18 / 366
第一章
レベルアップ3
しおりを挟む
「えーと死んだのは……ビッグラット6、それにそれから少し間を置いてビッグラット5」
死んだビッグラットはC級覚醒者が刺したビッグラットであった。
「予想される毒棒君の効果とほとんど一致する。ビッグラットの個体差を考慮しても誤差範囲内だね」
軽く刺されたぐらいでビッグラットは死なない。
死んだのは槍の持つ毒の効果によるものであった。
夜滝は口から泡を吹いて倒れるビッグラットを観察して手元のバインダーに書き込んでいく。
圭は夜滝の指示に従ってサスマタのような棒で見やすいようにビッグラットを動かしたりする。
「一方で……他のビッグラットには変化なし。いや、ビッグラット4は少し大人しくなった……?」
このようにして地道に武器を試しているのだと思うと覚醒者用の武器が高いのも納得だ。
死んだビッグラットを運んでいって解体して体の状態をより詳細に確かめたり検体を取ったりもした。
ちょっとだけ夜滝に心配もされたけれど圭は解剖の現場も意外と平気であった。
解剖の様子も撮影し、最後は捕獲チームが死体を持っていって焼却処分するらしい。
色々やっているうちにさらに時間はたち、今度は夜滝が魔力を込めて刺したビッグラットがひどく暴れました。
どうやら毒の効果が弱く苦しんでいるようであった。
しばらく暴れていたけれどそのビッグラットもそのまま死んでしまった。
「ちかれた……」
「お疲れ様、助手君」
「夜滝ねぇは体力あるね……結構動きっぱなしだったと思うけど」
「もう慣れっこだからね。それに今日ほど激しいのは珍しい方さ。いつも手元にモンスターがいたり製品の試作品があるんじゃないからね。もっとデスクワーク的なことや製品にするためのアイデア出しだってするのさ」
「へぇ……ちょっとだけ見直したよ」
「なんだとー! 普段から見直すところなどない完璧さがあるじゃないか」
「えー? そうかな?ちょっと抜けてる方が夜滝ねぇらしいよ」
「そ、そうか? ……うー、まあ圭がそう言うなら」
納得いかない部分はあるけど圭がその方が夜滝らしいと言ってくれるなら受け入れる。
圭と夜滝は寮近くにあるスーパーによって食べ物を買い込んでから夜滝の家に来ていた。
基本的に24時間実験にかかりきりなんてことはなく、特に夜滝は定時で帰る人だった。
中には研究室に住んでいるぐらいの人もいるが夜滝は割とプライベートと仕事は分けるタイプの人である。
ただ実験は継続している。
今現在もカメラで監視しながら捕獲チームの人たちが交代で見張ってくれている。
何かがあれば行かなきゃいけないので少し遠いアパートではなく寮に寝泊まりすることにはなった。
「ウエエエッ!」
「け、圭!? どうしたんだい!」
晩御飯の準備をしている時だった。
急に視界がぼやけて奇妙な感覚に襲われた。
なんとかしなきゃと思って鍋ではなく流しまで耐えてそこで吐いてしまった。
急なことに寝転がってテレビをぼんやりと見ていた夜滝も飛び上がる。
「体調が悪いのか? 何か悪いものでも食べたのかい?」
ワタワタとする夜滝を横目に晩御飯直前でほとんど空だった胃の中のものを吐き出した。
なんだこの気分はと思った。
吐き戻すほどに一瞬具合が悪くなったのに気づいてみると気分は悪くないのだ。
体少し軽くなったような気がして、力が充実したような感じがする。
まるで初めて覚醒した時のようだ。
「大丈夫かい?」
夜滝はどうしたらいいのか分からなくてとりあえず背中をさすってくれる。
「大丈夫……吐いたらスッキリしたみたいだ」
「慣れない環境で疲れてしまったのかな?」
「そうかもしれない……けど」
それならこの体の軽さはなんだろう。
単純な体調不良ではなく今はすごく良い気分。
その時夜滝のケイタイが鳴った。
「なんだい、こんな時に」
無視するわけにもいかなくてソファーに置きっぱなしだったケイタイを取りに行く。
「どうしたんだい? ……ほう、そうなのかい……分かった……」
「大丈夫そう?」
「それはこっちのセリフだよ」
「俺は大丈夫だよ」
「こっちはビッグラットが死んだという報告だったよ」
「そうなんだ。じゃあ会社に戻るのかな?」
「そのつもりだけど……」
「俺も行くよ」
「だけど」
「大丈夫だから! それに、ほら」
圭が振り返って見た先には台所。
