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71話 冒険者サンドラ8
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死者の国、7層。
最近、続けて異変を起こしていた異変の中でも最大のものが階層の増設であった。
この新階層に挑む冒険者たち。
その中にサンドラたちの姿もあった。
経験豊富な技士ドアーティ。
大魔法使いと呼ばれるリン。
沈着冷静な狙撃手オグマ。
そしてそれらを束ねるサンドラ。
いまやサンドラパーティーは短期間で6階層を何度も攻略し、死者の国でもトップ冒険者の一角とされている。
個々人の能力もさることながら、パーティーとして非常に高い戦闘力が評価されていた。
「いいかい、この安全地帯を出たら三叉路がある。ドアーティ、地図を出してくれ」
「ああ、この三叉路だな。中はボス部屋、左は宝箱、右は帰還ポイントだ」
製図のスキルが高いドアーティの地図はかなり精巧なものだ。
サンドラたちも7階層に挑むのは初めてではないし、他のパーティーの情報も入ってきている。
「アイツは手強いでやんすからねえ……ボスより宝箱でいいでやんすよ」
「バカな。最下層のボス部屋の方がいい宝があるに決まっている。報奨金も逃すには惜しい」
リンとオグマが意見をぶつけるがイマイチまとまらない。
それと言うのも、実はサンドラたちは7階層のボスらしき存在と遭遇したことがあるのだ。
その時は情報を持ち帰るために軽く戦い退いたが、並の相手ではなかった。
「アイツはなあ。細かく削るか、高レベルの僧侶で浄化するか、大火力で仕留めるか……一筋縄ではいかん相手だぞ」
「ああ、だけどアタイも挑戦するのがいいと思う。もちろん逃げることも視野に入れてさ」
ドアーティとサンドラもボスに挑むつもりでここまで来た。
だが、とても無策でぶつかれる相手ではないのである。
この7階層のボスは死体ムカデと呼ばれる凶悪なヤツだ。
何百体もの骸が重なり合い、突き出す手足がうごめく様はまるで巨大なムカデのように見えおぞましい姿をしている。
「アイツはデカいだけにパワーがあるし、動きも遅くないぞ。下手な接近戦を挑めば手足に絡みつかれて仲間入りだな」
「ひいいっ、お近づきにはなりたくないでやんす!」
リンが悲鳴をあげるが、本気なのか、ふざけているのか、もしくはその両方か、サンドラには判断がつかない。
「ふん、ずいぶん余裕じゃないか」
「ひひっ、さーせん。深刻ぶるのは苦手でやんす」
リンの飄々とした態度にイラつき、つい嫌味がサンドラの口から出た。
サンドラとて、死体ムカデを思い出しただけで怖気だつのだ。
「俺の狙撃も役には立たんだろう。前に出よう」
「そうだね、ドアーティはリンの護衛と精霊術での掩護。オグマとアタイで前に出る――ただし、気をそらすだけだ。取っ組み合いは禁物だよ」
サンドラが「いくよ!」と激を飛ばすと、皆が一斉に『応!』と気勢を上げた。
もはや迷いはない。
この7階層は安全地帯を出たらすぐに広間に出る。
ここでも武装したスケルトンが出るが、大した敵ではない。
「よし、ぬかるんじゃないよ!」
このフロアは敵の配置がハッキリしており、斥候の役割は少ない。
打ち合わせの通りに直進し、ボス部屋の前に出た。
一見すると勇ましい快進撃。
しかし、サンドラは立ち止まると恐怖で足が動かなくなるのではないかと不安にさいなまれていた。
猛烈な腐臭が鼻につく、すぐそばに死体ムカデがいるのだ。
「リン、アンタが頼りだ。オグマは足を止めんじゃないよ」
「おいおい、俺にはなんにもないのかよ」
緊張するサンドラにドアーティが声をかける。
強敵を前にして笑う肝の太さは経験によるものなのだろうか。
「ふん、つまらないこと言ってないで構えなよ。おでましさ」
見れば死体ムカデの巨体が地表に出たミミズのような奇怪な動きで近づいてくる。
サンドラは生理的な嫌悪感と、本能に訴えかけてくる恐怖で吐き気を感じた。
「行くよっ! 今回は倒すつもりでやってやる!」
「やはり物理で倒すのは無理そうだ。左右にバラけろ!」
サンドラとオグマが散開し、死体ムカデの左右を動き回る。
近づいてみればハッキリと重なる死体が視認できた。
(動くんだ! 当てることよりも当てられない動きだ!)
