47 / 117
金継ぎの青 上:ブルー編
群青御奉仕
しおりを挟む
オーガ族首魁の厳めしい戦闘服が青井の手によって緩められていく。彼は主人の正面へ回り込み、お伺いをたてる仕草で収拾を付け始めた。
尻餅をついた大鬼の両膝をわり、人間の細い指がズボンをくつろげる。青井は跪く姿勢でバルドの股間へ唇を寄せると、下着を突き上げる一物にキスを落とした。
柔らかな舌が遠慮がちに亀頭へ唾液をまぶしていく。尿道の入り口を躊躇い無く舌先でくすぐった後、浮き出た血管に沿って竿の根元へ淫らがましい愛撫が施される。
凄まじくいやらしい光景にバルドは絶句して息を呑む。……少し伸びてひとつ結びにした黒髪が、ひと束頬にかかっている。端正な顔つきが羞恥に火照り、亀頭へ伸びる赤い舌がバルドの網膜へ鮮やかに焼き付いた。
血管の脈動する人外ペニスを、青井は唾液たっぷりの舌でまず丹念に舐り回した。竿を支える両手の指も器用に動く。反り返った竿の根元では張りに張ったタマさえ可愛がられていた。
たまらずバルドは唸り声をあげる。
「ぐゥ、て、めっ……!!」
「……ぅ、ふっ……ぁむ……っ♡」
肉槍は巨大すぎて口に収まりきらない。亀頭からカリ首の裏を丁寧に舐めて啜り、ひと思いに穂先を口に含む。喉奥まで頬張るよう努力するものの、竿半ばまでしか入れることはできなかった。伝う唾液を指先で丁寧にまぶしつつ、ふてぶてしい太さの裏筋を撫で擦っていく。……付け根から指の腹を使って亀頭まで撫で上げると、ビクつく血管の脈が青井の口内へ快楽を伝えてきた。
———奉仕を施す頭上から、低く詰めた吐息が聞こえる。青井は安堵に目元を緩めた。弱点は人間の雄とそう変わらないようだ。
———ちゅこ♡じゅ♡ちゅるるっ♡
「は、ぁふ……っン、ちゅ、……っ♡」
「う、クソ、この馬鹿野郎……っ!」
バルドのペニスには、竿の中腹にから付け根にかけて赤黒い鱗が並ぶ箇所がある。鱗には矢尻の要領で、突き込んだ雄膣から簡単に抜けなくなる「かえし」の役割があるらしい。締まる肉道が鱗のかえしでこそがれる感覚を思い出し、青年の頬がいっそう熱くなる。鱗周辺の硬化した皮膚を指先で愛撫しながら、舌先はカリ首の裏を責めた。降ってくるくぐもった呻きが大きくなる。反射的に動いてしまう夫の腰に合わせて、青井は精悍な顔を歪ませた。頬をくぼませ、舌の腹で甘く濡れた摩擦を加えていく。
———やがていっそう膨れあがった大鬼のペニスが、青井の喉奥で痙攣を始めた。バルドは我慢の限界が来たのか、肩を捕まえる寸前で押し留めていた大きな手で青井の後頭部を掴み、荒々しく股間へ引き寄せた。凶暴な息づかいと乱暴な仕草に興奮を煽られ、青年妻は目を細めて喉奥を締め付けていく。
下生えに鼻先を突っ込んで、深い精の匂いに溺れながら、青井清一は喉奥に怒濤の放埒を受け止めた。
「ぐぅう…………ッッッ!」
「……ン、ごきゅ、ンく……♡……はっ、はぁ……♡」
たっぷりと注ぎ込まれる精液を余さず舌の腹に溜め、欲に濡れた表情で飲み下す。嚥下し終えた後もなお、ぼうとした端正な顔を肉竿に擦りつけ、垂れた体液を何処かすまなそうに舐め取っていった。……呆然と息を荒げるバルドはその肩を掴んでひとまず己の前に座らせる。
「……一発抜いて落ち着いただろ。風呂と飯はどっちがいい?」
「…………」
「ヤってる時、あんたに世話させてばっかりだったから……れ、練習してたんだ。どうだったかな」
火照った頬についた精子を拭い、小首をかしげてどこか得意げに感想を問う。
「……なあバルド。すっきり、した?」
「……ブルー君よぉ、随分煽るじゃねえか?あ゛?これで収まると思ってんのかァ!?」
「あ、あれっ。なんで怒ってんの……?きもちくなかった……?」
主人のオーガは目を血走らせて息を荒くし、煽り立てられた怒りを露わに青井の肩を掴んだ。嫌な予感に視線を落とすと、おさめた筈のオーガペニスが先ほどよりも勢い良く砲身を反り返らせている。「あれっ」「え?」とぼんやりした疑問を口にしている青年は、あれよあれよという間に寝室へと連行されていく。
尻餅をついた大鬼の両膝をわり、人間の細い指がズボンをくつろげる。青井は跪く姿勢でバルドの股間へ唇を寄せると、下着を突き上げる一物にキスを落とした。
柔らかな舌が遠慮がちに亀頭へ唾液をまぶしていく。尿道の入り口を躊躇い無く舌先でくすぐった後、浮き出た血管に沿って竿の根元へ淫らがましい愛撫が施される。
凄まじくいやらしい光景にバルドは絶句して息を呑む。……少し伸びてひとつ結びにした黒髪が、ひと束頬にかかっている。端正な顔つきが羞恥に火照り、亀頭へ伸びる赤い舌がバルドの網膜へ鮮やかに焼き付いた。
血管の脈動する人外ペニスを、青井は唾液たっぷりの舌でまず丹念に舐り回した。竿を支える両手の指も器用に動く。反り返った竿の根元では張りに張ったタマさえ可愛がられていた。
たまらずバルドは唸り声をあげる。
「ぐゥ、て、めっ……!!」
「……ぅ、ふっ……ぁむ……っ♡」
肉槍は巨大すぎて口に収まりきらない。亀頭からカリ首の裏を丁寧に舐めて啜り、ひと思いに穂先を口に含む。喉奥まで頬張るよう努力するものの、竿半ばまでしか入れることはできなかった。伝う唾液を指先で丁寧にまぶしつつ、ふてぶてしい太さの裏筋を撫で擦っていく。……付け根から指の腹を使って亀頭まで撫で上げると、ビクつく血管の脈が青井の口内へ快楽を伝えてきた。
———奉仕を施す頭上から、低く詰めた吐息が聞こえる。青井は安堵に目元を緩めた。弱点は人間の雄とそう変わらないようだ。
———ちゅこ♡じゅ♡ちゅるるっ♡
「は、ぁふ……っン、ちゅ、……っ♡」
「う、クソ、この馬鹿野郎……っ!」
バルドのペニスには、竿の中腹にから付け根にかけて赤黒い鱗が並ぶ箇所がある。鱗には矢尻の要領で、突き込んだ雄膣から簡単に抜けなくなる「かえし」の役割があるらしい。締まる肉道が鱗のかえしでこそがれる感覚を思い出し、青年の頬がいっそう熱くなる。鱗周辺の硬化した皮膚を指先で愛撫しながら、舌先はカリ首の裏を責めた。降ってくるくぐもった呻きが大きくなる。反射的に動いてしまう夫の腰に合わせて、青井は精悍な顔を歪ませた。頬をくぼませ、舌の腹で甘く濡れた摩擦を加えていく。
———やがていっそう膨れあがった大鬼のペニスが、青井の喉奥で痙攣を始めた。バルドは我慢の限界が来たのか、肩を捕まえる寸前で押し留めていた大きな手で青井の後頭部を掴み、荒々しく股間へ引き寄せた。凶暴な息づかいと乱暴な仕草に興奮を煽られ、青年妻は目を細めて喉奥を締め付けていく。
下生えに鼻先を突っ込んで、深い精の匂いに溺れながら、青井清一は喉奥に怒濤の放埒を受け止めた。
「ぐぅう…………ッッッ!」
「……ン、ごきゅ、ンく……♡……はっ、はぁ……♡」
たっぷりと注ぎ込まれる精液を余さず舌の腹に溜め、欲に濡れた表情で飲み下す。嚥下し終えた後もなお、ぼうとした端正な顔を肉竿に擦りつけ、垂れた体液を何処かすまなそうに舐め取っていった。……呆然と息を荒げるバルドはその肩を掴んでひとまず己の前に座らせる。
「……一発抜いて落ち着いただろ。風呂と飯はどっちがいい?」
「…………」
「ヤってる時、あんたに世話させてばっかりだったから……れ、練習してたんだ。どうだったかな」
火照った頬についた精子を拭い、小首をかしげてどこか得意げに感想を問う。
「……なあバルド。すっきり、した?」
「……ブルー君よぉ、随分煽るじゃねえか?あ゛?これで収まると思ってんのかァ!?」
「あ、あれっ。なんで怒ってんの……?きもちくなかった……?」
主人のオーガは目を血走らせて息を荒くし、煽り立てられた怒りを露わに青井の肩を掴んだ。嫌な予感に視線を落とすと、おさめた筈のオーガペニスが先ほどよりも勢い良く砲身を反り返らせている。「あれっ」「え?」とぼんやりした疑問を口にしている青年は、あれよあれよという間に寝室へと連行されていく。
10
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説


別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)

王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜のたまにシリアス
・話の流れが遅い
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる