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帝国と王国の交声曲《カンタータ》
増幅された力、残された知性
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「………ッ、【神秘の防護】!!」
耳をつんざくような巨人の咆哮にフィルは少し顔を歪めながらも
私達に強化魔法を掛ける、それに呼応して私とリーゼの体が光の膜に包まれる。
それにしても流石にこの地下でそんな大声出したら反響が凄いね、とは言え
そんな事で怯んでる場合じゃない。
「ふっ………」
私は巨人と一瞬目を合わせた後体勢を低くし、そのまま地面を蹴り
床スレスレを駆け抜ける。
巨大化してるとは言えあの巨人は人の姿をしてる。
ならば魔物と違い人との戦いのセオリーが通用する筈だ、ワザと視線を合わせ
その刹那に態勢を低くして視界外に消えながら接近する「縮地」歩法も
人と対峙するために編み出された技法だ。
思惑通りいきなり視界から消えた私を探そうとする巨人、これも
人間の条件反射によるもの、その瞬間に巨人の視界には
私達の姿は映らなくなる、一瞬だけど決定的な隙だ。
「はああぁぁっ!!」
その隙を逃さずリーゼが接近し横薙ぎに戦斧を振るう。
「グワアッ!!」
完璧なタイミング、けど巨人はそれに反応して見せ
持っていたハンマーでリーゼの戦斧を受け止める。
今のタイミングで防御が間に合うの!?
鍔迫り合いを始めるリーゼと巨人、リーゼが力負けするとは思えないけど
それでも振りぬく途中の体勢のリーゼと完全に受け止めた巨人では
体勢的にリーゼの方が不利だ、なら!!
「シッ!!」
私は低い体勢のまま、突進の勢いを殺さない様巨人の足元を狙って
軸足を滑らせながら水面蹴りを入れる!!
ガッ!!
鈍い音を立ててぶつかり合う足と足。
………けど、巨人の足はよろめくどころかびくともしない。
その態勢で足元を揺さぶられてバランスすら崩さないってどんな足腰!?
「グゥッ!!」
私の攻撃を意に介さず、リーゼと鍔迫り合いを続ける巨人。
リーゼも負けじと不利な態勢ながらも均衡状態を保っている、ならば!!
「リーゼ!!そのまま力に逆らわず引い………」
リーゼにアドバイスをしている刹那、巨人がふっと力を抜き
ハンマーを引く。
「なっ!?」
しまった!?
力の支えを失ったリーゼがそのままの勢いで床に転倒する格好になる。
嘘!?あの巨人知性が残ってる!?
知性がない生物にあんな動きは出来ない、明らかに知性を持ち
尚且つ戦闘経験のある人間の動きだ。
「ガアアアアアアア!!」
完全に隙を晒したリーゼ、そこに好機とばかり全力でハンマーを振り下ろす巨人
フォローしようにも間に合わない!?
「おおっと、そうはさせないよ!!
【雷光の束縛】」
リーゼにハンマーが直撃する瞬間、地下に閃光が走り
それと同時に轟音が鳴り響く。
バリバリバリバリバリバリ!!
「ガアアアアアアア!!」
マリスの掌から発生した雷?が巨人の全身に駆け巡り感電させる。
その衝撃と痛みに仰け反る巨人。
「んっふっふ~、レンお姉ちゃん地下じゃ爆発とか派手な魔法
使えないと思ったでしょ?
ところがどっこいマリスこういう事も出来るんだよね~、ほいっと」
マリスは雷を放出してる掌を上に向け握る。
そうすると放出された雷がまるで糸の様に引き上げられ………
「グッ………オオオ!?」
巨人に纏わりついていた雷がまるで引き絞られるかの様に
巨人を拘束していく。
「………ッと、拘束完了
レンお姉ちゃん、リーゼ、今のうちに体勢を立て直して」
マリスが私達に指示を飛ばす、私は即座に水面蹴りの体勢から立上がり間合いを離す。
転倒寸前だったリーゼも何とか踏ん張り体を起こす。
「さて、どうしたものかね」
マリスが足止めをしている間に思考を巡らす。
相変わらず私は火力不足で体勢を崩す事すらできない始末、リーゼも
狭い室内では恐らく十全に力が発揮できそうにない。
となれば巨人を広い場所に誘導するのが最善手なんだけど………
恐らく巨人を外に誘い出すのは悪手だ、騒ぎが大きくなって
外で警戒している見張り達に気付かれて積む可能性が高い。
意外とこの地下は防音がしっかりしているらしく、あれだけ巨人が
咆哮してるのに外から誰かがやってくる気配はない。
………となればやっぱりここで巨人を倒すしかないか、けどどうする?
