23 / 76
第1章
23 白熱、ババ抜き対決!
しおりを挟む
トランプを始めてから6時間くらいが経過した頃だった。
「私の勝ちー!」
「負けました。カナちゃん強いです。悔しいのでもう一回です」
カナちゃんとレイナちゃんは元気にトランプを続けている。
僕も最初は楽しかったけど、さすがに6時間もやる気力がない。
そもそもトランプは暇潰しにやるものであって6時間もぶっ通しでやるようなものじゃない。
常軌を逸していると僕は思うよ。
しかも金縛りにかかった状態でやってるからか、体が動かせなくて辛い。腰が痛くなってきた。
「僕は疲れたから、ちょっとだけ休憩するね」
「はいはいー、レイナがウサギさんの疲れを吸い取っちゃいますね!」
レイナちゃんが元気よく手をあげて提案してきた。彼女が提案した割には珍しく良いと思ってしまった。
「あっ、それいいかも。お願いしようかな。ずっと同じ体勢で腰が……」
「それじゃ遠慮なくいただいちゃいますね~」
レイナちゃんがよだれを垂らしながら僕の腰を触ろうとした時だった。
レイナちゃんの腕をカナちゃんが掴み僕に触れることを防いだ。
「レイナちゃんダメよ。私が今の勝負に勝ったんだから、この疲労は私が吸い取ってあげるの」
「ちょっと待ってくださいよ。ウサギさんはレイナにお願いしたんですよ。だからレイナが吸い取ります。吸い取る義務があるんです! 邪魔しないでください」
「話の流れでそうなっただけでしょ。私が吸うんだから」
二人はバチバチに睨み合っている。カナちゃんも掴んだ手を離そうとしない。
僕が絡むとすぐケンカになる二人だけど、僕以外のことでは仲良しだ。もしかしてケンカの原因って全て僕なんじゃね?
「レイナが!」
「私が!」
「レイナがぁあ!」
「私がぁあ!」
「ヌヌヌヌヌ」
「グググググ」
二人は睨み合い譲ろうとはしない。バチバチに火花が散っている。そんな二人を見て僕は考えた。
「それじゃもう一回トランプで決着をつけるのはどう? 勝った方が僕の腰に溜まった疲労を吸える。いい提案だと思わない?」
これなら二人も納得してくれるだろう。
「さすがはレイナのウサギさんです。良い提案ですね。受けて立ちましょう」
「あら、レイナちゃん本当にいいのかな? 私の方が勝率がいいの忘れちゃった? それに今勝ったのも私よ」
「ふん、ウサギさんの疲労が吸えるならレイナは負けないんですよ! ウサギさんのためならどんなことだって勝てるのです!」
うまくいった。二人はやる気満々だ。というよりも火に油だったかな。もっと熱くなってるような気がするんだけど……。
「それじゃウサギくんがトランプのゲームを決めて」
「レイナの得意なのでお願いします」
「いやいや、贔屓はしないよ。そうだな。運要素が強いババ抜きでいいんじゃない? ババが残った方が負けで」
ババ抜きなら二人でもできるし、決着がつかないこともない。それに複雑でもないし不正もできないだろう。
「ババ抜きか。いいでしょー。やりますよ。レイナちゃん!」
「望むところです。カナちゃん!!」
ババ抜きの勝者は僕の腰に溜まった疲労を吸える。
所謂ご褒美つきのゲームだ。
負けた方は勝者が疲労を吸っているところを見てるだけという罰ゲームも待っている。
そのままババ抜きはハラハラドキドキの最終局面へとなった。
レイナちゃんはトランプを2枚持っている。対してカナちゃんは1枚だ。
カナちゃんがジョーカーを引かなければ勝ちの盤面。このターンに勝つ確率は50%だ。
「右か…………左か…………」
「引く前にちょっと待ってください。レイナはこういうの顔に出ちゃうので、混ぜてから布団の上に置きます。それをめくって下さい」
レイナちゃんは自分でもわからなくなるくらい2枚の手札をシャッフルした。
そしてそのままトランプを伏せたのだ。
「さあカナちゃん。どっちを選びますか?」
右か左か。カナちゃんの勝率は結局のところ変わらない。
