異能が支配する世界で

ネコ山田 

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第一話 失われたもの

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第一話 失われたもの

2200年 日本 東京都 町田市 

天羽大和「行ってきます父さん!」

天羽大翔「おう!いってらっしゃい!あ、そうだ大和これプレゼントだ。」

大和「なにこれ?」

大翔「まぁ明日になったら開けてくれ、いいな!明日だぞ!」

大和「あ、うん、、って時間だ!行ってきます!」

8月中旬中学2年生の天羽大和は元気良く部活へ向かっていった。

大和「おはよう!」

山崎花蓮「おはよう!」

二人は同じ剣道部に所属しており今日も部活に向かうため朝から待ち合わせをしていた。

花蓮「今日は1日練だよね」

大和「そうだね、四時に終わるから5時には家に着けるかな。」

花蓮「そうだね!」

大和「今日は母さんの命日だから早く帰らないと」

花蓮「そっか、、おばさんが亡くなってもう8年だよね、、それにお兄さんも未だ行方不明者だし、、」

大和「ん、、、、、とりあえず!頑張って部活やろう!」

花蓮「うん!」

四時半 下校路

花蓮「じゃあここでね」

大和「うん、またね!」

花蓮「また明日!」

大和は花蓮と別れた後花屋により母の命日の花を買った。

大和「さぁ、帰ろう」

大和が家に向かっていると

通行人「あっちの方で火事があったみたい」

通行人「そうらしいですわ!」

通行人「あれって天羽さんの家?」

通行人「そうよ!」

大和「え!?そんな!」

ゴォォォォォォ!!!

