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4-29 想う理由が知りたい
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宿舎に帰る頃になっても、まだ日は高かった。私は隣の部屋のドアをノックする。
「あかり、出てきなさいよ。いるんでしょ」
少し待っていると、鍵が開く音がして、扉がかすかに開いた。私は扉を開けて、足を踏み入れる。
「しーっ」
あかりは唇の前で指を一本立てた。その理由は聞かずとも、見れば分かった。
マナがあかりの肩に頭を預けて、眠っていたのだ。私は静かに中に入る。
「眠らせたの?」
「うん。さすがの僕でも良心のカシャク? みたいなやつがあれしてさ。目が覚めたら、全部夢だったって、そう思ってくれないかなって」
「あんた、それで本当にいいの?」
「いいんだよ」
あかりは酷く冷たい声で答えた。そうして、わざわざ、自分を押し殺しているように見えた。
彼はマナの長い髪を一房、手に取り、そのうちの一本を根元から引き抜くと、どこかへとしまった。
「何してんの?」
「記憶を見るために、体の一部が必要なんだって。何か、隠してるみたいだからさ」
「記憶──?」
「それから、僕、まなちゃんの過去を見てきたんだよ。厳密には、まなちゃんじゃないけど」
「──そう」
「もしかして、知ってた?」
「いいえ。でも、さっき、何かを知っている、ってことは聞いたわ」
まさか、過去を見てきたとは思わなかったけれど。
「……それにしても、あたしの髪の毛なんて、いつ取ったの?」
「僕じゃなくて、アイちゃんがね。僕は渡されたものをそのまま使っただけだから」
「あ、そう……」
さすがマナ、やることが変質的だ。もしかしたら、唾液とかも採取されているのではないだろうか。
そうして、私は、すやすや眠るマナの頭をなんとなく、撫でる。目元を真っ赤にしたマナは、撫でられると、頭をすり寄せてきて、気持ち良さそうにしていた。
「マナって、本当に、可愛いわね」
「……そうだね」
「あんたに、話があるの」
「──僕の目的の話?」
私は黙ってうなずく。厳密には、なぜ魔王と手を組んでいるのかだ。魔王が教えないというのなら、本人に直接聞くしかない。
「それから、謝らせて。あんたたちの会話、隣で宿題やってたあたしに丸聞こえだったわ」
「……全部?」
「小さい音は聞こえなかったけれど。マナの記憶のこととか、色々。どのみち、マナの大号泣は宿舎中に響いてたけど」
あかりは、そこでやっと、防音し忘れていたことに気がついたのか、表情を大きく歪める。そして、すべて投げ出して背中から床に倒れようとして、マナがいるので、結局、動かなかった。
「あまり、他人の色恋に口出ししたくはないけれど。さすがに、見てられないわ」
「そうだよねえ」
あかりの笑みには、辛苦の色が浮かんでいた。
「まなちゃん、婚約してあげなよ」
「は? なんであたしが……」
「まなちゃんになら、アイちゃんを任せられるからさ」
私は長く嘆息した。
「──あたしを、保険に使おうとしないで。マナを引き留めておきたいなら、あんたが付き合えばいいでしょ」
「だから、できないんだって──」
「だったら、その理由くらい、ちゃんと説明してあげなさいよ!」
激昂する私に、あかりは狼狽える。私は、マナの寝顔を見て、声を静める。
「マナはあんたに都合のいいお人形じゃないの。マナを選べないっていうなら、さっさと解放してあげてよ」
「それは──」
「それができないなら……本当に、あたしがもらっていくわよ。二度と、返さないから」
私がマナに手を伸ばすと、あかりは、寄りかからせていただけのマナを抱き寄せた。──不服だ。理解しがたい。
「あんたにとって、一番大切なものって何なの?」
「それは、言えない。でも」
ここまで言われて、何も言わないというのなら、あかりはきっと、本当に言わない気なのだろう。彼の頑固さは、私も知っている。
「二番目に大切なのは──まなちゃん。君の命だよ」
その表情には、嘘の気配が全く感じられなかった。茶化す様子もなかった。声色が真剣そのものだった。
「……なんで?」
「さあ? 言わなくてもだいたい分かると思うけどね」
それが意味するところは、ただ一つ。私に価値があるとすれば、それ一つしかない。容易く見当はついた。
「……あんたって、人を道具としてしか見てないのね。あたしのことも、マナのことも」
「──そうかもね」
怒ってくれればいいのに。あかりは決して否定してくれようとはしなかった。
「ああ、そう。……ええ、よく分かったわ──っ!」
あかりの顔面めがけて打った平手が、白くきれいな手によって受け止められた。
「……離して、マナ」
「叩く方も痛いんですよ、まなさん」
「離して。そうじゃないと、あたしの気が済まないわ」
マナの力で止められた腕は、どれだけ力を込めようと、ぴくりともしなかった。圧倒的な差だった。
「あかりさん。まなさんをからかうのはやめてください」
「……別に、からかってない」