ただこうする事によってレイナちゃんの癖や仕草などの勝率を上げる要素が消えた事になる。
「右……左……」
「さあ、カナちゃん選んで下さい」
「じゃあ右で……」
カナちゃんは右のトランプに手をかけゆっくりとめくった。
緊張が走る。
思わず僕もトランプに視線を集中させてしまっている。
カナちゃんが選んだ右のトランプ。
そのトランプは……ジョーカーではなかった。つまりカナちゃんの勝利となった。
「やったー! ご褒美だー!」
勝利したカナちゃんは喜びと同時に僕に飛びつくように抱きついてきた。いきなり抱きつかれると恥ずかしい。
「ご褒美ご褒美~」
鼻歌まじりでご機嫌に僕の腰を触っている。これで疲労を吸い取っているのだろう。
触っている小さな手のひらは冷たくて気持ちがいい。
「悔しいです。ズルいです」
悔しがるレイナちゃんは歯を食いしばりながら見ていた。涙も浮かべて今にも何だしそうだ。
何だか心苦しい。自分で提案したゲームだったけどよく考えたら二人に吸い取ってもらった方がよかったのかもしれない。
罰ゲームとかご褒美とかがあると傷付く人もいるんだ。なんか学生時代を思い出してすっごい申し訳ない気持ちでいっぱいなんだけど……。
僕に抱きついているカナちゃんは誘うような表情をして顔を近付けてきた。そのまま僕の耳元に口を近付かせプルプルの唇を震わせた。
「このまま私を専属霊にしてもいいんだよ」
耳元に吐息がかかり甘く癒される音色は直接、僕の脳に刺激を送った。僕の顔は一瞬にして真っ赤になった。
誘惑に負けそうになる。今すぐその唇が欲しいと、そう思ってしまった。冷静さを失い判断力を鈍らせたのだ。
「えぇええちょっちょ……」
「カナちゃん、それはダメです! さっき自分で言ってたじゃないですか。みんなで仲良く金縛り霊って! ダメですダメです。だったらレイナを専属霊に選んでくださいよ」
カナちゃんの吐息のように小さな耳打ちが聞こえていたレイナちゃんは我慢できなくなり飛びついてきた。
ババ抜きの勝敗は関係なくなり、このまま二人で疲労を吸い始めた。
「冗談よ冗談。レイナちゃんをからかった……だ……け…………フヌーフヌー」
カナちゃんは会話の途中で眠ってしまった。
そしてレイナちゃんの方を見てみると……
「…………スハースハー…………スハースハー」
こっちも寝ていた。飛びついてきた瞬間に寝てしまったんだろうか?
というか毎回思うんだけど金縛り霊って眠りにつくの早すぎやしないか?
これって僕の疲労が特別なのが原因なのか、金縛り霊ってそういうものなのか。どっちなんだ?
とにかく二人に疲労を吸われると不思議と僕も眠くなる。遊び疲れているからではない。
これは金縛り霊の不思議な力が原因だとハッキリとわかる。
それほど金縛り霊の不思議な力は強力で心地が良いって事だ……。
なんだかんだ言って今日は楽しかった。二人の色んな表情も見れたし……。
可愛い表情。怒った表情。悲しんでいる表情。喜びの表情。驚きの表情。笑った表情。誘惑する表情。
本当に幽霊なのかと疑うくらい生き生きしていた。
この二人のどちらかを選ぶなんてできない。専属霊なんて選ばないでずっとこんな幸せな時間が続いてくれるといいな……。
そんなことを考えながら僕の意識は暗い暗い闇の中に吸い込まれるように消えていった。
「…………フヌーフヌー…………フヌーフヌー」
「…………スハースハー…………スハースハー」
二人の寝息だけが部屋に残った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
ピピピピッピピピピッ
目覚まし時計の鳴る音だ。僕はその音で意識が覚醒した。
一緒にいた寝ていた金縛りちゃんたちの姿は見当たらない。
どうやら1日中金縛りをかけるという約束を果たし霊界に帰ったのだろう。
あっという間だった。というか寝過ぎた。かなりの時間寝てたんじゃないか?
