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帝国と王国の交声曲《カンタータ》
状況報告と予期せぬ出会い
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「レン!!大丈夫!?」
デカスライムの核が破壊され、崩壊を始めた粘体から脱出した私は
一先ず仲間達との元へと戻っていた。
戻ってきた私を見てフィルがいつものセリフを言ってくる。
まぁ毎度毎度怪我してるから仕方ないんだけどね。
「ただいまフィル、今回は何とか無傷で済んだよ」
私はフィルに五体満足だという事を見せる為に近づこうとし
未だ火達磨状態な事を思い出し二の足を踏む。
「ホッ………なら良かったわ
しかしその状態でホントに熱くないのレン、即興だったから
心配だったんだけど………」
フィルが近づきながらしげしげと私の火達磨状態を見つめる。
そんなに近づいたら危ないよフィル。
「うん、全然熱くないよ
と言うか2人が頑張って作ってくれた状態のお陰で
ほぼ無傷であのデカスライムを倒せたんだよ」
魔法の事は良く分からないけど、どうもフィルが私の全身にかけてくれた
防御膜の上からマリスが火を着けた………って方法で
私をあの火達磨状態にしたみたいなんだよね。
正直、この状態じゃなければあんなに楽に討伐なんて出来なかっただろう
毎度の事ながら支援してくれる2人には感謝だね。
「レンの役に立ったのなら良かったわ
それにしても………」
フィルは私が炎に包まれているのにも構わずずいっと顔を寄せて来る
だから近寄ると危ないってば。
「炎に包まれてるレンも素敵ね♪
いつも以上に勇ましく見えて益々好きになっていくのが分かるわ♪」
そう言ってフィルはとてもいい笑顔を向けて来る。
フィルってばもう私がどんな格好しててもいいんじゃないのかな………
そこまで惚れ込まれるのは悪い気はしないけどやっぱ女同士って所に
引っ掛かるし、何よりそんなにフィルの心をゲットした心当たりが
全く無いんだよね、まぁ恋に理由は無いって言うけどさ。
「あはは、ありがとフィル
それとマリスも、これのお陰で今回は楽だったよ」
私は苦笑しながら話題を変える為にマリスに水を向ける。
それを待ってましたかのようにマリスはドヤ顔で胸を張り
「んっふっふ~、それ程でもあるよん
取り合えず今回のでコツは掴んだからいつでも『業火の連』
状態になれるよん。」
そう言いながら指をパチンと慣らすと私が纏っていた炎が消える。
けど、やっぱり変な名前つけてるね………
出来れば私の名前を使うのは止めて欲しいんだけど
「ああ、うん………それは有難いけどその名前はどうにかなんないかな?」
「なんないよん、この魔法はレンお姉ちゃん用にしか調整できなかったからね~
他の人にかけたら確実にこんがりといい感じに焼けちゃうよ」
危なっ、思い付きとは言え私良くそんな魔法提案したよね!?
それを即興で作り上げるマリスも大概だけど。
ん?でもそれじゃリーゼの戦斧から出てた炎って………
「そう言えばリーゼの戦斧からも炎が出てたよね、あれもマリスがやったの?」
「あれはマリスじゃないよん、流石に新魔法の制御をしながら
他の付与魔法を発動させる余裕はないかな~
そもそも『業火の連』だって多重魔法制御をしてる魔法だしね~」
あら、そうなんだ…じゃああの炎は何なんだろ?
もしかしたらケジン辺りが何か改造でもしたのかな?
取り合えずリーゼに聞いてみよっか。
「リーゼ、貴方の戦斧から炎が出てたんだけど、あれってどうやったの?」
「はい、あれは強化を終えたこれを取りに行った際、ケジンに要請して
色々試してみた結果使用可能になったものです。
理屈としては『斧から発生する毒を我のブレスで着火し、毒を常時発生させ
継続的な燃焼をしている』という事ですね」
え?毒が燃えてる?