マナはあかりからゆっくり離れて、私を後ろから抱きしめる。いつもと違って、引き剥がそうとしても、少しも離してくれそうになかった。
「それなら、自責のためにまなさんを使わないでください」
「……そんなんじゃないって」
「あかりさんは、どえむ、というやつなんですか?」
「どこでそんな言葉覚えたの??」
肌がひりつくような空気が、少しだけ、弛緩したのが分かった。私の腹の虫は、まだ収まらないけれど。
「まなさん、怒ると身長が縮みますよ?」
「あんたと違って、あたしの沸点は低いのよ。寛大に受け止めて、受け流して、泣き寝入りするなんてできないわ。あと、怒っても身長は縮まないから」
「──まなさんは、変わりませんね」
「身長がって言いたいの?」
マナは私の頭の適当なツボをとんとん叩いて、怒りを鎮めようとしているようだった。そうされると、本当に怒りが収まってくるのだから、不思議なものだ。すぐに、込み上げてくるけれど。
「いいですか、まなさん。私は、もともと、あかりさんに、何も期待などしていません。というより、したことがありません。する余地がないからです」
「え」
「バッサリ言ったわね……」
あかりはガッチガチに凍りついていた。マナに見合いをすると言われたときよりも、大きな、心が砕ける音が聞こえた。さっきまでの優しいマナは、どこへ行ってしまったのだろうか。
「記憶がない分、殊更に不思議でなりませんでした。運動はできない。頭も悪い。性格もかなり歪んでいる。そのくせ、魔法ができるだけなのに、勇者なんて呼ばれて、周りからもてはやされる。──正直言って、生物の最底辺を見たような気がしました」
「あたし、そこまでは言ってないわよ」
そろそろ、あかりの心臓が止まるのではないだろうか。痙攣のような震えが、あかりの全身に伝播しており、表情を失っている。マナの表情は頭上にあるので見えないが、多分、少し怒った顔をしているだろう。
「実は、記憶を失う以前、あかりさんと出会ったときから、私は日記をつけていました。何度読み返しても、あかりさんのどこがいいのか、本当に分かりませんでした」
「よく分かったから。あたしはもう怒ってないから、やめてあげて──」
「いえ、私が怒っているんです。私は、あかりさんに泣かされるのなんて、もう何度目か分かりませんし、そういうものだと割りきっています。でも──まなさんを傷つけたことだけは、絶対に、許せません」
──本当に、この子は、どうしてそこまで、私を思ってくれるのだろうか。すごく、ありがたいけれど、こんなにもらってばかりで、申し訳ないような心地がする。そうされるだけのものを、私は持っていないから。
「あかり、出てきなさいよ。いるんでしょ」
少し待っていると、鍵が開く音がして、扉がかすかに開いた。私は扉を開けて、足を踏み入れる。
「しーっ」
あかりは唇の前で指を一本立てた。その理由は聞かずとも、見れば分かった。
マナがあかりの肩に頭を預けて、眠っていたのだ。私は静かに中に入る。
「眠らせたの?」
「うん。さすがの僕でも良心のカシャク? みたいなやつがあれしてさ。目が覚めたら、全部夢だったって、そう思ってくれないかなって」
「あんた、それで本当にいいの?」
「いいんだよ」
あかりは酷く冷たい声で答えた。そうして、わざわざ、自分を押し殺しているように見えた。
彼はマナの長い髪を一房、手に取り、そのうちの一本を根元から引き抜くと、どこかへとしまった。
「何してんの?」
「記憶を見るために、体の一部が必要なんだって。何か、隠してるみたいだからさ」
「記憶──?」
「それから、僕、まなちゃんの過去を見てきたんだよ。厳密には、まなちゃんじゃないけど」
「──そう」
「もしかして、知ってた?」
「いいえ。でも、さっき、何かを知っている、ってことは聞いたわ」
まさか、過去を見てきたとは思わなかったけれど。
「……それにしても、あたしの髪の毛なんて、いつ取ったの?」
「僕じゃなくて、アイちゃんがね。僕は渡されたものをそのまま使っただけだから」
「あ、そう……」
さすがマナ、やることが変質的だ。もしかしたら、唾液とかも採取されているのではないだろうか。
そうして、私は、すやすや眠るマナの頭をなんとなく、撫でる。目元を真っ赤にしたマナは、撫でられると、頭をすり寄せてきて、気持ち良さそうにしていた。
「マナって、本当に、可愛いわね」
「……そうだね」
「あんたに、話があるの」
「──僕の目的の話?」
私は黙ってうなずく。厳密には、なぜ魔王と手を組んでいるのかだ。魔王が教えないというのなら、本人に直接聞くしかない。
「それから、謝らせて。あんたたちの会話、隣で宿題やってたあたしに丸聞こえだったわ」
「……全部?」
「小さい音は聞こえなかったけれど。マナの記憶のこととか、色々。どのみち、マナの大号泣は宿舎中に響いてたけど」
あかりは、そこでやっと、防音し忘れていたことに気がついたのか、表情を大きく歪める。そして、すべて投げ出して背中から床に倒れようとして、マナがいるので、結局、動かなかった。
