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軌跡への遁走曲《フーガ》
帝都脱出
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「な………あ………」
目前で起きたあまりの事に冒険者達は呆然と立ち尽くす。
それはそうだ、人間があんな風にドラゴンになったら誰だって驚くだろう。
「これがマリスが見つけた魔法、【龍種変化】だよ。
効果は見ての通り、人間を強制的にドラゴンに変化させるんだよ」
マリスが邪悪な顔のままクックックと嗤う。
………ホントノリノリだなぁマリス。
当然ながらマリスがそんな魔法を使える訳じゃない、ただのブラフだ。
ただ単に光を発するだけの魔法をリーゼにかけて、それに合わせて
リーゼが苦しそうな演技をしながら通常よりもゆっくりとドラゴンに
戻っただけだったりする。
いつもは数秒でドラゴンになるからそこまでじゃないんだけど、それでも
じっくりと見ると結構えげつない変化の仕方してるんだよね。
何というか、再放送で見た指先ひとつで悪役が爆砕するアニメっぽい感じ。
それを苦しみながらゆっくりとやられた日にゃ無茶苦茶なインパクトだ。
ちなみにフィルは目をそらしていてリアは見せない様に私が目隠しをしてる。
リーゼには悪いけどあんなのリアに見せたらトラウマが増えそうだからね。
マリスが手配書に手配の理由が書かれていなかったのを見て思いついた奇策だ。
これならリーゼの正体をばらさずにドラゴンに変身して帝都を離脱できる。
それに………
「フフッ、先ずは成功と行った所だね
いやはや良かったよ、失敗したらそのまま爆砕しちゃうからさ
でもまぁそれでも構わないか、ここには実験材料がいっぱいいるからさ」
マリスはじろり、と冒険者達を見る。
「う………嘘だろおい、こんなヤバい奴だなんて聞いてねぇぞ」
「だが…それならこの賞金額も納得だ、となると他の奴らも………」
冒険者の間に動揺が広がる、完全にマリスのハッタリだけどリーゼの演技と
不自然に高い賞金額で信憑性は抜群だ。
これで私達が「手を出すとヤバい奴」と思ってくれればいいんだけど………
「ふ…フン!!何が【龍種変化】だ
大体人間がドラゴンに変化するわきゃねぇ、そのドラゴンも何かの魔法で
見せてるだけに決まってるんだろうぜ!!」
おんや、中々に根性と観察眼のある人がいた様だね。
人間がドラゴンに変化しないは正解、けど真実は逆なんだよ。
「このドラゴンが見せかけ、ねぇ………
んじゃ、これを受けてもまだそれが言えるかな?」
そう言ってマリスはチラッとリーゼを見る。
するとリーゼは少しだけ首を引いた後、口を開き………
「ガアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!」
人間時とは比べ物にならない、正真正銘の【竜の咆哮】を
冒険者達に向かって放つ。
その大きく開けた口から放たれる爆音の暴力が、中央広場の空気を激しく振動させ
帝都全域に響き渡る。
「うわ、これは相変わらず凄いね」
ドラゴン状態のリーゼの咆哮を聴くのはこれで2度目だけどとんでもないね。
前回はマリスの防御魔法下で、そして今回はリーゼが私達に影響が出ない様
咆哮に指向性を持たせているのでもろに受けた訳じゃないけど
それでも大気がビリビリと振動し視界が揺れる。
こんなの、普通の人間が喰らったらたまったものじゃないよね。
案の定、リーゼが咆哮を終えた後の中央広場には………
「がああああぁぁぁ!!耳が、耳がああああ!!」
そこに居たすべての冒険者達が耳を押さえてのたうち回っている。
よく見れば耳から血を流してる人もいる、アレは鼓膜が破れてるね。
「クククク…この咆哮を聴いてもまだこのドラゴンが幻術と………って
ありゃ、誰も聞こえてないっぽいねこりゃ」
そのまま悪役モードを続けていたマリスだっだけど、冒険者達の様相を見て
すぐさまいつものマリスに戻る。
「ふん、お金に目がくらんで私達を追い回した罰よ」
苦痛にのたうち回る冒険者達を一瞥してフィルはそう吐き捨てる。
「マスター、帝都の各所から武装した人間達がこちらに向かってきています
如何致しますか?今の我なら蹴散らすのは造作もないかと」
帝都の様子を眺めていたリーゼが私にそう言ってくる。
武装した人間………となると帝国軍が動き出したか、そりゃ帝都に突然
ドラゴンが出現して大咆哮を上げたら軍は動き出すよね。
………お祭り騒ぎはここまでかな。
「いや、ここまですれば十分だよ
リーゼの正体を隠して尚且つ冒険者達に私達を警戒させ
容易に手を出させないようにするのが目的だったんだから」
そう、マリスが提案した案ってのはただ逃げるだけじゃなく
冒険者達の追撃を抑制させ、安全に帝都を脱出する為の芝居なんだよね。
だから帝国軍と事を構える理由も無いし、下手に迎撃して帝国から
睨まれる訳にもいかない、ここはさっさと帝都を脱出すべきだ。
「みんな、さっさと帝都から脱出するよ
リーゼに乗って!!」
私の言葉にフィルとマリスは頷き、リーゼは四つ足になり私達を
背に乗せる体勢になる。
「リア、行くよ!!」
私はリアを抱え上げ、リーゼの背に飛び乗る。
「………?」
リアは素直に私に抱かれるも、頭に?マークを浮かべながら
じっとリーゼの事を見つめてる。
………そう言えばリアにはリーゼがドラゴンだって事言ってなかったね
そりゃリアも混乱するか。
「リア、このドラゴンはリーゼだよ
色々あってドラゴンのリーゼが人になって私達と一緒に冒険者やってるんだよ」
とは言えあまり時間もある訳じゃない、私はざっとリアにリーゼの事を説明する。
「今はちょっと時間無いから、取り敢えずそれで納得してくれると嬉しいかな
詳しい話は落ち着いていてあげるから」
リアは頭に?マークを浮かべたままだけどたちまちはこくんと頷いてくれる。
うん、素直で助かるよ。
「レンお姉ちゃん、みんな乗ったよ!!」
そうこうしているうちにマリスとフィルもリーゼに乗ったらしく
マリスが声を上げる。
よし、ならばここからとっととおさらばだ。
「よし、それじゃリーゼお願い!!」
「了解しました、マスター!!」
私の言葉にリーゼは答えた後、背中の羽をグンと伸ばし羽ばたかせ始め
4つの足で地面を蹴り、そのまま上昇を始める。
「ふわぁ………」
腕の中のリアがぐんぐん上昇する周りを見て感嘆の声を上げる。
リアはフィルと違って高いとこが平気なのかな?それとも
好奇心が勝ってるだけなのか………どちらにせよ怖がらないなら好都合だ。
「それじゃ王国に向けてしゅっぱ~つ
あ~ばよイヴェンス帝国、ま~たな~♪」
マリスがどこぞの泥棒三世みたいな科白を吐き、それを合図に
リーゼは王国に向かって飛行を始める。
………さて、この先何が起こるのやら。
私は期待と不安が入り混じった思いを胸に
住み慣れ始めた帝国を後にした――――
「あっははははははは!!
何かやるとは思ってたけどここまで派手な事するとわね
デューンも連れてきて見せてあげればよかった」
レン達がリーゼに乗って帝都から離れた後、その一部始終を見てたマリーが
心底楽しそうな笑い声をあげる。
「ホント、見てて飽きないわねあの子達
デューンを説得して傍に置いてて正解だったわ
あっははははははは!!」
笑い過ぎて涙が出たのか、マリーは目尻を拭う仕草をする。
路地を抜けた先の通りでは帝国兵が慌ただしく走り回っている、だが
マリーを気にする人間は1人もいない。
「ふぅ………さて、このまま土産話を待つのもいいけど
あんなのを見せられたら少し我慢が難しくなったわね」
ひとしきり笑い終えた後、マリーはレン達が飛び去った方を見て呟く。
そしておもむろに空中に手をかざす、するとかざした手のひらから
魔法陣が浮かび上がる。
「よっと………」
マリーの呟きに反応したのか魔法陣は黒く発光し始め
やがて漆黒の霧を発生させ、マリーの周辺は黒い霧に包まれる。
「さて、久しぶりだけど来てくれるかしら」
マリーの作り出した魔法陣は明らかに異様な雰囲気を醸し出し始めるが
そんな事は気にも留めず、マリーは魔法陣を掲げ続ける。
やがて、魔法陣の中から黒い霧に包まれた何かがゆっくりと這い出てくる。
「来てくれたのね、なら1つお願い事があるんだけど」