金縛り霊の不思議な力の影響だってのはわかるんだけど、さすがに寝過ぎだ……。
有意義とは言えないが楽しい休日を過ごすことができたと思った。
僕は1日ぶりにベットから自分の足で立ち上がった。そして腰を動かしボキボキと鳴らした。
恐ろしいほど気持ちいい。病みつきになってしまいそうだ。
腰を鳴らし金縛り霊がいなくなったベットを見て少し寂しい気分を味わう。
そして夜中に一度目を覚ましたのを思い出した。2人はスヤスヤと僕に抱きつきながら気持ちよさそうに眠っていた。
だから僕の服にはよだれがこんなにもたくさんついているのか……。
本当に1日中金縛りにかかっていたんだなと、動けるようになってようやく実感した。
金縛り霊の不思議な力のおかげで体は、すこぶる元気だ。
今日も二人のためにも疲労を溜めるように精進するとしよう。
誰かのために頑張るってなんかいいな。こんなにも素晴らしいことなんだな。
こんな気持ちになったのは2人の金縛りちゃんに会えたおかげだ……。
それに僕にはまだ感謝する人がたくさんいる。それはリナ先輩だ。
リナ先輩には色々とお世話になったから、お返しにバイト前に何か買って行こう。
こんなことを考えてたらまたレイナちゃんに怒られてしまいそうだけど。
服に付いた金縛りちゃんたちのヨダレを見ながら僕はそう思った。
「私の勝ちー!」
「負けました。カナちゃん強いです。悔しいのでもう一回です」
カナちゃんとレイナちゃんは元気にトランプを続けている。
僕も最初は楽しかったけど、さすがに6時間もやる気力がない。
そもそもトランプは暇潰しにやるものであって6時間もぶっ通しでやるようなものじゃない。
常軌を逸していると僕は思うよ。
しかも金縛りにかかった状態でやってるからか、体が動かせなくて辛い。腰が痛くなってきた。
「僕は疲れたから、ちょっとだけ休憩するね」
「はいはいー、レイナがウサギさんの疲れを吸い取っちゃいますね!」
レイナちゃんが元気よく手をあげて提案してきた。彼女が提案した割には珍しく良いと思ってしまった。
「あっ、それいいかも。お願いしようかな。ずっと同じ体勢で腰が……」
「それじゃ遠慮なくいただいちゃいますね~」
レイナちゃんがよだれを垂らしながら僕の腰を触ろうとした時だった。
レイナちゃんの腕をカナちゃんが掴み僕に触れることを防いだ。
「レイナちゃんダメよ。私が今の勝負に勝ったんだから、この疲労は私が吸い取ってあげるの」
「ちょっと待ってくださいよ。ウサギさんはレイナにお願いしたんですよ。だからレイナが吸い取ります。吸い取る義務があるんです! 邪魔しないでください」
「話の流れでそうなっただけでしょ。私が吸うんだから」
二人はバチバチに睨み合っている。カナちゃんも掴んだ手を離そうとしない。
僕が絡むとすぐケンカになる二人だけど、僕以外のことでは仲良しだ。もしかしてケンカの原因って全て僕なんじゃね?
