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第1章 異世界
25話 キングとクイーンと②
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石造りで、非常に頑丈な砦であった。
入り口にいた1匹、出てきた4匹、それと中にいた12匹のオークを始末した俺は、今その砦の一階内部で息を荒げているのだった。
遠くから入り口めがけて1束分は射ち続けたあとに、インベントリでアイテム数を確認する。
ここでゴブリンスリンガー以上の武器が手の入るのならそれもありだと考えたのだが…。
ドロップしたのは【オークの牙】と【オークの霜降り肉®️】であった。
先程からあまりにオークを嫌ってしまったものだから、いくら霜降りでも名前を見ただけで食欲も失せてしまっていた。
再度霊薬を使い、次は慎重に入り口から中を見て侵入し、中央広間で再び連写、残っていそうな物陰などに追加で数発。
こうして中に入ってきたのだ。
後ろから現れて挟撃されても困るのだから、とにかく片っ端から射ちまくっていた。
それと、建物が意外にも丈夫すぎることには驚いた。
そういえば入り口でガンガンと壁に攻撃が放たれた時も、少し欠けた程度だったのだから。
ダンジョンのような場所では、そういった力が働いているのだとは言っていたが、この砦もきっと…魔素の力というものが関係しているのかもしれない。
「ん?2階への階段か…」
こういう時がまた困る。もし魔物と出くわしても距離が無さすぎるのだ。
階段ももし直進ならば奥が狙えるのだろうけど、コの字のなっていては流石に難しい。
風に矢を乗せる…先に風を維持できればそれに乗せることもできるか?などと考え試そうとする。
「ウインド!」
風は程なくして消えていき、とても維持できるほどではなかった。
では、音で呼ぶか…?
すこし距離を置き、赤い矢を放つ。
『……ドーーーーン!…ドーーーーン!』
2発の矢が踊り場で爆発するのだが、しばらく経ってもオークが姿を現わす様子が感じられないでいる。
「あぁぁあー!もうっ!」
しびれを切らして一気に踊り場まで駆け上がる。
相手の動きがあるのかないのかのわからないまま、一人で必死に攻撃しているのだからもう嫌になる。
登って瞬間すこし遠くにいたオークに気付き、また向こうもこちらに気付いたようで駆けてくるのだった。
「ブモォォォォ!!」
くっ?!猪豚のくせに闘牛みたいな鳴き声しやがって!
距離はギリギリ、すぐに1射、2射
一旦逃げ離れて階段の手すりに隠れつつ3射目!
きっちり三発で消えるオーク。
「はあっ、はあっ…」
足がそこまで早くないのは救いだが…これはキツい。
もう一度2階を覗くと、今度は3匹が見える。
流石に何度も飛び出したりはしてないので突然駆けてくることもないのだけれど。
もう威圧だけでこちらは気が狂いそうだった。
『この世界、魔法や必殺技は…』
ふと、その言葉がよぎる。
何度も試そうとした、そしてうまくいかなかった。
空から降り注ぐ矢の嵐…一撃を強力なものにするタメ攻撃…。
違う、こんなものは幻想でしかない!じゃあ何なら可能なんだ?連射か?
だけどいちいち矢を番えて引く必要があり、少しばかり早くても根本的な解決ではない。
こんなギリギリの戦いを続けていてはいつかやられてしまう、そう思うと気持ちだけが焦ってしまうのであった。
だけれど連射は良い考えだと思うのだ、やりようが何通りか考えられる。
そのうちのどれか一つでもうまくいけば、一度に5連射も可能なのかもしれないのだが。
だけど今はとにかく、目の前のオークどもも相手にしなくてはいけなかった。
『えぇい!』と考えを無理やりまとめる。いやまとまってはいないのだが、これ以上考えても仕方がないと思ったのだ。
「えぇい!とにかく連射だ!矢を番える速度の強化!」
そう簡単に上手く行くはずがない。
ほんのすこし手が早くなったかもしれないのだが、二発目を打つ頃には効果など微塵も感じられず、距離が詰まったまま三発目を射ったら、俺は爆風の衝撃で踊り場の壁に背中を打ち付けるの事になったのだ。
「くっそ…ヒールポーション…」
もう1匹が駆けてくる『ヤバイ!』と思った俺は、すぐさま一階に駆けもどり、オークの足を少しでも遅らせるよう風の魔法を使う。
「ウインド!」
「はぁっ、はぁ…しまったな…泥濘(ぬかるみ)の罠くらい作っておくんだったな…」
アイテム作成スキルで作れる罠の存在は知っていたのだけれど、今は持っていない。
価格が少し高かったこともあるのだけど、なにより足止めが必要な相手とは戦うつもりがなかったのだ。
ある程度オークとの距離が離れたところで赤い矢を放つ。
一撃で仕留められないものかと3本の矢を無理やり番えようとしてみるのだが、当然そんな事ができるはずもなかった。
『……ドーーーーン!』
とにかく1発、考えても上手くいくものではなく、結局普通に射つしかなかったのだ。
そして、とにかく逃げなくてはいけない。オークが追ってくるのだから。
またウインドを使い距離をほんの少し稼ぐ。
『ミラクルでも起こりやがれ!』ただもう神頼み、そんな気持ちで番えてある矢を放つ。
『……ドーーーーン!』
ちゃんと放たれた、その一発は綺麗に当たった。
だがそれだけだった、その後は結局逃げ回るのだ。
いつのまにか砦の外にまで出ている。
そして振り返り、第3射!
