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4.ちょっと仲良くなれた
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「きみ、あいつの手の者か!」
「手の者、というとなにかあくどい含みを感じますが……まあ、そうです。そしてあの方に言われて、あなたの監視役を」
むすりとしたまま、髪をかきあげる姿からは、先程のたおやかさは消えていた。ぼくの無礼に苛立ったのか、それともあの、完璧なまでのそれが演技だったのか……はてさて。
ちなみに、リャクドゥルというのは、ぼくに世界を救うのだ! と言ってきた、あの老神である。
「ていうか、あれと通じているって……やっぱり神なんじゃないか」
「ちがいます」
クゥトは立ち上がって、己の赤くなった額をさすった。自分にもダメージがいっているのか、はあ、と嘆息までしている。
「私はただ、頼まれただけです。ろくでなしをクドレーに送るから、面倒見るように、と。私自身の生まれはここ、クドレーですよ。間違いなく」
「クドレー?」
「……あなた、かの王の話を聞いていませんでした? それともまだ、そこまでの説明を受けておられないのか……クドレーは、ここ、いまここにいる、この国の名ですよ」
聞いた。ような気はする。気はするだけなので、定かではない。ぼくはどうでもいいことに脳のリソースを割けない男なのである。まあいいや。笑顔で流しておけ。だいたいのことはしおらしく笑っていれば解決するのだ。
ぼくの無言の微笑みに、クゥトはこほん、と咳払いをして、話を続ける。
「ともかく……リャクドゥル様にはいろいろ恩がありますので、まあ、天界からお払い箱食らうような厄介者でも、この世界を救ってくださるなら、世話役でもなんでも引き受けさせていただこうと」
「この世界、『神の怒りを買った』んでしょ? そんな世界で、神でもないきみとアレが通じるの?」
「……神の怒りを買う前からの付き合いですから」
クゥトは、完璧な笑顔でにこりと微笑んだ。詳細を語る気がない、ってかんじ。
たぶん、ごまかされてるんだろうな、と思うし、もっと、この男だけが知る情報とかもあるんだろうな。権能が消えていなければ秘密を暴くことなんてどうってこともないだろうに、なんて不便なこと。
しばし見つめ合い、ふと、ま、どうでもいっか! と、思考は落ちた。うん。考えてもわかんないことにリソース割くなんて、時間の無駄でしかない。
「あ、待った。ひとつだけいい?」
「? はい」
「口調。どうにかならないかな。その、様、とつけるのも」
「……なぜです?」
ぱちぱちと目を瞬く姿は、すこし幼く見えた。先程、不意に口付けたときもそうだったけれど、虚を突かれると、どうにも気が抜けてしまうのだろうか。どこか泰然としたクゥトが、その実何歳かは知らないが、意外にまだまだ若いのかもしれないな、と思った。まあ、本当に神でもなんでもないのなら、の話だけれど。
「ぼくが敬語を使われるのが慣れないんだよ。むずむずしてくる」
「神様なのに?」
「神様なのに」
オウム返しに頷くと、その、星をかっている瞳をまた、瞬かせて。さきほどまでくっつきあっていたくちびるから、わずかに力が抜けて、「ふふ、」と、自然な笑みが零れた。
「へんなかた」
わらってるだけなのに、色気がまきちらされている。
おさないわらいかたと、したたるような色気。相反するものがまざりあって……魔性って、こういう人間のことをいうんだろうか。
「神様がそんなことをいって。神官たちにもおんなじことをいうつもり? たおれちゃいますよ、不敬すぎて」
「きみにだから言ってるんじゃないか。だって、きみ、ぼくの世話役なんだろ。そんなちかしいひとにまで畏まられちゃあたまらない」
「そういうものですか」
なら、わかりました、と。
それは、うつくしく。
一ヶ月が過ぎた。その間、ぼくはごろごろしたり、ごろごろしたり、まあ、ごろごろしてすごしていた。一言で言えば堕落である。