「レイナが!」
「私が!」
「レイナがぁあ!」
「私がぁあ!」
「ヌヌヌヌヌ」
「グググググ」
二人は睨み合い譲ろうとはしない。バチバチに火花が散っている。そんな二人を見て僕は考えた。
「それじゃもう一回トランプで決着をつけるのはどう? 勝った方が僕の腰に溜まった疲労を吸える。いい提案だと思わない?」
これなら二人も納得してくれるだろう。
「さすがはレイナのウサギさんです。良い提案ですね。受けて立ちましょう」
「あら、レイナちゃん本当にいいのかな? 私の方が勝率がいいの忘れちゃった? それに今勝ったのも私よ」
「ふん、ウサギさんの疲労が吸えるならレイナは負けないんですよ! ウサギさんのためならどんなことだって勝てるのです!」
うまくいった。二人はやる気満々だ。というよりも火に油だったかな。もっと熱くなってるような気がするんだけど……。
「それじゃウサギくんがトランプのゲームを決めて」
「レイナの得意なのでお願いします」
「いやいや、贔屓はしないよ。そうだな。運要素が強いババ抜きでいいんじゃない? ババが残った方が負けで」
ババ抜きなら二人でもできるし、決着がつかないこともない。それに複雑でもないし不正もできないだろう。
「ババ抜きか。いいでしょー。やりますよ。レイナちゃん!」
「望むところです。カナちゃん!!」
ババ抜きの勝者は僕の腰に溜まった疲労を吸える。
所謂ご褒美つきのゲームだ。
負けた方は勝者が疲労を吸っているところを見てるだけという罰ゲームも待っている。
そのままババ抜きはハラハラドキドキの最終局面へとなった。
レイナちゃんはトランプを2枚持っている。対してカナちゃんは1枚だ。
カナちゃんがジョーカーを引かなければ勝ちの盤面。このターンに勝つ確率は50%だ。
「右か…………左か…………」
「引く前にちょっと待ってください。レイナはこういうの顔に出ちゃうので、混ぜてから布団の上に置きます。それをめくって下さい」
レイナちゃんは自分でもわからなくなるくらい2枚の手札をシャッフルした。
そしてそのままトランプを伏せたのだ。
「さあカナちゃん。どっちを選びますか?」
右か左か。カナちゃんの勝率は結局のところ変わらない。
ただこうする事によってレイナちゃんの癖や仕草などの勝率を上げる要素が消えた事になる。
「右……左……」
「さあ、カナちゃん選んで下さい」
「じゃあ右で……」
カナちゃんは右のトランプに手をかけゆっくりとめくった。
緊張が走る。
思わず僕もトランプに視線を集中させてしまっている。
カナちゃんが選んだ右のトランプ。
そのトランプは……ジョーカーではなかった。つまりカナちゃんの勝利となった。
「やったー! ご褒美だー!」
勝利したカナちゃんは喜びと同時に僕に飛びつくように抱きついてきた。いきなり抱きつかれると恥ずかしい。
「ご褒美ご褒美~」
鼻歌まじりでご機嫌に僕の腰を触っている。これで疲労を吸い取っているのだろう。
触っている小さな手のひらは冷たくて気持ちがいい。
「悔しいです。ズルいです」
悔しがるレイナちゃんは歯を食いしばりながら見ていた。涙も浮かべて今にも何だしそうだ。
何だか心苦しい。自分で提案したゲームだったけどよく考えたら二人に吸い取ってもらった方がよかったのかもしれない。
罰ゲームとかご褒美とかがあると傷付く人もいるんだ。なんか学生時代を思い出してすっごい申し訳ない気持ちでいっぱいなんだけど……。
僕に抱きついているカナちゃんは誘うような表情をして顔を近付けてきた。そのまま僕の耳元に口を近付かせプルプルの唇を震わせた。
「このまま私を専属霊にしてもいいんだよ」
耳元に吐息がかかり甘く癒される音色は直接、僕の脳に刺激を送った。僕の顔は一瞬にして真っ赤になった。
誘惑に負けそうになる。今すぐその唇が欲しいと、そう思ってしまった。冷静さを失い判断力を鈍らせたのだ。
「えぇええちょっちょ……」
「カナちゃん、それはダメです! さっき自分で言ってたじゃないですか。みんなで仲良く金縛り霊って! ダメですダメです。だったらレイナを専属霊に選んでくださいよ」
カナちゃんの吐息のように小さな耳打ちが聞こえていたレイナちゃんは我慢できなくなり飛びついてきた。
ババ抜きの勝敗は関係なくなり、このまま二人で疲労を吸い始めた。
「冗談よ冗談。レイナちゃんをからかった……だ……け…………フヌーフヌー」
カナちゃんは会話の途中で眠ってしまった。
そしてレイナちゃんの方を見てみると……
「…………スハースハー…………スハースハー」
こっちも寝ていた。飛びついてきた瞬間に寝てしまったんだろうか?
