森蘭丸の弟、異世界に渡る<本能寺から異世界へ。文化も人体も違うところで色々巻き込まれ、恋も知る?>

天知 カナイ

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三章

影の葉 そして統都でのアヤラセ

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聖タイカ合国。
リンクウ大陸の西側を占める国で、元はカタイ、イーガ、聖樹の三民族がバラバラに統治していたものが、600年ほど前に何かのきっかけで統合された国だとされている。今はほとんどの民族が混ざっているので純血の民族はほぼおらず、政治形態は貴族院とそこから選出された合国主による共和制の国だ。
何よりも有名なのは、聖都カ・ジュにある大子果樹で、他国人への子果授けは受けないが見学ができるということで旅行客も多い。
ゴリキ統治国はゴリキのリキシャがバランスよく人口に散っているが、聖タイカはレイリキシャが一番多く人口の60%ほどを占めている。次にマリキシャが多く20%程度、その他のヨーリキ、キリキ、シンリキがそれぞれ11~13%ほどだ。ムリキシャはやはり一番少なく、人口の2%ほどしかいない。

そんな聖タイカ合国の聖都カ・ジュにある、大きな屋敷の中で怒号が響いていた。
「何をしに潜入してきたんだお前たちは!」
怒鳴りつけられている一団は、跪いたままみな一様に顔を伏せている。それぞれ違った格好をしているが、旅の後のように埃にまみれているのだけは共通している。
こぶしをわなわなと握りしめ、額に青筋を立てているのはレイリキシャで貴族院の上院士であるク・レンだ。五年前に引退したシンシャから上院士を受け継いだ貴族だが、レイリキには恵まれていない。
怒鳴りつけられていた一団の首領である、ファ・ロンが下を向いたまま低く声をあげた。
「‥‥大変、申し訳ありませんが、随分早い段階でゴリキのものに目をつけられ、捕まらないように必死に動く羽目になった結果です。‥こちらを優先する、という縛りがなければもう少し・・」
そう言いかけたファ・ロンの顔を、遠慮なく下から固い靴で蹴り上げた。ファ・ロンはそのままどさりと横に倒れ込んだ。口のなかが熱い。血の味もするからおそらく切っているだろう。ゆっくりと体勢を立て直し、こぶしで口のはたをぬぐってからまた跪く。
ク・レンは苛立たし気にドン、と机を叩いた。
「言い訳を聞いてるんじゃないんだ!結局カベワタリはまた子果清殿の奥に囲われてしまったんだろう?!これからどうやって引きずり出すつもりなんだ!」
またそう言って怒鳴りつけられ、ファ・ロンの隣にいたヒトが何か言いかけるそぶりを見せたが、ファ・ロンは手で制して黙らせた。
「申し訳ありません。‥ですが、当分は警戒も強く、こちらに連れ去るのは現実的ではないかと考えます」
「お前たちが無能なせいでな!」

ク・レンは苛立たしげに言い捨て、ドカッと豪華な飾りのついた椅子に座った。
貴族院の中には上院と下院があり、上院は代々世襲である貴族の上院士がなり、下院は高額納税者を中心とした市民の下院士がなる。
世襲の貴族たちは大体土地を多く持っており、資産も多いのだが特にコウリキシャに恵まれるという訳ではない。そもそもコウリキシャが生まれるかどうかは全くの運なのだ。
それでも貴族の中ではリキシャたりえるかの探り合い、優位性の取り合いが行われる。あまり、というかリキシャとも呼べぬほどのレイリキしか持たないク・レンは、生まれ持った自尊心を何度も貴族院上院の中で傷つけられ、いつも苛々していた。
そんな時、「気読み」が行われカベワタリの出現が宣言された。無論保護のため国は動いたが、その時が自分に巡ってきた大きな好機だとク・レンは思った。
「影の葉」を動かすのなら、ファ・ロンが首領である「二の葉」を動かしその成果を横取りして自分のレイリキを増大させればいい。
そう考えたのだ。
そのために少なくないカネをばらまき、「二の葉」を動かすことに成功した。このままカベワタリを探し出し、自分のところに連れてこさせれば万事うまくいくと思っていたのに、「二の葉」は失敗した。カベワタリはますます厚い保護の壁に囲われてしまった。

「これではまだまだ、ティ・ロアをお前に返すわけにはいかないな」
ク・レンは下卑た嗤いをファ・ロンに向けた。ファ・ロンは何も言わずただ下を向いたままだ。
ファ・ロンとティ・ロアは一つ実ふたごである。十歳の時奴隷として闇市場で売り出されていたのをク・レンのシンシャが買い上げた。二人の住んでいた小さな集落は、子どもに恵まれていたおかげで盗賊に狙われ、子どもを除いたシンシャたち全員が皆殺しにされたのだった。ティ・ロアは十歳の頃から美しく、盗賊たちは喜んで闇の奴隷市場に並べた。一緒でなければ死ぬとティ・ロアが泣き叫ぶので仕方なくファ・ロンも一緒に売ったのだ。
身体ががっしりしていたファ・ロンは、そのまま国の諜報機関「影の葉」へと引き渡され、諜報者としての訓練を受けることになった。不幸なことにファ・ロンにはその才能があり過酷な訓練を生き抜いた。
一つ実ふたごは、生まれた時から人生をともにするせいで結びつきも強く、多くの場合はそのまま伴侶になることが多い。ティ・ロアとファ・ロンも伴侶になろうと幼い時から誓い合っていた。
だが、ク・レンのシンシャはティ・ロアの美しさを喜び自分の性奴隷にした。無論ティ・ロアが承知するはずがないからパルーラを使ったのだ。ティ・ロアは十四歳の時に穢された。ファ・ロンはその時怒り狂って「影の葉」を脱走しようとし、半殺しの目にあわされた。ティ・ロアはファ・ロンの身の安全のために自分の状況を受け入れた。
それから、もう二十六年になる。
パルーラではなかなか心を開かなかったティ・ロアだが、パルーリアというもっと酷い薬が五、六年前から流通するようになり、それを使われ出してティ・ロアの精神は今や壊れかけている。それでも年に一度だけ会わせてもらえることと、いつかは解放するという信のない言葉だけを頼りに二人は生きてきた。
今回のカベワタリ捜索でうまく見つけ連れてくることができるなら、ティ・ロアを返すと言われていたのだ。
ただでさえティ・ロアを返すつもりのなさそうな卑劣なク・レンが、この失態を許すはずはない。

ファ・ロンは胸の奥にずっと劫火を燃やしてきた。十歳の時から三十年、ずっとだ。親たちを殺した盗賊に、自分たちを売った奴隷商人に、自分たちを踏みにじり続けるク・レン親子たちに。
いつかこいつらを全員殺しティ・ロアを奪い返すと心に決めて、三十年の「影の葉」である人生を送ってきた。盗賊たちは二十五の年までに全員居場所を突き止め、一人ずつ首を斬り飛ばし殺した。奴隷商人は三十二歳の時にようやく居場所を突き止めた後その家の壁に吊るしてやった。
そして、未だク・レンは知らないが昨日の夜、ク・レンのシンシャもいたぶり苦しめた後に陰裂レムから身体を引き裂いて殺してやった。

