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イエロー編
イキって上等 黄ノ下くん
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時は魔界と人間界が開通してより八百とんで一年。
長きにわたる人類と魔族の領土争いは、魔界側から提示された和解案の下に終戦を迎えた。
人類の居住地域を蝕む飢饉に、魔界側は見舞いとして広大な小麦畑を供出。和睦の条件として魔王は自らと四人の幹部にヒーロー戦隊5人の生け贄を要求し、果たしてそれは受諾された。
平和条約締結の翌朝、日の出と共に正義の味方は捕縛されることとなる。
イエローは抵抗した。
人類に売られた生け贄ヒーロー達の中で、最も諦め悪く抵抗し、捕縛されてなお停戦に異を唱え続けた。彼は正義の味方という立場に在っただけで中身まで聖人君子ではなかったからである。
徹頭徹尾自分のためだけにヒーローヂカラを使い、その権力欲がゆえにヒーローという「正義の味方」を演じていた男だ。人類の危機だろうがなんだろうが、彼の優先事項は常に自分の欲望と自己保身。売られた牛馬のごとく大人しくひかれていったブルーのような者もいたらしいが、イエローにはそのおとなしさが到底理解できなかった。金も女もまだまだ飽き足りないというのに、その特権を取り上げられた上、なぜ自分の命まで差し出さなければならないのか。ふざけんな全員ぶっ××す。
振り上げた拳は不運な防衛軍隊員の頭をヘルメットごと吹き飛ばしたが、これは人間の存亡を賭けた捕物劇である。イエローひとりに対して動員された軍人は百余名。狭い室内に雪崩れ込んできた軍人達によって、イエローは瞬く間に取り押さえられてしまった。
多勢に無勢だ。宿舎内には至る所に職員がいて、逃げる場所など何処にも無かった。一日前までへいこらご機嫌取りをしてきた奴らが揃いも揃って黄ノ下を追い回す。
「鎮静剤を打て!糞、暴れやがって!」
「放せ畜生!!テメエら、オレを誰だと思って、———ゲッ!がぁッ!?」
人間界で最後に黄ノ下に与えられたのは、首の皮膚を破って刺さる注射針の気配。見送るのは己を殴打した若い軍人の、侮蔑を隠さない視線のみであった。
———目が覚めると、イエローは寝台に横たえられていた。
寝台というよりは実験台に近かったかもしれない。防水マットの滑るような質感が不快だ。高い位置でライトに照らされた寝台に両の手足はくくりつけられ、青年は身動きがとれない不自由に顔を引きつらせた。
「……目が覚めたか。致死量の麻痺毒を打たれてから12時間経過、参考にさせてもらおう」
「アァ゛!?誰だてめえ!」
背後からかけられた言葉に首をよじって振り向くと、見たことのある虚が黄ノ下を覗き込んでいる。
「ヒッ!!お、おま……てめえ!リッヒェ!!」
「やかましいな。変わらず息災で何よりではあるが」
「ふざけんな!!これ外せ!」
そいつは一見、機械人形にも見える。
歯車仕掛けの体を白衣に似た軍服で覆っており、関節や手先から金属のパーツが動く様が見て取れた。かろうじて人型に成形された金属製の仮面の下、人工声帯のねじがひとりでに巻かれては音を放つ。
———間違うこと無く、因縁深きイエローの仇敵であるリッヒェ魔王軍参謀長官であった。
リッヒェは右手に持ったカルテに何事か書き込みつつ、手枷を激しく軋ませて脱出を試みるイエローを眺めた。
「全く大した下等生物だ。その生命力だけは魔王軍にも無い逸材だよ」
「あに言ってやがんだ屑野郎、外せっつってんだろ!!」
「わざわざ獲物を逃がす馬鹿がどこにいる?施術が終わるまで少し待っていたまえ」
リッヒェはイエローの喉を冷ややかな手で押さえた。温度を持たない特殊合金の指先はヒトの骨格になぞって象られている。魔王率いる幹部の一人たるリッヒェの体は、生身の脳を除く全てが特殊な合金で構成されていた。
「人間という生き物は身体のおおよそが無駄で形作られている。その点はこちらの下級魔族にも言えることだが———換えのきかないパーツなど、どうしてボディに採用できるのか……。イエロー、君にしてもそうだ」
「な、なに……っ!やめろ!やめろやめろやめ……っ!!ギャアア!!———ぁぐっ、ああァアあッ!!!」
ライトで眩んだ視界に、頭上から降りてくる無機質なアームが腹を裂く光景が映り込んだ。
誰の……誰の、俺の腹だ。視覚からの情報が痛覚と合流していっそう黄ノ下の恐怖を煽った。
数本のメタリックなアームは先端にメスやらシザーが取り付けられており、リッヒェが指で撫でたラインをなぞるようにイエローの腹筋から胸を裂いていく。
当然イエローはのたうち回るが、手足を拘束され、胴体に太いベルトを巻かれた状態では抵抗のしようがない。
「てめえ!いだっ!!いでえっいた、痛いいッ!!やだ、やっ———」
「ああ、舌を噛まないようにしてやらないとな」
「ッンン~~~、ぐ、ングゥウッ!!!」
2本のアームがリッヒェの指示に応え、布を噛ませて台座に頭部ごと巻き付ける。完全に天を仰ぐしかなくなったイエローは恐怖に涙を滲ませて歯を食いしばった。
(ふざけんな、ふざけんなよ……!殺す!ぶっ殺す!!)