大和「父さん!!父さん!!」

警官「危ないから下がって!」

大和「離せよ!父さんが!!父さんがいるんだ!」

警官「だめだっての!」
 
大和「父さん!!!!」

PM8:00 天羽家 全焼 行方不明 1人

大和「父さん、、、」

警官「君のお父さんは、、残念だけど、、、」

警官「炎が強すぎて遺体すら見つけられない可能性が高いらしい。」

警官「そうか、、、この子に伝えるのは落ち着いてからにした方がよさそうだな、、、」

警官「ちょっと!なんですかあなた達は!」

警官の制止を振り切って女性と彼女の秘書のような男が火災現場に入ってくる。

警官「止まりなさい!!警察関係者なら所属と身分を答えてください」

謎の女「私は警視庁の異能対策部・部長兼・対異能特別室・室長の荒木明と言う。その少年に話がある身柄を渡してもらおう」

警官「異能対策部って、、あの、、しかし!彼は父親を亡くしたばかりです!せめて日を改めるなど!気を遣って」

荒木「ふむ、もっともな意見だ、だが出来ないんだ。早急に確認したいことがある少年よついて来てくれるね?」

大和「はい、、」

大和と荒木は車の中へ移動した。

荒木「単刀直入に聞こう、君は君の父親の職業を知っているかね?」

大和「え、父は画家ですが、?」

荒木「やはり知らないか、、、まぁ無理もない、」

大和「え?」

荒木「隠す必要もないだろう、、君のお父さんは日本異能対策部の人間だったんだ。」

大和「は?父さんが、、、警察組織の一員!?」

荒木「そうだ、そして大翔さん、いや、君の父親は、我らがチームのエースだった人物だ。」

大和「エ、エースって、、父さんが?」

荒木「そうだ、しかし彼は引退したんだ、君のために」

大和「僕のため、、?」

荒木「君の父は日本最大の異能犯罪組織「妖《あやかし》」のリーダーと戦ったことがあるんだ。」

大和「それと僕に何の関係が?」

荒木「君の父である大翔さんはとてつもないくらい強い異能使いでね、、そのリーダーと交戦し逮捕こそは出来なかったものの瀕死にまで追い込んだんだ。」

大和「と、父さんが、、」

荒木「しかし、大翔さんも無傷だったわけではない、、異能が使えないほどの傷を負ってしまったんだ。」

大和「え、じゃあ2年前の事故にあったっていうのは!」

荒木「そうだ、その時の怪我だ。大翔さんはその怪我をしたことにより、普段ほったらかしにして寂しい思いをさせてきた君のために引退を選んだ。」

大和「そ、そうなんですか、、父さんが」

荒木「それに、大翔さんに復讐してくる可能性があるその時一番大翔さんの弱点となるのが君だよ。」

大和「ぼ、僕が、、弱点」

荒木「そうだ、、君を守る意味も込めての引退だ。そして、我らも警護をつけていた。しかし、、、役に立てなかった。」

大和「そ、それで、他に目的があるんですよね?わざわざ父さんの過去を話すためにきたわけではないですよね?」

荒木「あぁそうだ、私たちはある探し物をしているんだ。」

大和「探し物、、ですか、、?」

荒木「そうだ、君の父の異能の」

部下「荒木室長!それ以上は!」

荒木「よい、この子も父親が殺された理由も知らないで、はいそうですかと引き下がれるわけもない」

部下「し、しかし!」

荒木「いいから!貴様は周りの警戒をしろ」

部下「はっ、」

荒木「話を戻すとだね、一部の異能は所有者が死亡すると物として残ることがあるんだ。」

大和「は、はぁ、、てことは父さんの異能も?」

荒木「そうだ、異能が物となった物を使用するとその異能を得ることができる。まぁ遺物とでも呼ぼうか。君のお父さんの異能は異能が現れたはるか昔から代々受け継がれてきたものでね、、」

大和「な!それじゃあ父さんは!」

荒木「そうだ、これは予測に過ぎないが君の父を殺したのは妖のリーダーに間違いない。君のお父さんの異能はとても貴重で強力なものだからね、奴らとしても喉から手が出るほど欲しいのさ。」

大和「そんな、、」

荒木「そもそもいくら異能が使えないからとはいえ、神力《じんりょく》まで使えなくなったわけではない、、だからそこら辺の異能使いに負けることはまずない、、この現場に残っている残気からみて幹部と大翔さんの異能を奪いにきたのだろう、」

大和「じゃあ早くその遺物を探さないと!」

荒木「そうなんだ、その遺物はおそらく仮面だと思うんだがな、」

大和「仮面、、とりあえず探してみましょう。」

そこから夜が明けるまで仮面の捜索を進めたが見つけることはできなかった。

荒木「仕方がない、、捜索はまた別日に行うことにする、、君は泊まるところはあるのか?」

大和「いや、ありません、祖父も北海道に住んでいますからすぐには来れないでしょうし、、」

荒木「ならこのホテルに泊まるといい、手配しておいた、後何か発見したり思い出したりしたら、ここに連絡を」

大和「あ、ありがとうございます、、、。」

翌日 9時50分 ニューホルダーホテル 906号室 

大和「はぁ、、、父さん、、僕これからどうしたら、、、」

大和はベットに寝転がっていた。

大和「とりあえず、コンビニにでも行こう、、何か食べなきゃ、、、」

大和(母さんも兄さんも父さんも、、みんないなくなっちゃった、、昨日の夜に散々泣いた、、涙も枯れた、、でも、この悲しみは消えない、、)

大和が悲しみに打ちひしがれながらコンビニへと向かっていると。

ガシャーーーーンッッッ!!

通行人「きゃぁぁぁぁーー!!、」

老人「な、ナイフを持っとるぞ!」

山﨑透「うぁぁぁぁ!!!!みんな殺してやる!殺してやるー!!」

女子高生「に、にげなきゃ!」

大和「な、なんだ!不審者!?」

ナイフを振り回す男から逃げる人の波に押されて大和は思うように進めずにいた。

男「お、おい!女の子が!!」

山﨑透「最初はお前だ、、女ぁぁぁぁ!!」

山田ゆみ「い、いや、た、たす、たすけて、、」

野次馬「だ、誰か助けに行けよ!」

野次馬B「そーだよ!誰か!」

野次馬C「いやだよ俺が死んじまう!」

山﨑透「はぁはぁ、、死ねぇ!!!」

山田ゆみ「きゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

ガギンッ!!

山崎の振り下ろしたナイフは山田ゆみには刺さらず地面に衝突した。

山崎「誰だ!」

大和「大丈夫ですか!?」

山田ゆみ「あ、ありがとう、、」

通行人「ナイスだ坊主!」

通行人達「すごーい!いいぞ!よくやった!」

警官「動くな!ナイフを捨て両手を上げろ!」

そこにやっと到着した警官が銃を構え山崎に手を上げるように迫った。

通行人「そーだそーだ!お縄につけ!」

通行人達「大人しくしろよ!」

女「さっさと撃っちゃえよ!」

山崎「くそ!くそ!いつも!いつも!みんな俺を馬鹿にしやがって!、、く、く、く、そ、くそくそくそくそくそくそくそくそ、くそぉぉぉぉ!!!!!!」

山崎が叫んだ瞬間山崎の体から黒い光が溢れ出す。

山崎「うああああ!!、コ、コロ、スゥゥゥゥ!!!」

警官「な、な、これは!!、うわぁぁ!」

ブシュゥゥゥゥゥーーー!!!!

警官B「なっ!くそ!至急異能対策部に応援を!!おうえ」

ブシュブシュ!!

通行人達「きゃぁぁぁぁ!!!化け物だ!」 「モンスターになったぞ!」 「に、にげろ!」

山崎「ウガァァァァ!!!」

大和(ど、どうすれば!僕も逃げた方がいいのか!、いや、逃げなきゃ!、、って、あれ)

大和視線の先には、モンスターの攻撃を受けて怪我して動けない人たちで溢れていた。

大和(いいのか、逃げて、、人を見捨てていいのか、、父さんや母さんや兄さんだったらどうする、、)

ボガンッッ!!!バガーーンッッ!

人々「きゃぁぁぁぁ!!!」「うわぁぁぁ!!」

大和(みんなならきっと!!)

少女「きゃぁぁぁぁ!!」

ガギャンッッ!!

モンスター「ゔゔゔ?」

大和「はぁはぁはぁ、、早く逃げて!」

少女「う、うん、ありがと!」

少女の母「早くきなさい!」

大和「はぁはぁ、、何やってんだろな、、体が動いちゃうなんてさ、、」

モンスター「ゔぁぁぁぁ!!!!」

ブォン!!!  

大和「あぶね!」

大和はモンスターの攻撃を躱し剣道で言う突きを放つ

ドンッッッ!!!

モンスター「.............キシャァァァァ!!!!」

メキャ!

大和「うわぁぁぁぁ!!!」

ドサッ

モンスターはヤマトの持っていた鉄パイプを握りつぶすとと大和を壁に突き飛ばした。

大和「うう、、」(い、痛い、、もう動けない、、)

大和は薄れゆく意識の中昨日の朝のことを思い出す
~今朝~

大和「あ、うん、、って時間だ!行ってきます!」

大翔「大和!!」

大和「なんだよー!遅刻しちゃうよ」

大翔「その中の物はきっとお前がピンチの時に助けてくれるはずだ。だから絶対に無くすなよ」

~現在~

大和「父さん、、」

大和は薄れゆく意識の中自分のリュックの中からプレゼントと言われて渡された包みを開けていく。

大和(何が入ってるかは分からない、、でも、ピンチの時助けてくれるなら、、今開けるべきだよね、、)

ビリビリ、、、パカ

大和「なんだこれ、、仮面??」

ピカァァァァァァァァ!!!

大和「うわぁぁぁぁ!!!」

大和は眩い光に包まれ目を開けると真っ白い世界に立っていた。

大和「こ、ここは?」

???「お前が新たな継承者か」

大和「継承って、何のことだ、、?」

???「なんだ、知らないのか、まぁ無理もない、、大翔からは何も聞いてないわけだ」

大和「あ、え?」

???「まぁ聞け、お前が手にした仮面は異能を受け継ぎし遺物な訳だ。荒木という女からも聞いていた通りとても歴史があるんだぜ。」

大和「う、うん、、、」

???「さて、お前に問おう、我らの力を受け継ぐ意思と覚悟があるなら我が手を取るがいい」

大和「う、受け継ぐったって、、」

???「お前の周りでは大変なことが起きているようだな、異形の者からの攻撃を受けているようだ、」

大和「そうなんだ!周りの人達が死んじゃうよ!この仮面は強い異能を宿してるって聞いたんだよ!!だから!みんなを助けてよ!」

???「断る。そもそも我らは単体ではなんの力も持たない」

大和「そ、それじゃあ」

???「外の奴らを助けたければお前が我が力を受け継ぐんだな、そうすればあの程度の異形の者なぞ恐るるに足らん。」

大和「え、でも、それじゃあ」

???「ふん、自分も父親のように命を狙われることを恐れているようだな。」

大和「そ、それは」

???「そんな弱虫に用はない、、とっとと戻るがいい」

大和「それじゃあ周りの人たちは!」

???「知ったことか」

大和「そんな!」

???「いいか?何かを得たければそれ相応の代償を払う物だ、貴様は弱虫なだけだ、父親とは違う弱者、守られる側の人間だ。」

大和「だって!しょうがないじゃないか!僕はまだ子供だ!」

???「だからなんだ、子供だろうが力があるにも関わらずその力を使おうとせず救える命を捨てるそれが貴様の答えだろう?」

大和「そ、それは、、」

???「貴様は人を守れる力があるのにも関わらずにその力を使おうとしない。守る立場にありながら自分の保身しか考えない、そんな弱虫に我が力を使うことなどできん、とっとと戻り逃げるが良い」

大和「..............」

???「さぁ何をしてる早く行け」

大和「やってやる!」

???「ほぅ、では貴様の名と願いを言え」

大和「僕は天羽大翔の息子!天羽大和だ!父さんのように!弱い人を!力なき人を!守りたい!」

???「ほう?」

大和「お前達の力を僕に貸せ!」

???「いいだろう、、しかし我らが力を手にすると言うことは、異能を手にすると言うことだ。」

大和「あぁ!」

???「家族を失うことと同等の悲しみや苦しみを背負うこともある。それでも貴様は我らが力を望むか?」

大和「もう誰も失わない、、、大切なものは全て守ってみせる」

???「よかろう!我らの異能の名前はザ・マスク!我は新たな継承者として貴様を認めよう!」

大和「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

モンスター「ぐぁぁぁぁ!!!」

少女「お母さん!!」

母親「きゃぁぁぁぁぁ!!!」

モンスターの手が鎌のように変形しその親子を叩き斬ろうと迫る。

ガギンッッッ!!

モンスター「ガギャッ!?」

少女「仮面の、、お兄さん、、?」

大和「早くお母さん連れて逃げてね」

少女「う、うん!」

大勢の人「な、なんだ??」「異能対策室の人たちか?」「わかんない、、」 「でもあの服さっき立ち向かって行った男の子の、、」

モンスター「キシャァァァァ!!!!」

ブォンッ!ブンッ!!スパンッ!!

モンスターは攻撃を仕掛けるが大和に一発も当たることはなかった。

「す、すげぇぞ!」「攻撃を全て躱してる!!」「やれるぞ!」 「頑張れ!」

大和「はぁぁぁぁ!!!」

ボンッッ!!

モンスター「がぇぇぇえ!!」

大和の放ったパンチがモンスターの腹へと深く突き刺さる。

バゴンッ!!!

モンスターが壁にめり込むほどの威力!

モンスター「ぐ、げが、ぐぇえぇぇぇえぇ!!!!」

ブンブンブンブンッ!!!

モンスターは闇雲に鎌を振り回すが大和は全ての攻撃を躱す。

大和「喰らえ!!!」

大和の拳に光が集まる。

大和「はぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

バチュンッッッッ!!!

モンスター「ぐが!」

パァァァァーーン!!!

モンスターは腹に風穴が空き絶命した。

周りの人「うおー!!!すげぇぇぇ!」「ヒューヒュー!」 「やったぁぁ!」

荒木「異能対策部の者です。みなさん速やかにここから離れてください」

部下「部長!彼です!」

荒木「........大和くんか、、」

大和「はい、」

荒木「君が受け継いだんだな、、その力を」

大和「はい、、」

荒木「覚悟はできたようだな」

大和「はい、、僕は、、父を殺した奴を捕まえます、、僕の手で、決着をつけてやります、、」

荒木「そうか、、、しかし相当過酷な道のりになるぞ、それでもこの道を進むかい?」

大和「はい、、僕はもう決めました。どんな道でも進むって、、父さんのように、、力なき人を守れるように!」








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