というか毎回思うんだけど金縛り霊って眠りにつくの早すぎやしないか?
これって僕の疲労が特別なのが原因なのか、金縛り霊ってそういうものなのか。どっちなんだ?
とにかく二人に疲労を吸われると不思議と僕も眠くなる。遊び疲れているからではない。
これは金縛り霊の不思議な力が原因だとハッキリとわかる。
それほど金縛り霊の不思議な力は強力で心地が良いって事だ……。
なんだかんだ言って今日は楽しかった。二人の色んな表情も見れたし……。
可愛い表情。怒った表情。悲しんでいる表情。喜びの表情。驚きの表情。笑った表情。誘惑する表情。
本当に幽霊なのかと疑うくらい生き生きしていた。
この二人のどちらかを選ぶなんてできない。専属霊なんて選ばないでずっとこんな幸せな時間が続いてくれるといいな……。
そんなことを考えながら僕の意識は暗い暗い闇の中に吸い込まれるように消えていった。
「…………フヌーフヌー…………フヌーフヌー」
「…………スハースハー…………スハースハー」
二人の寝息だけが部屋に残った。
◆◇◆◇◆◇◆◇
ピピピピッピピピピッ
目覚まし時計の鳴る音だ。僕はその音で意識が覚醒した。
一緒にいた寝ていた金縛りちゃんたちの姿は見当たらない。
どうやら1日中金縛りをかけるという約束を果たし霊界に帰ったのだろう。
あっという間だった。というか寝過ぎた。かなりの時間寝てたんじゃないか?
金縛り霊の不思議な力の影響だってのはわかるんだけど、さすがに寝過ぎだ……。
有意義とは言えないが楽しい休日を過ごすことができたと思った。
僕は1日ぶりにベットから自分の足で立ち上がった。そして腰を動かしボキボキと鳴らした。
恐ろしいほど気持ちいい。病みつきになってしまいそうだ。
腰を鳴らし金縛り霊がいなくなったベットを見て少し寂しい気分を味わう。
そして夜中に一度目を覚ましたのを思い出した。2人はスヤスヤと僕に抱きつきながら気持ちよさそうに眠っていた。
だから僕の服にはよだれがこんなにもたくさんついているのか……。
本当に1日中金縛りにかかっていたんだなと、動けるようになってようやく実感した。
金縛り霊の不思議な力のおかげで体は、すこぶる元気だ。
今日も二人のためにも疲労を溜めるように精進するとしよう。
誰かのために頑張るってなんかいいな。こんなにも素晴らしいことなんだな。
こんな気持ちになったのは2人の金縛りちゃんに会えたおかげだ……。
それに僕にはまだ感謝する人がたくさんいる。それはリナ先輩だ。
リナ先輩には色々とお世話になったから、お返しにバイト前に何か買って行こう。
こんなことを考えてたらまたレイナちゃんに怒られてしまいそうだけど。
服に付いた金縛りちゃんたちのヨダレを見ながら僕はそう思った。
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
マッサージ
えぼりゅういち
恋愛
いつからか疎遠になっていた女友達が、ある日突然僕の家にやってきた。
背中のマッサージをするように言われ、大人しく従うものの、しばらく見ないうちにすっかり成長していたからだに触れて、興奮が止まらなくなってしまう。
僕たちはただの友達……。そう思いながらも、彼女の身体の感触が、冷静になることを許さない。
僕が美少女になったせいで幼馴染が百合に目覚めた
楠富 つかさ
恋愛
ある朝、目覚めたら女の子になっていた主人公と主人公に恋をしていたが、女の子になって主人公を見て百合に目覚めたヒロインのドタバタした日常。
この作品はハーメルン様でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる