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第四章
ゴブリンパニック3
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それほど細かく狙いも定めないで放ったけれど水の槍のほとんどはゴブリンに直撃した。
「とりあえずトラックまで行くぞ!」
ゴブリンが圭たちに気がついて振り向いた。
しかしまだまだ圭たちの方を向かないでゾンビ映画さながらにトラックに群がるゴブリンは多い。
「もう一発!」
今度は大きな一撃を夜滝が放つ。
渦巻く水の激流がゴブリンを蹴散らして道ができる。
出来た道を圭たちは駆け抜けてトラックに向かう。
途中邪魔をするゴブリンは雑に切り捨てて一気にトラックの上に乗り上がった。
「村雨さん!」
「シゲさん、大丈夫ですか!」
「ああ、なんとかな」
「おらっ、登ってくんな!」
圭がやってくると重恭は驚いた顔をしていた。
それもそうだろう。
重恭の中では圭は未だにG級の戦えない覚醒者なのだから。
状況的には最悪であるがとりあえずケガはなさそうであった。
カレンや波瑠が登ってこようとするゴブリンを攻撃して防ぐ。
今はまだ防げているけれどこのまま持ち堪えられるような気はしない。
夜滝の攻撃でゴブリンを減らしたはずなのにむしろ増えているような感じすらある。
「キリがねえぞ!」
死んだゴブリンを踏み台にしてゴブリンが登ってこようとする。
ゴブリンを倒せば倒すほどに圭たちが不利になっていく。
「逃げるにしたって……」
圭はトラックの上で怯えて小さくなっている男を見る。
圭の代わりに運転手として入った社長の甥はG級覚醒者だった。
スキルや才能もなく、筋力がFでそれ以外がG。
ゴブリンの群れを突破して逃げるだけの能力がない。
もう1人の護衛はF級であるが速度はGで逃げるのには厳しいかもしれない。
E級である重恭だけなら何とかなりそうであるが3人を連れて行くのは圭たちが危険に晒されてしまう。
「……村雨さん、私が囮になろう」
「シゲさん!」
打開策も見出せないでいると重恭が圭の肩に震える手を乗せた。
「私はもう……おじさんだ。こんな時に生き延びるべきなのは若者だ」
「そんな……諦めないでくださいよ!」
怯えも見えるが重恭の目には決意も見えた。
「村雨さん、私は以前君を守れなかった。今回だって勇気を出して助けに来てくれたんだろ?
……私はE級覚醒者だ。ちょっとやそっとじゃ死なない」
「ダメですよ! シゲさんには家族だって……」
「……そうだな。家族には、俺は最後まで立派に戦ったと伝えてくれ」
「シゲさん!」
自分1人が囮になってゴブリンを引きつければいい。
それでみんなが逃げられるのならそれがこの状況で最も合理的な判断であると重恭は考えた。
考えろ。
重恭を犠牲にしないで助かる方法はないかと圭は周りを見渡す。
せめて助けがいつ来るかぐらい分かれば持ち堪える希望になるのに。
あるいはゴブリンがどこから来ているのか分かれば状況を打開することもできるかもしれない。
「……なんだ?」
「圭? どうかしたかい?」
「あそこ……」
「何もないよ?」
少し先の道の方を見たままぼんやりとしている圭に夜滝は首を傾げた。
「……何かがある」
道の真ん中が何故かぼやけて見えた。
まるでそこに見えない何かがあるようで、何となく目が離せなかった。
けれど何かがあるけど何があるのか分からない。
ぼんやりとしているだけで目を細めてみても見えない。
「……真実の目」
ふと圭は真実の目を発動させてみた。
真実の目ならば何かの情報でも分かるかもしれないと思ったのである。
『類い稀なる幸運の効果が発動しました』
「えっ? ……うっ!」
時々出る、謎の表示。
圭が持つ才能が発動したということなのだけどその効果は圭自身にもわかっていないのであった。
そして表示が現れた瞬間圭の目が燃えるような熱さを感じた。
目を開けていられなくて手で覆って押さえる。
「村雨さん、大丈夫ですか!」
ふらついた圭を重恭が支える。
「うわっ!」
「急になんだ!」
『シークレットクエスト!