「あまり、他人の色恋に口出ししたくはないけれど。さすがに、見てられないわ」
「そうだよねえ」
あかりの笑みには、辛苦の色が浮かんでいた。
「まなちゃん、婚約してあげなよ」
「は? なんであたしが……」
「まなちゃんになら、アイちゃんを任せられるからさ」
私は長く嘆息した。
「──あたしを、保険に使おうとしないで。マナを引き留めておきたいなら、あんたが付き合えばいいでしょ」
「だから、できないんだって──」
「だったら、その理由くらい、ちゃんと説明してあげなさいよ!」
激昂する私に、あかりは狼狽える。私は、マナの寝顔を見て、声を静める。
「マナはあんたに都合のいいお人形じゃないの。マナを選べないっていうなら、さっさと解放してあげてよ」
「それは──」
「それができないなら……本当に、あたしがもらっていくわよ。二度と、返さないから」
私がマナに手を伸ばすと、あかりは、寄りかからせていただけのマナを抱き寄せた。──不服だ。理解しがたい。
「あんたにとって、一番大切なものって何なの?」
「それは、言えない。でも」
ここまで言われて、何も言わないというのなら、あかりはきっと、本当に言わない気なのだろう。彼の頑固さは、私も知っている。
「二番目に大切なのは──まなちゃん。君の命だよ」
その表情には、嘘の気配が全く感じられなかった。茶化す様子もなかった。声色が真剣そのものだった。
「……なんで?」
「さあ? 言わなくてもだいたい分かると思うけどね」
それが意味するところは、ただ一つ。私に価値があるとすれば、それ一つしかない。容易く見当はついた。
「……あんたって、人を道具としてしか見てないのね。あたしのことも、マナのことも」
「──そうかもね」
怒ってくれればいいのに。あかりは決して否定してくれようとはしなかった。
「ああ、そう。……ええ、よく分かったわ──っ!」
あかりの顔面めがけて打った平手が、白くきれいな手によって受け止められた。
「……離して、マナ」
「叩く方も痛いんですよ、まなさん」
「離して。そうじゃないと、あたしの気が済まないわ」
マナの力で止められた腕は、どれだけ力を込めようと、ぴくりともしなかった。圧倒的な差だった。
「あかりさん。まなさんをからかうのはやめてください」
「……別に、からかってない」
マナはあかりからゆっくり離れて、私を後ろから抱きしめる。いつもと違って、引き剥がそうとしても、少しも離してくれそうになかった。
「それなら、自責のためにまなさんを使わないでください」
「……そんなんじゃないって」
「あかりさんは、どえむ、というやつなんですか?」
「どこでそんな言葉覚えたの??」
肌がひりつくような空気が、少しだけ、弛緩したのが分かった。私の腹の虫は、まだ収まらないけれど。
「まなさん、怒ると身長が縮みますよ?」
「あんたと違って、あたしの沸点は低いのよ。寛大に受け止めて、受け流して、泣き寝入りするなんてできないわ。あと、怒っても身長は縮まないから」
「──まなさんは、変わりませんね」
「身長がって言いたいの?」
マナは私の頭の適当なツボをとんとん叩いて、怒りを鎮めようとしているようだった。そうされると、本当に怒りが収まってくるのだから、不思議なものだ。すぐに、込み上げてくるけれど。
「いいですか、まなさん。私は、もともと、あかりさんに、何も期待などしていません。というより、したことがありません。する余地がないからです」
「え」
「バッサリ言ったわね……」
あかりはガッチガチに凍りついていた。マナに見合いをすると言われたときよりも、大きな、心が砕ける音が聞こえた。さっきまでの優しいマナは、どこへ行ってしまったのだろうか。
「記憶がない分、殊更に不思議でなりませんでした。運動はできない。頭も悪い。性格もかなり歪んでいる。そのくせ、魔法ができるだけなのに、勇者なんて呼ばれて、周りからもてはやされる。──正直言って、生物の最底辺を見たような気がしました」
「あたし、そこまでは言ってないわよ」
そろそろ、あかりの心臓が止まるのではないだろうか。痙攣のような震えが、あかりの全身に伝播しており、表情を失っている。マナの表情は頭上にあるので見えないが、多分、少し怒った顔をしているだろう。
「実は、記憶を失う以前、あかりさんと出会ったときから、私は日記をつけていました。何度読み返しても、あかりさんのどこがいいのか、本当に分かりませんでした」
「よく分かったから。あたしはもう怒ってないから、やめてあげて──」
「いえ、私が怒っているんです。私は、あかりさんに泣かされるのなんて、もう何度目か分かりませんし、そういうものだと割りきっています。でも──まなさんを傷つけたことだけは、絶対に、許せません」
──本当に、この子は、どうしてそこまで、私を思ってくれるのだろうか。すごく、ありがたいけれど、こんなにもらってばかりで、申し訳ないような心地がする。そうされるだけのものを、私は持っていないから。
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