上 下
88 / 97
9章《暗黒龍ニーズヘッグ》

5話

しおりを挟む
 早く王都に行かなくては……

 とにかくヤマダさんも回復して、再びルシフェルを追う。
 さすがは『チート級のスキル』だとユーグに言われていただけあって、ヤマダさんは無敵と思える体力を持っていた。

『くっ……山田よ、あまり無茶はしないでください
 私の力は貴方に直結してしまっているのですよ……』
 ただ、この世界に来たときに与えられたスキルがユーグの身を苦しめることになっていた。
 それはヤマダさんがダメージを負うほどに酷くなり、世界はそれに伴って崩壊に近づいてしまうのだ。

「悪りぃな……
 もしかしたらルシフェルのやつに本当に殺されるかもしれんな。
 そうなったらお前たちも……いや、世界も共に消えちまうんだったか」

 すぐに移動を終え、王都の近くにやってきた僕たち。
 距離はそれほど離れていないので、転移でやってきた僕たちよりもルシフェルの方が先に着いている可能性は高い。
「どうだミント、魔力は感じるか?」
 王都を破壊された形跡はなく、空を飛んでいるような姿も見受けられない。

 ふらふらと辺りの気配を確認するように飛び回るミント。
「う、ううん……さっきまでは離れていても感じたけれど、今は何も感じないわ」
 それは一体どうしたということなのだろうか。

 考えられるのは、ここにはいないということ。
 それともう一つ、戦いの意思が無くなったからだと言うミント。
「私の感じられるのは、魔物みたいに戦闘意志のある魔力だけよ。
 全部が全部感知しちゃったらわけわかんなくなるからね」

 なるほど、そういうことだとすれば、ルシフェルは王都に着いて戦闘意思が消えた可能性があるということか。
「でもどうしてよ……あんなに人族を憎んでいたっぽかったのに」

 そうなんだよな……なにがなんでも破壊しなければ気が済まないようなことを言っていたというのに……

「ねぇ……あそこにいるの、ルシフェルじゃないの?」
 テセスに言われて見てみると、街の中央、広場の片隅に、確かにそこには横たわったルシフェルの姿があったのだ。

 もう戦闘の意思はない……というよりは、戦うことができなくなったのだ。
 近付いてみると、かろうじて生きているルシフェルは、僕たちを見て言葉を発する。

「ふんっ……思えば皮肉なことよ……
 私の影響で周囲の魔素が変化していたのは知っていたわ」
 変化が起きると、決まってルシフェルは街を追い出されていたと言う。

 当然だった。
 そのせいで街の人たちは苦しめられ、時には変質した魔物に殺される者さえいたらしい。
 ルシフェルは、それでも構わず色々な街で生活を続けていた。
 その結果が今に至ってしまうのだ。

「教会では、どうしてだか私の時間は、まるで止まってしまったようになったわ……」
 それは気持ちの問題などではなく、そのままの意味。
 今まで生きていられたのも、変質した魔素の影響だったのだ。

 周囲の者を殺すルシフェルの性質は、死にたいと願った本人を長く生きながらえさせてしまった。
 それ故に苦しみから憎しみへと気持ちは変わり、解放されたことにより一気に想いが溢れ出てしまったのだ。

「悪かった……本当にルシフェルにはすまないことをしたと思っているんだ……」
 ヤマダさんは今にも消えてしまいそうなほどに、か細くなったルシフェルの手を取り言った。
「もう……どうでもいいわよ……
 ……でもアンタの言ってたことは本当だったってわかって、少し嬉しかったわ」

 ルシフェルの視線の先には、僕たちではなく街の住民が映っていた。
 いつからか大量に移民してきた異種族の姿もあり、どうやらそれを見ていたようだ。

 教会を離れ、ルシフェルをこの世につなぎとめていた鎖は切れてしまった。
 その瞬間から、一気に今までのツケが押し寄せてきたのだろう。
 羽などもはや見るに耐えない。
 頬はこけ、肉はなく骨と皮になった身体。
 こうやって喋っていることも奇跡と思える、そんな姿になってしまっていた。

 それから一週間……

「アンタも随分と変わっちゃったじゃないのよ」
 リリアはヤマダさんを見上げている。
「本当にすごい変化だな。
 でも、死なないっていう凄いスキルは消えちゃったんだろ?」
 そう洩らすコルンも、若干羨ましそうだった。