という事はつまり………
「ちょっと待ってリーゼ、もしかしてそれってケジンさんが言ってた
『二つ角の破壊槌』の素材を使った
あの毒振り撒く強化をしたって事!?」
「はい、そうなります」
そうなりますって………何でまたそんな事を
「我なりにマスターのお役に立てる為に試行錯誤した結果です。
尤も、そのままではマスターのお役に立つどころか命を奪う可能性が
大きかった為ケジンに要請し、様々な実験を繰り返した際に
戦斧から発生する毒に引火性を発見し、実用性を見出したのです
当然ながら燃焼後に毒が残留してない事もケジンで実証済みです」
リーゼの理路整然とした物言いに少し驚く私。
ドラゴンって先入観があったけどもしかして
リーゼってかなりの知能派なんじゃ………
「驚いたわねリーゼ、貴方がこんなに理論的だなんて………」
フィルも同じ感想を得たのか驚いたように口にする。
その言葉にリーゼは少しだけむっとした表情をしながら
「………我らが力を至上とする種族なのは事実です
ですが知識を得る機会があり、それを実践しないと思われるのは少々心外です」
あ~、確かにそれはリーゼに失礼だったかも。
けど、よく考えたら覚える必要のない人間の言語を覚えてたり
私の教えを理解して実践してたりと知能の高さは見せてたんだよね。
………こう言うのが先入観の恐ろしさだよね、それで嫌と言うほど
痛い目を見て来たのに、リーゼに比べて学習が下手だなぁ私。
「うん、ゴメンねリーゼ、けどどうしてそれを今まで言わなかったの?」
「誰にも質問されなかったのと、ケジンの助言です
『リィンフォ~スメントはシ~クレットが最高ネ!!』とのことでしたので」
………ああ、うん。言いたい事の意味はなんとなく分かるけど
それって絶対助言じゃないよリーゼ。
けどそっか、私の為に少しでも強くなろうとしてたんだねリーゼ。
少し申し訳ない気もするけど、単純に嬉しいね。
「あははは、リーゼもなかなかやるじゃん
マリスもケジン兄ちゃんに頼んで色々作って貰ってたけど
それを応用するとこまでは気が回らなかったな~、今度色々試してみよっかな」
マリスがニコニコ顔で会話に入ってくる。
ってちょっと待って、今マリスもケジンんさんに色々作って貰ってたって
言ったよね、という事はリーゼが投げた槍ってもしかして………
「ご明察~、あれもケジン兄ちゃんの作品だよ
槍の攻撃力を上げる為に穂先が強い衝撃を受けたら
爆発する仕組みを組み込んだらしいけど、見ての通り
1回しか使えない失敗作だったみたいなんだよね~
何かに使えるかな~と思って貰ってきたけど役に立ってよかったよ、あははは」
「あ、アンタ………そんな危険物を持ってきてたの!?」
フィルが思わず絶句する、まぁそうだよね………
とは言え結果オーライだ、ここは素直にマリスに感謝しておくべきだね。
と言うか結構な確率でケジンさんの武器に世話になってない?私達って
………何か脳内でケジンさんのテンションの高い笑う姿が浮かんでてきた。
私は頭に浮かんだ嫌な映像を振り払うために強引に話を変える。
「と、兎に角デカスライムも倒せたし皆お疲れ様
これで一先ずの懸念材料が払拭できたらいいんだけど………」
そう言いながら私は不意に背後を振り返る。
………実は戦闘終了後から強烈な気配を感じてたんだよね
敵意は無いけど間違いなく強者の気配、それがゆっくりと
私の背後へと近づいて来てる。
「えっ?」
それに釣られた仲間達も一斉に私の視線の先を見る。
約10m程離れた平野の先、そこに
――――蒼く長い髪をなびかせた、1人の鎧姿の女性が
力強さを感じさせながらも優雅な足取りで歩いていた。
「っ!至高騎士!?」
フィルが驚いた声を上げる。
………成程、この間うちであった人の同僚か
道理で強烈な気配を纏ってる訳だ、ホントこの世界は強者が多いね。
前にマリスが「至高騎士は3人いる」って言ってたっけ。
あの王国兵さんが言ってた王国側の「切り札」ってこの人の事だったんだ。
手には何か弓らしきものを持ってる、という事はデカスライムに
止めを刺した3本の閃光もあの人が放った矢って事でいいのかな?
そんな考えた浮かんだ瞬間、私と彼女の目が合う。
私の視線を感じたのか彼女はたおやかな笑みを浮かべ、口を開く。
「………敵意も無い私をこの距離で気づきますか、鋭い勘をお持ちですね
失礼ながら戦闘中、貴方のレベルを拝見した時何かの冗談かと思いましたが
こうして対面してみると成程、いかにレベルが当てにならないと言うのが
良く分かりますね」
微笑みを浮かべつつ彼女は私達に一通り視線を送った後、頭を下げる。
「私はレフィエルド王国至高騎士第3位
『レティツィア=ブルグネティ』と申します。
この度は我が領土の危機にご助力頂き、お礼申し上げます」
レティツィアと名乗った女騎士は、柔らかくも凛とした声でそう述べた後
頭を上げ古拙の微笑を浮かべた。
デカスライムの核が破壊され、崩壊を始めた粘体から脱出した私は
一先ず仲間達との元へと戻っていた。
戻ってきた私を見てフィルがいつものセリフを言ってくる。
まぁ毎度毎度怪我してるから仕方ないんだけどね。
「ただいまフィル、今回は何とか無傷で済んだよ」
私はフィルに五体満足だという事を見せる為に近づこうとし
未だ火達磨状態な事を思い出し二の足を踏む。
「ホッ………なら良かったわ
しかしその状態でホントに熱くないのレン、即興だったから
心配だったんだけど………」
フィルが近づきながらしげしげと私の火達磨状態を見つめる。
そんなに近づいたら危ないよフィル。
「うん、全然熱くないよ
と言うか2人が頑張って作ってくれた状態のお陰で
ほぼ無傷であのデカスライムを倒せたんだよ」
魔法の事は良く分からないけど、どうもフィルが私の全身にかけてくれた
防御膜の上からマリスが火を着けた………って方法で
私をあの火達磨状態にしたみたいなんだよね。
正直、この状態じゃなければあんなに楽に討伐なんて出来なかっただろう
毎度の事ながら支援してくれる2人には感謝だね。
「レンの役に立ったのなら良かったわ
それにしても………」
フィルは私が炎に包まれているのにも構わずずいっと顔を寄せて来る
だから近寄ると危ないってば。
「炎に包まれてるレンも素敵ね♪
いつも以上に勇ましく見えて益々好きになっていくのが分かるわ♪」
そう言ってフィルはとてもいい笑顔を向けて来る。
フィルってばもう私がどんな格好しててもいいんじゃないのかな………
そこまで惚れ込まれるのは悪い気はしないけどやっぱ女同士って所に
引っ掛かるし、何よりそんなにフィルの心をゲットした心当たりが
全く無いんだよね、まぁ恋に理由は無いって言うけどさ。
「あはは、ありがとフィル
それとマリスも、これのお陰で今回は楽だったよ」
私は苦笑しながら話題を変える為にマリスに水を向ける。
それを待ってましたかのようにマリスはドヤ顔で胸を張り
「んっふっふ~、それ程でもあるよん
取り合えず今回のでコツは掴んだからいつでも『業火の連』
状態になれるよん。」
そう言いながら指をパチンと慣らすと私が纏っていた炎が消える。
けど、やっぱり変な名前つけてるね………
出来れば私の名前を使うのは止めて欲しいんだけど
「ああ、うん………それは有難いけどその名前はどうにかなんないかな?」
「なんないよん、この魔法はレンお姉ちゃん用にしか調整できなかったからね~
他の人にかけたら確実にこんがりといい感じに焼けちゃうよ」
危なっ、思い付きとは言え私良くそんな魔法提案したよね!?
それを即興で作り上げるマリスも大概だけど。
ん?でもそれじゃリーゼの戦斧から出てた炎って………
「そう言えばリーゼの戦斧からも炎が出てたよね、あれもマリスがやったの?」
「あれはマリスじゃないよん、流石に新魔法の制御をしながら
他の付与魔法を発動させる余裕はないかな~
そもそも『業火の連』だって多重魔法制御をしてる魔法だしね~」
あら、そうなんだ…じゃああの炎は何なんだろ?
もしかしたらケジン辺りが何か改造でもしたのかな?
取り合えずリーゼに聞いてみよっか。
「リーゼ、貴方の戦斧から炎が出てたんだけど、あれってどうやったの?」
「はい、あれは強化を終えたこれを取りに行った際、ケジンに要請して
色々試してみた結果使用可能になったものです。
理屈としては『斧から発生する毒を我のブレスで着火し、毒を常時発生させ
継続的な燃焼をしている』という事ですね」
え?毒が燃えてる?