こんなに悠長にしていていいのだろうか……とさしもの少し思わないでもないのだが、王宮側にも準備があるのだ、とクゥトに言われては、そういうものかと受け入れるしかない。
そのクゥトも、ぼくの監視役を自称するわりに、二人きりのときは半径三メートル以内に近寄らなくなったので、つまらない。ぼくがこちらの世界に呼び出された、あの日。あれ以外は特段なにもしていないのだが、どうやらあれひとつで警戒されるには充分のできごとだったみたいだ。うーん、価値観が神らしくない。まあ本人を信じるのなら、神ではないのだけれど。
まあ、ぼくとていちど拒絶されたものにふたたび手を出そうなどとは思わないし、それで気が済むのならと好きにさせてやっているけれど。
「ああ、そうだ。あなた、明日からお仕事してもらいますよ」
ぼくの部屋に食事を届けに来たクゥトが告げる。
ベッドで今日も今日とて惰眠を貪っていたぼくは、居住スペースからの声にむくりと起き上がり、四足のテーブルに、パンとスープを丁寧に並べるクゥトへ視線を投げた。
「あした」
「そう。明日。あなたが現れた、森。あそこが目的地だから、まあ、そう気構えずともよろしいですけど。当日になって駄々をこねられても面倒だから、よろしくおねがいしますね」
「はぁい」
ひと月経って、クゥトはだいぶ遠慮がなくなった。敬語は完全にはなくならなかったし、物腰のやわらかさも遠慮がちなしぐさもそのままだったが、発言だけは小気味がよく、切れ味もあった。だが、険があるわけでもない。そういう、絶妙なバランスの上に成り立つアンバランスさを、ぼくは気に入っていた。
「一緒にご飯たべるかい?」
「いらないです。それとも、食べさせてほしいんですか?」
「あは、それいいね。食べさせておくれ、クゥト」
「……」
ぼくはいまだベッドの上で、クゥトは配膳を終え、あきれたように息を吐いている。
かと思うと、ぼくのことをちらと見て、普段は座ることのない、四足のテーブルにそなえつけられたソファに腰をおろした。
「おや、居座るなぞ、めずらしい。ほんとうに食べさせてくれるのかい」
「あなた、痛みには強い方ですか?」
「……ふむ、なんの話?」
さりげなくぼくの「食べさせてくれるのかい」を無視しているあたり、こいついい性格してるよな。
「いや、明日、あなたには指なり手首なり、まあどこかを傷つけて、血を流してもらいますから。いやかなぁって」
「いまさらだ」
「うん、そうですね」
ちょっと考えて、よっとベッドの上から降りる。裸足のまま居住スペースに入り、ソファに腰かけるクゥトの隣に身体を寄せる。……お、嫌がられていないな。
クゥトのながぁい髪を耳にかけて、その端正な顔立ちを、ひさしぶりに眺めさせてもらう。うーん、やはり、これが神の作為による顔立ちではなかったら、それこそ奇跡だろう。天界にいれば美形なんて見飽きるが、それでもこれは。
「……ちかい……」
「きみはいつ見ても芸術だなぁ、と」
「……あなたの感性って、ちょっとふしぎ。私も自分の造形が悪いだなんて思わないけど、ここまで興味を持たれること、なかなかないですよ」
「うっそ。はあ~ここもしかして美醜のことわりが違う世界だったりする?」
「いや……そんなことはない、はずですけれど」
「……なるほど、じゃあ単純に……」
単純に、ぼくがこの顔、好みなのか。
女性的だけれど、けして女らしさだけではないしなやかな体躯。色素の薄いひとみ、鼻筋の通った、きれいな鼻や、うすいくちびる。そういうものが、たぶん、すべてぼく好みの……。
するりと、思考が落ちる。
なるほど、なるほど。……自覚はなかったが、ぼくはこれを、相当好ましく思っているらしい。
「……クゥトはぼくをどう思う?」
「はい?」
「堕落した神はきらい?」
すべすべの頬をつつみこむ。星屑を飼っている瞳はぱちぱちとまたたいて、あどけない。
……けがしたい、し、おとしたい、なぁ。
性にいちばんとおいところにいるひとが、たまらず欲を開放する、そのしゅんかん。ぼくは、それが好きなのである。
――ぼくは、淫蕩でいたい。
「誰彼かまわず誘惑するひとは、いやですね」
「きみだからなのに」
「信じてあげない。それより、ご飯が冷めてしまうから、食べて」
「……はあい」
「手の者、というとなにかあくどい含みを感じますが……まあ、そうです。そしてあの方に言われて、あなたの監視役を」
むすりとしたまま、髪をかきあげる姿からは、先程のたおやかさは消えていた。ぼくの無礼に苛立ったのか、それともあの、完璧なまでのそれが演技だったのか……はてさて。
ちなみに、リャクドゥルというのは、ぼくに世界を救うのだ! と言ってきた、あの老神である。
「ていうか、あれと通じているって……やっぱり神なんじゃないか」
「ちがいます」
クゥトは立ち上がって、己の赤くなった額をさすった。自分にもダメージがいっているのか、はあ、と嘆息までしている。
「私はただ、頼まれただけです。ろくでなしをクドレーに送るから、面倒見るように、と。私自身の生まれはここ、クドレーですよ。間違いなく」
「クドレー?」
「……あなた、かの王の話を聞いていませんでした? それともまだ、そこまでの説明を受けておられないのか……クドレーは、ここ、いまここにいる、この国の名ですよ」
聞いた。ような気はする。気はするだけなので、定かではない。ぼくはどうでもいいことに脳のリソースを割けない男なのである。まあいいや。笑顔で流しておけ。だいたいのことはしおらしく笑っていれば解決するのだ。
ぼくの無言の微笑みに、クゥトはこほん、と咳払いをして、話を続ける。
「ともかく……リャクドゥル様にはいろいろ恩がありますので、まあ、天界からお払い箱食らうような厄介者でも、この世界を救ってくださるなら、世話役でもなんでも引き受けさせていただこうと」
「この世界、『神の怒りを買った』んでしょ? そんな世界で、神でもないきみとアレが通じるの?」
「……神の怒りを買う前からの付き合いですから」
クゥトは、完璧な笑顔でにこりと微笑んだ。詳細を語る気がない、ってかんじ。
たぶん、ごまかされてるんだろうな、と思うし、もっと、この男だけが知る情報とかもあるんだろうな。権能が消えていなければ秘密を暴くことなんてどうってこともないだろうに、なんて不便なこと。
しばし見つめ合い、ふと、ま、どうでもいっか! と、思考は落ちた。うん。考えてもわかんないことにリソース割くなんて、時間の無駄でしかない。
「あ、待った。ひとつだけいい?」
「? はい」
「口調。どうにかならないかな。その、様、とつけるのも」
「……なぜです?」
ぱちぱちと目を瞬く姿は、すこし幼く見えた。先程、不意に口付けたときもそうだったけれど、虚を突かれると、どうにも気が抜けてしまうのだろうか。どこか泰然としたクゥトが、その実何歳かは知らないが、意外にまだまだ若いのかもしれないな、と思った。まあ、本当に神でもなんでもないのなら、の話だけれど。
「ぼくが敬語を使われるのが慣れないんだよ。むずむずしてくる」
「神様なのに?」
「神様なのに」
オウム返しに頷くと、その、星をかっている瞳をまた、瞬かせて。さきほどまでくっつきあっていたくちびるから、わずかに力が抜けて、「ふふ、」と、自然な笑みが零れた。
「へんなかた」
わらってるだけなのに、色気がまきちらされている。
おさないわらいかたと、したたるような色気。相反するものがまざりあって……魔性って、こういう人間のことをいうんだろうか。
「神様がそんなことをいって。神官たちにもおんなじことをいうつもり? たおれちゃいますよ、不敬すぎて」
「きみにだから言ってるんじゃないか。だって、きみ、ぼくの世話役なんだろ。そんなちかしいひとにまで畏まられちゃあたまらない」
「そういうものですか」
なら、わかりました、と。
それは、うつくしく。
一ヶ月が過ぎた。その間、ぼくはごろごろしたり、ごろごろしたり、まあ、ごろごろしてすごしていた。一言で言えば堕落である。
こんなに悠長にしていていいのだろうか……とさしもの少し思わないでもないのだが、王宮側にも準備があるのだ、とクゥトに言われては、そういうものかと受け入れるしかない。