死体ムカデの動きは意外と素早い。
その巨体をマトモに食らえば痛いではすまないだろう。
死体ムカデは大部屋の天井にぶつかりそうな巨体をくねらせ、体液と腐臭を撒き散らしながら『ビチィ、ビチィ』と聞いたことのない音たてている。
サンドラはまともにぶつからず、着かず離れずで回避に専念した。
ドアーティが精霊魔法で身体強化をしてくれたようで体が軽い。
ほどなくして死体ムカデの近くでドンッと派手に火球が炸裂し、黒焦げになった死体がバラバラと崩れ落ちていく。
近くのサンドラも熱の余波で肌をチリチリと焼かれるほどの火力だ。
「効いてるよっ、もう一発頼む!」
「了解でやんすっ!」
やはり巨体にまともなダメージを通すにはリンの魔法しかない。
死体ムカデもそれを理解したのかターゲットを切り替え、リンに向かっていく。
「オグマっ! リンの前にでるよっ!」
「承知! 俺から仕掛ける!」
オグマが死体ムカデの頭(と言うべきか? 先頭部)にクロスボウを当てると、その部分の死体がポロリと落ちた。
どうやら大きくダメージを加えればそこを切り離すらしい。
「オグマ、見たかい!?」
「ああ、攻撃を加え続ける! やりようはある相手だ!」
敵は1個の巨体ではなく、低級なゾンビの集合体だ――それに気づいたとき、サンドラとオグマに欲が出た。
今までの回避だけではなく、前に出て攻撃を加えるようになったのだ。
そして、そこにリンの魔法も加わりみるみるうちに死体ムカデの巨体を削り続けていく。
(よし、このまま押せる!)
サンドラは盾を構えながら死体ムカデの巨体をギリギリで避け、剣を突き刺した。
剣は表面のゾンビを貫き、結合が解ける。
だがその瞬間、切り離されたゾンビがサンドラの盾に噛りついた。
「うわっ、しまった!?」
油断と言うほどでもない僅かな緩み、そこを衝かれたサンドラの動きが止まる。
次の瞬間、目の前に広がる壁。
それが死体ムカデの巨体だと気づくのは強い衝撃を受けてからだった。
巨体をムチのようにしならせた横殴りの一撃に吹き飛ばされ、続けて打ち下ろし気味の衝撃。
床に叩きつけられたサンドラは、体がバラバラになるような痛みに耐えかね意識を手放した。
◆
「――い、生きてるか?」
「――の水――を使って――」
どこかで誰かが喋っている。
遠いような、近いような、不思議な声色だ。
(……頭を打ったか? 体が、動かない)
意識はあるが、目を開けることもできない。
だが、サンドラを見守る誰かは、わずかに乱した彼女の呼吸に気づいたようだ。
「――し、気つ――みる――」
また、誰かの声がする。
そして次の瞬間、例えようもない刺激臭に思わず体がビクンと反応した。
気つけ薬を嗅がされたようだ。
「やった、気がついたでやんす!」
「おい、無理に体を動かすな。分かるか? ここは7階の安全地帯だ」
リンとオグマだ。
サンドラは介抱されていたらしい。
「ぐくっ、すまないね、ヘマをしちまった」
「気にするな。切り離したゾンビが襲ってくるとは……アレは初見ではかわせん」
オグマの言葉にリンも「うんうん」と頷いている。
「負けたか……ドアーティは?」
「あそこだ。ドアーティさんは殿を務めて手傷を負った。回復の泉で休んでいる」
オグマが示す方に視線を向けると、座り込んだドアーティが軽く手を上げた。
外傷は見えないが顔色は良くない。
「惜しかったでやんすね。もう1回やったら勝てるでやんす!」
「七階層までに稼ぎもあった。ボスの情報もある。黒字にはなるだろう」
口ではサンドラを慰めるリンやオグマも悔しそうな表情は隠しきれていない。
冒険者にとって一番乗りの攻略はあこがれである。
金銭的な報酬もだが、新たな階層を攻略した名誉という箔がつく。
それはつまり、その都市のギルドにとって『大事な仕事』が優先的に回ってくることを意味する。
サンドラは自らのミスで仲間の人生が変わるチャンスを逃してしまったのだ。
「リンの魔法もたくさん使っちまったし、サンドラを回復したら引き上げるとしようか」
「そうだな、肩を貸そう……立てるか?」
ドアーティにうながされ、仲間に肩を借りながら立ち上がる。
それだけで激痛がはしり、腰から下に力が入らない。
どうやら腰か背中を痛めたようだ。
「あぐっ……つうう、すまない。歩けそうもないよ」
「これは手酷くやられたっすねえ」
サンドラはオグマとリンに左右から抱えられるようにして回復の泉に突っ込まれた。