ゴブリン大王を倒せ!』
突然圭を始めたとしたみんなの前に表示が現れた。
塔に最初に入った時と同じような表示。
そしてその内容は圭だけに見えていたシークレットという項目の試練であった。
「あ、あれ……」
夜滝が驚きに目を見開いた。
「う……くっ」
目の熱が引いていって圭はゆっくりと目を開いた。
「…………ゲート……だと?」
圭の目にぼんやりと見えていたところ、道の真ん中にいきなりゲートが現れていたのであった。
そしてそのゲートの中からゴブリンが出てきていた。
「あれがこの異常の原因か?」
「村雨さん……」
「シゲさんもですか?」
圭と重恭は同じことを考えていた。
道の真ん中に出てきたゲート。
奇しくもその場所は以前ヘルカトが出てきたのと同じ場所であった。
「……みんな、行こう」
「村雨さん!」
「……多分あのゲートにヘルカトはいません」
圭を引きずり込んだヘルカトは死んでいる。
それに表示が現れたことを考えるとゲートにいるのはおそらく大王ゴブリンなのではないかと圭は思った。
この異常事態を収めるためには大王ゴブリンを倒さねばならない。
そんな気がしてならないのである。
「シゲさん、もう少しだけ耐えてください」
「村雨さん……」
本当に圭は変わったと重恭は思う。
かなり暗くて常に沈み込んだような青年だったのに今は強い意思を感じさせる。
今の圭ならなんとかしてくれるかもしれない。
そう思った重恭は静かにうなずいた。
「みんなもいい?」
「もちろんだよ」
「うん、みんなとなら行けるよ!」
「やったろう!」
「夜滝ねぇお願い!」
「任せて!」
夜滝が魔法を放ってゲートまでのゴブリンを吹き飛ばす。
「行くぞ!」
圭たちは勢いよくトラックから飛び出してゲートに向かう。
「邪魔だ!」
ゲートから出てきたゴブリンを切り裂いて、そのままゲートの中に飛び込んでいった。
「とりあえずトラックまで行くぞ!」
ゴブリンが圭たちに気がついて振り向いた。
しかしまだまだ圭たちの方を向かないでゾンビ映画さながらにトラックに群がるゴブリンは多い。
「もう一発!」
今度は大きな一撃を夜滝が放つ。
渦巻く水の激流がゴブリンを蹴散らして道ができる。
出来た道を圭たちは駆け抜けてトラックに向かう。
途中邪魔をするゴブリンは雑に切り捨てて一気にトラックの上に乗り上がった。
「村雨さん!」
「シゲさん、大丈夫ですか!」
「ああ、なんとかな」
「おらっ、登ってくんな!」
圭がやってくると重恭は驚いた顔をしていた。
それもそうだろう。
重恭の中では圭は未だにG級の戦えない覚醒者なのだから。
状況的には最悪であるがとりあえずケガはなさそうであった。
カレンや波瑠が登ってこようとするゴブリンを攻撃して防ぐ。
今はまだ防げているけれどこのまま持ち堪えられるような気はしない。
夜滝の攻撃でゴブリンを減らしたはずなのにむしろ増えているような感じすらある。
「キリがねえぞ!」
死んだゴブリンを踏み台にしてゴブリンが登ってこようとする。
ゴブリンを倒せば倒すほどに圭たちが不利になっていく。
「逃げるにしたって……」
圭はトラックの上で怯えて小さくなっている男を見る。
圭の代わりに運転手として入った社長の甥はG級覚醒者だった。
スキルや才能もなく、筋力がFでそれ以外がG。
ゴブリンの群れを突破して逃げるだけの能力がない。
もう1人の護衛はF級であるが速度はGで逃げるのには厳しいかもしれない。
E級である重恭だけなら何とかなりそうであるが3人を連れて行くのは圭たちが危険に晒されてしまう。
「……村雨さん、私が囮になろう」
「シゲさん!」
打開策も見出せないでいると重恭が圭の肩に震える手を乗せた。
「私はもう……おじさんだ。こんな時に生き延びるべきなのは若者だ」
「そんな……諦めないでくださいよ!」
怯えも見えるが重恭の目には決意も見えた。
「村雨さん、私は以前君を守れなかった。今回だって勇気を出して助けに来てくれたんだろ?