ごくごく普通の攻撃は見事命中し、オークは光となる…。
ダメだ、こんなペースでは魔物が復活してしまう…。
「くそっ、俺にも攻撃強化とかがもっとあれ…ば…?」
そうか!
俺は考えを改める、連射も良いし強い必殺技もできるようになるかもしれない…。
だけどもっと純粋に、強くすることを行えば良いのではないか?と。
「よし、エンチャント!」
特定の属性や効果を矢に上乗せする魔法。それは意外にも、誰でも行える事であるそうなのだ。
ただ、通常の魔素の流れとは異なりイメージがし辛いせいで、本人の意図しない効果が生まれたりもするらしい。
俺の願い、いやイメージは簡単だった。
『この矢に可能な限りの強化をしたい』
たとえ1でも2でも、それが俺の限界ならばそこまでしか上がらないだろう。
もうこれ以外の方法は考える事が出来なくなっていた。これ以上は無駄な足掻きなのだ…と、勝手に納得したのもある。
パァっと矢が輝くと、もともと赤い色をした一束の矢は、徐々に黄色くなっていく。
そして最後には青色の矢に変化したのだった。『もしかして俺のエンチャントで爆発の威力が削がれてしまったんじゃあるまいな?』などと思ったものである。
しかも一回のエンチャントで全ての魔力をもっていかれてしまったため、若干目眩がするような感覚にもとらわれる。
基本的には魔力を回復するためにはしばらく休むか、エーテルポーションが必要なのだが、そんな時間の余裕もアイテムも無いので、俺はそのまま進むしかなかったのだ。
再び階段まで進む。
出来上がった青い矢を構え、二階に登り、そこにいた敵へと…放つ。
「グンモォォォオオゥウ!!」
赤ではなく青い炎で爆発がおきると、ともあれ俺はすこしの安堵感を得るのだった。
『よし!ダメージが大きいように感じる!』と思ったのち、しばらく青い炎はオークにまとわりつく。まるで蛇が獲物を締め上げるかのように…
そして、その1匹のオークはそのまま光へと変わっていったのだった。
入り口にいた1匹、出てきた4匹、それと中にいた12匹のオークを始末した俺は、今その砦の一階内部で息を荒げているのだった。
遠くから入り口めがけて1束分は射ち続けたあとに、インベントリでアイテム数を確認する。
ここでゴブリンスリンガー以上の武器が手の入るのならそれもありだと考えたのだが…。
ドロップしたのは【オークの牙】と【オークの霜降り肉®️】であった。
先程からあまりにオークを嫌ってしまったものだから、いくら霜降りでも名前を見ただけで食欲も失せてしまっていた。
再度霊薬を使い、次は慎重に入り口から中を見て侵入し、中央広間で再び連写、残っていそうな物陰などに追加で数発。
こうして中に入ってきたのだ。
後ろから現れて挟撃されても困るのだから、とにかく片っ端から射ちまくっていた。
それと、建物が意外にも丈夫すぎることには驚いた。
そういえば入り口でガンガンと壁に攻撃が放たれた時も、少し欠けた程度だったのだから。
ダンジョンのような場所では、そういった力が働いているのだとは言っていたが、この砦もきっと…魔素の力というものが関係しているのかもしれない。
「ん?2階への階段か…」
こういう時がまた困る。もし魔物と出くわしても距離が無さすぎるのだ。
階段ももし直進ならば奥が狙えるのだろうけど、コの字のなっていては流石に難しい。
風に矢を乗せる…先に風を維持できればそれに乗せることもできるか?などと考え試そうとする。
「ウインド!」
風は程なくして消えていき、とても維持できるほどではなかった。
では、音で呼ぶか…?
すこし距離を置き、赤い矢を放つ。
『……ドーーーーン!…ドーーーーン!』
2発の矢が踊り場で爆発するのだが、しばらく経ってもオークが姿を現わす様子が感じられないでいる。
「あぁぁあー!もうっ!」
しびれを切らして一気に踊り場まで駆け上がる。
相手の動きがあるのかないのかのわからないまま、一人で必死に攻撃しているのだからもう嫌になる。
登って瞬間すこし遠くにいたオークに気付き、また向こうもこちらに気付いたようで駆けてくるのだった。
「ブモォォォォ!!」
くっ?!猪豚のくせに闘牛みたいな鳴き声しやがって!
距離はギリギリ、すぐに1射、2射
一旦逃げ離れて階段の手すりに隠れつつ3射目!