マリーはその這い出て来たモノに語りかけると、にっこりと笑った。
目前で起きたあまりの事に冒険者達は呆然と立ち尽くす。
それはそうだ、人間があんな風にドラゴンになったら誰だって驚くだろう。
「これがマリスが見つけた魔法、【龍種変化】だよ。
効果は見ての通り、人間を強制的にドラゴンに変化させるんだよ」
マリスが邪悪な顔のままクックックと嗤う。
………ホントノリノリだなぁマリス。
当然ながらマリスがそんな魔法を使える訳じゃない、ただのブラフだ。
ただ単に光を発するだけの魔法をリーゼにかけて、それに合わせて
リーゼが苦しそうな演技をしながら通常よりもゆっくりとドラゴンに
戻っただけだったりする。
いつもは数秒でドラゴンになるからそこまでじゃないんだけど、それでも
じっくりと見ると結構えげつない変化の仕方してるんだよね。
何というか、再放送で見た指先ひとつで悪役が爆砕するアニメっぽい感じ。
それを苦しみながらゆっくりとやられた日にゃ無茶苦茶なインパクトだ。
ちなみにフィルは目をそらしていてリアは見せない様に私が目隠しをしてる。
リーゼには悪いけどあんなのリアに見せたらトラウマが増えそうだからね。
マリスが手配書に手配の理由が書かれていなかったのを見て思いついた奇策だ。
これならリーゼの正体をばらさずにドラゴンに変身して帝都を離脱できる。
それに………
「フフッ、先ずは成功と行った所だね
いやはや良かったよ、失敗したらそのまま爆砕しちゃうからさ
でもまぁそれでも構わないか、ここには実験材料がいっぱいいるからさ」
マリスはじろり、と冒険者達を見る。
「う………嘘だろおい、こんなヤバい奴だなんて聞いてねぇぞ」
「だが…それならこの賞金額も納得だ、となると他の奴らも………」
冒険者の間に動揺が広がる、完全にマリスのハッタリだけどリーゼの演技と
不自然に高い賞金額で信憑性は抜群だ。
これで私達が「手を出すとヤバい奴」と思ってくれればいいんだけど………
「ふ…フン!!何が【龍種変化】だ
大体人間がドラゴンに変化するわきゃねぇ、そのドラゴンも何かの魔法で
見せてるだけに決まってるんだろうぜ!!」
おんや、中々に根性と観察眼のある人がいた様だね。
人間がドラゴンに変化しないは正解、けど真実は逆なんだよ。
「このドラゴンが見せかけ、ねぇ………
んじゃ、これを受けてもまだそれが言えるかな?」
そう言ってマリスはチラッとリーゼを見る。
するとリーゼは少しだけ首を引いた後、口を開き………
「ガアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァァァァァ!!」
人間時とは比べ物にならない、正真正銘の【竜の咆哮】を
冒険者達に向かって放つ。
その大きく開けた口から放たれる爆音の暴力が、中央広場の空気を激しく振動させ
帝都全域に響き渡る。
「うわ、これは相変わらず凄いね」
ドラゴン状態のリーゼの咆哮を聴くのはこれで2度目だけどとんでもないね。
前回はマリスの防御魔法下で、そして今回はリーゼが私達に影響が出ない様
咆哮に指向性を持たせているのでもろに受けた訳じゃないけど
それでも大気がビリビリと振動し視界が揺れる。
こんなの、普通の人間が喰らったらたまったものじゃないよね。
案の定、リーゼが咆哮を終えた後の中央広場には………
「がああああぁぁぁ!!耳が、耳がああああ!!」
そこに居たすべての冒険者達が耳を押さえてのたうち回っている。
よく見れば耳から血を流してる人もいる、アレは鼓膜が破れてるね。
「クククク…この咆哮を聴いてもまだこのドラゴンが幻術と………って
ありゃ、誰も聞こえてないっぽいねこりゃ」
そのまま悪役モードを続けていたマリスだっだけど、冒険者達の様相を見て
すぐさまいつものマリスに戻る。
「ふん、お金に目がくらんで私達を追い回した罰よ」
苦痛にのたうち回る冒険者達を一瞥してフィルはそう吐き捨てる。
「マスター、帝都の各所から武装した人間達がこちらに向かってきています
如何致しますか?今の我なら蹴散らすのは造作もないかと」
帝都の様子を眺めていたリーゼが私にそう言ってくる。
武装した人間………となると帝国軍が動き出したか、そりゃ帝都に突然
ドラゴンが出現して大咆哮を上げたら軍は動き出すよね。
………お祭り騒ぎはここまでかな。
「いや、ここまですれば十分だよ
リーゼの正体を隠して尚且つ冒険者達に私達を警戒させ
容易に手を出させないようにするのが目的だったんだから」
そう、マリスが提案した案ってのはただ逃げるだけじゃなく
冒険者達の追撃を抑制させ、安全に帝都を脱出する為の芝居なんだよね。
だから帝国軍と事を構える理由も無いし、下手に迎撃して帝国から
睨まれる訳にもいかない、ここはさっさと帝都を脱出すべきだ。
「みんな、さっさと帝都から脱出するよ
リーゼに乗って!!」
私の言葉にフィルとマリスは頷き、リーゼは四つ足になり私達を
背に乗せる体勢になる。
「リア、行くよ!!」
私はリアを抱え上げ、リーゼの背に飛び乗る。
「………?」
リアは素直に私に抱かれるも、頭に?マークを浮かべながら
じっとリーゼの事を見つめてる。
………そう言えばリアにはリーゼがドラゴンだって事言ってなかったね
そりゃリアも混乱するか。
「リア、このドラゴンはリーゼだよ
色々あってドラゴンのリーゼが人になって私達と一緒に冒険者やってるんだよ」
とは言えあまり時間もある訳じゃない、私はざっとリアにリーゼの事を説明する。
「今はちょっと時間無いから、取り敢えずそれで納得してくれると嬉しいかな
詳しい話は落ち着いていてあげるから」
リアは頭に?マークを浮かべたままだけどたちまちはこくんと頷いてくれる。
うん、素直で助かるよ。
「レンお姉ちゃん、みんな乗ったよ!!」
そうこうしているうちにマリスとフィルもリーゼに乗ったらしく
マリスが声を上げる。
よし、ならばここからとっととおさらばだ。
「よし、それじゃリーゼお願い!!」
「了解しました、マスター!!」
私の言葉にリーゼは答えた後、背中の羽をグンと伸ばし羽ばたかせ始め
4つの足で地面を蹴り、そのまま上昇を始める。
「ふわぁ………」
腕の中のリアがぐんぐん上昇する周りを見て感嘆の声を上げる。
リアはフィルと違って高いとこが平気なのかな?それとも
好奇心が勝ってるだけなのか………どちらにせよ怖がらないなら好都合だ。
「それじゃ王国に向けてしゅっぱ~つ
あ~ばよイヴェンス帝国、ま~たな~♪」
マリスがどこぞの泥棒三世みたいな科白を吐き、それを合図に
リーゼは王国に向かって飛行を始める。
………さて、この先何が起こるのやら。
私は期待と不安が入り混じった思いを胸に
住み慣れ始めた帝国を後にした――――
「あっははははははは!!
何かやるとは思ってたけどここまで派手な事するとわね
デューンも連れてきて見せてあげればよかった」
レン達がリーゼに乗って帝都から離れた後、その一部始終を見てたマリーが
心底楽しそうな笑い声をあげる。
「ホント、見てて飽きないわねあの子達
デューンを説得して傍に置いてて正解だったわ
あっははははははは!!」
笑い過ぎて涙が出たのか、マリーは目尻を拭う仕草をする。
路地を抜けた先の通りでは帝国兵が慌ただしく走り回っている、だが
マリーを気にする人間は1人もいない。
「ふぅ………さて、このまま土産話を待つのもいいけど
あんなのを見せられたら少し我慢が難しくなったわね」
ひとしきり笑い終えた後、マリーはレン達が飛び去った方を見て呟く。
そしておもむろに空中に手をかざす、するとかざした手のひらから
魔法陣が浮かび上がる。
「よっと………」
マリーの呟きに反応したのか魔法陣は黒く発光し始め
やがて漆黒の霧を発生させ、マリーの周辺は黒い霧に包まれる。
「さて、久しぶりだけど来てくれるかしら」
マリーの作り出した魔法陣は明らかに異様な雰囲気を醸し出し始めるが
そんな事は気にも留めず、マリーは魔法陣を掲げ続ける。
やがて、魔法陣の中から黒い霧に包まれた何かがゆっくりと這い出てくる。
「来てくれたのね、なら1つお願い事があるんだけど」
マリーはその這い出て来たモノに語りかけると、にっこりと笑った。
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