苛々とした様子を隠さずぶつぶつと何か呟いているク・レンを見ながら、ファ・ロンはゆっくりと部下に手信号を送った。部下は視認できないくらいの緩慢な動きを始める。
ク・レンは全く気付くことなく今はファ・ロンを罵り続けている。部下が二人、部屋から出たところで、ゆっくりとファ・ロンは立ち上がった。その許可を出していないク・レンはむっとしてファ・ロンを押さえつけようとして言った。
「何だお前!私の前で立ち上がっていいと思っているのか!」
ファ・ロンは押さえつけようと自分の胸に伸ばされたク・レンの腕を掴みギリギリとひねり上げた。容赦のないその振る舞いにク・レンは悲鳴を上げた。
「ぎゃあッ、何する、やめろ貴様、こんなことして‥」
「許されるさ」
そう言い放ち、ファ・ロンはひねり上げたその手をぐいと回して、ボキリとク・レンの腕の骨を折った。ク・レンは激痛に転びまわり、うるさい悲鳴を上げ続けている。
ク・レンの侍従が驚いて駆け寄ろうとしたのを部下が羽交い絞めにして首元を打ち、昏倒させた。そのままずるずると引きずって外へ連れていく。
その間に騒いでいるク・レンの脚を踏み、拘束をかけたのは「二の葉」副首領の男だった。
「いい、痛いいい、きさ、まああ、何をする、ぎいい」
「殺すんだよ」
短く答えた副首領の言葉に、一瞬痛みも忘れク・レンは唖然とした。
「ななな、何、を‥」
拘束された脚を、ファ・ロンは重い長靴でガン!と踏みつけた。ぐじゃり、という鈍い音がしてまたク・レンは汚い悲鳴を上げ激痛に転げ回った。そのク・レンの白く長い髪を乱暴に掴んで顔を上げさせる。涙と鼻水で汚れた顔に、ファ・ロンは精悍な顔を近づけ、低い声を出した。
「お前の命令に従うのはもう終いだ。これまでの恨みを思い知れ。ここにいない、ティ・ロアの分までさんざんお前を苦しめいたぶってから殺してやる。ああ、お前のシンシャは昨夜殺した。どんな死に方をしたか、知りたいか」
地の底から這い出てくるような低く恐ろしい声だった。そこに至ってようやく、ク・レンは目の前の男があの厳しくも恐ろしい諜報機関で三十年を生き抜き、一団の首領にまで上り詰めた男だということに気づいた。
「あいつは獣にさんざんいたぶらせて、陰裂レムから引き裂いてやったよ。臓物まで腐ったような臭いのする奴だった。‥お前はどうかな?」
出ていった二人の部下が戻ってきた。手に太い綱とそれに繋がれた何かを伴っている。
ク・レンはその何かを見て戦慄した。
マグダレア。[性交狂い]と呼ばれるけだものだ。種類を問わず生き物を犯しおのれの卵を産み付けて孕ませる。産み付けられた卵は宿主の栄養を吸って育ち、その腹を食い破って孵化をするのだ。〔性交狂い〕とは、卵を産み付けるために少なくとも一日中寄生主を犯し尽くすことから来た呼び名である。
ぐるる、とマグダレナの喉から唸り声がした。その茶褐色の鬣は、一部が赤く染まっていて発情期であることを示していた。
「ひ・・!やめ、やめろ、こ、このわたしに、ひ、ぎゃあああ!」
部下がク・レンに向けてマグダレアをけしかけた。二匹のけだものは血の匂いのするク・レンへと喜び勇んで襲いかかった。一匹が手足を抑え込み、もう一匹が衣服を噛み破って陰裂をむき出しにしてそこに凶悪な陰茎をぶち込んでいく。あまりの陰茎の大きさにク・レンの陰裂からは血が噴き出している。
表情もなくその陰惨な様子を眺めているファ・ロンに副首領が近づいた。
「首領、ようやくここまで来ましたね」
「ああ」
「ティ・ロア様は隠し場所に移動させてあります。‥ですがやはりパルーリアの影響がひどく‥」
「わかっている」
ク・レンを殺すことで、この貴族家門は無くなるだろう。そこに取って代わりたい市民下院士の一人の支援も受けてこの凶行に及んでいる。ファ・ロンの私怨もあったが、それだけでここまでの事はし遂げられない。
どこまでも計算ずくで計画をやり抜く首領に、「二の葉」の構成員は心酔している。諜報員はみな似たような経歴を持っており、この首領の苛烈さに憧れてさえいるのだ。
とりあえずのファ・ロンの復讐は成し遂げられた。だがそれはまだ終わりではない。
あの悪魔の薬、パルーリアの開発者。
そいつを殺すまでが、ファ・ロンの復讐なのだ。
そいつを見つけ出す前に、まず上からの指令を果たさねばならない。
次の手立てを頭の中で組み立てながら、ファ・ロンは豪華な椅子に腰かけク・レンのもがき苦しむさまを見ていた。