「うわっ!?ちょ、ちょっとタンマ!!」
マリスの焦る声が地下に響く、一体何が!?
「■■■■■■■■■■■―――!!」
巨人が盛大な咆哮を上げる、そして少しづつだけど
雷の拘束を引きちぎろうとしてる!?
「ぐ~~~っ、御免レンお姉ちゃん
これ以上拘束させることは無理、わっ!!」
マリスが突き飛ばされたような感じで尻もちをつく。
その瞬間、巨人を拘束した雷は引きちぎられたように霧散し
巨人の拘束が解ける。
「■■■■■■■■―――!!」
拘束された怒りからか、巨人の視線はマリスに向き
そのままマリスに向かって突っ込んでいく。
「わわっ!!」
「させません!!」
その突進をリーゼが横からの体当たりで遮る。
巨人は若干バランスを崩すも転倒はせず、そのままリーゼに向き直し
邪魔をするなとばかりに横薙ぎにハンマーを振る。
「舐めるな!!」
それに合わせてリーゼも横薙ぎに戦斧を振ろうとする、けど………
それは不味い!!
「リーゼ、駄目!!」
思わず止めようとするもすでに遅く………
ガギッ!!
「なっ!?」
振り抜こうとした戦斧が急に止まりリーゼの表情が驚きに変わる。
全力で振り抜こうとしたであろうリーゼの戦斧はあろうことか壁に食い込み
その攻撃を止めさせられてしまった。
「しまっ!!」
リーゼが全てを悟った時はすでに遅く、巨人のハンマーは
リーゼの脇腹に襲い掛かり………
ゴッ!!
地下室内に鈍い音が響く、リーゼが晒してしまった致命的な隙に
見事なまでに巨人のハンマーが脇腹を捕らえていた………だが!!
「………この程度、我を倒すには程遠いぞ、人間!!」
巨人の膂力から繰り出された一撃をもろに受けてたにも
関わらず、リーゼは吹き飛びもせずその場に立っていた。
………けど、全くノーダメージって訳じゃない、事実攻撃を受けた脇腹から
逆流したらしき血が、リーゼの口から流れ出ている。
あの様子だと【鱗化】も間に合わなかったみたい、なら結構なダメージを
受けているに違いない。
だが、リーゼはそんなダメージを意に介しないが如くそのまま
戦斧を握っている両手に力を込め始め………
「うおおおおおおぉぉぉ!!」
【戦士の鬨】ならぬ【竜の鬨】を上げながら壁に食い込んだ
戦斧を強引に振り抜こうとするリーゼ。
いやそこは壁から抜いた方が早いんじゃない!?と思わず突っ込みそうになったけど
そんな事お構いなしにリーゼの戦斧は壁を切り裂きながら前進し、戦斧の刃が
壁から姿を見せた瞬間物凄い勢いで加速し、先ほどの仕返しとばかりに
巨人の脇腹に迫りくる!!
対して巨人は未だ攻撃したままの体勢だ、攻撃を察知した
巨人がメイスを引き間合いを取ろうとするも間に合わない!!
………が、リーゼの戦斧はすんでのところで止まってしまう。
「なっ、嘘ぉ!?」
マリスが驚愕の声を上げる、巨人はとっさに戦斧の柄の部分を掴み
リーゼの横薙ぎを食い止めていた。
………これはもう確定だ、この巨人は知性を失ってはいない。
しかも少なくとも戦いを経験している人間の動きだ、これは厄介な………
「ふひっ、ふははははははは!!
そうだ、同じ穴の狢同士殺し合え!!
女の分際で男の領域に入って来るんじゃねええぇぇぇ!!」
ガディのおっさんが狂ったように喚き散らす。
同じ穴の狢って………まさかこの巨人!?
「ひゃはは!!女の分際で冒険者なんざなるのが悪ぃんだよ!!
そいつもお前らと同じ様にここにいる女を助け出そうとしてその様だ!!