きっちり三発で消えるオーク。
「はあっ、はあっ…」
足がそこまで早くないのは救いだが…これはキツい。
もう一度2階を覗くと、今度は3匹が見える。
流石に何度も飛び出したりはしてないので突然駆けてくることもないのだけれど。
もう威圧だけでこちらは気が狂いそうだった。
『この世界、魔法や必殺技は…』
ふと、その言葉がよぎる。
何度も試そうとした、そしてうまくいかなかった。
空から降り注ぐ矢の嵐…一撃を強力なものにするタメ攻撃…。
違う、こんなものは幻想でしかない!じゃあ何なら可能なんだ?連射か?
だけどいちいち矢を番えて引く必要があり、少しばかり早くても根本的な解決ではない。
こんなギリギリの戦いを続けていてはいつかやられてしまう、そう思うと気持ちだけが焦ってしまうのであった。
だけれど連射は良い考えだと思うのだ、やりようが何通りか考えられる。
そのうちのどれか一つでもうまくいけば、一度に5連射も可能なのかもしれないのだが。
だけど今はとにかく、目の前のオークどもも相手にしなくてはいけなかった。
『えぇい!』と考えを無理やりまとめる。いやまとまってはいないのだが、これ以上考えても仕方がないと思ったのだ。
「えぇい!とにかく連射だ!矢を番える速度の強化!」
そう簡単に上手く行くはずがない。
ほんのすこし手が早くなったかもしれないのだが、二発目を打つ頃には効果など微塵も感じられず、距離が詰まったまま三発目を射ったら、俺は爆風の衝撃で踊り場の壁に背中を打ち付けるの事になったのだ。
「くっそ…ヒールポーション…」
もう1匹が駆けてくる『ヤバイ!』と思った俺は、すぐさま一階に駆けもどり、オークの足を少しでも遅らせるよう風の魔法を使う。
「ウインド!」
「はぁっ、はぁ…しまったな…泥濘(ぬかるみ)の罠くらい作っておくんだったな…」
アイテム作成スキルで作れる罠の存在は知っていたのだけれど、今は持っていない。
価格が少し高かったこともあるのだけど、なにより足止めが必要な相手とは戦うつもりがなかったのだ。
ある程度オークとの距離が離れたところで赤い矢を放つ。
一撃で仕留められないものかと3本の矢を無理やり番えようとしてみるのだが、当然そんな事ができるはずもなかった。
『……ドーーーーン!』
とにかく1発、考えても上手くいくものではなく、結局普通に射つしかなかったのだ。
そして、とにかく逃げなくてはいけない。オークが追ってくるのだから。
またウインドを使い距離をほんの少し稼ぐ。
『ミラクルでも起こりやがれ!』ただもう神頼み、そんな気持ちで番えてある矢を放つ。
『……ドーーーーン!』
ちゃんと放たれた、その一発は綺麗に当たった。
だがそれだけだった、その後は結局逃げ回るのだ。
いつのまにか砦の外にまで出ている。
そして振り返り、第3射!
ごくごく普通の攻撃は見事命中し、オークは光となる…。
ダメだ、こんなペースでは魔物が復活してしまう…。
「くそっ、俺にも攻撃強化とかがもっとあれ…ば…?」
そうか!
俺は考えを改める、連射も良いし強い必殺技もできるようになるかもしれない…。
だけどもっと純粋に、強くすることを行えば良いのではないか?と。
「よし、エンチャント!」
特定の属性や効果を矢に上乗せする魔法。それは意外にも、誰でも行える事であるそうなのだ。
ただ、通常の魔素の流れとは異なりイメージがし辛いせいで、本人の意図しない効果が生まれたりもするらしい。
俺の願い、いやイメージは簡単だった。
『この矢に可能な限りの強化をしたい』
たとえ1でも2でも、それが俺の限界ならばそこまでしか上がらないだろう。
もうこれ以外の方法は考える事が出来なくなっていた。これ以上は無駄な足掻きなのだ…と、勝手に納得したのもある。
パァっと矢が輝くと、もともと赤い色をした一束の矢は、徐々に黄色くなっていく。
そして最後には青色の矢に変化したのだった。『もしかして俺のエンチャントで爆発の威力が削がれてしまったんじゃあるまいな?』などと思ったものである。
しかも一回のエンチャントで全ての魔力をもっていかれてしまったため、若干目眩がするような感覚にもとらわれる。
基本的には魔力を回復するためにはしばらく休むか、エーテルポーションが必要なのだが、そんな時間の余裕もアイテムも無いので、俺はそのまま進むしかなかったのだ。
再び階段まで進む。
出来上がった青い矢を構え、二階に登り、そこにいた敵へと…放つ。
「グンモォォォオオゥウ!!」
赤ではなく青い炎で爆発がおきると、ともあれ俺はすこしの安堵感を得るのだった。
『よし!ダメージが大きいように感じる!』と思ったのち、しばらく青い炎はオークにまとわりつく。まるで蛇が獲物を締め上げるかのように…
そして、その1匹のオークはそのまま光へと変わっていったのだった。
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