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第三章
将来を考えて1
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ちなみにかなみの妹の朱里は大海ギルドで事務員をメインにしながら少し覚醒者としてもやっていくことにしたらしい。
手紙で改めて感謝とお姉ちゃんをよろしくね、なんて書かれていたけどかなみをよろしくどころか関わることも今後まずないだろうと思う。
「ほーら、ボーッとしてないでいくよー!」
「ちょ、待ってよ」
秘密の依頼ではあったが正式な仕事であり、危険な任務をこなした圭には報償金が出た。
ちょっとしたまとまった金額で懐が豊かになったのだけど夜滝たちには心配をかけた。
助けてもくれたのだし迷惑料、かつお礼として圭は夜滝たちの買い物に引っ張り出されることになった。
いっても圭は荷物持ち。
服見たり本見たりと色々連れ回される。
大変だけど楽しくはある。
「重い……」
しかし3人分の買い物なのだ、荷物の量は多くなる。
以前に比べて筋力値は上がったがそれでも3人分のお買い物の荷物は重たい。
「うむ、ちょっとお昼がてら休憩でもしようか」
女性のエネルギッシュさには敵わない。
「にしても平和だねぇ」
悪魔教との戦いは大きなニュースとなったが多くの人にとっての日常は変わらない。
いつゲートがどこに出てくるのかというわずかな不安に蓋をしながらも人々は日常を暮らしているのだ。
「そうだな……」
振り返ってみると無茶なことなことをしたものだと圭も思う。
蓮のことがあったから勢いに任せたように引き受けてしまったけれどかなり危険なことに首を突っ込んでいた。
こうして無事にみんなといられるのも運が良かったからと言わざるを得ない。
強くならなきゃと思う。
よく分からないステータスをしたマティオを倒せるほどになんてことは思わない。
けれどもう少し生存確率を上げて危険な状況から逃げ出せるぐらいの能力は欲しいなと思う。
「なあ圭」
「なに?」
「ギルドを作らないかい?」
「ギルドを? いきなりどうしたの、夜滝ねぇ?」
お昼を食べ終えてちょっとデザートを食べていた圭たち。
次にどこに買い物に行くのかと相談していたら急に夜滝がギルドを起こそうなんて言い出した。
「えっ、でもギルドに所属するのは……」
「ギルドも二種類あるんだよ」
一つは大海ギルドのようにギルドとしてやっていくもので法人化して会社と同じような扱いになる。
こちらに所属する場合は他の会社との競合は基本的に避けてギルドにのみ所属しなければならない。
一方で法人化しないギルドもある。
いわゆる企業ギルドというやつで企業の中に覚醒者チームを作って運用する場合やフリーランスの覚醒者が集まったチームなどで立ち上げられる。
こちらは法人化していないので他で働きながらも所属することができるのだ。
「一度立ち上げてしまえばいくつかの手続きは簡略化出来る。うちの会社もこちらのギルドは副業としても認めているしこれからもみんなで活動するつもりならギルドとして登録するのもいいかもしれないと思ってねぇ」
「確かにそうだな」
「和輝のお爺さんや優斗も加えれば要件も満たす。最終的に強くなったのなら独立して法人化してもいいのだしね」
「圭さんのギルドなら入るよ。というか圭さんのところじゃなきゃ嫌かな」
「私もお兄さんのところがいいかな」
波瑠とカレンも賛同する。
かなみが圭君と呼ぶのならとカレンは圭のことをお兄さんと呼び始めた。
好きに呼んでくれて構わないけれどなぜお兄さん呼びが良いのかは圭も知らない。
「ギルドか。立ち上げてみてもいいかもな」
フリーでやっていた時よりも責任は重たくなるけれどどうせ身内でやるだけなのだ。
ここら辺で一つ覚醒者としての活動を前に進める時が来たのかもしれない。
「水野さんあたりに相談したら細かいこと分かるかな」
「いいと思うよ」
「あとはあれだよな」
「あれってなんだよ、カレン?」
「爺さんが言ってたんだけど欲を言うならヒーラーが欲しいななんて」
カレンというタンクがいて、圭と波瑠という近距離アタッカーがいて、夜滝という遠距離アタッカーがいる。
チームのバランスとしてはかなりいい感じになってきた。
ここでさらにバランスを保ちながら戦力アップを図ろうと思った時にヒーラーが欲しいと和輝は考えていた。
ヒーラーは別にヒールだけの存在ではない。
ある程度の魔法での攻撃や味方に対してのバフをかけられる補助的な役割もこなせるのがヒーラーでいるだけでもかなりチームとしての安心感も出る役割である。
ケガなどをしてもその場で治してもらえることは戦いにおいて大きなアドバンテージになる。
「ヒーラー……ねぇ」
「分かってるけどさ」
けれどヒーラーはそこら中にいるものではない。
ヒーラーはヒーラーとしての治療魔法が扱えるのには才能が必要なのである。
そのために覚醒者の中でもヒーラーはかなり少ない。
たとえ低級覚醒者でもヒーラーであるならばかなり重宝されるような存在になるのだ。
口ではヒーラーが欲しいというがそれはどこのチームやギルドでも同じことなのである。
ヒーラーの競争率は遥かに高くて欲しいと思っても引き入れるのは簡単なことではない。
手紙で改めて感謝とお姉ちゃんをよろしくね、なんて書かれていたけどかなみをよろしくどころか関わることも今後まずないだろうと思う。
「ほーら、ボーッとしてないでいくよー!」
「ちょ、待ってよ」
秘密の依頼ではあったが正式な仕事であり、危険な任務をこなした圭には報償金が出た。
ちょっとしたまとまった金額で懐が豊かになったのだけど夜滝たちには心配をかけた。
助けてもくれたのだし迷惑料、かつお礼として圭は夜滝たちの買い物に引っ張り出されることになった。
いっても圭は荷物持ち。
服見たり本見たりと色々連れ回される。
大変だけど楽しくはある。
「重い……」
しかし3人分の買い物なのだ、荷物の量は多くなる。
以前に比べて筋力値は上がったがそれでも3人分のお買い物の荷物は重たい。
「うむ、ちょっとお昼がてら休憩でもしようか」
女性のエネルギッシュさには敵わない。
「にしても平和だねぇ」
悪魔教との戦いは大きなニュースとなったが多くの人にとっての日常は変わらない。
いつゲートがどこに出てくるのかというわずかな不安に蓋をしながらも人々は日常を暮らしているのだ。
「そうだな……」
振り返ってみると無茶なことなことをしたものだと圭も思う。
蓮のことがあったから勢いに任せたように引き受けてしまったけれどかなり危険なことに首を突っ込んでいた。
こうして無事にみんなといられるのも運が良かったからと言わざるを得ない。
強くならなきゃと思う。
よく分からないステータスをしたマティオを倒せるほどになんてことは思わない。
けれどもう少し生存確率を上げて危険な状況から逃げ出せるぐらいの能力は欲しいなと思う。
「なあ圭」
「なに?」
「ギルドを作らないかい?」
「ギルドを? いきなりどうしたの、夜滝ねぇ?」
お昼を食べ終えてちょっとデザートを食べていた圭たち。
次にどこに買い物に行くのかと相談していたら急に夜滝がギルドを起こそうなんて言い出した。
「えっ、でもギルドに所属するのは……」
「ギルドも二種類あるんだよ」
一つは大海ギルドのようにギルドとしてやっていくもので法人化して会社と同じような扱いになる。
こちらに所属する場合は他の会社との競合は基本的に避けてギルドにのみ所属しなければならない。
一方で法人化しないギルドもある。
いわゆる企業ギルドというやつで企業の中に覚醒者チームを作って運用する場合やフリーランスの覚醒者が集まったチームなどで立ち上げられる。
こちらは法人化していないので他で働きながらも所属することができるのだ。
「一度立ち上げてしまえばいくつかの手続きは簡略化出来る。うちの会社もこちらのギルドは副業としても認めているしこれからもみんなで活動するつもりならギルドとして登録するのもいいかもしれないと思ってねぇ」
「確かにそうだな」
「和輝のお爺さんや優斗も加えれば要件も満たす。最終的に強くなったのなら独立して法人化してもいいのだしね」
「圭さんのギルドなら入るよ。というか圭さんのところじゃなきゃ嫌かな」
「私もお兄さんのところがいいかな」
波瑠とカレンも賛同する。
かなみが圭君と呼ぶのならとカレンは圭のことをお兄さんと呼び始めた。
好きに呼んでくれて構わないけれどなぜお兄さん呼びが良いのかは圭も知らない。
「ギルドか。立ち上げてみてもいいかもな」
フリーでやっていた時よりも責任は重たくなるけれどどうせ身内でやるだけなのだ。
ここら辺で一つ覚醒者としての活動を前に進める時が来たのかもしれない。
「水野さんあたりに相談したら細かいこと分かるかな」
「いいと思うよ」
「あとはあれだよな」
「あれってなんだよ、カレン?」
「爺さんが言ってたんだけど欲を言うならヒーラーが欲しいななんて」
カレンというタンクがいて、圭と波瑠という近距離アタッカーがいて、夜滝という遠距離アタッカーがいる。
チームのバランスとしてはかなりいい感じになってきた。
ここでさらにバランスを保ちながら戦力アップを図ろうと思った時にヒーラーが欲しいと和輝は考えていた。
ヒーラーは別にヒールだけの存在ではない。
ある程度の魔法での攻撃や味方に対してのバフをかけられる補助的な役割もこなせるのがヒーラーでいるだけでもかなりチームとしての安心感も出る役割である。
ケガなどをしてもその場で治してもらえることは戦いにおいて大きなアドバンテージになる。
「ヒーラー……ねぇ」
「分かってるけどさ」
けれどヒーラーはそこら中にいるものではない。
ヒーラーはヒーラーとしての治療魔法が扱えるのには才能が必要なのである。
そのために覚醒者の中でもヒーラーはかなり少ない。
たとえ低級覚醒者でもヒーラーであるならばかなり重宝されるような存在になるのだ。
口ではヒーラーが欲しいというがそれはどこのチームやギルドでも同じことなのである。
ヒーラーの競争率は遥かに高くて欲しいと思っても引き入れるのは簡単なことではない。
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そして、建国から今まで、国益の基盤たる彼ら数万種類以上をも及ぶ召喚獣を取り締まり管理し、2600年以上と脈々と受け継がれてきた名誉ある国家職がーーーーー国家召喚獣管理官である。
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