泉に顔を沈めてガブガブと飲む。
全身が、特に腰のつけ根が回復痛でギリギリと痛む。
「痛むだろ? ゆっくりでいいぞ。誰も死なず、欠損もない。失敗のうちに入らんさ」
ドアーティの言葉に「まあね」と応えるが、気分は晴れない。
悔しさのあまり唇を噛むと、血の味がした。
最近、続けて異変を起こしていた異変の中でも最大のものが階層の増設であった。
この新階層に挑む冒険者たち。
その中にサンドラたちの姿もあった。
経験豊富な技士ドアーティ。
大魔法使いと呼ばれるリン。
沈着冷静な狙撃手オグマ。
そしてそれらを束ねるサンドラ。
いまやサンドラパーティーは短期間で6階層を何度も攻略し、死者の国でもトップ冒険者の一角とされている。
個々人の能力もさることながら、パーティーとして非常に高い戦闘力が評価されていた。
「いいかい、この安全地帯を出たら三叉路がある。ドアーティ、地図を出してくれ」
「ああ、この三叉路だな。中はボス部屋、左は宝箱、右は帰還ポイントだ」
製図のスキルが高いドアーティの地図はかなり精巧なものだ。
サンドラたちも7階層に挑むのは初めてではないし、他のパーティーの情報も入ってきている。
「アイツは手強いでやんすからねえ……ボスより宝箱でいいでやんすよ」
「バカな。最下層のボス部屋の方がいい宝があるに決まっている。報奨金も逃すには惜しい」
リンとオグマが意見をぶつけるがイマイチまとまらない。
それと言うのも、実はサンドラたちは7階層のボスらしき存在と遭遇したことがあるのだ。
その時は情報を持ち帰るために軽く戦い退いたが、並の相手ではなかった。
「アイツはなあ。細かく削るか、高レベルの僧侶で浄化するか、大火力で仕留めるか……一筋縄ではいかん相手だぞ」
「ああ、だけどアタイも挑戦するのがいいと思う。もちろん逃げることも視野に入れてさ」
ドアーティとサンドラもボスに挑むつもりでここまで来た。
だが、とても無策でぶつかれる相手ではないのである。
この7階層のボスは死体ムカデと呼ばれる凶悪なヤツだ。
何百体もの骸が重なり合い、突き出す手足がうごめく様はまるで巨大なムカデのように見えおぞましい姿をしている。
「アイツはデカいだけにパワーがあるし、動きも遅くないぞ。下手な接近戦を挑めば手足に絡みつかれて仲間入りだな」
「ひいいっ、お近づきにはなりたくないでやんす!」
リンが悲鳴をあげるが、本気なのか、ふざけているのか、もしくはその両方か、サンドラには判断がつかない。
「ふん、ずいぶん余裕じゃないか」
「ひひっ、さーせん。深刻ぶるのは苦手でやんす」
リンの飄々とした態度にイラつき、つい嫌味がサンドラの口から出た。
サンドラとて、死体ムカデを思い出しただけで怖気だつのだ。
「俺の狙撃も役には立たんだろう。前に出よう」
「そうだね、ドアーティはリンの護衛と精霊術での掩護。オグマとアタイで前に出る――ただし、気をそらすだけだ。取っ組み合いは禁物だよ」
サンドラが「いくよ!」と激を飛ばすと、皆が一斉に『応!』と気勢を上げた。
もはや迷いはない。
この7階層は安全地帯を出たらすぐに広間に出る。
ここでも武装したスケルトンが出るが、大した敵ではない。
「よし、ぬかるんじゃないよ!」
このフロアは敵の配置がハッキリしており、斥候の役割は少ない。
打ち合わせの通りに直進し、ボス部屋の前に出た。
一見すると勇ましい快進撃。
しかし、サンドラは立ち止まると恐怖で足が動かなくなるのではないかと不安にさいなまれていた。
猛烈な腐臭が鼻につく、すぐそばに死体ムカデがいるのだ。
「リン、アンタが頼りだ。オグマは足を止めんじゃないよ」
「おいおい、俺にはなんにもないのかよ」
緊張するサンドラにドアーティが声をかける。
強敵を前にして笑う肝の太さは経験によるものなのだろうか。
「ふん、つまらないこと言ってないで構えなよ。おでましさ」
見れば死体ムカデの巨体が地表に出たミミズのような奇怪な動きで近づいてくる。
サンドラは生理的な嫌悪感と、本能に訴えかけてくる恐怖で吐き気を感じた。
「行くよっ! 今回は倒すつもりでやってやる!」
「やはり物理で倒すのは無理そうだ。左右にバラけろ!」
サンドラとオグマが散開し、死体ムカデの左右を動き回る。
近づいてみればハッキリと重なる死体が視認できた。
(動くんだ! 当てることよりも当てられない動きだ!)
死体ムカデの動きは意外と素早い。
その巨体をマトモに食らえば痛いではすまないだろう。
死体ムカデは大部屋の天井にぶつかりそうな巨体をくねらせ、体液と腐臭を撒き散らしながら『ビチィ、ビチィ』と聞いたことのない音たてている。
サンドラはまともにぶつからず、着かず離れずで回避に専念した。
ドアーティが精霊魔法で身体強化をしてくれたようで体が軽い。
ほどなくして死体ムカデの近くでドンッと派手に火球が炸裂し、黒焦げになった死体がバラバラと崩れ落ちていく。
近くのサンドラも熱の余波で肌をチリチリと焼かれるほどの火力だ。
「効いてるよっ、もう一発頼む!」
「了解でやんすっ!」
やはり巨体にまともなダメージを通すにはリンの魔法しかない。
死体ムカデもそれを理解したのかターゲットを切り替え、リンに向かっていく。
「オグマっ! リンの前にでるよっ!」
「承知! 俺から仕掛ける!」
オグマが死体ムカデの頭(と言うべきか? 先頭部)にクロスボウを当てると、その部分の死体がポロリと落ちた。
どうやら大きくダメージを加えればそこを切り離すらしい。
「オグマ、見たかい!?」
「ああ、攻撃を加え続ける! やりようはある相手だ!」
敵は1個の巨体ではなく、低級なゾンビの集合体だ――それに気づいたとき、サンドラとオグマに欲が出た。
今までの回避だけではなく、前に出て攻撃を加えるようになったのだ。
そして、そこにリンの魔法も加わりみるみるうちに死体ムカデの巨体を削り続けていく。
(よし、このまま押せる!)
サンドラは盾を構えながら死体ムカデの巨体をギリギリで避け、剣を突き刺した。
剣は表面のゾンビを貫き、結合が解ける。
だがその瞬間、切り離されたゾンビがサンドラの盾に噛りついた。
「うわっ、しまった!?」
油断と言うほどでもない僅かな緩み、そこを衝かれたサンドラの動きが止まる。
次の瞬間、目の前に広がる壁。
それが死体ムカデの巨体だと気づくのは強い衝撃を受けてからだった。
巨体をムチのようにしならせた横殴りの一撃に吹き飛ばされ、続けて打ち下ろし気味の衝撃。
床に叩きつけられたサンドラは、体がバラバラになるような痛みに耐えかね意識を手放した。
◆
「――い、生きてるか?」
「――の水――を使って――」
どこかで誰かが喋っている。
遠いような、近いような、不思議な声色だ。
(……頭を打ったか? 体が、動かない)
意識はあるが、目を開けることもできない。
だが、サンドラを見守る誰かは、わずかに乱した彼女の呼吸に気づいたようだ。
「――し、気つ――みる――」
また、誰かの声がする。
そして次の瞬間、例えようもない刺激臭に思わず体がビクンと反応した。
気つけ薬を嗅がされたようだ。
「やった、気がついたでやんす!」
「おい、無理に体を動かすな。分かるか? ここは7階の安全地帯だ」
リンとオグマだ。
サンドラは介抱されていたらしい。
「ぐくっ、すまないね、ヘマをしちまった」
「気にするな。切り離したゾンビが襲ってくるとは……アレは初見ではかわせん」
オグマの言葉にリンも「うんうん」と頷いている。
「負けたか……ドアーティは?」
「あそこだ。ドアーティさんは殿を務めて手傷を負った。回復の泉で休んでいる」
オグマが示す方に視線を向けると、座り込んだドアーティが軽く手を上げた。
外傷は見えないが顔色は良くない。
「惜しかったでやんすね。もう1回やったら勝てるでやんす!」
「七階層までに稼ぎもあった。ボスの情報もある。黒字にはなるだろう」
口ではサンドラを慰めるリンやオグマも悔しそうな表情は隠しきれていない。
冒険者にとって一番乗りの攻略はあこがれである。
金銭的な報酬もだが、新たな階層を攻略した名誉という箔がつく。
それはつまり、その都市のギルドにとって『大事な仕事』が優先的に回ってくることを意味する。
サンドラは自らのミスで仲間の人生が変わるチャンスを逃してしまったのだ。
「リンの魔法もたくさん使っちまったし、サンドラを回復したら引き上げるとしようか」
「そうだな、肩を貸そう……立てるか?」
ドアーティにうながされ、仲間に肩を借りながら立ち上がる。
それだけで激痛がはしり、腰から下に力が入らない。
どうやら腰か背中を痛めたようだ。
「あぐっ……つうう、すまない。歩けそうもないよ」
「これは手酷くやられたっすねえ」
サンドラはオグマとリンに左右から抱えられるようにして回復の泉に突っ込まれた。
泉に顔を沈めてガブガブと飲む。
全身が、特に腰のつけ根が回復痛でギリギリと痛む。
「痛むだろ? ゆっくりでいいぞ。誰も死なず、欠損もない。失敗のうちに入らんさ」
ドアーティの言葉に「まあね」と応えるが、気分は晴れない。
悔しさのあまり唇を噛むと、血の味がした。
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