という事はつまり………
「ちょっと待ってリーゼ、もしかしてそれってケジンさんが言ってた
『二つ角の破壊槌』の素材を使った
あの毒振り撒く強化をしたって事!?」
「はい、そうなります」
そうなりますって………何でまたそんな事を
「我なりにマスターのお役に立てる為に試行錯誤した結果です。
尤も、そのままではマスターのお役に立つどころか命を奪う可能性が
大きかった為ケジンに要請し、様々な実験を繰り返した際に
戦斧から発生する毒に引火性を発見し、実用性を見出したのです
当然ながら燃焼後に毒が残留してない事もケジンで実証済みです」
リーゼの理路整然とした物言いに少し驚く私。
ドラゴンって先入観があったけどもしかして
リーゼってかなりの知能派なんじゃ………
「驚いたわねリーゼ、貴方がこんなに理論的だなんて………」
フィルも同じ感想を得たのか驚いたように口にする。
その言葉にリーゼは少しだけむっとした表情をしながら
「………我らが力を至上とする種族なのは事実です
ですが知識を得る機会があり、それを実践しないと思われるのは少々心外です」
あ~、確かにそれはリーゼに失礼だったかも。
けど、よく考えたら覚える必要のない人間の言語を覚えてたり
私の教えを理解して実践してたりと知能の高さは見せてたんだよね。
………こう言うのが先入観の恐ろしさだよね、それで嫌と言うほど
痛い目を見て来たのに、リーゼに比べて学習が下手だなぁ私。
「うん、ゴメンねリーゼ、けどどうしてそれを今まで言わなかったの?」
「誰にも質問されなかったのと、ケジンの助言です
『リィンフォ~スメントはシ~クレットが最高ネ!!』とのことでしたので」
………ああ、うん。言いたい事の意味はなんとなく分かるけど
それって絶対助言じゃないよリーゼ。
けどそっか、私の為に少しでも強くなろうとしてたんだねリーゼ。
少し申し訳ない気もするけど、単純に嬉しいね。
「あははは、リーゼもなかなかやるじゃん
マリスもケジン兄ちゃんに頼んで色々作って貰ってたけど
それを応用するとこまでは気が回らなかったな~、今度色々試してみよっかな」
マリスがニコニコ顔で会話に入ってくる。
ってちょっと待って、今マリスもケジンんさんに色々作って貰ってたって
言ったよね、という事はリーゼが投げた槍ってもしかして………
「ご明察~、あれもケジン兄ちゃんの作品だよ
槍の攻撃力を上げる為に穂先が強い衝撃を受けたら
爆発する仕組みを組み込んだらしいけど、見ての通り
1回しか使えない失敗作だったみたいなんだよね~
何かに使えるかな~と思って貰ってきたけど役に立ってよかったよ、あははは」
「あ、アンタ………そんな危険物を持ってきてたの!?」
フィルが思わず絶句する、まぁそうだよね………
とは言え結果オーライだ、ここは素直にマリスに感謝しておくべきだね。
と言うか結構な確率でケジンさんの武器に世話になってない?私達って
………何か脳内でケジンさんのテンションの高い笑う姿が浮かんでてきた。
私は頭に浮かんだ嫌な映像を振り払うために強引に話を変える。
「と、兎に角デカスライムも倒せたし皆お疲れ様
これで一先ずの懸念材料が払拭できたらいいんだけど………」
そう言いながら私は不意に背後を振り返る。
………実は戦闘終了後から強烈な気配を感じてたんだよね
敵意は無いけど間違いなく強者の気配、それがゆっくりと
私の背後へと近づいて来てる。
「えっ?」
それに釣られた仲間達も一斉に私の視線の先を見る。
約10m程離れた平野の先、そこに
――――蒼く長い髪をなびかせた、1人の鎧姿の女性が
力強さを感じさせながらも優雅な足取りで歩いていた。
「っ!至高騎士!?」
フィルが驚いた声を上げる。
………成程、この間うちであった人の同僚か
道理で強烈な気配を纏ってる訳だ、ホントこの世界は強者が多いね。
前にマリスが「至高騎士は3人いる」って言ってたっけ。
あの王国兵さんが言ってた王国側の「切り札」ってこの人の事だったんだ。
手には何か弓らしきものを持ってる、という事はデカスライムに
止めを刺した3本の閃光もあの人が放った矢って事でいいのかな?
そんな考えた浮かんだ瞬間、私と彼女の目が合う。
私の視線を感じたのか彼女はたおやかな笑みを浮かべ、口を開く。
「………敵意も無い私をこの距離で気づきますか、鋭い勘をお持ちですね
失礼ながら戦闘中、貴方のレベルを拝見した時何かの冗談かと思いましたが
こうして対面してみると成程、いかにレベルが当てにならないと言うのが
良く分かりますね」
微笑みを浮かべつつ彼女は私達に一通り視線を送った後、頭を下げる。
「私はレフィエルド王国至高騎士第3位
『レティツィア=ブルグネティ』と申します。
この度は我が領土の危機にご助力頂き、お礼申し上げます」
レティツィアと名乗った女騎士は、柔らかくも凛とした声でそう述べた後
頭を上げ古拙の微笑を浮かべた。
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◇空色蜻蛉の作品一覧はhttps://kakuyomu.jp/users/25tonbo/news/1177354054882823862をご覧ください。
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