女は女らしく、男の道具として生きてりゃいいんだよ!!」
やっぱり、巨人は元冒険者だったんだね
そして私達と同じ様にここで攫われた女の人達を助けようとして………
「………っ、全く悪趣味な話だね」
なら、なおさら私達がこの巨人にやられるわけにはいかない。
それに………巨人が知性を残しているのなら私にもできる事がある。
だが、今はダメージを受けてるリーゼのフォローが先だ。
私は、メイスを握り直し今正にリーゼに追撃を入れようとしている
巨人に向かっていった。
耳をつんざくような巨人の咆哮にフィルは少し顔を歪めながらも
私達に強化魔法を掛ける、それに呼応して私とリーゼの体が光の膜に包まれる。
それにしても流石にこの地下でそんな大声出したら反響が凄いね、とは言え
そんな事で怯んでる場合じゃない。
「ふっ………」
私は巨人と一瞬目を合わせた後体勢を低くし、そのまま地面を蹴り
床スレスレを駆け抜ける。
巨大化してるとは言えあの巨人は人の姿をしてる。
ならば魔物と違い人との戦いのセオリーが通用する筈だ、ワザと視線を合わせ
その刹那に態勢を低くして視界外に消えながら接近する「縮地」歩法も
人と対峙するために編み出された技法だ。
思惑通りいきなり視界から消えた私を探そうとする巨人、これも
人間の条件反射によるもの、その瞬間に巨人の視界には
私達の姿は映らなくなる、一瞬だけど決定的な隙だ。
「はああぁぁっ!!」
その隙を逃さずリーゼが接近し横薙ぎに戦斧を振るう。
「グワアッ!!」
完璧なタイミング、けど巨人はそれに反応して見せ
持っていたハンマーでリーゼの戦斧を受け止める。
今のタイミングで防御が間に合うの!?
鍔迫り合いを始めるリーゼと巨人、リーゼが力負けするとは思えないけど
それでも振りぬく途中の体勢のリーゼと完全に受け止めた巨人では
体勢的にリーゼの方が不利だ、なら!!
「シッ!!」
私は低い体勢のまま、突進の勢いを殺さない様巨人の足元を狙って
軸足を滑らせながら水面蹴りを入れる!!
ガッ!!
鈍い音を立ててぶつかり合う足と足。
………けど、巨人の足はよろめくどころかびくともしない。
その態勢で足元を揺さぶられてバランスすら崩さないってどんな足腰!?
「グゥッ!!」
私の攻撃を意に介さず、リーゼと鍔迫り合いを続ける巨人。
リーゼも負けじと不利な態勢ながらも均衡状態を保っている、ならば!!
「リーゼ!!そのまま力に逆らわず引い………」
リーゼにアドバイスをしている刹那、巨人がふっと力を抜き
ハンマーを引く。
「なっ!?」
しまった!?
力の支えを失ったリーゼがそのままの勢いで床に転倒する格好になる。
嘘!?あの巨人知性が残ってる!?
知性がない生物にあんな動きは出来ない、明らかに知性を持ち
尚且つ戦闘経験のある人間の動きだ。
「ガアアアアアアア!!」
完全に隙を晒したリーゼ、そこに好機とばかり全力でハンマーを振り下ろす巨人
フォローしようにも間に合わない!?
「おおっと、そうはさせないよ!!
【雷光の束縛】」
リーゼにハンマーが直撃する瞬間、地下に閃光が走り
それと同時に轟音が鳴り響く。
バリバリバリバリバリバリ!!
「ガアアアアアアア!!」
マリスの掌から発生した雷?が巨人の全身に駆け巡り感電させる。
その衝撃と痛みに仰け反る巨人。
「んっふっふ~、レンお姉ちゃん地下じゃ爆発とか派手な魔法
使えないと思ったでしょ?
ところがどっこいマリスこういう事も出来るんだよね~、ほいっと」
マリスは雷を放出してる掌を上に向け握る。
そうすると放出された雷がまるで糸の様に引き上げられ………
「グッ………オオオ!?」
巨人に纏わりついていた雷がまるで引き絞られるかの様に
巨人を拘束していく。
「………ッと、拘束完了
レンお姉ちゃん、リーゼ、今のうちに体勢を立て直して」
マリスが私達に指示を飛ばす、私は即座に水面蹴りの体勢から立上がり間合いを離す。
転倒寸前だったリーゼも何とか踏ん張り体を起こす。
「さて、どうしたものかね」
マリスが足止めをしている間に思考を巡らす。
相変わらず私は火力不足で体勢を崩す事すらできない始末、リーゼも
狭い室内では恐らく十全に力が発揮できそうにない。
となれば巨人を広い場所に誘導するのが最善手なんだけど………
恐らく巨人を外に誘い出すのは悪手だ、騒ぎが大きくなって
外で警戒している見張り達に気付かれて積む可能性が高い。
意外とこの地下は防音がしっかりしているらしく、あれだけ巨人が
咆哮してるのに外から誰かがやってくる気配はない。
………となればやっぱりここで巨人を倒すしかないか、けどどうする?