鍋からうっすらぷすぷすと黒い煙が上がっていた。
晩御飯の準備をしていた。
そのために圭が吐いてしまった時も鍋を火にかけたままだった。
「料理焦げちゃったしね」
ーーーーー
「死んだのはビッグラット2か……」
駆けつけてみると死んでいたのは圭が魔力を込めて刺したビッグラットであった。
槍の効果が発揮されないのでないかと思っていたけれどちゃんと毒はビッグラットを蝕んでいた。
ただ毒の効果が弱くて時間がかかってしまったようだった。
「つまり魔力を込められれば毒の効果を発動させられるということかな。やはり等級が上がると自然と出ている魔力で事足りるのか……ふむ、さらにもうちょっと実験が必要だな」
こうした仮説に基づく内部での実験をして、立証されたり分からないことがあればより大規模な実験を行う。
今回は低級の覚醒者でも毒の効果を発動させられることが分かった。
どの等級であれば効果的に毒を発動させられるのか、効果をより上げるにはどうしたらいいかなど細かなことはこれからさらに考えていかねばならない。
死んだビッグラットはC級覚醒者が刺したビッグラットであった。
「予想される毒棒君の効果とほとんど一致する。ビッグラットの個体差を考慮しても誤差範囲内だね」
軽く刺されたぐらいでビッグラットは死なない。
死んだのは槍の持つ毒の効果によるものであった。
夜滝は口から泡を吹いて倒れるビッグラットを観察して手元のバインダーに書き込んでいく。
圭は夜滝の指示に従ってサスマタのような棒で見やすいようにビッグラットを動かしたりする。
「一方で……他のビッグラットには変化なし。いや、ビッグラット4は少し大人しくなった……?」
このようにして地道に武器を試しているのだと思うと覚醒者用の武器が高いのも納得だ。
死んだビッグラットを運んでいって解体して体の状態をより詳細に確かめたり検体を取ったりもした。
ちょっとだけ夜滝に心配もされたけれど圭は解剖の現場も意外と平気であった。
解剖の様子も撮影し、最後は捕獲チームが死体を持っていって焼却処分するらしい。
色々やっているうちにさらに時間はたち、今度は夜滝が魔力を込めて刺したビッグラットがひどく暴れました。
どうやら毒の効果が弱く苦しんでいるようであった。
しばらく暴れていたけれどそのビッグラットもそのまま死んでしまった。
「ちかれた……」
「お疲れ様、助手君」
「夜滝ねぇは体力あるね……結構動きっぱなしだったと思うけど」
「もう慣れっこだからね。それに今日ほど激しいのは珍しい方さ。いつも手元にモンスターがいたり製品の試作品があるんじゃないからね。もっとデスクワーク的なことや製品にするためのアイデア出しだってするのさ」
「へぇ……ちょっとだけ見直したよ」
「なんだとー! 普段から見直すところなどない完璧さがあるじゃないか」
「えー? そうかな?ちょっと抜けてる方が夜滝ねぇらしいよ」
「そ、そうか? ……うー、まあ圭がそう言うなら」
納得いかない部分はあるけど圭がその方が夜滝らしいと言ってくれるなら受け入れる。
圭と夜滝は寮近くにあるスーパーによって食べ物を買い込んでから夜滝の家に来ていた。
基本的に24時間実験にかかりきりなんてことはなく、特に夜滝は定時で帰る人だった。
中には研究室に住んでいるぐらいの人もいるが夜滝は割とプライベートと仕事は分けるタイプの人である。
ただ実験は継続している。
今現在もカメラで監視しながら捕獲チームの人たちが交代で見張ってくれている。
何かがあれば行かなきゃいけないので少し遠いアパートではなく寮に寝泊まりすることにはなった。
「ウエエエッ!」
「け、圭!? どうしたんだい!」
晩御飯の準備をしている時だった。
急に視界がぼやけて奇妙な感覚に襲われた。
なんとかしなきゃと思って鍋ではなく流しまで耐えてそこで吐いてしまった。
急なことに寝転がってテレビをぼんやりと見ていた夜滝も飛び上がる。
「体調が悪いのか? 何か悪いものでも食べたのかい?」
ワタワタとする夜滝を横目に晩御飯直前でほとんど空だった胃の中のものを吐き出した。
なんだこの気分はと思った。
吐き戻すほどに一瞬具合が悪くなったのに気づいてみると気分は悪くないのだ。
体少し軽くなったような気がして、力が充実したような感じがする。
まるで初めて覚醒した時のようだ。
「大丈夫かい?」
夜滝はどうしたらいいのか分からなくてとりあえず背中をさすってくれる。
「大丈夫……吐いたらスッキリしたみたいだ」
「慣れない環境で疲れてしまったのかな?」
「そうかもしれない……けど」
それならこの体の軽さはなんだろう。
単純な体調不良ではなく今はすごく良い気分。
その時夜滝のケイタイが鳴った。
「なんだい、こんな時に」
無視するわけにもいかなくてソファーに置きっぱなしだったケイタイを取りに行く。
「どうしたんだい? ……ほう、そうなのかい……分かった……」
「大丈夫そう?」
「それはこっちのセリフだよ」
「俺は大丈夫だよ」
「こっちはビッグラットが死んだという報告だったよ」
「そうなんだ。じゃあ会社に戻るのかな?」
「そのつもりだけど……」
「俺も行くよ」
「だけど」
「大丈夫だから! それに、ほら」
圭が振り返って見た先には台所。
鍋からうっすらぷすぷすと黒い煙が上がっていた。
晩御飯の準備をしていた。
そのために圭が吐いてしまった時も鍋を火にかけたままだった。
「料理焦げちゃったしね」
ーーーーー
「死んだのはビッグラット2か……」
駆けつけてみると死んでいたのは圭が魔力を込めて刺したビッグラットであった。
槍の効果が発揮されないのでないかと思っていたけれどちゃんと毒はビッグラットを蝕んでいた。
ただ毒の効果が弱くて時間がかかってしまったようだった。
「つまり魔力を込められれば毒の効果を発動させられるということかな。やはり等級が上がると自然と出ている魔力で事足りるのか……ふむ、さらにもうちょっと実験が必要だな」
こうした仮説に基づく内部での実験をして、立証されたり分からないことがあればより大規模な実験を行う。
今回は低級の覚醒者でも毒の効果を発動させられることが分かった。
どの等級であれば効果的に毒を発動させられるのか、効果をより上げるにはどうしたらいいかなど細かなことはこれからさらに考えていかねばならない。
95
お気に入りに追加
443
あなたにおすすめの小説
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
食うために軍人になりました。
KBT
ファンタジー
ヴァランタイン帝国の片田舎ダウスター領に最下階位の平民の次男として生まれたリクト。
しかし、両親は悩んだ。次男であるリクトには成人しても継ぐ土地がない。
このままではこの子の未来は暗いものになってしまうだろう。
そう思った両親は幼少の頃よりリクトにを鍛え上げる事にした。
父は家の蔵にあったボロボロの指南書を元に剣術を、母は露店に売っていた怪しげな魔導書を元に魔法を教えた。
それから10年の時が経ち、リクトは成人となる15歳を迎えた。
両親の危惧した通り、継ぐ土地のないリクトは食い扶持を稼ぐために、地元の領軍に入隊試験を受けると、両親譲りの剣術と魔法のおかげで最下階級の二等兵として無事に入隊する事ができた。
軍と言っても、のどかな田舎の軍。
リクトは退役するまで地元でのんびり過ごそうと考えていたが、入隊2日目の朝に隣領との戦争が勃発してしまう。
おまけに上官から剣の腕を妬まれて、単独任務を任されてしまった。
その任務の最中、リクトは平民に対する貴族の専横を目の当たりにする。
生まれながらの体制に甘える貴族社会に嫌気が差したリクトは軍人として出世して貴族の専横に対抗する力を得ようと立身出世の道を歩むのだった。
剣と魔法のファンタジー世界で軍人という異色作品をお楽しみください。
S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
巻き込まれた薬師の日常
白髭
ファンタジー
商人見習いの少年に憑依した薬師の研究・開発日誌です。自分の居場所を見つけたい、認められたい。その心が原動力となり、工夫を凝らしながら商品開発をしていきます。巻き込まれた薬師は、いつの間にか周りを巻き込み、人脈と産業の輪を広げていく。現在3章継続中です。【カクヨムでも掲載しています】レイティングは念の為です。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第三章フェレスト王国エルフ編
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる