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4-30 ――死にたい。
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そして、すぐに、マナを怒らせると面倒だということが、よく分かった。今後、気をつけるようにしよう。
「だいたい、あなたは、いつも耳心地のいい言葉ばかりを並べていますが、それで、私が騙されるとでもお思いですか?見当違いも甚だしい。自分が悪いと言っておけばなんとかなるだろうという魂胆が見え見えなんですよ。鬱陶しいったらない。どうせ、黙って聞いておけば、そのうち、満足して何も言われなくなるだろうと思っているのでしょう?腹立たしいことこの上ないです。謝ればなんでも許されるとお思いですか?牢屋には入り慣れているから、十年や二十年、懲役を食らったところで少しも痛くも痒くもないとでも?それとも、本当に、あなたが、ザベストマゾヒストインザワールドエターナルであるというのなら、二度と、日の当たるところを歩けないようにして差し上げますよ。そんなに辛気臭い顔しないでいただけますか?悪臭が移ります。それに、なんですか、その無駄に整った顔は。私の好みではないとはいえ、こんなやつにこんな顔面を与えるなんて、神様も悪趣味が過ぎますよ。見ているだけでイライラするので視界に入らないでいただけます?私が優しく言っている間に、はい、婚約します、と、言葉だけでも肯定しておけばいいものを、だらだらだらだらと、無理だの、ダメだの、うじうじうじうじ、ほんっとうにあなたはいつも自分のことしか考えていませんね。そういう種類の虫ですか?そうして、うじうじしていないと死ぬ病気か何かですか?私が許すと言っているんだから、いいじゃないですか。あなたが知らないと思っているだけで、あなたに言われたことは全部、日記に記してあるんですよ。何があったかくらい、こっちは知ってて、その上で全部受け入れるって言ってるんです。それが、ちょっと、忘れられたくらいで拗ねて。何が、何も知らないくせにですか。何が偽物ですか。ふざけるのも大概にしてください。私がマナなんです。この愛らしさを見れば分かるでしょう。こんなに完璧な存在がこの世にもう一つあったら、世界が感動に震えて崩壊しますよ。私が偽物なわけないじゃないですか。あなたの目はついているだけですか?石でも詰めておいた方がまだましなのでは?だいたい、いつもいつもいつも、あなたは女々しいんですよ。女装癖は別にいいです。自分を可愛いと言ってしまう痛々しいところにも、目をつぶるとしましょう。あなたが可愛いのは事実ですから。私が言いたいのはそういうことではありません。あなたに説明するだけ無駄なので言いませんが。可愛いと言えば、あなたに人のことまでとやかく言われる筋合いはありません。髪の毛だけでも、枝毛があるとか、艶がないとか、乾かせとか。そんなに言うなら、全部あなたがやればいいじゃないですか。私の美しさを保つのはあなたの役割でしょう。しかも、女装を始めたのも、まあぁー鬱陶しい理由じゃないですか!そんなに執着して、ええ、ええ、きっとあの子も喜んでいるでしょうね!良かったですねえ、いつも一緒にいましたもんねえ。そんなに好きなら結婚すれば良かったんじゃないですか?四六時中監視されて、一生大切にされたでしょうに。まるで犬みたいに。ふふっ、想像するだけで、無様すぎて笑えてきますよ──」
一言一言、言葉を追加する度に、マナの抱きしめる力が強くなってきて、私はマナの腕をペチペチ叩く。しかし、気がつく様子はなかった。
それから、かれこれ、三十分ほどは、ノンストップであかりに嫌味を言い続けていたのではないだろうか。私は、このまま、抱き潰されるのだろうと、覚悟を決め始めていた。そのとき。
「もう、やだあ……!」
「あんたが泣いてどうすんのよ……」
今度はあかりが泣き始めた。ボロボロに言われて、相当、傷ついたらしい。
「この程度で泣くくらいなら、どうして私を選んでくれないんですか!? しょせん、あなたにとって、私はその程度ですか!?」
「巻き込みたくないだけなんだってえぇ……!」
「私はあなたと離れる方が嫌です!」
「あーもう、めんどくさい! あたしには、そんなくだらない痴話喧嘩に付き合ってる暇はないの! そんなことしか話さないなら、あたしは帰るわよ?」
「ダメです。これは、まなさんにも関係のある、重要なことなんですよ」
マナはいまだに私を抱きしめたままだ。私が逃げようとしていることがよく分かっている。
「分かってるわよ。どうせ、あかりは、『願い』を狙ってるんでしょ?」
「……さすがまなちゃん、大正解」
願いの魔法。一生に一度、どんな願いでも叶えてくれる、特別な魔法だ。監禁されていたときに、私には本が与えられていたが、どれもこれもファンタジーだとばかり思っていた。だから、願いの魔法なんてものがあることを知らないまま、九歳になった。