……私はE級覚醒者だ。ちょっとやそっとじゃ死なない」
「ダメですよ! シゲさんには家族だって……」
「……そうだな。家族には、俺は最後まで立派に戦ったと伝えてくれ」
「シゲさん!」
自分1人が囮になってゴブリンを引きつければいい。
それでみんなが逃げられるのならそれがこの状況で最も合理的な判断であると重恭は考えた。
考えろ。
重恭を犠牲にしないで助かる方法はないかと圭は周りを見渡す。
せめて助けがいつ来るかぐらい分かれば持ち堪える希望になるのに。
あるいはゴブリンがどこから来ているのか分かれば状況を打開することもできるかもしれない。
「……なんだ?」
「圭? どうかしたかい?」
「あそこ……」
「何もないよ?」
少し先の道の方を見たままぼんやりとしている圭に夜滝は首を傾げた。
「……何かがある」
道の真ん中が何故かぼやけて見えた。
まるでそこに見えない何かがあるようで、何となく目が離せなかった。
けれど何かがあるけど何があるのか分からない。
ぼんやりとしているだけで目を細めてみても見えない。
「……真実の目」
ふと圭は真実の目を発動させてみた。
真実の目ならば何かの情報でも分かるかもしれないと思ったのである。
『類い稀なる幸運の効果が発動しました』
「えっ? ……うっ!」
時々出る、謎の表示。
圭が持つ才能が発動したということなのだけどその効果は圭自身にもわかっていないのであった。
そして表示が現れた瞬間圭の目が燃えるような熱さを感じた。
目を開けていられなくて手で覆って押さえる。
「村雨さん、大丈夫ですか!」
ふらついた圭を重恭が支える。
「うわっ!」
「急になんだ!」
『シークレットクエスト!
ゴブリン大王を倒せ!』
突然圭を始めたとしたみんなの前に表示が現れた。
塔に最初に入った時と同じような表示。
そしてその内容は圭だけに見えていたシークレットという項目の試練であった。
「あ、あれ……」
夜滝が驚きに目を見開いた。
「う……くっ」
目の熱が引いていって圭はゆっくりと目を開いた。
「…………ゲート……だと?」
圭の目にぼんやりと見えていたところ、道の真ん中にいきなりゲートが現れていたのであった。
そしてそのゲートの中からゴブリンが出てきていた。
「あれがこの異常の原因か?」
「村雨さん……」
「シゲさんもですか?」
圭と重恭は同じことを考えていた。
道の真ん中に出てきたゲート。
奇しくもその場所は以前ヘルカトが出てきたのと同じ場所であった。
「……みんな、行こう」
「村雨さん!」
「……多分あのゲートにヘルカトはいません」
圭を引きずり込んだヘルカトは死んでいる。
それに表示が現れたことを考えるとゲートにいるのはおそらく大王ゴブリンなのではないかと圭は思った。
この異常事態を収めるためには大王ゴブリンを倒さねばならない。
そんな気がしてならないのである。
「シゲさん、もう少しだけ耐えてください」
「村雨さん……」
本当に圭は変わったと重恭は思う。
かなり暗くて常に沈み込んだような青年だったのに今は強い意思を感じさせる。
今の圭ならなんとかしてくれるかもしれない。
そう思った重恭は静かにうなずいた。
「みんなもいい?」
「もちろんだよ」
「うん、みんなとなら行けるよ!」
「やったろう!」
「夜滝ねぇお願い!」
「任せて!」
夜滝が魔法を放ってゲートまでのゴブリンを吹き飛ばす。
「行くぞ!」
圭たちは勢いよくトラックから飛び出してゲートに向かう。
「邪魔だ!」
ゲートから出てきたゴブリンを切り裂いて、そのままゲートの中に飛び込んでいった。
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