「ハッ……そんなスキルが無くとも、俺は誰にも負けやしねぇよ」
 僕たちよりずいぶん背が高く、相変わらず黒い装備に身を包んだ魔王ヤマダさん。

 どうもルシフェルの影響と、僕が周囲の魔素を消失させた時の影響で、スキルが一部変化してしまったらしい。
 それに伴って、一時的に肉体が急成長してしまったのだとか。

 残るドラゴン二体分の魔素を集め、僕たちは海の上を移動していた。
 ダンジョンは無視してドラゴンを生み出すなんて、卑怯かもしれない。
 でも、ドラゴンを倒すほどの力ならもう付けていた。
 それに実は、そう悠長にもしていられない理由があったのだ……

「ユーグ、聞こえているか?」
『……』
 ヤマダさんの問いかけにも、やっぱり返事はない。
 ルシフェルにやられたダメージが大き過ぎて、ギリギリ抑え込んでいた暗黒龍の力とのバランスが崩れてしまったのだろう。
 このままでは、ユーグの根元で暗黒龍は暴れ出し、僕たちの見えないところで世界は崩壊を始めてしまう……

 そうなる前に、ユーグの元へアイテムを届けなくてはならない。
 そう、とてつもなく体量の魔素が含まれた龍の血。
 それを世界樹に馴染むよう、僕の持つスキルで合成を行わなくてはいけないのだ……が。

「うーん……わかんないよぉ……」
 龍の血を並べて僕は唸っていたのだ。
 ボスの素材だからどうのこうのというのも、正直あまり関係のない話だった。
 合成スキルのレベルは、扱える魔素の総量と関係があるだけらしい。

 それはともかく、今の僕にはどんな魔素が含まれていても合成は可能だ。
 だが、そこに効果を高める特性を加え、尚且つ火や水などの様々な属性をバランスよくしなくてはいけないなんて言われてしまうのだ。

 失敗はできないとも言うし、もうただただ悩むしかなかった。
「簡単じゃねぇか。
 前に教えた四大属性以外の五つをイメージしながら、そんでもってこうドーンと強くなりそうな特性を持たせるだけだろ?」

 ヤマダさんは簡単に言うが、そもそも星属性とか無属性ってなんなんだよ?
 『じゃあやってみてよ』なんて言っても、スキルは僕にしか使えないのだから断られてしまう。

 海に出てくる魔物はブランが一人で退治してくれる。
 それが余計に僕へプレッシャーを与えてくるのだけど。

「もう、見てらんないわね」
 横からリリアが手を出してくる。
 合成スキルは使えるが、上位スキルでなければ扱える魔素の量には限りがある。

 それでも何か合成する手段を持っているのだろうか?
 そう思ってじっとしていたのだけど……
「ねぇ……センは私のこと好きなんだよね?」
 突然何を言うかと思ったら……こんなみんなのいる前で僕は恥ずかしくって俯いてしまう。

「別に赤くならなくてもよくない?
 何? 周りにそう思われたくないってこと?」
 いやいや、そんなことではないのだけど……

 そっと僕にだけ聞こえるように耳打ちをするリリア。
「ミントから聞いたんだけど、もう一回試してみたらいいんじゃないかと思うんだけど……」

 それはどうやら、施設で行ったダウンロードとかいうもののことらしい。
 魔力パターンの同じ者へ、記憶の一部を与えることができる川内真緒の研究結果によるもの。

 リリアが意図せず取り込んでしまったレイチェルの記憶。
 人格には影響はないけれど、なんだか別人が入り込んだようで正直戸惑っていた。

 本当は川内の記憶もあったはずなのだけど、それはまだ残されているのかもしれないそうだ。
「でも、リリアがその川内の記憶を持って、それでどうするのさ?」
 ヒソヒソと耳打ちを続ける僕とリリア。
 ちらりとヤマダさんを見るが、僕たちが何を話しているかはわかっていないようだ。

 ちょっとだけ心配だったけれど、どうやらルシフェルの影響でもう一つのスキルにも変化があったことは嘘ではないようだ。
 川内真緒のことを、何故だかものすごく嫌っているヤマダさんだったし、あまり知られたくはなかったのだった。

「良いわよ。
 じゃあ早速始めるからね」
 船の物陰にミントを呼び出して、僕はゆっくりと目を閉じる。

 リリアの言っていたのは、僕への記憶ダウンロードだったのだ。
 通常一人一人異なっているはずなのに、なぜか同じ魔力パターンを持っているとミントは言う。

 それは、世界樹から僕へスキルが授けられる際に、その全てを受け切れるほどの力が水晶玉に込められなかったからだろうと言う。
 言い方は悪いが、残り物の魔力を翌年のリリアが授かることになってしまったようなのだ。

 ミントが施設の地下にある本体との接続を試みる。
 どうやら掲示の儀式の時同様、記憶の全てがリリアに移ったわけではなかったようだ。
 あの時にリリアが一瞬だけ『馴染まない……』と言っていたのは、川内の記憶のことだったのだろうか?

