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帝国と王国の交声曲《カンタータ》
偽薊(にせあざみ)
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「何………この雰囲気」
レンがぼそりと何か呟くと明らかにレンの雰囲気が変わる。
その姿に私の背中にゾクリと悪寒に似た何かが走る――――
………数分前
至高騎士と模擬戦なんて無茶な事をし始めたレン。
それだけでも心配なのに、レンのいた所をロテール卿が剣を振り下ろしていた
のを見た時は心臓が止まるかと思った。
レンの傷を治すのは私の役目、だけどレンが死んでしまったら
それが出来なくなる、アンデッド化以外の死者の蘇生なんて
未だ誰にも成しえていない事柄だ。
………レンってば、私を心配させるのが好きなのかしら?
そんな妄想すらも頭によぎってしまう程、今回の件は無謀に過ぎると私は思う。
確かにレンと一緒にいる様になって、ドラゴンやらヒュージモススライムやら
とんでもない敵と相対してきたけど、今回は明らかに別格過ぎる。
相手はロテール・グレヴィアジック卿、単純な強さなら至高騎士最強と言われ
単独でレベル60クラスの魔物100匹以上と戦って無傷で全滅させたとか
他にも色々無茶苦茶な逸話を持っている人物だ。
あくまで模擬戦、命懸けの戦いじゃない事は分かってるけど
それでもなお不安が頭から離れない。
「そんな心配しなくてもいいと思うよ~、今の攻防で実力差ははっきりしたっしょ
と言うかレンお姉ちゃん凄いね~、至高騎士の斬撃を
完全に見ずに避けちゃってるよ」
私の横で楽しそうにソイツが口にする。
不安が頭を離れない私とは対照的に、まるで喜劇を見ているかのように
緊張感のない態度で模擬戦を見ている。
「まぁ、今の攻防だけでも実力は示せたんじゃないかな~
レンお姉ちゃんもあとちょっとで攻撃を命中させられたみたいだし
それに至高騎士に攻撃させて無傷って
時点で大したものだと思うよ~」
………それはそうだろう、と言うかコイツは今のあの2人の動き見えてたの!?
私にはレンが足を止めた瞬間後ろに飛んで、それとほぼ同時にはロテール卿が
剣を振り下ろし終えてる処しか見えなかった。
一瞬レンが斬られたと思って、目の前が真っ暗になりかけたのに………
「目に強化の魔法を掛けてるからね~、恐らく普通に見たんじゃ
何やってるか全く分かんない試合になりそうだったし
それでも目で追うのがやっとなのは流石だよね~、あははは♪」
私の心境を読んでか、楽しげに笑いながら喋るマリス。
コイツ、いつの間にそんな事を………
「まぁ、ちょっとアレンジすれば祈祷魔法でも出来るようになるから
後で教えてあげるよ、地味に役に立つしね」
そうやってまたとんでもない事をサラッと抜かすマリス。
魔法の改良なんてそんな簡単な事柄ではないし
それを別系統の魔法に組み込むなんて話は聞いた事は無い。
つくづくコイツって何者なのよ………
「おっと、試合はまだ続くみたいだよ
………ん?レンお姉ちゃんが何かするみたいだけど」
そうだ、今はコイツの素性を気にしてる場合じゃない。
私は再び対峙する2人に目を向ける………
「何………この雰囲気」
レンがぼそりと何か呟くと明らかにレンの雰囲気が変わる。
その姿に私の背中にゾクリと悪寒に似た何かが走る――――
「………これはまたまた
レンお姉ちゃん、こんな気配も出せるなんてね」
さっきまで楽し気な表情だったマリスが一気に真面目な顔になり
その頬には一筋の汗が流れている。
「しかも何これ
レンお姉ちゃん、一体何やってるの?」
何やってるって………
マリスの言葉を不審に思いレンをじっと見つめてみる、だけど
レンはロテール卿と睨み合ったまま動いてる様子は無い。
けど、レンが発している雰囲気は異様なモノだ。
ロテール卿もそれを察してるのか、先ほどまでの笑みを消し
真剣な表情で向き合っている。
「何をやってるって………アンタ、何が見えてるのよ?」
私の問いに、マリスはレンの様子を目を細めて見つめたまま
「………一見動いてないように見えるけど、全身を細かく振動させるように
ずっと動かし続けてるんだよ
レンお姉ちゃんがそれをやり始めた途端、ロテール卿の笑みも
消えちゃってるんだけど」
………何それ
そんな事をして何の意味があるのか分からない。
レンの事だから何か目的があってやってるんだろうけど………
「………マスター、貴方の教えの極致がこれなのですか?」
それ迄ずっと静観していたリーゼが重苦しい口調で言葉を発する。
思わずリーゼの方へ視線を移すと、その表情は険しくなっていて
しかも全身から汗を吹き出すようにかいている。
「リーゼ………貴方今レンが何やってるのか分かるの!?」
思わずリーゼに問いかける私。
リーゼはほぼ毎日レンと鍛錬してるから、今のレンの様子を見て
何か察したのかも知れない。
「凄まじい数の欺瞞行動………マスター曰く『フェイント』を
常時立て続けに行っております、あれでは相手は下手に動けない」
リーゼはレンに視線を釘付けにしたまま答える。
何か聞きなれない言葉を言ってたけど………
「ふぇいんとって何それ?」
マリスも同じ疑問を抱いたらしく問いかける。
………コイツが知らないって事は異世界の言葉って事なのかしら?