「うわっ!?ちょ、ちょっとタンマ!!」
マリスの焦る声が地下に響く、一体何が!?
「■■■■■■■■■■■―――!!」
巨人が盛大な咆哮を上げる、そして少しづつだけど
雷の拘束を引きちぎろうとしてる!?
「ぐ~~~っ、御免レンお姉ちゃん
これ以上拘束させることは無理、わっ!!」
マリスが突き飛ばされたような感じで尻もちをつく。
その瞬間、巨人を拘束した雷は引きちぎられたように霧散し
巨人の拘束が解ける。
「■■■■■■■■―――!!」
拘束された怒りからか、巨人の視線はマリスに向き
そのままマリスに向かって突っ込んでいく。
「わわっ!!」
「させません!!」
その突進をリーゼが横からの体当たりで遮る。
巨人は若干バランスを崩すも転倒はせず、そのままリーゼに向き直し
邪魔をするなとばかりに横薙ぎにハンマーを振る。
「舐めるな!!」
それに合わせてリーゼも横薙ぎに戦斧を振ろうとする、けど………
それは不味い!!
「リーゼ、駄目!!」
思わず止めようとするもすでに遅く………
ガギッ!!
「なっ!?」
振り抜こうとした戦斧が急に止まりリーゼの表情が驚きに変わる。
全力で振り抜こうとしたであろうリーゼの戦斧はあろうことか壁に食い込み
その攻撃を止めさせられてしまった。
「しまっ!!」
リーゼが全てを悟った時はすでに遅く、巨人のハンマーは
リーゼの脇腹に襲い掛かり………
ゴッ!!
地下室内に鈍い音が響く、リーゼが晒してしまった致命的な隙に
見事なまでに巨人のハンマーが脇腹を捕らえていた………だが!!
「………この程度、我を倒すには程遠いぞ、人間!!」
巨人の膂力から繰り出された一撃をもろに受けてたにも
関わらず、リーゼは吹き飛びもせずその場に立っていた。
………けど、全くノーダメージって訳じゃない、事実攻撃を受けた脇腹から
逆流したらしき血が、リーゼの口から流れ出ている。
あの様子だと【鱗化】も間に合わなかったみたい、なら結構なダメージを
受けているに違いない。
だが、リーゼはそんなダメージを意に介しないが如くそのまま
戦斧を握っている両手に力を込め始め………
「うおおおおおおぉぉぉ!!」
【戦士の鬨】ならぬ【竜の鬨】を上げながら壁に食い込んだ
戦斧を強引に振り抜こうとするリーゼ。
いやそこは壁から抜いた方が早いんじゃない!?と思わず突っ込みそうになったけど
そんな事お構いなしにリーゼの戦斧は壁を切り裂きながら前進し、戦斧の刃が
壁から姿を見せた瞬間物凄い勢いで加速し、先ほどの仕返しとばかりに
巨人の脇腹に迫りくる!!
対して巨人は未だ攻撃したままの体勢だ、攻撃を察知した
巨人がメイスを引き間合いを取ろうとするも間に合わない!!
………が、リーゼの戦斧はすんでのところで止まってしまう。
「なっ、嘘ぉ!?」
マリスが驚愕の声を上げる、巨人はとっさに戦斧の柄の部分を掴み
リーゼの横薙ぎを食い止めていた。
………これはもう確定だ、この巨人は知性を失ってはいない。
しかも少なくとも戦いを経験している人間の動きだ、これは厄介な………
「ふひっ、ふははははははは!!
そうだ、同じ穴の狢同士殺し合え!!
女の分際で男の領域に入って来るんじゃねええぇぇぇ!!」
ガディのおっさんが狂ったように喚き散らす。
同じ穴の狢って………まさかこの巨人!?
「ひゃはは!!女の分際で冒険者なんざなるのが悪ぃんだよ!!
そいつもお前らと同じ様にここにいる女を助け出そうとしてその様だ!!
女は女らしく、男の道具として生きてりゃいいんだよ!!」
やっぱり、巨人は元冒険者だったんだね
そして私達と同じ様にここで攫われた女の人達を助けようとして………
「………っ、全く悪趣味な話だね」
なら、なおさら私達がこの巨人にやられるわけにはいかない。
それに………巨人が知性を残しているのなら私にもできる事がある。
だが、今はダメージを受けてるリーゼのフォローが先だ。
私は、メイスを握り直し今正にリーゼに追撃を入れようとしている
巨人に向かっていった。
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