魔王に願いを差し出せ、なんていう、わけの分からないことを言われ続けて、どうするのが正解かも分からないまま、脱走した。外で魔法を始めて見たときは、それはもう、驚いたものだ。これが正解だったのだと。まあ、私は今まで、正解を選ばなかったのだけれど。
「まなちゃんに、願いの魔法で僕の望みを叶えてもらう。つまり、そういうことだよ。むしろ、まなちゃんは、その願いで、何を叶えたいの?」
「あたし? あたしは──」
何かあった気がする。いや、あった。確かにここに、私の望みはあった。そのために、今まで生きてきたと言っても、過言ではないほどの望みが、あったはずなのだ。
しかし、それは一体、なんだっただろうか。
「……思い出せないわ」
「やっぱり。まなちゃんが忘れちゃったことって、そこにあるんだね」
「あかりも、私が何を忘れているか、知ってるのよね。それって、もしかして──人だった?」
「……うん」
チアリターナとは違い、あかりは動揺を見せなかった。
そんなことが、果たしてあり得るのだろうか。魔法も使えない私の記憶から、誰かがなくなるなんてことが。だとしても、一体、なぜ。私には、普通の魔法は効かない。だとすれば、
「その子の願いが関係してるの?」
「それを聞いたら、すべて、思い出すことになるかもしれないけど、本当にいい?」
私は──うなずいた。
やっぱり、忘れたままになんて、できない。大事な誰かだったのだろうから。思い出すことで辛い目に合うとしても、忘れていいとは思えない。
「……まなちゃんが監禁されてたあの日、彼女は願ったんだよ。──死にたい。ってね」
頭が疼く。忘れ去られた記憶が、蘇りそうになる。脳の奥がチリチリと火花を散らす。
──死にたい。
「うっ……!」
「まなさん!」
割れそうに頭が痛い。知らない声が反響して、頭の中をかき混ぜる。私は頭をぎゅっと抱えて、目を瞑り、痛みに耐える。痛みには消えてほしい。それでも、この痛みを手放したら、駄目だ。思い出さないと。
私は懐のナイフを取り出し、右腕に突き立てる。
「いや、ちょっと!?」
「何してるんですか!?」
流れる血液と、全身をかける嫌な痛み。覚えがあった。以前にもこうしていたかのような感覚だ。
──ごめんなさい、まゆ、許して、ごめんなさい……っ。
「まゆ……」
脳の裏側を火で炙られるような痛みに耐え、私は一文字ずつ、腕に深く刻んでいく。傷が焼けるように痛い。
──まゆみ!
「まゆみ……!」
やっと思い出した。この腕には、『まゆみ』と刻んであったのだ。私はまゆみの名前を刻む。何度も何度も、深く、より深く。
「まゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみ──」
「だいたい、あなたは、いつも耳心地のいい言葉ばかりを並べていますが、それで、私が騙されるとでもお思いですか?見当違いも甚だしい。自分が悪いと言っておけばなんとかなるだろうという魂胆が見え見えなんですよ。鬱陶しいったらない。どうせ、黙って聞いておけば、そのうち、満足して何も言われなくなるだろうと思っているのでしょう?腹立たしいことこの上ないです。謝ればなんでも許されるとお思いですか?牢屋には入り慣れているから、十年や二十年、懲役を食らったところで少しも痛くも痒くもないとでも?それとも、本当に、あなたが、ザベストマゾヒストインザワールドエターナルであるというのなら、二度と、日の当たるところを歩けないようにして差し上げますよ。そんなに辛気臭い顔しないでいただけますか?悪臭が移ります。それに、なんですか、その無駄に整った顔は。私の好みではないとはいえ、こんなやつにこんな顔面を与えるなんて、神様も悪趣味が過ぎますよ。見ているだけでイライラするので視界に入らないでいただけます?私が優しく言っている間に、はい、婚約します、と、言葉だけでも肯定しておけばいいものを、だらだらだらだらと、無理だの、ダメだの、うじうじうじうじ、ほんっとうにあなたはいつも自分のことしか考えていませんね。そういう種類の虫ですか?そうして、うじうじしていないと死ぬ病気か何かですか?私が許すと言っているんだから、いいじゃないですか。あなたが知らないと思っているだけで、あなたに言われたことは全部、日記に記してあるんですよ。何があったかくらい、こっちは知ってて、その上で全部受け入れるって言ってるんです。それが、ちょっと、忘れられたくらいで拗ねて。何が、何も知らないくせにですか。何が偽物ですか。ふざけるのも大概にしてください。私がマナなんです。この愛らしさを見れば分かるでしょう。こんなに完璧な存在がこの世にもう一つあったら、世界が感動に震えて崩壊しますよ。私が偽物なわけないじゃないですか。あなたの目はついているだけですか?石でも詰めておいた方がまだましなのでは?だいたい、いつもいつもいつも、あなたは女々しいんですよ。女装癖は別にいいです。自分を可愛いと言ってしまう痛々しいところにも、目をつぶるとしましょう。あなたが可愛いのは事実ですから。私が言いたいのはそういうことではありません。あなたに説明するだけ無駄なので言いませんが。可愛いと言えば、あなたに人のことまでとやかく言われる筋合いはありません。髪の毛だけでも、枝毛があるとか、艶がないとか、乾かせとか。そんなに言うなら、全部あなたがやればいいじゃないですか。私の美しさを保つのはあなたの役割でしょう。しかも、女装を始めたのも、まあぁー鬱陶しい理由じゃないですか!そんなに執着して、ええ、ええ、きっとあの子も喜んでいるでしょうね!良かったですねえ、いつも一緒にいましたもんねえ。そんなに好きなら結婚すれば良かったんじゃないですか?四六時中監視されて、一生大切にされたでしょうに。まるで犬みたいに。ふふっ、想像するだけで、無様すぎて笑えてきますよ──」
一言一言、言葉を追加する度に、マナの抱きしめる力が強くなってきて、私はマナの腕をペチペチ叩く。しかし、気がつく様子はなかった。
それから、かれこれ、三十分ほどは、ノンストップであかりに嫌味を言い続けていたのではないだろうか。私は、このまま、抱き潰されるのだろうと、覚悟を決め始めていた。そのとき。
「もう、やだあ……!」
「あんたが泣いてどうすんのよ……」
今度はあかりが泣き始めた。ボロボロに言われて、相当、傷ついたらしい。
「この程度で泣くくらいなら、どうして私を選んでくれないんですか!? しょせん、あなたにとって、私はその程度ですか!?」
「巻き込みたくないだけなんだってえぇ……!」
「私はあなたと離れる方が嫌です!」
「あーもう、めんどくさい! あたしには、そんなくだらない痴話喧嘩に付き合ってる暇はないの! そんなことしか話さないなら、あたしは帰るわよ?」
「ダメです。これは、まなさんにも関係のある、重要なことなんですよ」
マナはいまだに私を抱きしめたままだ。私が逃げようとしていることがよく分かっている。
「分かってるわよ。どうせ、あかりは、『願い』を狙ってるんでしょ?」
「……さすがまなちゃん、大正解」
願いの魔法。一生に一度、どんな願いでも叶えてくれる、特別な魔法だ。監禁されていたときに、私には本が与えられていたが、どれもこれもファンタジーだとばかり思っていた。だから、願いの魔法なんてものがあることを知らないまま、九歳になった。
魔王に願いを差し出せ、なんていう、わけの分からないことを言われ続けて、どうするのが正解かも分からないまま、脱走した。外で魔法を始めて見たときは、それはもう、驚いたものだ。これが正解だったのだと。まあ、私は今まで、正解を選ばなかったのだけれど。
「まなちゃんに、願いの魔法で僕の望みを叶えてもらう。つまり、そういうことだよ。むしろ、まなちゃんは、その願いで、何を叶えたいの?」
「あたし? あたしは──」
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しかし、それは一体、なんだっただろうか。
「……思い出せないわ」
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「あかりも、私が何を忘れているか、知ってるのよね。それって、もしかして──人だった?」
「……うん」
チアリターナとは違い、あかりは動揺を見せなかった。
そんなことが、果たしてあり得るのだろうか。魔法も使えない私の記憶から、誰かがなくなるなんてことが。だとしても、一体、なぜ。私には、普通の魔法は効かない。だとすれば、
「その子の願いが関係してるの?」
「それを聞いたら、すべて、思い出すことになるかもしれないけど、本当にいい?」
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やっぱり、忘れたままになんて、できない。大事な誰かだったのだろうから。思い出すことで辛い目に合うとしても、忘れていいとは思えない。
「……まなちゃんが監禁されてたあの日、彼女は願ったんだよ。──死にたい。ってね」
頭が疼く。忘れ去られた記憶が、蘇りそうになる。脳の奥がチリチリと火花を散らす。
──死にたい。
「うっ……!」
「まなさん!」
割れそうに頭が痛い。知らない声が反響して、頭の中をかき混ぜる。私は頭をぎゅっと抱えて、目を瞑り、痛みに耐える。痛みには消えてほしい。それでも、この痛みを手放したら、駄目だ。思い出さないと。
私は懐のナイフを取り出し、右腕に突き立てる。
「いや、ちょっと!?」
「何してるんですか!?」
流れる血液と、全身をかける嫌な痛み。覚えがあった。以前にもこうしていたかのような感覚だ。
──ごめんなさい、まゆ、許して、ごめんなさい……っ。
「まゆ……」
脳の裏側を火で炙られるような痛みに耐え、私は一文字ずつ、腕に深く刻んでいく。傷が焼けるように痛い。
──まゆみ!
「まゆみ……!」
やっと思い出した。この腕には、『まゆみ』と刻んであったのだ。私はまゆみの名前を刻む。何度も何度も、深く、より深く。
「まゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみまゆみ──」
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