「………少々説明が難しいのですが、攻撃を当てるふりをして
相手の行動をこちらの意のままに誘導し、次の攻撃を当てるように仕向ける
と言う技術とのことです」
「何よそれ………」
説明を受けても良く分からない、そんな事をして何の意味があるのかしら?
「ん~、マリスは何とな~くだけど分かったかな
要するにレンお姉ちゃんは攻撃するフリをしまくって
相手をビビらせてるって感じなんでしょ?」
「………厳密には違いますが認識はそれで構わないかと」
マリスの言葉でレンがやっていることを何となく理解する。
とは言え、いまいちピンとこないのも事実だ。
………レンの事を理解できないなんて悔しい。
「………なら、理解できるように努力しないと」
その為には、レンが何をしてるかを今以上に見続けないといけない。
私は、レンの一挙手一投足を見逃さない覚悟で再びレンの姿を見つめ始めた―――
極度の集中により、色が抜け落ちた世界で相手の姿を見据える。
左手0.5度ほど上方に上げる、すると相手が反応し動作を始める。
研ぎ澄まされた感覚が、相手のごく僅かな動きを捕らえ
自分の体がそれに対応した動きをする。
相手はそれを察知したのか動きを止め、私を見据える。
相手の表情に余裕はない、だが冷静さを失ってる訳でもなさそうだ。
ならば………と私は再び体を僅かばかり動かす。
――――今私達が行っている事、多分傍から見ただけで
理解できる人なんて殆どいないだろう。
やってる事自体は私がフェイントを出してロテール卿がそれに反応してる
たったそれだけだ。
何度かこの世界の人達の戦い方を見たけど、どうも攻撃は当たるものと
認識しているらしく地に足を付けての耐久勝負って言うのが主流みたい。
だからこそロテール卿もそのタイプだと判断してのさっきの奇襲だったけど
ロテール卿は多少足の位置を変えたのみで立ち位置をほぼ変えず
完全に対応してのけた、そんなことが出来る人間と会ったのはいつ以来だろう。
正直言って完全な意識外からの攻撃に対応するなんて
攻撃を最初から読むか予知しているか、もしくは身体能力が
無茶苦茶高い以外に考えにくい。
しかもロテールさんは気付きすらしなかったと言っていたとなれば
私の攻撃を予想、予知したとは考えづらい………つまり
「これにも反応………全く、嫌になって来るね」
私はぼそりとそう愚痴る。
偽薊………私がお爺ちゃんから受け継いだ技の1つで
簡単に言えば一足一刀の間合いを維持した状態で、予備動作や足運びを用いた
膨大なフェイントで相手を幻惑、緊張、膠着状態に陥らせて
不用意な攻撃を誘発させカウンター、またはフェイントに幻惑されて
動けなくなった相手に攻撃を命中させる所謂「後の先」の技だ。
正直言って後出しじゃんけんにも程がある技だけど、ぶっちゃけ
これでも不完全なんだよね。
理由はいくつかあるけど、2番目に大きな理由は極度の集中と常時小刻みな動きが
必要となるから、私の動きが止まってしまう為攻め手には
使えないし回避も難しくなる。
そして最大の理由は………
「成程………こういう戦い方は初めて体験するね、中々に興味深いよ
ならば、こう言うのはどうだい!?」
ロテールさんは短く息を吐き、そして次の瞬間猛然と突進してくる!!
………勘づかれた!!
私は回避行動に移るも間に合わず、ロテールさんの接近を許し………
次の瞬間、私の意識は闇に飲まれてしまった。
レンがぼそりと何か呟くと明らかにレンの雰囲気が変わる。
その姿に私の背中にゾクリと悪寒に似た何かが走る――――
………数分前
至高騎士と模擬戦なんて無茶な事をし始めたレン。
それだけでも心配なのに、レンのいた所をロテール卿が剣を振り下ろしていた
のを見た時は心臓が止まるかと思った。
レンの傷を治すのは私の役目、だけどレンが死んでしまったら
それが出来なくなる、アンデッド化以外の死者の蘇生なんて
未だ誰にも成しえていない事柄だ。
………レンってば、私を心配させるのが好きなのかしら?
そんな妄想すらも頭によぎってしまう程、今回の件は無謀に過ぎると私は思う。
確かにレンと一緒にいる様になって、ドラゴンやらヒュージモススライムやら
とんでもない敵と相対してきたけど、今回は明らかに別格過ぎる。
相手はロテール・グレヴィアジック卿、単純な強さなら至高騎士最強と言われ
単独でレベル60クラスの魔物100匹以上と戦って無傷で全滅させたとか
他にも色々無茶苦茶な逸話を持っている人物だ。
あくまで模擬戦、命懸けの戦いじゃない事は分かってるけど
それでもなお不安が頭から離れない。
「そんな心配しなくてもいいと思うよ~、今の攻防で実力差ははっきりしたっしょ
と言うかレンお姉ちゃん凄いね~、至高騎士の斬撃を
完全に見ずに避けちゃってるよ」
私の横で楽しそうにソイツが口にする。
不安が頭を離れない私とは対照的に、まるで喜劇を見ているかのように
緊張感のない態度で模擬戦を見ている。
「まぁ、今の攻防だけでも実力は示せたんじゃないかな~
レンお姉ちゃんもあとちょっとで攻撃を命中させられたみたいだし
それに至高騎士に攻撃させて無傷って
時点で大したものだと思うよ~」
………それはそうだろう、と言うかコイツは今のあの2人の動き見えてたの!?
私にはレンが足を止めた瞬間後ろに飛んで、それとほぼ同時にはロテール卿が
剣を振り下ろし終えてる処しか見えなかった。
一瞬レンが斬られたと思って、目の前が真っ暗になりかけたのに………
「目に強化の魔法を掛けてるからね~、恐らく普通に見たんじゃ
何やってるか全く分かんない試合になりそうだったし
それでも目で追うのがやっとなのは流石だよね~、あははは♪」
私の心境を読んでか、楽しげに笑いながら喋るマリス。
コイツ、いつの間にそんな事を………
「まぁ、ちょっとアレンジすれば祈祷魔法でも出来るようになるから
後で教えてあげるよ、地味に役に立つしね」
そうやってまたとんでもない事をサラッと抜かすマリス。
魔法の改良なんてそんな簡単な事柄ではないし
それを別系統の魔法に組み込むなんて話は聞いた事は無い。
つくづくコイツって何者なのよ………
「おっと、試合はまだ続くみたいだよ
………ん?レンお姉ちゃんが何かするみたいだけど」
そうだ、今はコイツの素性を気にしてる場合じゃない。
私は再び対峙する2人に目を向ける………
「何………この雰囲気」
レンがぼそりと何か呟くと明らかにレンの雰囲気が変わる。
その姿に私の背中にゾクリと悪寒に似た何かが走る――――
「………これはまたまた
レンお姉ちゃん、こんな気配も出せるなんてね」
さっきまで楽し気な表情だったマリスが一気に真面目な顔になり
その頬には一筋の汗が流れている。
「しかも何これ
レンお姉ちゃん、一体何やってるの?」
何やってるって………
マリスの言葉を不審に思いレンをじっと見つめてみる、だけど
レンはロテール卿と睨み合ったまま動いてる様子は無い。
けど、レンが発している雰囲気は異様なモノだ。
ロテール卿もそれを察してるのか、先ほどまでの笑みを消し
真剣な表情で向き合っている。
「何をやってるって………アンタ、何が見えてるのよ?」
私の問いに、マリスはレンの様子を目を細めて見つめたまま
「………一見動いてないように見えるけど、全身を細かく振動させるように
ずっと動かし続けてるんだよ
レンお姉ちゃんがそれをやり始めた途端、ロテール卿の笑みも
消えちゃってるんだけど」
………何それ
そんな事をして何の意味があるのか分からない。
レンの事だから何か目的があってやってるんだろうけど………
「………マスター、貴方の教えの極致がこれなのですか?」
それ迄ずっと静観していたリーゼが重苦しい口調で言葉を発する。
思わずリーゼの方へ視線を移すと、その表情は険しくなっていて
しかも全身から汗を吹き出すようにかいている。
「リーゼ………貴方今レンが何やってるのか分かるの!?」
思わずリーゼに問いかける私。
リーゼはほぼ毎日レンと鍛錬してるから、今のレンの様子を見て
何か察したのかも知れない。
「凄まじい数の欺瞞行動………マスター曰く『フェイント』を
常時立て続けに行っております、あれでは相手は下手に動けない」
リーゼはレンに視線を釘付けにしたまま答える。
何か聞きなれない言葉を言ってたけど………
「ふぇいんとって何それ?」
マリスも同じ疑問を抱いたらしく問いかける。
………コイツが知らないって事は異世界の言葉って事なのかしら?
「………少々説明が難しいのですが、攻撃を当てるふりをして
相手の行動をこちらの意のままに誘導し、次の攻撃を当てるように仕向ける
と言う技術とのことです」
「何よそれ………」
説明を受けても良く分からない、そんな事をして何の意味があるのかしら?
「ん~、マリスは何とな~くだけど分かったかな
要するにレンお姉ちゃんは攻撃するフリをしまくって
相手をビビらせてるって感じなんでしょ?」
「………厳密には違いますが認識はそれで構わないかと」
マリスの言葉でレンがやっていることを何となく理解する。
とは言え、いまいちピンとこないのも事実だ。
………レンの事を理解できないなんて悔しい。
「………なら、理解できるように努力しないと」
その為には、レンが何をしてるかを今以上に見続けないといけない。
私は、レンの一挙手一投足を見逃さない覚悟で再びレンの姿を見つめ始めた―――
極度の集中により、色が抜け落ちた世界で相手の姿を見据える。
左手0.5度ほど上方に上げる、すると相手が反応し動作を始める。
研ぎ澄まされた感覚が、相手のごく僅かな動きを捕らえ
自分の体がそれに対応した動きをする。
相手はそれを察知したのか動きを止め、私を見据える。
相手の表情に余裕はない、だが冷静さを失ってる訳でもなさそうだ。
ならば………と私は再び体を僅かばかり動かす。
――――今私達が行っている事、多分傍から見ただけで
理解できる人なんて殆どいないだろう。
やってる事自体は私がフェイントを出してロテール卿がそれに反応してる
たったそれだけだ。
何度かこの世界の人達の戦い方を見たけど、どうも攻撃は当たるものと
認識しているらしく地に足を付けての耐久勝負って言うのが主流みたい。
だからこそロテール卿もそのタイプだと判断してのさっきの奇襲だったけど
ロテール卿は多少足の位置を変えたのみで立ち位置をほぼ変えず
完全に対応してのけた、そんなことが出来る人間と会ったのはいつ以来だろう。
正直言って完全な意識外からの攻撃に対応するなんて
攻撃を最初から読むか予知しているか、もしくは身体能力が
無茶苦茶高い以外に考えにくい。
しかもロテールさんは気付きすらしなかったと言っていたとなれば
私の攻撃を予想、予知したとは考えづらい………つまり
「これにも反応………全く、嫌になって来るね」
私はぼそりとそう愚痴る。
偽薊………私がお爺ちゃんから受け継いだ技の1つで
簡単に言えば一足一刀の間合いを維持した状態で、予備動作や足運びを用いた
膨大なフェイントで相手を幻惑、緊張、膠着状態に陥らせて
不用意な攻撃を誘発させカウンター、またはフェイントに幻惑されて
動けなくなった相手に攻撃を命中させる所謂「後の先」の技だ。
正直言って後出しじゃんけんにも程がある技だけど、ぶっちゃけ
これでも不完全なんだよね。
理由はいくつかあるけど、2番目に大きな理由は極度の集中と常時小刻みな動きが
必要となるから、私の動きが止まってしまう為攻め手には
使えないし回避も難しくなる。
そして最大の理由は………
「成程………こういう戦い方は初めて体験するね、中々に興味深いよ
ならば、こう言うのはどうだい!?」
ロテールさんは短く息を吐き、そして次の瞬間猛然と突進してくる!!
………勘づかれた!!
私は回避行動に移るも間に合わず、ロテールさんの接近を許し………
次の瞬間、私の意識は闇に飲まれてしまった。
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