そのクゥトも、ぼくの監視役を自称するわりに、二人きりのときは半径三メートル以内に近寄らなくなったので、つまらない。ぼくがこちらの世界に呼び出された、あの日。あれ以外は特段なにもしていないのだが、どうやらあれひとつで警戒されるには充分のできごとだったみたいだ。うーん、価値観が神らしくない。まあ本人を信じるのなら、神ではないのだけれど。
まあ、ぼくとていちど拒絶されたものにふたたび手を出そうなどとは思わないし、それで気が済むのならと好きにさせてやっているけれど。
「ああ、そうだ。あなた、明日からお仕事してもらいますよ」
ぼくの部屋に食事を届けに来たクゥトが告げる。
ベッドで今日も今日とて惰眠を貪っていたぼくは、居住スペースからの声にむくりと起き上がり、四足のテーブルに、パンとスープを丁寧に並べるクゥトへ視線を投げた。
「あした」
「そう。明日。あなたが現れた、森。あそこが目的地だから、まあ、そう気構えずともよろしいですけど。当日になって駄々をこねられても面倒だから、よろしくおねがいしますね」
「はぁい」
ひと月経って、クゥトはだいぶ遠慮がなくなった。敬語は完全にはなくならなかったし、物腰のやわらかさも遠慮がちなしぐさもそのままだったが、発言だけは小気味がよく、切れ味もあった。だが、険があるわけでもない。そういう、絶妙なバランスの上に成り立つアンバランスさを、ぼくは気に入っていた。
「一緒にご飯たべるかい?」
「いらないです。それとも、食べさせてほしいんですか?」
「あは、それいいね。食べさせておくれ、クゥト」
「……」
ぼくはいまだベッドの上で、クゥトは配膳を終え、あきれたように息を吐いている。
かと思うと、ぼくのことをちらと見て、普段は座ることのない、四足のテーブルにそなえつけられたソファに腰をおろした。
「おや、居座るなぞ、めずらしい。ほんとうに食べさせてくれるのかい」
「あなた、痛みには強い方ですか?」
「……ふむ、なんの話?」
さりげなくぼくの「食べさせてくれるのかい」を無視しているあたり、こいついい性格してるよな。
「いや、明日、あなたには指なり手首なり、まあどこかを傷つけて、血を流してもらいますから。いやかなぁって」
「いまさらだ」
「うん、そうですね」
ちょっと考えて、よっとベッドの上から降りる。裸足のまま居住スペースに入り、ソファに腰かけるクゥトの隣に身体を寄せる。……お、嫌がられていないな。
クゥトのながぁい髪を耳にかけて、その端正な顔立ちを、ひさしぶりに眺めさせてもらう。うーん、やはり、これが神の作為による顔立ちではなかったら、それこそ奇跡だろう。天界にいれば美形なんて見飽きるが、それでもこれは。
「……ちかい……」
「きみはいつ見ても芸術だなぁ、と」
「……あなたの感性って、ちょっとふしぎ。私も自分の造形が悪いだなんて思わないけど、ここまで興味を持たれること、なかなかないですよ」
「うっそ。はあ~ここもしかして美醜のことわりが違う世界だったりする?」
「いや……そんなことはない、はずですけれど」
「……なるほど、じゃあ単純に……」
単純に、ぼくがこの顔、好みなのか。
女性的だけれど、けして女らしさだけではないしなやかな体躯。色素の薄いひとみ、鼻筋の通った、きれいな鼻や、うすいくちびる。そういうものが、たぶん、すべてぼく好みの……。
するりと、思考が落ちる。
なるほど、なるほど。……自覚はなかったが、ぼくはこれを、相当好ましく思っているらしい。
「……クゥトはぼくをどう思う?」
「はい?」
「堕落した神はきらい?」
すべすべの頬をつつみこむ。星屑を飼っている瞳はぱちぱちとまたたいて、あどけない。
……けがしたい、し、おとしたい、なぁ。
性にいちばんとおいところにいるひとが、たまらず欲を開放する、そのしゅんかん。ぼくは、それが好きなのである。
――ぼくは、淫蕩でいたい。
「誰彼かまわず誘惑するひとは、いやですね」
「きみだからなのに」
「信じてあげない。それより、ご飯が冷めてしまうから、食べて」
「……はあい」
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