刈り込まれて殆ど無い眉が怒りに吊り上がる。胸の上を手術用メスが好き勝手しているのだけはわかる。触覚は生命の危機を訴えてやまない。あまりの激痛に涙が頬を伝い、黄ノ下はしゃくり上げてしまう。
リッヒェの感じていない声が耳に届いた。
「……ああホラ、これだ。心の臓に埋め込まれた黄水晶の欠片。ヒーローヂカラの源」
「……ンむ……っ……!」
「これがある限り、君はいくら殺しても死ぬことは無い。煮ても焼いても、粉微塵にされようが———この石が君らを生かしてくれるわけだ。これだけ綺麗な融合実験を成功させるのにどれだけ被検体を積めばいいのか、詳しくデータが欲しいな」
黄ノ下楓は純正のヒーローではない。
先代のイエローが引退を表明した際、彼はまだ十五歳だった。貧民街の出であった黄ノ下は、次代のイエローにふさわしい適正個体を見繕いにきた研究員に自らその身を供出した。ヒーロー適応手術を受けるためである。
親はいるにはいたが、母は売春窟で粗悪な薬物に命をとられ既に死んでいた。父はどこかのチンピラと喧嘩をしに出て行ったきり帰らないままだ。奪って生きるか、奪われて死ぬかの世界で、黄ノ下は誰が見ても奪われる側になるだろう体つきをしていた。十五になってもチビのまま。体格の良さがそのまま強さに結びつく暗黒街で少年が成り上がるには奇跡が必要だった。
この先を生き抜くため、黄ノ下はとびきりの奇跡———「イエロー候補生選抜」の公募に飛びついたのだった。
「そう騒がなくても、傷は塞がったよ。口の拘束も解いてあげよう」
「ング……げ、ぇエッほ!!がはっ……!!」
するすると。音もたてずに、切開された少年の胸は断面を接ぎ合わされ、その傷を塞いで行った。同僚であるブルーに与えられたヒーローヂカラが再生能力だとすれば、イエローに与えられた輝石の加護はそれを遥か上回る不死の能力であった。
修復するのではなく、登録された肉体の初期状態に時を巻いて戻す。黄水晶の核に巡る無尽蔵の魔力のまま、心臓さえ潰れても肉体はいくらだって蘇った。
———胃液を吐きながら息を整えるイエローの姿に、リッヒェは声だけで笑う。
「君は私がいくら息の根を止めても瞬く間に立ち上がった。そして、任務を果たさず逃げ惑った……担当ヒーローをこう言ってはなんだが、痛がりの君は救世主には不適格だったのではないかね」
「う、うるせえっ!!かなわねえ敵から逃げて悪いか!?」
「こうして開き直りの強がりを聞くのも、随分久しぶりだ。最初の頃は馬鹿の一つ覚えで突進してきてくれたというのに、ここ最近逃げ回られてばかりで……」
台座にリッヒェの左手がかかる。体重をかけて乗り上げてきた白衣の怪人は、表情の無い鉄仮面にどこか喜色を滲ませていた。金属の指が、涎と胃液と鼻水で汚れたイエローの頬を撫であげる。
「ひ、」引きつった声も今は愛おしい。恨みがましげな響きで、リッヒェは呟く。
「私はとても、さびしかった」
仮面の後ろ、怪人の後頭部から金属線が伸びてくる。それらは意思を持ったかのように艶かしく、不気味に蠢く。サイケデリックな蛍光グリーンに発光する金属線の群れは、触手じみた動きでイエローの童顔を擦りあげる。
対象の強ばった表情、開いた瞳孔、不規則な呼吸音。上がる脈拍と心拍数を感知して、唯一生身の脳が愉悦を啜る。ギアの駆動音がアップテンポになっていくのを聞いて、涙目の少年が見上げたまま身震いする。
かちかち鳴る歯ぎしりの音をゼロ距離で堪能しつつ、リッヒェはその耳元で囁いた。
「大丈夫さ。すぐに君と、一つになれるから」
長きにわたる人類と魔族の領土争いは、魔界側から提示された和解案の下に終戦を迎えた。
人類の居住地域を蝕む飢饉に、魔界側は見舞いとして広大な小麦畑を供出。和睦の条件として魔王は自らと四人の幹部にヒーロー戦隊5人の生け贄を要求し、果たしてそれは受諾された。
平和条約締結の翌朝、日の出と共に正義の味方は捕縛されることとなる。
イエローは抵抗した。
人類に売られた生け贄ヒーロー達の中で、最も諦め悪く抵抗し、捕縛されてなお停戦に異を唱え続けた。彼は正義の味方という立場に在っただけで中身まで聖人君子ではなかったからである。
徹頭徹尾自分のためだけにヒーローヂカラを使い、その権力欲がゆえにヒーローという「正義の味方」を演じていた男だ。人類の危機だろうがなんだろうが、彼の優先事項は常に自分の欲望と自己保身。売られた牛馬のごとく大人しくひかれていったブルーのような者もいたらしいが、イエローにはそのおとなしさが到底理解できなかった。金も女もまだまだ飽き足りないというのに、その特権を取り上げられた上、なぜ自分の命まで差し出さなければならないのか。ふざけんな全員ぶっ××す。
振り上げた拳は不運な防衛軍隊員の頭をヘルメットごと吹き飛ばしたが、これは人間の存亡を賭けた捕物劇である。イエローひとりに対して動員された軍人は百余名。狭い室内に雪崩れ込んできた軍人達によって、イエローは瞬く間に取り押さえられてしまった。
多勢に無勢だ。宿舎内には至る所に職員がいて、逃げる場所など何処にも無かった。一日前までへいこらご機嫌取りをしてきた奴らが揃いも揃って黄ノ下を追い回す。
「鎮静剤を打て!糞、暴れやがって!」
「放せ畜生!!テメエら、オレを誰だと思って、———ゲッ!がぁッ!?」
人間界で最後に黄ノ下に与えられたのは、首の皮膚を破って刺さる注射針の気配。見送るのは己を殴打した若い軍人の、侮蔑を隠さない視線のみであった。
———目が覚めると、イエローは寝台に横たえられていた。
寝台というよりは実験台に近かったかもしれない。防水マットの滑るような質感が不快だ。高い位置でライトに照らされた寝台に両の手足はくくりつけられ、青年は身動きがとれない不自由に顔を引きつらせた。
「……目が覚めたか。致死量の麻痺毒を打たれてから12時間経過、参考にさせてもらおう」
「アァ゛!?誰だてめえ!」
背後からかけられた言葉に首をよじって振り向くと、見たことのある虚が黄ノ下を覗き込んでいる。
「ヒッ!!お、おま……てめえ!リッヒェ!!」
「やかましいな。変わらず息災で何よりではあるが」
「ふざけんな!!これ外せ!」
そいつは一見、機械人形にも見える。
歯車仕掛けの体を白衣に似た軍服で覆っており、関節や手先から金属のパーツが動く様が見て取れた。かろうじて人型に成形された金属製の仮面の下、人工声帯のねじがひとりでに巻かれては音を放つ。
———間違うこと無く、因縁深きイエローの仇敵であるリッヒェ魔王軍参謀長官であった。
リッヒェは右手に持ったカルテに何事か書き込みつつ、手枷を激しく軋ませて脱出を試みるイエローを眺めた。
「全く大した下等生物だ。その生命力だけは魔王軍にも無い逸材だよ」
「あに言ってやがんだ屑野郎、外せっつってんだろ!!」
「わざわざ獲物を逃がす馬鹿がどこにいる?施術が終わるまで少し待っていたまえ」
リッヒェはイエローの喉を冷ややかな手で押さえた。温度を持たない特殊合金の指先はヒトの骨格になぞって象られている。魔王率いる幹部の一人たるリッヒェの体は、生身の脳を除く全てが特殊な合金で構成されていた。
「人間という生き物は身体のおおよそが無駄で形作られている。その点はこちらの下級魔族にも言えることだが———換えのきかないパーツなど、どうしてボディに採用できるのか……。イエロー、君にしてもそうだ」
「な、なに……っ!やめろ!やめろやめろやめ……っ!!ギャアア!!———ぁぐっ、ああァアあッ!!!」
ライトで眩んだ視界に、頭上から降りてくる無機質なアームが腹を裂く光景が映り込んだ。
誰の……誰の、俺の腹だ。視覚からの情報が痛覚と合流していっそう黄ノ下の恐怖を煽った。
数本のメタリックなアームは先端にメスやらシザーが取り付けられており、リッヒェが指で撫でたラインをなぞるようにイエローの腹筋から胸を裂いていく。
当然イエローはのたうち回るが、手足を拘束され、胴体に太いベルトを巻かれた状態では抵抗のしようがない。
「てめえ!いだっ!!いでえっいた、痛いいッ!!やだ、やっ———」
「ああ、舌を噛まないようにしてやらないとな」
「ッンン~~~、ぐ、ングゥウッ!!!」
2本のアームがリッヒェの指示に応え、布を噛ませて台座に頭部ごと巻き付ける。完全に天を仰ぐしかなくなったイエローは恐怖に涙を滲ませて歯を食いしばった。
(ふざけんな、ふざけんなよ……!殺す!ぶっ殺す!!)
