
マリスも人影は見えた様でそう呟く。
うん、あの姿は間違いなくゼーレンさんだ。
確か半年くらい前に王国に行くとは言ってたけどあんなとこで何してるんだろ?
「おお…嬢ちゃん達、待っとったぞ」
私達の視線に気づいたらしく、ゼーレンさんが相も変わらず
好々爺の表情で私達に近づいてくる。
「久しぶりゼーレンさん、デューンさんの依頼のとき以来だね」
思わぬところで思わぬ人に出会い、私はちょっとだけテンションが上がる。
フィルやリーゼはあまりい印象を持ってないこの人だけど、やっぱり私は
このお爺ちゃんを嫌いにはなれそうも無いんだよね。
「そうじゃったの、顛末もマイーダやデューンからの手紙で知っとるよ
名在り魔物に襲われるなんて災難じゃったの」
「あははは、まぁそのお陰で今はお金に困ってないから
結果オーライなんだけどね~」
「………こんな所でこのスケベ爺に会うなんて」
ゼーレンさんの言葉にマリスが明るく返し、フィルはウンザリした表情をする。
まぁ自分が依頼した仕事だから顛末は気になるよね。
「………ちょっと待って
貴方今待ってたって言ったわね、もしかして………」
「ん?言葉の通りじゃよ
3日前にギルドを通じてマイーダから連絡が来ての
嬢ちゃん達がそっちに行くから少し世話してやってくれと言われたんじゃ」
3日前………私達が帝国から出てった日だね。
取り合えずアイシャちゃんには行先を告げてはいたけど………そっか
マイーダさん気にかけてくれたんだね。
「事の顛末も聞いた、つくづく胸糞悪いわい
帝国におったら嬢ちゃん達の代わりに儂が叩き潰してやりたかったわ」
そう言ってゼーレンさんは眉を顰め目尻を上げる。
うわ、普段はニコニコしてる印象しかないゼーレンさんが怒ると本気で怖い。
ゼーレンさんからしたら女性を食い物にする輩は不倶戴天の敵だろうし
知ってたら速攻で乗り込んで行ってたろうね。
「ま、確かに胸糞悪い件だったけど少なくない人たちを助けられたから
私としては依頼を受けて良かったよ、ほら…ここにも」
私はそう言って私の服を掴んだまま不思議そうな顔で
ゼーレンさんを見つめるリアに視線を移す。
「………そうか、この子がマイーダの言っておった子か」
ゼーレンさんは少しだけ悲しそうな顔をした後、リアに近づいて
しゃがみこみ視線を合わせる。
「大変だったの…嬢ちゃん、同じ男として嬢ちゃんに
酷い目に合わせてしまった事を謝らせてくれ
そして良ければ……儂も嬢ちゃんの事を守らせてくれんか?」
ゼーレンさんはリアに対して深々と頭を下げてそう告げる。
「………ゼーレン、アンタが謝る事じゃないでしょうに」
そんなゼーレンさんの姿を見て若干驚きつつもそう呟くフィル。
「多分だけど、ゼーレンさんは同じ男だからこそ
リア達を酷い目に遭わせた輩が許せないんじゃないかな
それで、同じ男としてリアに謝らなければならないと思ったんだと思う」
「………ややこしいわね、男って」
私の憶測に、フィルは溜息交じりも少しだけ笑顔になる。
リアの方はと言うと、ゼーレンさんを不思議そうな表情でじっと見続けてる。
服を掴んでる手も力を籠める様子も無い、怖がってる訳じゃなさそうだ。
数秒の沈黙の後、リアが口を開き
「ゼーレンは、私を守ってくれるの?」
抑揚のない、だけど凄く澄んだ声でゼーレンさんに問いかける。
その声が聞こえたのか、ゼーレンさんはすっと顔を上げ。
「ああ、儂が傍におる間は何人たりともリア嬢ちゃんに危害は加えさせん
レン嬢ちゃん達と同じ様にな」
子供をあやす様な表情ではなく、真剣な表情で宣言するゼーレンさん。
直接関わってしまった私達は兎も角、ゼーレンさんがリアを守る義理も義務も無い。
けど、ここまで言うからには何か譲れないものがあるのかも。
再び沈黙する2人、だけどリアはすぐに私の服を離し
とてとてとゼーレンさんに近づき、その後ろに回る。
その仕草で全てを悟るゼーレンさん、表情がを緩ませ立ち上がり
「そうか、有難うなリア嬢ちゃん」
そう言ってリアの頭を撫でる、若干くすぐったそうにしてたけど
リアもされるがままになってる。
「………という事は、また私達についてくるつもりなのゼーレン」
一連の流れを見て察したフィルが胡散臭そうにゼーレンさんに問いかける。
「勿論じゃ、若い嬢ちゃん達に囲まれて冒険するなんて今まで無かったからの
暫く一緒に居させてもらうぞい、かっかっかっか!!」
ゼーレンさんはそう言って呵呵大笑する。
「はぁ、王国でもまた騒がしい日々になりそうね」
「そだね~、今から楽しみで仕方ないよ♪」
フィルは呆れ顔で、マリスはとてもいい笑顔でそれぞれ呟いた。
目の前に広がる広大な川の風景を見てリアが感嘆の声を上げる。
大きな川だって聞いたけどこれは凄いね、確かにこれなら
農業が発展しても不思議じゃないね。
賞金をかけられ帝国を脱出した私達は、リーゼに全速力で飛んでもらい
1時間もしない内に帝国の国境を超える事が出来た。
流石に時間をかける訳にはいかなかったから少し急いだけど
幸い手配書の件は国境兵には伝わっておらず、マリスが賄賂を渡した
兵士を見つけてさくっと国境越えを終わらせた、急いで正解だったね。
王国の国境越えについては前回のようなトラブルも無く、こっちも
冒険証の提示のみであっさりと超えることが出来た。
普段ならもうちょっと手続きが必要だったみたいだけど、デカスライム
討伐の件と至高騎士の2人の口添えもあったらしく
手続き待ちの人達を横目にするするっと砦から出ることが出来た。
………うん、人助けはするもんだね。
そんな感じで国境を超え、私達はエルシェーダ南東の国
【レフィエルド王国】へと入国することが出来た。
元の世界に戻る為、勇者の足跡を調べる為に行くって決めてから約2週間
いろんな事があったけどようやく目標に近づけた気がする。
まぁ、目標自体は遥か先にで見ることも出来ない状態なんだけど………
そんなこんなで国境を越えた私達は【レフィエルド王国】の首都
【王都リゼーン】に向かって街道を歩いていた。
街道に沿って歩けば大体1週間で辿り着くらしい、思ってたよりも近いけど
リアが1週間も歩くことに耐えられるかどうかが心配かな。
とは言え過保護にしすぎるのもアレだし、出来る限り
リアには歩いて貰い、そのペースに合わせるのがいいかな。
幸いリアは歩く事を嫌がりはしないで、自分の足でしっかりと歩いてる。
まぁ、基本私の服を掴んだままなんだけど………
そんなこんなで王国に来て3日目、私達は王国を縦断する大河
【イラーテ大河】に辿り着く。
「いつ見ても壮観ね、この河を見てると人間なんていかにちっぽけな存在か
思い知らされる気がするわ」
川から吹き抜ける風を白い髪で受けながら、フィルが感慨深く口にする。
「実際この河から生み出されてる水資源が王国の屋台骨の1つだし
この【イラーテ大河】があるから帝国も迂闊に攻められない面もあるからねぇ~
仮にが干上がっちゃったら王国は色々な意味で深刻なダメージだろうね
そうなったら帝国は喜んで攻めてくるかも、あはははははは♪」
そしていつもの様に天真爛漫な表情で物騒な事を言うマリス。
いや確かにそうなんだけど………
「………我はこの規模の河を見るのは初めてです
何と言うか、我が元の姿でも十分に水浴びできそうな大きさですね」
リーゼも若干だけどリアと同じく感嘆の表情で河を見つめてる。
まぁ確かにドラゴン状態のリーゼでも余裕で水浴びできそうな大きさだけど
リーゼ水浴びしたいのかな?
仲間達が様々な感想を抱いてる横で、私は河に架かる橋に1人の人影を見つける。
って、あの姿は………
「おんや、あれってゼーレン爺ちゃんじゃない?
あんなとこで何やってるんだろ?」
マリスも人影は見えた様でそう呟く。
うん、あの姿は間違いなくゼーレンさんだ。
確か半年くらい前に王国に行くとは言ってたけどあんなとこで何してるんだろ?
「おお…嬢ちゃん達、待っとったぞ」
私達の視線に気づいたらしく、ゼーレンさんが相も変わらず
好々爺の表情で私達に近づいてくる。
「久しぶりゼーレンさん、デューンさんの依頼のとき以来だね」
思わぬところで思わぬ人に出会い、私はちょっとだけテンションが上がる。
フィルやリーゼはあまりい印象を持ってないこの人だけど、やっぱり私は
このお爺ちゃんを嫌いにはなれそうも無いんだよね。
「そうじゃったの、顛末もマイーダやデューンからの手紙で知っとるよ
名在り魔物に襲われるなんて災難じゃったの」
「あははは、まぁそのお陰で今はお金に困ってないから
結果オーライなんだけどね~」
「………こんな所でこのスケベ爺に会うなんて」
ゼーレンさんの言葉にマリスが明るく返し、フィルはウンザリした表情をする。
まぁ自分が依頼した仕事だから顛末は気になるよね。
「………ちょっと待って
貴方今待ってたって言ったわね、もしかして………」
「ん?言葉の通りじゃよ
3日前にギルドを通じてマイーダから連絡が来ての
嬢ちゃん達がそっちに行くから少し世話してやってくれと言われたんじゃ」
3日前………私達が帝国から出てった日だね。
取り合えずアイシャちゃんには行先を告げてはいたけど………そっか
マイーダさん気にかけてくれたんだね。
「事の顛末も聞いた、つくづく胸糞悪いわい
帝国におったら嬢ちゃん達の代わりに儂が叩き潰してやりたかったわ」
そう言ってゼーレンさんは眉を顰め目尻を上げる。
うわ、普段はニコニコしてる印象しかないゼーレンさんが怒ると本気で怖い。
ゼーレンさんからしたら女性を食い物にする輩は不倶戴天の敵だろうし
知ってたら速攻で乗り込んで行ってたろうね。
「ま、確かに胸糞悪い件だったけど少なくない人たちを助けられたから
私としては依頼を受けて良かったよ、ほら…ここにも」
私はそう言って私の服を掴んだまま不思議そうな顔で
ゼーレンさんを見つめるリアに視線を移す。
「………そうか、この子がマイーダの言っておった子か」
ゼーレンさんは少しだけ悲しそうな顔をした後、リアに近づいて
しゃがみこみ視線を合わせる。
「大変だったの…嬢ちゃん、同じ男として嬢ちゃんに
酷い目に合わせてしまった事を謝らせてくれ
そして良ければ……儂も嬢ちゃんの事を守らせてくれんか?」
ゼーレンさんはリアに対して深々と頭を下げてそう告げる。
「………ゼーレン、アンタが謝る事じゃないでしょうに」
そんなゼーレンさんの姿を見て若干驚きつつもそう呟くフィル。
「多分だけど、ゼーレンさんは同じ男だからこそ
リア達を酷い目に遭わせた輩が許せないんじゃないかな
それで、同じ男としてリアに謝らなければならないと思ったんだと思う」
「………ややこしいわね、男って」
私の憶測に、フィルは溜息交じりも少しだけ笑顔になる。
リアの方はと言うと、ゼーレンさんを不思議そうな表情でじっと見続けてる。
服を掴んでる手も力を籠める様子も無い、怖がってる訳じゃなさそうだ。
数秒の沈黙の後、リアが口を開き
「ゼーレンは、私を守ってくれるの?」
抑揚のない、だけど凄く澄んだ声でゼーレンさんに問いかける。
その声が聞こえたのか、ゼーレンさんはすっと顔を上げ。
「ああ、儂が傍におる間は何人たりともリア嬢ちゃんに危害は加えさせん
レン嬢ちゃん達と同じ様にな」
子供をあやす様な表情ではなく、真剣な表情で宣言するゼーレンさん。
直接関わってしまった私達は兎も角、ゼーレンさんがリアを守る義理も義務も無い。
けど、ここまで言うからには何か譲れないものがあるのかも。
再び沈黙する2人、だけどリアはすぐに私の服を離し
とてとてとゼーレンさんに近づき、その後ろに回る。
その仕草で全てを悟るゼーレンさん、表情がを緩ませ立ち上がり
「そうか、有難うなリア嬢ちゃん」
そう言ってリアの頭を撫でる、若干くすぐったそうにしてたけど
リアもされるがままになってる。
「………という事は、また私達についてくるつもりなのゼーレン」
一連の流れを見て察したフィルが胡散臭そうにゼーレンさんに問いかける。
「勿論じゃ、若い嬢ちゃん達に囲まれて冒険するなんて今まで無かったからの
暫く一緒に居させてもらうぞい、かっかっかっか!!」
ゼーレンさんはそう言って呵呵大笑する。
「はぁ、王国でもまた騒がしい日々になりそうね」
「そだね~、今から楽しみで仕方ないよ♪」
フィルは呆れ顔で、マリスはとてもいい笑顔でそれぞれ呟いた。
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