アヤラセは書類をまとめ、ふうと息をついた。統主なんて好き好んでやりたい奴はいるのだろうか。まだ受け継ぎの段階だというのに、やるべきことや覚えるべきことが多すぎて、日々それに追われている。
だが、今はその方がよかった。
時間が空くと、すぐにリキの事を考えてしまう。今何をしているだろう、鍛錬をやっているだろうか、子果樹の世話をしているのだろうか、食べられているだろうか。
笑えているだろうか。
そこまで考えて、ぶんぶんと頭を振った。考えていても仕方がない。今は自分にできることをやるしかない。
いつか、少しでも余裕ができたらまた会いに行きたい。自分の事を覚えていなくても、また一からリキとの関係を築きたい。
たとえ、それが伴侶に結びつかなくても。
アヤラセは、おそらくユウビががっちりとリキを囲い込み自分に心を許させはしないだろうと考えていた。アヤラセの存在さえなければリキがあそこまで苦しむことはなかったかもしれないのだ。あのリキのための生き物は、その事を鋭く見抜いているように思った。
そしてリキに対するあの態度。‥リキに会ったばかりの頃の自分を見ているようだった。吸い寄せられるようにリキに惹かれ、守ろうとし、側で慈しむ。
あの生き物は、リキを伴侶として捉えている、とアヤラセは思っている。
だが今の自分ではそれを阻めない。それに、リキは今ユウビを必要としているように見えた。
今はまだ、リキのそば近くに行くときではない。とにかく一度魔力統主になると決めたからには、そのために必要なことをやらなければと考えていた。
後ろから、キイ、と扉があく音がした。こつ、とん、こつ、とんと静かな足音がする。
「アヤラセ、進んだかい?」
そこには黒髪を長くのばし、杖を突いて立っているフィオナの姿があった。
現魔力統主、フィオナ。
当代きってのマリキを持ち、生物研究やマリキ治癒の権威でもあり、老獪な政治家でもある。ただ、今年163歳になる高齢のマリキシャでそろそろ引退したいと150歳を過ぎたころから毎年口癖のように言っていた。
だがその後を引き継げるようなマリキのコウリキシャがなかなか見つからず、後継探しは難航していたのだ。アヤラセが十歳になった時、その能力から期待をされていたが本人があまり乗り気でなかったことやライセンの事件があったことなどで流れてしまっていた。
ところが今になって引き受けるという。恐らくはランムイが何か企んで、アヤラセをその気にさせたのだろうとフィオナは睨んでいたがランムイは涼しい顔で「本人の意思ですよ」とうそぶいている。
アヤラセにも聞いてみたが、「自分の意思だ」と言い張るのでそのままにしている。だが、この若者が政治の世界に向いていないことはフィオナの目から見ても明らかだった。能力はあるが、如何せん真っ直ぐで心根が正直すぎる。時には平気で嘘をつき、その場をやり過ごす図々しさがなければ政治家などやっていられない。
このまま魔力統主になったとしても長くは持たないだろう、というのがフィオナの見立てだった。
ランムイによれば「一時しのぎでいいんですよ、他にも人材を探していますから」ということだったが、あの神力統主は自分の意に沿った動きをするヒトでなければ受け入れないだろうから、そうそう見つかるかどうか。実際、フィオナのところには次代の候補として何人かが他の統主や官僚などから寄せられており、アヤラセのほかにも今は二人が候補として受け継ぎ作業をしているところである。
だからこそ、ランムイが焦っていたとも言えよう。

「書類はとりあえず全部捌きました。‥北部は難しいですね、マリキシャというか医師が少ない」
フィオナは付き添いに茶を淹れるよう頼んでから、アヤラセの向かいにゆっくりと腰を下ろした。フィオナの見た目は五十代ほどにしか見えないが、その身体の動きは年々鈍くなってきているのを感じている。
「アヤラセは何でも処理が早いね。頭の回転がいいんだな」
「ありがとうございます。‥この仕事に向いているかどうかはわかりませんが」
「腕も立つと聞いているよ。‥退異師も二位まで上がっていたとか」
「いえ、そこまでは・・」
アヤラセは言葉を濁した。退異師は確かに自分に向いている仕事だったと思うが、好きなのは医師の仕事だ。あまり退異師として評価してほしくはない。そんなアヤラセの逡巡を見透かすかのようにフィオナは笑った。
「くくくっ、お前は医師の仕事が好きだったんだね。‥悪いね、こんなところに引き込んでしまって」
「いえ。これは自分で決めたことですから。‥色々とご指導をいただきありがとうございます」
折り目正しく自分に接するこの若者に、フィオナは優しく声をかけた。
「アヤラセ、本当にお前がそう思って頑張っているのはわかる。だから大丈夫だ」
そういって付き添いの入れた芳醇なお茶を一口飲んで頷き、アヤラセにも飲むように勧めた。上品に茶を喫する若者の様子を見ながら、政治家には向いていないが、ヒトの上に立つ資質があるからこそランムイは惜しいのだろうと考えていた。
「恐らくは、次代はお前に決まると思う。だが引き続き他の候補者も受け継ぎをさせるし、探す。そう長いこと統主の地位にお前を縛り付けるつもりはないよ」
そう話すフィオナに、アヤラセは少し驚いた様子だった。フィオナはかなりランムイに近い立場の統主だと聞いていた。であれば、ともかくいうことを聞かせやすい自分を統主に据えておきたいのかと思っていたのだ。
だが、今のフィオナの言葉からはそういった思惑が見えない。戸惑った表情を浮かべるアヤラセの顔を見て、またフィオナは喉奥でくくくっと笑った。
「そこ、そういうところだよ。・・思ったことが全部顔に出る素直なお前は、政治に向かない。ランムイだってわかっているはずさ。それに心に屈託もありそうだ」
目を細めるフィオナに、アヤラセはいたたまれない気持ちになった。決して片手間に取り組んでいたつもりはないのだが、フィオナにはそう見えてしまっていたのだろうか。少なくない時間を自分に割いてもらっているという自覚があるだけに申し訳ない気持ちが立つ。そんなアヤラセを見てとうとうフィオナは、ははは、と声を出して笑いだした。
「はは、ああ、アヤラセ気にするな、責めている訳じゃない。本当にお前は素直だなあ。‥私はただ、お前の将来をお前の為に使ってほしいと思っただけだ。とはいえ、いましばらくはお前の時間をもらわないとならないが」
そういって笑いすぎて涙の滲んだ目元をぬぐい、付き添いに何やら合図をする。付き添いはワゴンに乗っていた書類と印璽をまとめてアヤラセに渡した。
「さっきの北部の話だけどね。西部の医師連会から何人か出してもらえるということだ。お前申し訳ないが、西部医師連会に行って適切な人材を選抜してきてくれないか。それから北部の医師連会の立て直しも一緒に頼む。色々文句を言うやつも出てくるだろうから、困った時にはその簡易統主印璽を見せるといい」
「わかりました」
とうとう現場に出ての折衝が始まるのだ。気を引き締め、渡された書類と印璽を見つめた。その顔をほほえましく眺めながら、フィオナはまた茶を飲んだ。

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