刈り込まれて殆ど無い眉が怒りに吊り上がる。胸の上を手術用メスが好き勝手しているのだけはわかる。触覚は生命の危機を訴えてやまない。あまりの激痛に涙が頬を伝い、黄ノ下はしゃくり上げてしまう。
リッヒェの感じていない声が耳に届いた。
「……ああホラ、これだ。心の臓に埋め込まれた黄水晶の欠片。ヒーローヂカラの源」
「……ンむ……っ……!」
「これがある限り、君はいくら殺しても死ぬことは無い。煮ても焼いても、粉微塵にされようが———この石が君らを生かしてくれるわけだ。これだけ綺麗な融合実験を成功させるのにどれだけ被検体を積めばいいのか、詳しくデータが欲しいな」
黄ノ下楓は純正のヒーローではない。
先代のイエローが引退を表明した際、彼はまだ十五歳だった。貧民街の出であった黄ノ下は、次代のイエローにふさわしい適正個体を見繕いにきた研究員に自らその身を供出した。ヒーロー適応手術を受けるためである。
親はいるにはいたが、母は売春窟で粗悪な薬物に命をとられ既に死んでいた。父はどこかのチンピラと喧嘩をしに出て行ったきり帰らないままだ。奪って生きるか、奪われて死ぬかの世界で、黄ノ下は誰が見ても奪われる側になるだろう体つきをしていた。十五になってもチビのまま。体格の良さがそのまま強さに結びつく暗黒街で少年が成り上がるには奇跡が必要だった。
この先を生き抜くため、黄ノ下はとびきりの奇跡———「イエロー候補生選抜」の公募に飛びついたのだった。
「そう騒がなくても、傷は塞がったよ。口の拘束も解いてあげよう」
「ング……げ、ぇエッほ!!がはっ……!!」
するすると。音もたてずに、切開された少年の胸は断面を接ぎ合わされ、その傷を塞いで行った。同僚であるブルーに与えられたヒーローヂカラが再生能力だとすれば、イエローに与えられた輝石の加護はそれを遥か上回る不死の能力であった。
修復するのではなく、登録された肉体の初期状態に時を巻いて戻す。黄水晶の核に巡る無尽蔵の魔力のまま、心臓さえ潰れても肉体はいくらだって蘇った。
———胃液を吐きながら息を整えるイエローの姿に、リッヒェは声だけで笑う。
「君は私がいくら息の根を止めても瞬く間に立ち上がった。そして、任務を果たさず逃げ惑った……担当ヒーローをこう言ってはなんだが、痛がりの君は救世主には不適格だったのではないかね」
「う、うるせえっ!!かなわねえ敵から逃げて悪いか!?」
「こうして開き直りの強がりを聞くのも、随分久しぶりだ。最初の頃は馬鹿の一つ覚えで突進してきてくれたというのに、ここ最近逃げ回られてばかりで……」
台座にリッヒェの左手がかかる。体重をかけて乗り上げてきた白衣の怪人は、表情の無い鉄仮面にどこか喜色を滲ませていた。金属の指が、涎と胃液と鼻水で汚れたイエローの頬を撫であげる。
「ひ、」引きつった声も今は愛おしい。恨みがましげな響きで、リッヒェは呟く。
「私はとても、さびしかった」
仮面の後ろ、怪人の後頭部から金属線が伸びてくる。それらは意思を持ったかのように艶かしく、不気味に蠢く。サイケデリックな蛍光グリーンに発光する金属線の群れは、触手じみた動きでイエローの童顔を擦りあげる。
対象の強ばった表情、開いた瞳孔、不規則な呼吸音。上がる脈拍と心拍数を感知して、唯一生身の脳が愉悦を啜る。ギアの駆動音がアップテンポになっていくのを聞いて、涙目の少年が見上げたまま身震いする。
かちかち鳴る歯ぎしりの音をゼロ距離で堪能しつつ、リッヒェはその耳元で囁いた。
「大丈夫さ。すぐに君と、一つになれるから」
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