 自然と大昔の光景が脳裏に映し出されていく。
 村に転生して、合成スキルを授かった少女、それが川内真緒。
 ポーションを作れば効果が高いと持て囃され、武器を作れば威力だけでなく追加効果がすごいと喜ばれた。

 工房でアイテムを作り、市場で素材を買い、冒険者には貴重なアイテムの代わりに装備を拵えた。
 村で寝て食べ、工房でアイテムを作ってはメモを記していった。

 村に地下施設を作り、村の者を雇い、村の中で歳を重ねていった。

「どう……だった?」
「うん、村の光景が見えたよ……」
 僕の返答にキョトンとするリリアだが、だって仕方がないじゃないか、村しか見えなかったんだ。

 川内真緒は村から出ずに、一生を終えていた。
 確かに後半は合成スキルの真理みたいなものを掴み、大気中の魔素全てを利用し始めたのだけど、別にヤマダさんの言うような非道残虐さは感じられなかった。

 多分、本人はただただ楽しくてスキルを使用していただけなのだろう。
 電気が生まれ、乗り物や協力な兵器が誕生した。
 機械兵も、戦争なんかに使う気持ちはなく、ただいつでも話し相手になってくれる存在が欲しかっただけみたい。
 世界樹のルールを改変したのだって、ルシフェルの存在を知って魔素の変質を研究した結果生まれたものだった。

 しかし、魔石を生み出すために必要な魔素はどこから得ることになるのだろうか?
 いつまで効果があるかもわからなく、とりあえずは使うつもりはなかったけれど、村に飢饉が訪れたものだから仕方なく使ったようだ。
 高音で取引される魔石を売って、大きな街から食料を買ってこようと考えていたみたいだ。

「その結果、世界樹の作ったルール自体を改変しちゃったってわけ?」
「う、うん。そうみたい……」
 地下深くに魔素の貯蔵庫を設け、記憶を与える仕掛けを作ったのもその直後。

 どうやら、すぐに川内真緒は命を狙われる存在になってしまったようだった。
 そりゃあ市場の魔石の価値は暴落、魔物を倒しても、当時の言葉で言う『神の恩恵』は受けられない。
 それに、世界を変える力のあるアイテムと、その製造方法に至っては、川内が殺害されるのに十分過ぎる理由だったのだ。

「嫌な記憶を受け取っちゃったなぁー……」
「でも村での生活は楽しかったでしょ?
 レイチェルとの付き合いもあまり長くはないけれど、こっちは随分楽しそうだったわよ」
「う、うん……まぁね」

 それにしても、生涯村から出なかったとは想像を遥かに超えていた……
 よほど楽しく合成スキルを使っていたのだろうな。
 僕もそうだったから、気持ちは分からなくもないけれど……

 記憶を譲り受けたことで、僕は川内真緒の持つ魔素への理解を受け継ぐことができた。
 レイチェルの記憶を持ったリリアが、『私は私だから』と言ったのもよくわかる。
 記憶があろうとも、もう川内はいないのだ。
 今まで通り僕はリリアのことが好きだったし、村に引きこもることも無い。

 再び龍の血を並べ、悩みを克服した僕はスキルを使った。
「合成っ!」
しおりを挟む
感想 91

あなたにおすすめの小説

ハズレスキル【収納】のせいで実家を追放されたが、全てを収納できるチートスキルでした。今更土下座してももう遅い

平山和人
ファンタジー
侯爵家の三男であるカイトが成人の儀で授けられたスキルは【収納】であった。アイテムボックスの下位互換だと、家族からも見放され、カイトは家を追放されることになった。 ダンジョンをさまよい、魔物に襲われ死ぬと思われた時、カイトは【収納】の真の力に気づく。【収納】は魔物や魔法を吸収し、さらには異世界の飲食物を取り寄せることができるチートスキルであったのだ。 かくして自由になったカイトは世界中を自由気ままに旅することになった。一方、カイトの家族は彼の活躍を耳にしてカイトに戻ってくるように土下座してくるがもう遅い。

王宮で汚職を告発したら逆に指名手配されて殺されかけたけど、たまたま出会ったメイドロボに転生者の技術力を借りて反撃します

有賀冬馬
ファンタジー
王国貴族ヘンリー・レンは大臣と宰相の汚職を告発したが、逆に濡れ衣を着せられてしまい、追われる身になってしまう。 妻は宰相側に寝返り、ヘンリーは女性不信になってしまう。 さらに差し向けられた追手によって左腕切断、毒、呪い状態という満身創痍で、命からがら雪山に逃げ込む。 そこで力尽き、倒れたヘンリーを助けたのは、奇妙なメイド型アンドロイドだった。 そのアンドロイドは、かつて大賢者と呼ばれた転生者の技術で作られたメイドロボだったのだ。 現代知識チートと魔法の融合技術で作られた義手を与えられたヘンリーが、独立勢力となって王国の悪を蹴散らしていく!

俺だけに効くエリクサー。飲んで戦って気が付けば異世界最強に⁉

まるせい
ファンタジー
異世界に召喚された熱海 湊(あたみ みなと)が得たのは(自分だけにしか効果のない)エリクサーを作り出す能力だった。『外れ異世界人』認定された湊は神殿から追放されてしまう。 貰った手切れ金を元手に装備を整え、湊はこの世界で生きることを決意する。

ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜

むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。 幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。 そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。 故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。 自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。 だが、エアルは知らない。 ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。 遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。 これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。

集団転移した商社マン ネットスキルでスローライフしたいです!

七転び早起き
ファンタジー
「望む3つのスキルを付与してあげる」 その天使の言葉は善意からなのか? 異世界に転移する人達は何を選び、何を求めるのか? そして主人公が○○○が欲しくて望んだスキルの1つがネットスキル。 ただし、その扱いが難しいものだった。 転移者の仲間達、そして新たに出会った仲間達と異世界を駆け巡る物語です。 基本は面白くですが、シリアスも顔を覗かせます。猫ミミ、孤児院、幼女など定番物が登場します。 ○○○「これは私とのラブストーリーなの!」 主人公「いや、それは違うな」

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生

野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。 普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。 そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。 そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。 そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。 うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。 いずれは王となるのも夢ではないかも!? ◇世界観的に命の価値は軽いです◇ カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

異世界転移しましたが、面倒事に巻き込まれそうな予感しかしないので早めに逃げ出す事にします。

sou
ファンタジー
蕪木高等学校3年1組の生徒40名は突如眩い光に包まれた。 目が覚めた彼らは異世界転移し見知らぬ国、リスランダ王国へと転移していたのだ。 「勇者たちよ…この国を救ってくれ…えっ!一人いなくなった?どこに?」 これは、面倒事を予感した主人公がいち早く逃げ出し、平穏な暮らしを目指す物語。 なろう、カクヨムにも同作を投稿しています。

固有スキルガチャで最底辺からの大逆転だモ~モンスターのスキルを使えるようになった俺のお気楽ダンジョンライフ~

うみ
ファンタジー
 恵まれない固有スキルを持って生まれたクラウディオだったが、一人、ダンジョンの一階層で宝箱を漁ることで生計を立てていた。  いつものように一階層を探索していたところ、弱い癖に探索者を続けている彼の態度が気に入らない探索者によって深層に飛ばされてしまう。  モンスターに襲われ絶体絶命のピンチに機転を利かせて切り抜けるも、ただの雑魚モンスター一匹を倒したに過ぎなかった。  そこで、クラウディオは固有スキルを入れ替えるアイテムを手に入れ、大逆転。  モンスターの力を吸収できるようになった彼は深層から無事帰還することができた。  その後、彼と同じように深層に転移した探索者の手助けをしたり、彼を深層に飛ばした探索者にお灸をすえたり、と彼の生活が一変する。  稼いだ金で郊外で隠居生活を送ることを目標に今日もまたダンジョンに挑むクラウディオなのであった。 『箱を開けるモ』 「餌は待てと言ってるだろうに」  とあるイベントでくっついてくることになった生意気なマーモットと共に。

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。